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「湯船で触れ合う・・・」女の子モード

「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(1/13)2006/05/04(木) 18:23:04 ID:FU+TUqce0
「……もう終わったか? 春姫」
「うん……あともうちょっとだけ待ってね」
扉の前で、対侵入者用のトラップ魔法を詠唱する私。
「……くれぐれも、電気ショックとかはナシで頼むぞ」
「ふふ、わかってるって」
後ろから念を押す雄真くんに、私は笑顔で答えた。
……雄真くんには悪いけど、せっかく久しぶりにいっしょにいられるんだもん。
ちょっとだけおいたしちゃっても、大丈夫だよね?
「しかし、まさかこんな便利なお風呂があったとはな……」
私たちは今、大浴場とは別に用意された小さな家族湯に、2人で入っている。
風呂場の中にいるのは、私と雄真くんの2人だけ。
それ以外に、私たちを邪魔するものは、何もない。
「どうせなら、始めっから2人でこっちに入ればよかったかな? なんて」
「ふふ。そうしたら、またみんなにからかわれちゃうね」
「ははは……そうだなι」
私の言葉に、雄真くんも思わず苦笑いを浮かべる。
やがて私は、ちょっと強めに設定した電気トラップを仕掛け終え、雄真くんの傍へそっと入り込んだ。
雄真くんがそっと、私に身を寄せてくる。
「あったかいね……雄真くん」
「あぁ……何だか、やっとまともに温泉につかれたような気がするよ」
雄真くんの言葉に、私はふと、さっきすももちゃんに呼ばれた時のことを思い出していた。
「いい加減にしろー」とかいう雄真くんの声が、かすかに聞こえた気がしたけど。
あれはやっぱり、みんなして雄真くんのことからかってたんだね……ι
「そうだね……もう、みんなよってたかって、雄真くんのこといじめるんだもん」
「あはは……ι 聞こえてたんだ、アレ」
はぁ……今度みんなに、ちょっとキツめのお灸すえとかなきゃ……
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(2/13)2006/05/04(木) 18:24:02 ID:FU+TUqce0
「……そう言えば」
ふと雄真くんが、私に問いかけた。
「ん? 何?」
「あの時、お前……すももと2人で、一体何を話してたんだ?」
あの時……?
あぁ……きっと、さっきお風呂ですももちゃんと交わした会話のことね。
「ふふ……知りたい? 雄真くん」
私はちょっとだけいじわるな顔で、雄真くんに問いかける。
「そりゃあ、まぁ……一応、恋人だからな」
「ダーメ。これは私とすももちゃんだけの秘密」
さすがに雄真くんでも、あの時のことは言えないもんね。
だけどここで簡単に引き下がるほど、雄真くんも諦めのいい方ではない。
「えー? いいじゃんかよ、俺と春姫の仲じゃねーか」
「いくら雄真くんでも、こればっかりは言えないよ。
 もしムリヤリ詮索したら、馬に蹴られちゃうんだから」
「はは……それは是非とも勘弁願いたいとこだな」
私の言葉に、雄真くんはちょっとだけ怯えるような表情を見せた。
「ふふ。何たってすももちゃんと私は、切っても切れない赤い糸で結ばれてるからね」
私はちょっとだけ得意になって、すももちゃんとの仲の良さをアピールしてみせる。
「それはさすがに、男の俺が無断で割り込んじゃいけないってことか?」
「ふふ。そういうコト」
雄真くんはそれ以上、このことについて追求することはなかった。
「空が、とってもキレイだね……」
「あぁ、そうだな……」
眼前に広がる、無限の星空。
私たちの言葉以外、全ての音を飲み込んでいってしまうような、そんな幻想的な空間。
「何だか……私たちだけ、この世界から切り離されたみたい……」
「そうだな……春姫」
広い世界に、取り残されたのは私たちだけ……
何だかすごく、ロマンチックな雰囲気だ。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(3/13)2006/05/04(木) 18:29:36 ID:FU+TUqce0
「……」
私はふと、雄真くんの視線が私に向け注がれてることに気づいた。
私の首筋から胸元まで、舐めるように見つめる雄真くん。
言葉に出さずとも……その視線の意味するところは、何となく理解できた。
「……あのさ、春姫……」
やがて雄真くんが、気恥ずかしそうに私に話しかける。
「……何? 雄真くん」
胸のときめきを懸命に抑えつつ、私は雄真くんに言葉を返した。
「……そんなキレイな春姫を見つめてたら……その……
 俺……我慢できなくなってきたって言うか……」
「あ……///」
我慢できなくなったって……それはつまり、そういうことで……
私の顔が、どんどん火照ってくるのがわかる。
「雄真くん……///」
「あ……ゴメンな春姫!! せっかくいい感じでロマンチック入ってたのに」
私の表情の変化に、思わず平謝りする雄真くん。
「うぅん。気にしないで、雄真くん」
慌てて私は、雄真くんに笑顔で返してみせた。
「それに……私も、その……少し、期待してたから……」
「……そっか」
雄真くんは心底嬉しそうに、私を強く抱きしめた。
温かな湯船の中、雄真くんとひとつに結ばれてゆく感覚。
「春姫……」
「雄真くん……」
月明かりの照らし出す浴槽で、私たちは静かに口づけを交わしていた。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(4/13)2006/05/04(木) 18:31:19 ID:FU+TUqce0
「……ぇろ……ん……」
私と口づけしながら、ゆっくりとその舌を私の中へと侵入させる雄真くん。
私の唇、歯列、そして舌の両面……
それら全てを味わうように、丹念に舌を動かしてゆく。
「……ぁは……あ……雄真……くん……」
私もまた、雄真くんの舌を求めて、必死で自分の舌を絡ませていく。
……何だか、夢の中にいるような感覚だった。
私のお口を、時に激しく、時に優しく求めてくれる雄真くん……
そんな雄真くんがとても愛しくて、私も夢中になって雄真くんの口を貪る。
「春姫……もしかして、感じて……くれてる……?」
少し口を離し、私の反応を気づかう雄真くん。
「……うん……雄真くんのキス……とても優しくて……痺れちゃいそう……」
「春姫……」
私の答えに、雄真くんは心いっぱいのキスで返した。
雄真くんとの口づけは、とても甘くて、煽情的で……
いつも私は、そんな雄真くんのキスに、全身を熱く溶かされていってしまう。
「……久しぶりだから、かな……? 私……雄真くんに……いっぱい甘えたい気分……」
「久しぶりったって……まだあれから1ヶ月も経ってないぞ?」
「それでも……いいでしょ? 私、検定の間ずっと我慢してたんだから……」
少しいじわるな雄真くんの言葉に、私は少しだけ、頬を膨らませてみせる。
だけど……雄真くんの方も何だか、我慢の限界に来ているようだった。
数週間もの間、お互いずっと我慢してきたせいだろうか。
今日は何だか、お互いのことをもっと貪りたくて仕方がない。
「……春姫……」
「あ……」
雄真くんはふと私を抱き寄せ、私の体を頼りなく隠していたタオルをそっと取り除いた。
私の乳房が、白日のもと雄真くんの目の前に晒される。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(5/13)2006/05/04(木) 18:32:35 ID:FU+TUqce0
「……うゎ……」
雄真くんがふと、感嘆にもよく似たため息をついた。
雄真くんに裸の胸を見られるのは、別に初めてじゃないのに……
私の心は、まるで初めて胸を見られた時のように激しく高鳴っている。
「触るよ? 春姫……」
「うん……」
私が頷くと、雄真くんは私の片方の胸にそっと手を触れた。
「あ……」
雄真くんの手が触れたところから微弱な電流が走り、思わず声を漏らしてしまう私。
温泉の湯でじっとりと張り付く雄真くんの手は、少しだけごつごつして、そして熱い。
そしていつの間にか、私の胸は雄真くんの広い掌にすっぽり包まれてしまう。
(雄真くんが、私の胸……愛してくれてる……)
夢か現(うつつ)かわからない、この状況。
そして気がつくと、私の胸は雄真くんの手の中で、ぐにぐにと形を変えられていた。
「あはっ……ぁん……はぁ……あぁ……」
乳房がぎゅっと押さえつけられる度、体の力がどんどん抜けてゆく私。
そして私の胸は、ほとんど抵抗する術を失ったまま、雄真くんのされるがままになってしまう。
「やぁ……ぁっ、はぁっ……あっ、ぁは……っ」
初めて触ってもらった時とは明らかに違う、雄真くんの手の感触。
あの時は、気持ちよさの中にも少しだけ痛いような、ぐりぐりする感覚があったのに、
今はすっかり馴染んでしまったのか、やわらかな心地よさのみが私の胸に伝わってくる。
(……え?)
胸の先端に伝わる刺激に、私は思わず目を開いた。
雄真くんがそっと、私の乳首に口づけていたのだ。
「あ……やだ、雄真くん……」
恥ずかしさとわずかな快感から、思わず全身を震わせる私。
雄真くんは私の乳首を口に含んだまま、そっと私の秘部に手を伸ばしてきた。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(6/13)2006/05/04(木) 18:34:56 ID:FU+TUqce0
「やっ……だめ、そこは……」
そこはもう、恥ずかしい汁でいっぱいになっちゃってるのに……
顔から火が出るような恥ずかしさに、私は思わず呻いた。
そんな私の気持ちも意に介さず、雄真くんの指がどんどん私の中に飲み込まれてゆく。
「ひゃ……ぁん、はぁん、あん……あぁっ、はぁ……っ」
膣口からクリトリスまで、じらすようにスライドしてゆく雄真くんの指。
ぞわぞわとした快感が、私の下腹部を絶え間なく襲ってくる。
「はぁ……ぁ……あん、あ、あぁっ……」
頭の中が、気持ちよさの雑音でかき乱されてゆく感覚。
乳首の快感も伴って、逃れようのない快感が全身を駆け巡ってゆくのがわかる。
「ん……あ……春姫……」
(……!!?)
刹那、私の胸の先端を強烈な刺激が襲いかかった。
雄真くんが夢中になって、私の乳首を吸い上げていたのだ。
「ひゃあああ……っ、ぁあっ……あぁ……だめ……雄真くん……」
もはや私の方に、まともな思考能力は残されてなかった。
「はぁんっ、あっ、あぁ……気持ちいいの……雄真くん……」
荒々しくも気持ちのこもった雄真くんの愛撫に、我を忘れて喘ぐ私。
……何だかさっきから、私は雄真くんにいいように弄ばれっ放しだ。
雄真くんが私のためにいっぱい頑張ってくれているのはわかる。
だけど……私にだって一応、プライドってものがあるんだから……!
朦朧とした意識の中、雄真くんの屹立した肉棒を探り当てる私。
「……!?」
私の手がそこに触れた瞬間、雄真くんが驚いてこっちを見つめる。
「は……春姫……?」
「いつも……されっ放しじゃ……悔しいから……ね? いいでしょ?」
そう言うと、私は握り締めたその手をこしゅこしゅと上下させ始めた。
指が雁首の段差を通り抜けるたび、雄真くんのペニスが面白いくらいびくびく反応する。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(7/13)2006/05/04(木) 18:36:38 ID:FU+TUqce0
「っく……は……春姫……」
とても苦しそうな雄真くんの表情……そして、焼けつくほどに熱い雄真くんのペニス……
今この時、確かに私が主導権を握っている……
その実感に、私は何だか、優越感にもよく似た快感を覚えていた。
「あふ……雄真くんの、もう、こんなになってる……凄いね……」
「ぅぁ……っ……はる……ひ……っ」
掌に雄真くんの熱を感じつつ、私はふと、いつも胸でしてあげる時のことを思い出していた。
まるで灼熱の焼き鏝(ごて)のごとく、私の胸に容赦なく押し当てられる雄真くんのペニス……
その熱さに、してあげているはずの私の方が、いつも逆にイカされてしまいそうになる。
(雄真くんのここが、こうやって……)
胸にあてがわれる雄真くんの熱を思い出すべく、私の手は自然と、自らの乳房をいじっていた。
私の胸を絶え間なく襲う、雄真くんのペニスの感触……
思い出すだけで、私はだんだんと自分を抑えきれなくなってきていた。
「んく……ん、ねぇ、雄真くん……」
雄真くんのを扱きながら、そっと雄真くんに問いかける私。
「? 何だ……春姫……」
「……舐めてもいいかな? 雄真くんの、これ……」
「……あぁ……」
雄真くんが頷くのを合図に、私は雄真くんの両足を肩にかけ、その腰を水面まで持ち上げた。
「……重くないか? 春姫……」
「うぅん、全然。お湯のおかげで、ずいぶん楽……」
「春姫……」
私はうつむいて、水面にぽっかり顔を出した雄真くんのものに顔を近づけた。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(8/13)2006/05/04(木) 18:37:55 ID:FU+TUqce0
「雄真くん……私が……いっぱいしてあげる……」
そう言うと、私は雄真くんの頭のところをそっと口に含んだ。
苦じょっぱい温泉の湯にまみれた雄真くんのあそこの味が、お口いっぱいに広がる。
「ぅあ……」
股間に伝わる快感からか、雄真くんが感嘆のため息を漏らす。
いつも私を熱くさせる、雄真くんの大切なあそこ。
今日は私が、いっぱいご褒美あげるからね……
私はくわえこんだその口を、唾液といっしょに上下運動させ始めた。
じゅぼじゅぼと、淫靡な響きが浴場中に響き渡る。
「うぁ……っ……ぁ、っく……っ」
あんまり久しぶりだったせいか、雄真くんのそこもすごく感じやすくなっているようだった。
目をつむり、天を仰いで、快感に耐え忍ぶかのように喘ぐ雄真くん。
「ああっ……ダメだ、春姫……もう……」
やがて雄真くんは腰を浮かせ、限界が近いことを私に知らせはじめる。
「ゆうま……くん……」
私は雄真くんの意図を察知し、さらに激しいストロークを雄真くんのあそこに加えた。
雄真くんの射精を誘うべく、無心に雄真くんのそこを扱き上げる私。
……と、私はにわかに、自分の後頭部がぐっと押さえつけられるのを感じた、
そのまま雄真くんのペニスが、ぐっと喉元深くに突き刺さり……
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(9/13)2006/05/04(木) 18:40:26 ID:FU+TUqce0
びくん!! びくんっ!!!
私の喉元目がけて、雄真くんの熱い想いがびくびくと注ぎ込まれるのがわかった。
「っ……ぁ……ゆぅま……くん……っ」
お口いっぱいに溢れかえるほどの、雄真くんの煮えたぎる想い。
そのあまりの量に、私は思わず咳き込み、雄真くんの精液を全て吐き出してしまった。
「んもぉ……雄真くん……出しすぎ……」
雄真くんったら、いつも本当にしょうがないんだから……
惚れた女の弱みだろうか。
普通なら身勝手とも思える雄真くんの行為が、逆にすごく愛しく思える。
「……悪い……こっちも……久しぶりだったから……それに……」
「雄真くん……?」
一度出したばかりだというのに、未だ激しく自己主張している雄真くんのあそこ。
それはまるで、今すぐにでもあるべき場所に収まりたくて、我慢できないようであった。
「……なぁ……春姫……いいかな……? そろそろ……」
雄真くんが私に、そっと問いかける。
「うん……来て……雄真くん……」
私が頷くと、雄真くんは私を抱きかかえ、湯船のへりに私の体をそっと寝かしつけた。
視界いっぱいに広がる、雄真くんの大きな肉体。
あぁ、今から私は、この体に強く抱きしめてもらえるんだ……
腹の底から震え出すほどの悦びに、私は少しだけ目を潤ませていた。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(10/13)2006/05/04(木) 18:43:45 ID:FU+TUqce0
「……優しくしてね、雄真くん……」
そっと微笑みを浮かべつつ、私の足を開いてゆく雄真くんに嘆願する私。
その声に、雄真くんもまた優しい微笑みを浮かべ頷いた。
激しく膨張するおのが怒張に手を沿え、私の秘部にあてがう雄真くん。
じわりじわりと、熱いものが私の中に誘われてゆく感覚。
と、雄真くんの腰が一気に前方にスライドし……
「!!! ひゃ、ああっ!!!!」
思わず私は、全身をピクリとのけ反らせていた。
雄真くんが、己がペニスを私の奥底まで一気に押し込んでいたのだ。
「ぁっ……もぉ……慌てすぎだよ、雄真くん……」
刺激の波が通り過ぎ、思わず苦笑を漏らす私。
「ご、ゴメン……春姫」
慌てて私に平謝りする雄真くん。
雄真くんったら、そんなに私の中に入れたかったんだ……
雄真くんがこんなにも私のことを欲してくれるのがとても嬉しくて、
私はもう一度軽く笑みを浮かべた。
「約束だよ、雄真くん……今度はちゃんと、優しくして……」
「あぁ……わかったよ、春姫」
私の言葉を受け、雄真くんがゆっくりとピストンを開始した。
亀頭の先が、まるでじらすように私の膣壁にこすりつけられる。
「ん……ぁっ……はぁ……っ」
お腹の中に伝わる雄真くんの灼熱に、かすかに喘ぎ声を漏らす私。
雄真くんのそこは、相変わらずとても大きく、それでいてきれいに私の中にフィットする。
何より雁首の段差の部分が、とても心地よく私のお腹の中をなぞってくれる。
(雄真くんと私のって、ちょうどぴったり合ってるのかな……)
雄真くん以外の男の人のものを、私は知ってるわけじゃないけど。
雄真くんの熱に溶かされてゆく感覚の中、私はぼんやりとそんなことを考えていた。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(11/13)2006/05/04(木) 18:46:08 ID:FU+TUqce0
「んぁ、ぁぅ……うん……っ、あ、あん……」
ゆっくりと目を閉じ、雄真くんのゆったりとしたピストンを楽しむ私。
こうやってじっくり私の体を慣らしてくれる雄真くんの気持ちは、正直とても嬉しい。
……だけど、雄真くんは本当に、これで気持ちよくなってくれてるのかな……?
私のことを気遣ってくれるのは嬉しいけど、たまには雄真くんも、
もっと自分の快感に正直になってほしいよ……
(……?)
ふと私は、目前の雄真くんの姿に違和感を抱いた。
雄真くんの存在が、急激に希薄になってしまうような、そんな感覚。
……まさか、気のせいだよね……
雄真くんが、急にどこかに消えていっちゃうだなんて。
「春姫……そろそろ、動いていいか……?」
折りしも雄真くんが、朦朧とした顔で私に問いかけた。
なぁんだ。雄真くんも、ホントはずっと逝きたかったんだ……
雄真くんが素直になってくれたのが嬉しくて、私はちょっとだけ意地悪な言葉をかけてみる。
「もう、逝きたいの……? クス、せっかちなんだね、雄真くん……
 でも、いいよ……私の中に、いっぱい、ちょうだい……」
「あぁ……春姫」
雄真くんは嬉しそうに微笑むと、私の腰に手をかけ、一気にラストスパートを仕掛けた。
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(12/13)2006/05/04(木) 18:46:59 ID:FU+TUqce0
「!!? ひっ、ぃやっ、あっ、はぁっ……」
私の膣内を急激に襲う、雄真くんの激しい抽送。
あまりの快感に、私の頭は真っ白なバターとなって溶けていってしまう。
「あぁっ、はっ、あっ、うぅっ、あ……ああああっ……!!」
刹那、意識が遠くへ飛ばされていくような感覚が私の頭を襲った。
裸のまま無重力の中へ投げ出されてしまったような、とても不安定で危うい感覚。
(雄真くん……ダメ……逝っちゃう……逝っちゃうよぉ……っ!!!)
雄真くんは更に、ペニスを奥深く突き刺し、私の奥底を絶え間なく攻め始めた。
脳髄まで痺れるようなその感覚に、私はもはやまともな言葉を発することすらままならない。
「っく……あ……春姫……っ!!!」
「雄真……くん……っ、ひゃ、あああああっ……!!!」
世界が、白一色に染まるのを感じた。
腹筋が痙攣し、びくりと硬直する私の肉体。
そして、全てが終わった直後……
「湯船で触れ合う・・・」女の子モード(13/13)2006/05/04(木) 18:49:37 ID:FU+TUqce0
びゅくっ、びゅくっ……!!!
ひときわ熱いものが、私の中に注ぎ込まれるのがわかった。
「はっ、あぁっ……ゆぅま……くん……」
びくっ、びくっ、びくっ……
おぼろげながら我を取り戻す私の中で、なおも射精の快感を味わい続ける雄真くん。
「はぁっ、はぁっ……春姫……俺……」
……やがて全てを出し切った雄真くんが、力なくして私に覆い被さってきた。
「あっ……もう、雄真くんったら……」
頭の中が、すべて雄真くんのことでいっぱいになる瞬間。
この幸せなひとときを味わいたくて、私はいつも雄真くんとHするんだろう。
………………
……違和感に気づいたのは、それからすぐのことだった。
髪を撫でたりキスしてくれたりと、後戯にも余念のないいつもの雄真くん。
その雄真くんが……今日は、私に体を預けたまま、ぴくりとも動こうとしない。
「……雄真くん?」
ふと私は、さっき感じた違和感のことを思い出していた。
急激に、雄真くんの存在が希薄になってゆく、あの感覚。
……まさか……雄真くん……

ガクッ

「雄真くん!? しっかりして、雄真くん!!」
物言わぬ雄真くんの耳元目がけて、私は必死に叫んでいた。

(→温泉の話第7章「伊吹と杏璃、宿命の対決!?」に続く)
はぴねす!温泉の人2006/05/04(木) 18:51:12 ID:FU+TUqce0
>>188-200以上です。

それにしても春姫があそこで自分の乳房をいじりだしたのには
こんな理由があったとはw
書いてて自分でもびっくりですw

つか書いてて毎度不安なんですが、うちの書くエロってちゃんと抜けますかね?
自分ではまぁ、そこそこ使えるもんに仕上げてるつもりですけど・・・
あと毎度ここで書いてるけど、ちゃんと女の子の気持ちよさって表現できてるでしょうか?
できればご意見のほどよろしくお願いしますノシ

(´-`).。oO(そういや準にゃんの人どこ行ったんだろ・・・)

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