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「♪じんぐるべーる、じんぐるべーる、鈴がーなるー」
「おや、お嬢ちゃんご機嫌だねえ。あれからSS職人さんたちが、いろいろ投下してくれて
 順風満帆ってか?」
「あっ、あなた、あのときの。……ふんだ。あなたなんかに保守してもらわなくても、
 わたしには素晴らしい作品を投下してくれる職人さんたちがいるんだもん。それにもうすぐ
 クリスマスだからね。きっとクリスマスネタで賑わうんだから」
「クリスマスネタねえ。おまえさんも葱の一員を気取るなら、葱に相応しいクリスマスソング
 でも口ずさんだらどうよ?」
「葱に相応しい歌って?」
「♪真っ赤なお鼻のー、トナカイさんはー――」
「いっ、いやーっ! 最後にポリバケツに詰められそうな予感がするからいやーっっ!!」
「ま、それはともかく。おまえさん、相変わらず楽観的だねえ」
「いやー! 楽園送りはいやーっ……って、え? どういうこと? なんで楽観的なの?」
「その思考がさ。もし、クリスマスにひとつもSSが投下されなかったらって考えたことは
 ないのか? さぞかし、寂しいクリスマスだろうなぁ」
「そんなことないもん。きっといっぱい投稿してもらえるもん」
「二十四日を過ぎても、ひとつも新着レスが無し。あげく、やっとひとつついたと思ったら、
 『これからも僕を応援してくださいね(^^)』だったりしたら。泣きたくなるほど惨めだろう
 なあ。おい」
「うぅ……。そ、そんなこと、ない、もん」
「どうよ? そんな惨めな自分に比べたら、俺に保守されてたほうがよっぽど幸せだとは
 思わんか? いまなら、まだ受け入れてやるぞ?」
「も、もうあなたの口車になんかのらないんだからっ! わたしは職人さんたちを信じてるもん」
「♪きっとキミは来ないー、ひとりきりのクリスマスイヴ」
「いやーっ! そんな歌うたわないでっ!」
「おいおい。そんな涙ぐむなって。勘違いしてもらっちゃ困るが、俺はおまえのこと
 気に入ってるんだ。よし、じゃあ、世間知らずなお嬢ちゃんに、俺がひとつ知恵をつけて
 やろう」
「わ。わたし、世間知らずじゃないよ」

「まあ、とにかく聞いて損はねえって。いいか、世の中のスレには、少女とオンナ、がいるんだ。
 この違いが判るか?」
「? 成人してるかしてないかってことじゃないの?」
「かーっ。これだからおまえは甘ちゃんなんだよ。いいか、男のレスを咥えこむときに、『え?
 ほ、ほんとにこんなことするの? は、恥ずかしいよ……。ううん。でも、あ、あなたが
 それで喜んでくれるんなら、わたし頑張ってみる。あっ、あなたのレス、凄く熱い……』って
 言うのが、少女、だ。で、『ねえ、まだ? あたし顎が疲れちゃったんだけど? もう、手で
 いいよね? ってか、あんた遅すぎ。オナニーのやりすぎなんじゃないのー? あっはっは』
 て言うのがオンナだ。歳は関係ない」
「うあ……」
「悲しいことに世の中にはオンナが満ち満ちているわけだ。そこで、おまえが希少価値をもつ
 少女っぽくお願いしてみればもしかしたら希望がかなうかもしれないってことだ。
 さあ、切なげな声で『お願いっ。あなたの熱いレスを、わたしのアソコ(注:書き込み欄)に
 いっぱい注いでくださいっ』って言うんだ。ほれ」
「あぅぅ。そ、そんなこと言えるわけ、な、ない……」
「♪きっとキミは来ないー、山崎とふたりクリスマスイヴ――」
「いやーっ! それだけはいやーっ!! 判りましたっ。言う。言います。言いますからっ」
「というわけで、皆さんにお願いです」


「うぅ。お、お願いします……。あ、あなたの、あっ、熱いレスを、わ、わたしの、あ、あっ、
 アソコにいっぱい、注いで、く、ください……。う、うわーん。もうお嫁にいけないよーっ」


 というわけで>661さんとともに期待してます。

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