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(´・ω・`)これが俺の妄想イベントその3さ
1.メインヒロイン4人のうち、3人がシナリオがグダグダとケチをつけられる
2.サブキャラの小イベントがイイ出来=キャラが立ってる、スバラスィ。
3.サブキャラは小イベント中にはかなりときめいてる展開だが
いざエンディングとなると、今時エロゲじゃありえねぇほどのときめかねぇ友情エンド。
4.当然エロもない、キャラによっては一枚絵もない。
5.人気投票(局地的ではあるが)で上位三人をサブキャラが占める始末………
6.会社の経営方針的にビッグなFDもいまいち期待できず。
こんな感じ。
サブキャラのためだけにエロゲを探し続ける俺としては
生殺しにもほどがあるゲームだった。
「そうね、そろそろ自分でも書いてみたらどう?」
イベント三度目参加の帰りにぼたんに言われた台詞だ
「自分でって………何書けばいいのかサッパリで」
「自由に書けばいいのよ、こうだったらいいのに、みたいな内容で」
「うーん……なるほど」
「あ、でもあんまり無茶なのは駄目よ
U−0みたいなネタはPTAに即殺されるわよ」
「うへぇ、意外と制約大いな」
「じゃ、明日までにコンテ、完成させてきなさい」
「ちょwwwww明日かよ、鈴木急ぎすぎ」
そうは言ったが鈴木はもう寮の方に歩いて行っていた
止めてもよかったのかもしれないが
自分も少しは興味があったし
アシスタントのようなことを何度かして自分の実力がどれほどのものかも知りたかった
寮に帰り早速考え始めた
自由に考えろ、とはいうものの簡単には思いつかない
思い付いたと思えばすぐに矛盾点に到達するのだ
「ハァ…何書くかなぁ」
考えても思いつかない
創作って大変だなぁ、と感じた
書きたいものを書けばいい
その鈴木の言葉(鋸じゃないよ)が頭をよぎった
「そうか、そうだよ……もっと簡単に考えればよかったんだ」
俺は軽快にペンを走らせ始めた
その時時刻は深夜2時だった………
〜放課後〜
「眠そうね」
「まぁ……昨日は頑張ったからな、見てくれこれが俺の
書きたい、こうだったらいいのに、だ」
そういい、俺は自信満々、まんまんみてちをちんおっきおっきの原稿を渡した
……………
………
……
3P程読んだあたりで鈴木の顔が赤くなってきた
「ちょっ…………何よコレは」
「は?俺とぼたんの愛のストーリーだが
あ!そうか実名出したのが悪かったのかスマンスマン」
そう、内容は俺とぼたんの愛のストーリーだ
全72Pにも及ぶ超力作インド人真っ青の感動的内容だ
「ハハハ安心しろ60P以降にはこれから、SO!ベットシーンもばっちりさ」
「ななななななな!!!」
急ぎページを飛ばし60Pまでいったぼたんの顔は究極に赤くなっていった
「どうだぼたん!完璧だろ二人の性癖を考慮し………ヘブァ」
そこまで言って鉄拳がとんできた
「馬鹿!馬鹿!カバ!河馬チンコ!!何描いてんのよー」
その言葉は気絶した俺の耳に入る事は無かった
ただその日の空は蒼く澄んでいた
〜完〜
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