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「パティシエの***」

340 名前: パティシエの***(1) 2006/03/04(土) 04:07:24 ID:J49l9nCa0
【先生は誰】
食卓でぼんやりしていた俺の腕を取り、ミオが言った。
「ショーイチ、お風呂入ろっ!」

「うん……? かなでは?」
「ごめん、翔ちゃん。ご飯遅くなっちゃうから……。ミオちゃんをお風呂に入れてくれないかな?」
料理の用意をしているかなでが、キッチンからすまなそうに言う。
――今日、店じまいの時間遅くなっちゃったからな。
「ねっ、ショーイチぃ?」
じゃあ、俺が入れるか。
「ん、そうだな。ミオ、晩飯の前に入るか」
「うんっ。じゃあ先に行ってるね」
ミオが風呂場に駆け出していく。
パタパタパタ……。
「わーい、ショーイチとお風呂だぁー!」
姿は見えないが、風呂場のほうからミオの声が聞こえてきた。
やれやれ……なにがそんなに嬉しいのかねぇ。

「み~ちゃん、もうすっかり甘えん坊になっちゃったねー……モグモグ」
出来たてのおかずをつまみ食いしながら、茉理が言った。
「お兄ちゃん、うれしいでしょ~? み~ちゃんにお風呂に入ろっなんて言われて。
お兄ちゃん、『ちっちゃくて可愛い』女の子が大好きみたいだし」
「……おっきくてひねた妹より、ちっちゃくて可愛い娘のほうが好きかもな」
「ほぅほぅ、いわゆるひとつのロリ――痛っ! お兄ちゃん、頭にチョップしないでっ!」
ひょい、ぱくっ――新しい獲物を口に入れながら、茉理が言葉を続けた。
「モグモグ……。初めの頃、お兄ちゃんとお風呂に入るの恥ずかしがってたの、嘘みたいだね」


341 名前: パティシエの***(2) 2006/03/04(土) 04:07:55 ID:J49l9nCa0
「うふふっ……私は嬉しいな。ミオちゃんが、翔ちゃんのこと好きでいてくれて」
テーブルとキッチンを往復しながら、俺たちの話を耳にした、かなでが言った。
「おねえちゃんがここに来てから、おねえちゃんとお兄ちゃん、み~ちゃんのパパとママになっちゃった
もんね。モグモグ……おおっ、これはなかなか!」
俺とかなでが恋人同士になり……やがて、かなでがここに住むようになってから、
いつの間にか、そんなふうになってしまっていた。
――それはそれでいいと思っている。

「あ、そうそう。お兄ちゃん、おねえちゃん。み~ちゃん、なんか性に目覚め始めたみたいなんだけど……どうしよ?」
初耳だった。
「どうしよって言われても……。かなで、何か思い当たることあるか?」
「え? うん、一緒にお風呂入ってるとき、たまにね……。『おっぱいっていつ大きくなるのかな』とか、
『どうして毛が生えてるの』とか聞かれたかな……。私はミオちゃんに、その……生理が……来たらそういうこと、
きちんと教えようと思ってたんだけど」
なるほどね……。
「あたし、この前み~ちゃんに『赤ちゃんってどうやってできるの』って聞かれたから」
「あ、教えたんだ?」
「うん。キャベツ畑でとれるって答えたよ――てぃひっ!」
それ、だめだろ……。
「あ、でもでも……お兄ちゃんは橋の下で拾ってきたって言っといたから――。み~ちゃん、ものすごく同情してたよ。
ショーイチ可哀想っ、にゅーんって」
……自分の身の上と重ねて、ひとごととは思えなかったんだろうなあ。
「おいおい……。俺と買い物行ったとき、橋のたもとで悲しそうに俺を見たぞ……それかよ……」
「みぅ……茉理ちゃん……」
「え……?」茉理が、俺とかなでを見て、しょんぼりと項垂れる。
「うう……ごめんなさい。み~ちゃんに、ちゃんと取り消しとくよ……」

342 名前: パティシエの***(3) 2006/03/04(土) 04:08:36 ID:J49l9nCa0
「でもさ、橋の下で拾ったなんてのは、親からよく言われる話なんだよなぁ」
「あっ……。うんっ」茉理に笑顔が戻る。
「言われたことあったよ、おとんに……あたし本気にして泣いたもん、あははっ」
母さんはそういうことを言う人ではなかったが、親父には言われたっけ……。

「えへへっ、私は言われたことないよ?」
かなでは……まあそうだろうなぁ。
「お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっ……この家には一人だけ良い子がいるみたいだよ?」(ヒソヒソ)
「うん、一人だけ良い子がいるな」(ヒソヒソ)
「えっ、で、でも、ミオちゃんは良い子だよ、悪い子側じゃないよ?」
「いーや、み~ちゃんはあたしたちの仲間だね。見てればわかるもん」
「かなでだけが良い子か、残念だなあ」
「他の三人と仲間はずれかぁ。おねえちゃん、かわいそう……ぐすっ」
「みう……」

何の話だったっけ――そうそう、ミオの話だった。
「性教育ね……こころがけたほうがいいんだろうな、俺も」
「あー、お願いするよ。お兄ちゃん、おねえちゃん。あたし、何だか恥ずかしくてさ……」
「ふふっ」
茉理が妙に恥ずかしがるのが意外だったか、かなでが小さく笑っていた。

「あのさ、主にかなでがミオに教えてやってくれないか……俺も、ちょっと言いにくいこともあるし……」
「そうだよね……うん、任せて。私、ちゃんと教えるよ。でも、翔ちゃんも、茉理ちゃんも、協力してね?」
「わかった。あたしも協力する……でも、男の子パートはお兄ちゃん担当だよ?
お店には女の人ばっかりで、お兄ちゃんしか男の人いないんだから」
「……何か、責任重大だな」


343 名前: パティシエの***(4) 2006/03/04(土) 04:17:42 ID:J49l9nCa0
トタトタトタ。
「にゅーん、ショーイチ遅い~」
「あっ、駄目だよ、ミオちゃん。はだかでうろうろしたら」
「おっ、み~ちゃんはだかだー。……ハァハァ」
「うう~、まちゅり、なんかやだー」言って、胸を抑えるミオ――下は隠さなくていいのか。
「だって、ショーイチがいつまでたっても……」
「うんうん、そーだよね~。ほらほら翔ちゃんっ、ミオちゃんとお風呂お願いね」
「おう――じゃ、風呂入ってくるから。行くか、ミオ」
「うん!」

「いってらっしゃーい、モグモグ……うまっ! ちょっとちょっと、この唐揚げ激うまだよっ。おねえちゃん!!」
「ありがと……わっ、茉理ちゃん。そんなに食べちゃったの? ご飯のおかずなのに――」
「うん、大丈夫っ。今食べてんのお兄ちゃんの分だからっ」
「みゅー……」

「お風呂から出てきて、ショーイチのおかず残ってるかな……」
一抹の不安を感じつつ、俺はミオと風呂場に向かった。

どうして服が一つも籠に入ってないんだ……。
「よっと……」ゴソゴソ
俺はミオの服を片付けると、遅れて風呂場の扉を開けた。
「ショーイチ、ショーイチっ。頭洗ってっ」
ミオはシャンプーハットを手に、俺を待っていた。
「了解。じゃ、シャワーからいくぞ」
「は~い」
ザーッ……。
…………………………………………………………。
……………………………………………。
………………………………。


344 名前: パティシエの***(5) 2006/03/04(土) 04:18:31 ID:J49l9nCa0
【楽しいお風呂】
「ねぇ、ショーイチ」
風呂につかるミオが浴槽の中から、体を洗う俺に声をかけてきた。
「ん?」
「おちんちんって不思議だねぇ?」
おっ、きたか……。
「そうか?」
「だって、男の人にしかないんだもん……」
「まあ、そういうもんだし」
ミオもそういうことに興味を持つようになったか。
娘の成長を、世の親御さんたちはこういうささやかな事柄で感じるのであろう。
しみじみと思い耽る俺。

「ねぇねぇ、なんでついてるのかなぁ?」
「あー……。男の子と女の子を分けるためかな」
「そっか……」

――ミオが言った。
「あのね、ショーイチ。おちんちん、よく見せてよぉ……」
「……と」
「だって、よくわかんないんだもん……。猫のおちんちんはいっぱい見たことあるけど、
人間のは見たことないし」
「ダメ?」
ミオが俺を見つめ、答えを待っていた。

学校にも行ってない。だから、今のところ同年代の友達もいない。
(いや、学校には行かせようとは思ってるんだけど)
無論、男親も兄弟も……男としては、俺が教育するしかないんだよな。
性教育とはこういう日々のくらしの中で、自然に行っていくものであろう、うん。
「おう、見せてやるって」俺は快く答えた。

345 名前: パティシエの***(6) 2006/03/04(土) 04:19:07 ID:J49l9nCa0
「見せて見せてっ」
チャポンッ。
俺は湯船の中に立ち、ミオに向かって下半身をさらした。
「ふーん……?」
「何だ?」
「ちゃんと見ると、意外とちっちゃいんだねぇ……ほら、あれ……『ぽーくびっつ』みたい!」
いたく傷ついた。
「そ、そっか……ちっちゃいか。あははは……」
「あ……。でもでも、可愛いよっ! ショーイチのおちんちん、可愛いってばぁ~。
だから、そんなにがっかりしないで、ねっ?」
偉く傷ついた。
「そっか……可愛いんだ。あははは……」
「にゅ~ん……。も、もう言わないよう……」

ミオは瞳を輝かせて、俺の下半身を見始めた。
「ふむふむ………………………………」
「ほうほう………………………………」
「なるほどなるほど……………………」

「くんくん」
ミオが、俺の股間に鼻を近づけてにおいを嗅いだ――はて?
「どうして、においを嗅ぐんだ?」
「え? だって、猫は食べる前ににおいを嗅ぐんだよ。ほら、ミオは猫だもんっ!」
そっか、ミオは猫だからな。うん、猫じゃしょうがないや――えっ、食べる前って!?
「ちょっと待て、ミオッ――」
「いっただきまーすっ!」
ミオは俺のちんちんをつかむと、パクッとかぶりついた。

346 名前: パティシエの***(7) 2006/03/04(土) 04:28:16 ID:J49l9nCa0
「おわっ!?」
うぁ……FISH ON?
「モゴモゴ……くふふっ」ミオが、上目遣いに俺を見て、にこやかに笑う
釣られた魚……いや、釣られた猫はなぜか嬉しそうだった。

そっと後ろに下がって、引き抜こう――しかし、俺の背中はすぐに狭い浴槽の壁に当たった。
「ひょういひ。ふほいははへ」(ショーイチ。動いちゃだめ、といっているらしい)
「駄目だってば……離してくれよ」
「ひぃひゃはい、ひょっほはひひはへへ」(いいじゃない、ちょっと味見させて)

……ミオが話すときの口の中の刺激に反応して、俺のちんちんは若干大きくなっていた。
「はえ?」ミオが不思議そうな顔をして俺を見る。
……まずいかな。
「ひょういひ――」
「あーミオ、話すの……禁止」
「はんへー?」(なんでー?)
「ほら、かなでにも言われただろ……『口にモノを入れたまま話してはいけません』って」
……ちょっと違う気がした。
「は、ほうはっ」(あ、そうかっ)

「はむはむ…………」
「なぁ、もういいだろ? 勘弁してくれよ、ミオ……」
「…………」(やだ)
ミオは横に首をふる。
「はう……」ちょっと気持ちいい――じゃなくてっ! 

347 名前: パティシエの***(8) 2006/03/04(土) 04:29:19 ID:J49l9nCa0
……ミオが首を振る刺激に反応して、俺のちんちんがさらに大きくなっていた。
「はむ?」ミオが不思議そうな顔をして、また俺を見た。
……まずいかも。
「あー、コホン……。横に首振るのは禁止ということで」
「…………(こくこくこくこく)」ミオは(はいはいわかりましたっ!)とでも言いたげに、
何度も縦に首を振った。
「ひぅっ……」
こ、これはテクニシャン――じゃないんだってっ!

……ミオが首を縦に動かす刺激に反応して、俺のちんちんは固さを増していた。
「はにゅ?」ミオが不思議そうな顔をして、再び俺を見た。
……まずいだろ。
「あー、こほん……。上下に首を動かすのも禁止……」
「むーっ……」

「ぴちゃっ、ぺちゃっ…ちゅっ…ちゅ~…」
「あー、舐めちゃ……吸っちゃ駄目だってぇ……」
ミオの口の中で舌が動き、そのたどたどしさが却って俺を興奮させる。
「あうっ……」
悪気は無いんだよなぁ、知識の不足なんだ――なのに怒鳴りつけたりするのもなあ……。
かと言って、無理に引き抜くと俺のちんちん危険かもしれないし――。

「んむー……」ミオが不満そうに俺を見る。
……俺のちんちんはより大きくなっていた。まあ、これだけしゃぶられたら無理も無い……。
「ふうひぃ……(苦しい)」
ミオは、息をするのも辛そうだった。
ミオの苦しそうな表情に、何だか興奮する俺…………ああ俺駄目だ、人として。
「んぷー……むむ……」
そして、俺のちんちんは、ビクビクッ――と力強く反応した。
「むぐっ!? ――ぷはぁ」
口の中をつついてしまったわけだが、どうやら当たり所が悪かったらしい。
ミオはえづき、そしてとうとう俺から口を離した。

348 名前: パティシエの***(9) 2006/03/04(土) 04:29:58 ID:J49l9nCa0
「けほっ、うぇっ……く、くるしかったぁ――のどの奥におちんちんが……けほっけほっ」
ミオは涙目だ。
「ショーイチのいぢわるっ……。わざと、おちんちん、大きくしたり動かしたり……」
いや、俺が何かしたわけでもなく……したわけでもあり……。
「そ、それはだな――」
「初めはあんなに小さくしといたくせにぃ……」
「あぅ……」
「うにゅ~ん。もういい……」
浴槽の縁に頭を載せ、ミオはぐったりとなった。

固いままの股間を両手で押さえながら、俺は言った。
「とにかく、これでおしまい……。もう咥えちゃ駄目だぞ?」
「うん……」
俺は浴槽から出て、椅子に腰掛けた。
「はぁ……」
まったく……お子様のやることは、わけがわからない。
とにかく、無事に終わって良かった、出さなくて良かったと、俺は安堵していた。
……………………………………………。
………………………………。

ようやく息を整えたらしいミオが、浴槽の縁に頭を載せたまま俺に言った。
「はあ……ミオには無理。かなでは、よくおちんちんを咥えてられるねぇ」
……アナタハ ナニヲイッテマスカ。
「きっと、かなでは……ミオより食いしん坊なんだねっ。やっぱり、かなで、すごーい!」
『かなで、すごーい!』と言われても、きっとかなでは喜ぶまい――。
それよりも……俺とかなでの「あんなことやそんなこと」が見られてたということか?
川の字で3人で寝てるとき、やったときあるけどさ……起きてたのか、ミオ?

349 名前: パティシエの***(10) 2006/03/04(土) 04:42:52 ID:J49l9nCa0
「あっ、そうだっ! ショーイチとかなで、嘘つきだよっ? ちっとも甘くないじゃない!」
「甘くないって……何が?」
「ショーイチの、おちんちんっ……」
ええーっ!?
「俺、そんなこと言ったか?」
「言ったよ。ショーイチ、かなでに言ってたもん! 『俺のちんちん、甘いから舐めろっ』て。
それでそれで……、かなでが、ぱくぱく~って食べて、『おちんちん、おいしい』って、言ってたもん……」
――思い当たる節は有った。

350 名前: パティシエの***(11) 2006/03/04(土) 04:44:06 ID:J49l9nCa0
【いつでもパティシエ】
(以下、ミオの話を俺視点で)
かなでの布団にもぐり込んで、俺は後ろからかなでの胸をそっと揉んだ。
フニュ……フニュフニュ……。
「かなで……しよう?」
「あんっ……ミオちゃんが起きちゃう……だ、駄目だよ」
「大丈夫だって……」
俺は布団から上半身を起こし、ミオに話しかけた。
「……ミオ、起きてるか?」
「すー…すー…」
「ミオ、ケーキがあるぞ」
「すー…すー…」
「……チーズケーキだぞっ?」
「…………………………」
「嘘だけど……」
「すぴーっ#……………」
…………………………………………………………。
……………………………………………。

351 名前: パティシエの***(12) 2006/03/04(土) 04:44:38 ID:J49l9nCa0
「ほら。ミオはもう寝てるって」
「う、うん……。でも、今日……私、女の子の日なんだよ? どうしよう……?」
「なるほど……。じゃあ、今日は特製ケーキを食べてもらおうかな……」
俺はおもむろに立ち上がる。
「……?」かなでは、なにごとかと体を起こし、布団の上に正座した。
「いらっしゃいませ、ひよこ館へようこそ」そう言いつつ、パジャマのズボンとパンツを脱ぐ。
「えっ? えっ?」
そして、俺は布団に横たわる。
「はい。俺の『ひよこもご機嫌、あまあまなエクレール=ショコラ』」
「みゅー……」かなでが、悲しそうに鳴いた。
「お客様、ひよこ館のパティシエの自信作でございます……とっても甘いと一部マニアに大人気かも?」
――お客さんと菓子職人への冒涜だった。
「翔ちゃん、それ違う……ものすごく違うよぉ……」
そう言うと、かなでは、俺の『エクレール=ショコラ』から目を逸らした。

外したか……いや、恥ずかしがったら俺の負けだ。
俺は男らしく、さらに押した。
「お客様に新鮮なケーキを食べてもらうのが、ひよこ館のこだわりなんだっ」
――よくわからなかった。
「みっ……!!」

よし、もう一押し。
「えっへん、ケーキはねぇ、愛だよ、愛っ」
――さらにわからなかった。
「みうっ……!!」

352 名前: パティシエの***(13) 2006/03/04(土) 04:56:17 ID:J49l9nCa0
困った顔でかなでが、俺を見る――しかし、俺は真剣な眼差しでかなでを見つめ返した。
「じーっ…………………………」
「あっ……えっと……その……」
「じーっ…………………………」
「そうかも……? うーん……」

やがて、かなでが言った――。
「うん、言いたいこと、わかったよ。翔ちゃん、私頑張るっ!」
……かなでは、納得したらしかった。
「そ、それじゃ……いただきます」
そして、かなでは恥ずかしがりながらも、身をかがめ俺の分身を口にした。
…………………………………………………………。
……………………………………………。

「美味しいか、かなで?」
「はむっ……ちゅっ……んっ。……うん、美味しいよ」
「みちるさんのケーキとどっちが美味しい?」
「もうっ、翔ちゃんっ……」
俺をたしなめる口調で、かなでが言う。
――しかし、頬を染めながら、その後を続けた。
「翔ちゃんの方が……翔ちゃんの……おちんちんの方が私は好き、だよ……」
俺は、かなでの頭に手を置き、撫でた。
「あ、翔ちゃん……。うふっ……気持ちいいよ……」
そう言いながら、かなでもまた、俺の股間を優しくもてあそんでいた。

353 名前: パティシエの***(14) 2006/03/04(土) 04:56:54 ID:J49l9nCa0
「あ、そうそう。言っとくけど、かなで――」
「なに、翔ちゃん?」
「それ、ひよこもご機嫌、あまあまなエクレール=ショコラだからな」
「みゅー……。翔ちゃん、まだ言ってるぅ……」
「ほら、俺はパティシエだから」
「そんなこと言ってると……翔ちゃん? 私、本気で食べちゃうよ……」
(ミオの話、俺視点終わり)

「それから、かなでが頭をまえとうしろに動かして……おちんちんからなにかを飲んで、
かなでも『甘くて美味しい』って……それがすっごくおいしそうで……」
――俺とかなでが、ミオに不必要に高度な性教育を施していたことが判明した。

「あれれ? かなでが飲んでたのって何て名前だったっけ……えっと、えっと……」
ミオは真剣に思い出そうとする……。
「あー……無理に思い出さなくても――」
「あっ、そうだ! しあわせちんぽミルクッ、しあわせちんぽミルクだっ!」
はぅっ……。 
「うん、思い出した。そうそう、しあわせちんぽミルク♪」
これからは『大人の言葉遊び』は慎みます……だから、もう許してください神様……。
「ねぇねぇ、ショーイチぃ。かなでが飲んでたのは、『しあわせちんぽミルク』っていうんだよね?」
……生まれてきてすみません。
「頼む……もう言わないでくれ……ぐすっ」
コレを店で言われた日には、ひよこ館の命運は尽きること確実だった。

354 名前: パティシエの***(15) 2006/03/04(土) 04:57:43 ID:J49l9nCa0
そうだ、ミオに口止めを――。
「あのさ、ミオ……」
「な~に?」
「その夜のことと、今日のお風呂のことは、かなでに言わないでくれ。……ミオ、頼むっ!」
「どうして?」首を傾げて、ミオが俺に尋ねる。
――かなでが恥ずかしがるとか、困るとかって言ってもわからないか。
ミオが納得する理由で口止めしなくては……。

「なんだ……その。俺のちんちんは、もう、かなでのだったんだ。ミオが勝手に食べちゃいけなかったんだ……」
「えぇ! そうだったのっ!?」
俺は悲しそうに、切なそうに続けた。
「そうなんだ。……言ってなかったよな……ごめん」
「にゅにゅ~ん……」
「それとな、かなでは俺のちんちんを美味しいって思うけど、他の人が食べてもおいしくないんだよ」
「ふにゃっ? ……ホントかなあ?」

無理は承知で、俺は押し切る。
「どうしてだかわかるか? それが『愛』なんだっ!! 恋人同士、夫婦同士でないとこの美味しさ
はわからないんだっ!!」
「うーん……?」
ミオがじっと俺の顔を見つめる。
…………………………………………………………。

355 名前: パティシエの***(16) 2006/03/04(土) 05:04:08 ID:J49l9nCa0
やがて、納得したようにミオが言った。
「そっか。ショーイチとかなでは恋人同士だもんね。だから、だね……」
「うむ。俺とかなでは、愛し合っているからな」
…………………………………………………………。
瞬間、ミオが悲しそうな表情をした――ように見えたのは俺の気のせいだったろう。
「ふむふむ、愛ってオケがふかいんだねぇ」
そう言いながらにっこり微笑むミオ。
「そうだな。奥が深いんだよ、愛は」
ミオの言葉に苦笑しつつ俺は言った。

「じゃ、そろそろあがるか……あ、ミオがお風呂の中で、百数えてからな」
「ひゃくまでなの?!」
「よく温まらないと風邪ひくんだぞ」
「にゅーん。もう、イッパイあったまったよう……」
…………………………………………………………。
……………………………………………。

「俺、ビール飲むかな」
「やー、あれ苦いから嫌いー……」
「なんで味知ってるんだ、ミオは?」
「ギクッ! まちゅりと一緒に少し……少しだけだよ?」
そんなことを話しながら、俺たちは風呂を出る。
「ごはん~、ごはんだ~♪」トタトタトタ……。
調子っぱずれの歌を聴きながら、俺はミオの後ろに続く。
(ミオと一緒にいると驚かされるよ……退屈しないけど)
子育てってのはこういうことなんだろう、きっと。


356 名前: パティシエの***(17) 2006/03/04(土) 05:05:32 ID:J49l9nCa0
【まちゅりといっしょ】
その夜。
今日はみ~ちゃんはあたしと寝る日だ。
だって、毎晩3人じゃ可哀想。お兄ちゃんはどうでもいいけど、おねえちゃんが…ねえ。
新婚さんなんだし。
「み~ちゃん、電気消すよ?」
「いいよー」
…………………………………………………………。
……………………………………………。

ベッドに入って。
(あ、そういえば――お兄ちゃんを橋の下で拾ってきたって言ってたことを訂正しなくちゃ――)
思ったと同時に、隣のみ~ちゃんが話しかけてきた。
「あ、そうだ。まちゅり…」
「何、み~ちゃん?」
「さっきお風呂でね、ショーイチのおちんちんを――」
あ、早速性教育にとりくんでるんだ、お兄ちゃん。

「なめてみたよ」
「げっ……」
「おちんちんって、おいしくないね……本当においしくなるのかなあ?」
「なっ、なにっ!? どしたのっ?」
「あのね……ショーイチが、美味しいからなめてって言ってたから。それで、ホントにおいしい
のかなぁと思って、今日お風呂でなめてみたんだ」
「み~ちゃん、お兄ちゃんが言ったの? 本当に、美味しいから舐めてって言ったのっ?」
こみ上げてくる怒りを抑えて、あたしは聞いた。
「うん、とっても甘いからって。だから、一生懸命舐めてたんだけど……口の中で、おちんちんがブワッて、
すごく大きくなったんで、ミオびっくりしたよ!」
「……………………………………………」
ブルブル……。

357 名前: パティシエの***(18) 2006/03/04(土) 05:06:44 ID:J49l9nCa0
「それなのに、ショーイチってば……舐めちゃ駄目だとか、吸っちゃ駄目だとかいうんだよ?」
「ふっ………………………………………」
ブルブルブル……。
「あっ。それでね、かなでには黙ってろって言われたんだ。かなでが怒るからって……」
「ふざっ……………………………………」
ブルブルブルブル……。
「かなでが怒るなら、黙ってたほうがいいのかな? でも、嘘ついてるみたいでやだな……
かなでのこと好きだから……」
み~ちゃんは心配そうにあたしを見ていた。
「ふっ…ふざけんなっ、誰が性技まで教えろって頼んだあぁぁぁーーーーーっ!?」
「まっ、まちゅり!? どしたのっ?」

あたしは跳ね起きると、幼女に性的な悪戯を行った犯罪者のところに向かいました。

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