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超短編「我が主へと」

貴様はどうするつもりだ?
我が問いに人は答えない。
主…元主と言った方がよいのか?ともかく、あの鬼はすでに悪鬼といえる範囲を超越しておるぞ。
それでも人は答えない、聞こえてはいるはずだ。
そうか、未だに悩むか。いや、悩むであろうな。
人を辞めるか否かの瀬戸際なのだから。あの鬼はすでに最強、倒せる個体は地上にはおるまいて。
だが人よ、貴様が妖に立ち戻ればあるいは勝機もあるであろうな。
まあいい。考えて答えのでる問いではあるまいて。
では我は眠るぞ、必要とするなら我が身を持って行くがいい。

──廃港

投げ捨てたか、悪鬼を目の前にして良くぞその行動をとれたものだな、貴様の覚悟しかと聞き届けたぞ。

さあ取り出せ、さあ振りかぶれ。我が名は貫く者カンフュール!!
悪鬼を貫き、我が主の元へと貴様の意志を届けてやろう!
さあ主よ、共に参ろう。残り少ない時間ではあるが、主の弟子が帰りを待っておるぞ。

…ふむ我が仕事は果たしたな、では先に逝っておるか。

最終決戦一幕。



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