「澄乃」

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春休み。
今日は珍しく太陽が顔を覗かせている。
根雪に反射する日の光が、ちょっと眼にまぶしい。
休み中の課題で絵を描くからモチーフを探しに行く…、と言って雑貨屋の手伝いをサボったんだけど、
ホントの目的は違っちゃたりする。
今、私がいる場所は龍神天守閣の前。
久しぶりの、彼方さんとのデート。
こんなによいお天気なんだもん、何かいい事がありそうだね。

玄関から、彼方さんが出てくるのが見えた。
「やあ澄乃、待たせたかい?」
「そんな事ないよっ、私も今来たばっかりだから」
「本当か?では、澄乃が持ってきたあんまんでチェックしよう」
そう言うやいなや、彼方さんの右手があんまんの入っている紙袋に伸びる。
そのまま、中のあんまんをひとつ取り出して一口。
「もぐもぐ、こりゃ冷め切ってるじゃないか。ずいぶん前から家を出てきたんだな」
「えうぅ〜、あんまんは冷めても美味しいんだよっ」
やはり私のウソは、彼方さんにはすぐバレてしまう。
彼方さんに会うのが待ちきれなくって、ずっと龍神天守閣の前で待ってたんだ。
「判ってるって。澄乃の雑貨屋で作ったあんまんは、いつでも美味いさ」
「ほんとっ、そう言ってくれるとうれしいよっ。で、今日はどうするの?」
「そうだな。じゃあいつも通りそこら辺をぶらつくことにしようか」
「うんっ」
歩き出した彼方さんの横に並ぶ。
彼方さんの腕に抱きつく。
「おっととと…、そんなに体重を掛けられると歩きにくいだろ?」
「てへへ…、こうしていると気持ちがいいんだもん。では、レッツらゴ〜!」

ふたり一緒に、雪道を歩いてゆく。
久しぶりの、彼方さんとのデートなんだもん。
彼方さんとあんな話をして、こんな事をして…。
あれ?こんな事って…。
「澄乃、顔が赤いぞ…」
「えっ、そ、そんな、こんな事だなんてちっとも思ってないよっ」
「相変わらずお前ってヤツは隠し事が出来ないというかな…」
えうぅ〜、今日の彼方さんはちょっぴりイジワルだ。
「………」
「でもまあ、少しは考えてみてもいいかな」
「………、うん」
恥ずかしいけども、私はコクンと頷いて応える。

人通りの無い雪道の上を、ふたりで歩いてゆく。
この幸せなひとときが、いつまでも続きますように…。
しばらくふたりでいろいろな所を歩きながらたどり着いたのは、龍神湖。
湖面の全てを氷が覆っている。
今日は平日ということもあって、観光客の姿は無い。
「それにしても澄乃って、あんまんばっかり食べてるよな」
「うんっ、あんまんは私の命の源なんだよっ」
「あーっ、今お前が食べてるのが最後の一個じゃないか!俺にも食べさせろ」
「ええっ、ちょ、ちょっと!」
彼方さんが、私が手にしていたあんまんを奪い取る。
「ひどいよっ、私が食べてたのに〜」
「じゃあ、俺が半分口にくわえてるから、澄乃はもう半分を食べればいいだろ」
そういって、彼方さんがあんまんの半分をぱくっと口に含めた。
えっ…、彼方さんが口にくわえたまま、反対側を食べろと言うの?
それって、何かすんごくマヌケのような気がする…。
もじもじしていると、彼方さんが私に抱き付いてきた。
目の前に、あんまんを半分ほおばった彼方さんの顔が見える。
思わず吹き出しそうになる。
「うぷぷぷぷ…」
それを見た彼方さんが、私の後ろ頭をこづく。
「痛いよっ。わ、判ったから…」

そおっと、彼方さんのほおばってるあんまんに口を近づける。
そして、一口、二口とあんまんを食べていく。
食べているうちに、だんだんと私の身体が彼方さんに密着する。
彼方さんの両腕が、しっかりと私の身体を包み込む。
彼方さんに体を預けながら、まるで口移しでもされるかのように、あんまんを食べている私。
これじゃぁ、他所から見られたら私達は変態みたいだな…。
でも、そんなに悪くはない。
イケナイ事をしてるんだと思うと、胸がすごくドキドキしてくる。

ゆっくりと、あんまんを食べていく。
「もう半分食べちゃったよ。これ以上食べると、私の口が彼方さんに付いちゃう」
私がそう言っても、彼方さんは抱いている腕の力を緩めない。
口から出ている分を、全部食べろ…。
彼方さんはそう言ってるようだった。
で、でもそれじゃ、彼方さんとキスしちゃう…。
戸惑っている私の気配を察したのか、彼方さんが私の後ろ頭を腕で掴んで、あんまんに押しつけてきた。
ぐちゃっ!
えうぅ〜、あんこが、あんこが唇に〜っ!
観念した私は、唇を彼方さんの口元へ近づけた。
ぱく、ぱく、ぱく、ぱく…。
あんまんを齧る度に、私の唇が彼方さんの唇に触れる。
彼方さんの唇が傷つかないよう、前歯を使って丁寧にあんまんを齧っていく。
ふわりふわり。
何かヘンな気分だ。
身体が浮かび上がりそう…。
私も、両腕を彼方さんの背中に回す。
このまま飛んで行ってしまわないよう、彼方さんの身体をしっかりと捕まえる。

ようやく、彼方さんの口から出ていたあんまんを全て食べ終えた。
それを見た彼方さんは、口の中に含めていたあんまんを一口で食べ終える。
「澄乃、口のまわりがあんこだらけだぞ」
彼方さんはそう言うと、私の唇を舌で嘗め始めた。
「あっ…」
唇からその周囲へ、彼方さんの舌が動く。
ゆっくりと、じっくりと。
暖かくて、そして少し湿った感触。
ふわりふわり。
身体が、一段と軽くなる。

「ふぅ…、やっと口のまわりがきれいになったか」
彼方さんはそう言うと、にっこりと微笑んだ。
すぐ目の前に、彼方さんの笑顔がある。
いつも彼方さんが見せてくれる、優しい笑顔。
トクン…トクン…トクン…。
胸の鼓動が、少しづつ速くなる。
「何ボーッとしたまま俺の顔を見つめてるんだよ?」
我に返る。
「…、彼方さん…」
私、彼方さんが大好き…。だから…。
「………キス…し…て…」

彼方さんの右手が、私の頬にかかる。
左手が後ろ頭に添えられ、彼方さんを見上げている私の顔を支えてくれる。
瞼を閉じる。
私と彼方さんの唇が、ゆっくりと合わさった。
しばらくの間、唇どおしを重ね合う。
やがて、彼方さんの唇から伸びた舌が、私の唇をこじ開ける。
唇から前歯の間をゆっくりと出入りする。
彼方さんの舌から出てくる唾液が、私の唇の周りに広がってゆく。
奥に入ってくる彼方さんの舌が、ちょん、ちょんと私の舌に触れる。
つられて、私の舌も伸びる。
互いの唇が合わさったまま、大きく開く。
その中で、彼方さんと私の舌が絡み合う。
彼方さんの舌は、とっても甘い味がする…。

私の舌からも、だんだんと唾液が溢れ出してくる。
ふたりの唾液が絡み合い、涎の雫となって口元から落ちる。
だらしない…。でも、溶けちゃいそうなほど気持ちいい…。
身体が熱い。
ふと、スカートの中に冷たいものを感じる。

私…、濡れちゃってるんだ…。

こんな誰が来るかも判らない場所で感じているなんて、私は何てふしだらな女なんだろう。
そう思うのに、あそこからも涎がとろとろとわき出してくる。
ピクン、ピクン、ピクン。
あそこが脈を打つ。
お願いです…、口だけじゃなくて、ここも構って欲しいの…。
そう、しきりに訴えているみたい。
あそこから溢れ出る涎が、ショーツをじっとりと湿らせる。
その湿り気が空気に触れて、私の体温を奪う。
………、寒いっ…。
私の身体がビクッと震えた。
絡み合っていた互いの舌が止まる。
そして、私の顔を支えていた手を放してから、彼方さんが私から離れる。
「あ、ちょっと長すぎたかな?悪かったよ。寒いのなら帰ろう」
「あっ…」
「ん?どうした澄乃」
待って、待ってよっ、彼方さん!
まだ弄って欲しいところが残ってるのにっ!
「あ、あのね…、彼方さん…」
「………」
「わ、私…、大丈夫…だから…そ、その…」
「………」
「………」
言葉が口から出ない。
もっと一杯、いろんなところを弄ってほしいの…、だなんて。
やっぱり恥ずかしいよっ…。そんな事言えない…。
でも…、でもっ…、さっきからあそこがしきりに疼いてる…。
どうして解ってくれないのっ…、さっきから貴方が来るのを、ずっと待ってるのに…。
「澄乃…、黙ってたら解らないよ。ちゃんと言ってごらん」
…えっ!
そんなっ…、私の口からはそんな事…。
しかし、あそこの疼きはますます大きくなる。
淫らな涎が、今もとろとろと溢れ続ける。
と言うか、もう涎なんかじゃない。
泣いてるんだ…、私のあそこが…。
お願い…、このままじゃせつないよっ…。
早く、早くここを虐めてほしいのっ…!

………、虐めて…ほ…し…い…?
どうしちゃったんだろ、私。
そんな事、今まで思ったこと無かったのに…。
でも、もう我慢が出来ない。
このままだと、あそこが私の身体を乗っ取ってしまいそう…。
だから…、そうならないうちに、ちゃんと言わなきゃ…。
「彼方さん…、私の…私のねっ…」
「………」
「私の…あ、あそこを…」
「澄乃、あそこって、何の事?」
「えっ…、あああ…、あ…あそこって…、えっと…その…」
どうしよう…、あ、あそこって言えば…、確か…。
私の頭の中で、口にするのも恥ずかしい言葉が思い浮かんだ。
「ちゃんと言ってくれないと解らないよ」
「そ、その…、お…、おまん…こ…を…」
「おまん…こ…、って何?何処にあるのか、ちょっと俺に見せてよ」
ええ〜っ!そ、そんなぁ〜っ!!
口にするだけで火が噴くほど恥ずかしいのに、自分から見せろだなんて…。
えうぅ〜、やっぱり今日の彼方さんはイジワルだ。
………、判ったよ…。
恥ずかしいけど…、このせつなさには耐えられない…。
両腕を、スカートの中に差し入れる。
ショーツを掴むと、太股の上当たりまでずり降ろす。
くちゃっ…。
あそこの涎が、糸を引くような感覚。
あまりの淫らさに、顔が火照る。
そしてスカートの中から両腕を出すと、両手でスカートの前の中程あたりを掴む。
そのまま、ゆっくりと両手を持ち上げる。
冷たい空気が、スカートの中に流れ込む。
これで、彼方さんには私のあそこが丸見えになっているはずだ。

「澄乃、おまんこって言うのは何処なんだい」
「こ…、ここ…。私の脚の付け根の…、ぐっしょり濡れてるとこ…」
「うん、澄乃の言うとおりぐしょぐしょだよ。で、このおまんこをどうしろと」
ひどいよっ…、彼方さん…。
これだけやっても、まだ虐めてくれないのっ…。
せつなさと恥ずかしさとで、頭の中がヘンになっちゃうよっ…。
もう耐えられない…。
ひと思いに、言ってしまわないと…。
「こ…、この…おまん…こを…、いじめ…て…、虐めて…ほしいの…」
………、言ってしまった…。
私は…、私は…やらしい女の子だ…。
目から涙が溢れる。
「判ったよ澄乃…」
彼方さんはそう言うと、私の前に両膝を付いた。
彼方さんの両手が、私のショーツを足下まで脱がせる。
「股の間がびしょびしょだ…。余程欲しがってたんだね」
………、うん…。
言葉にすることが出来ずに、ただ頷くだけの私。
「片足を交互に持ち上げて、ショーツを脱がしたら、それから両脚を広げて立ってみて」
彼方さんの言われたとおりにする。
両脚を広げて立つと、彼方さんが私の両脚の間に正座した脚を突っ込む形になる。
「それから、スカートを持っている両手は、そのままにしておいてね」
そして、私のあそこに彼方さんの指が触れた。
「ああっ!」
花弁の周りが擦り上げられる。
その度に、くちゃくちゃといやらしい音が聞こえる。
き…、気持ちいい…。
でも、まだせつなさは止まらない…。
もっと…、もっと…激しいところを…。
「すごいよ澄乃、愛液がどんどん溢れ出してくる」
そう言う彼方さんの顔は、スカートの中に覆われていて私からは見えない。
それがまた、私の恥ずかしさを刺激する。
花弁を彷徨っていた指が、その真ん中に差し入れられる。
「はぁん!ああ…っ」
ちょっと強めの刺激に、腰が浮かび上がりそうになる。
彼方さんの指が、抜き差ししながら私の膣内をこねくり回す。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ。
恥ずかしい音が、さらに大きくなる。
膣内を動き回る指が、ひときわ敏感に感じる場所をさする。
「あああんっ!そ…、そこっ…」
まるで電気が流れるような刺激。
気持ちいい。
「ここが澄乃のGスポットなんだな。今どういう感じなんだか、言ってごらん」
「ああっ…、気持ち…いい…よう…、彼方さん…、ふぁああん!」
「じゃあ、そろそろ行かせてあげようか」
「うん…、これ以上…されると…、私…おかしく…なっちゃう…」
「判った」
そう言うやいなや、彼方さんのもうひとつの手が、私のクリトリスを弾いた。
「きゃふぅううん!」
私の身体が、よりいっそう大きく震える。
指の間に摘まれたクリトリスが、上下、左右に動かされる。
「ひゃぁっ!ぎゃうんっ!あああんっ!」
身体の震えがだんだんと連続的になる。
気持ちいい…。すごく気持ちいい…。
も…、もう限界だよ…。彼方さん…。
「彼方…さ…ん…私…もう…い…いっちゃ…う…あ…ああああっ!」
私のあそこが、ありったけの汁を絞り出す。
その瞬間、ふわっと私の身体が、宙に浮かび上がったような気がした。
ゆっくりと、ゆっくりと地上に舞い降りる。
彼方さんの声が聞こえる。
「凄かったぞ澄乃。行くときおまんこからぷしゃーっと、潮が噴き出してきてさ」
あわわわわ…、そ、そんな…、恥ずかしいよっ…。
「かなり濡れてるから、拭いておこうな」
次の瞬間、私の太股に彼方さんの舌が触れる感触がした。
「ああっ…、彼方さん…、そんな…」
そんな事されると…、私…、また…あそこが…。
右の太股から、左の太股へ、彼方さんの舌が嘗め回される。
また、焦らされてるのかな?
さっきいっぱいしてもらったにもかかわらず、私のあそこが再び疼き出す。
そう…、そのまま…、私の元へ来て…。

だが、私の心の中を知ってか知らずか、両太股を嘗め終わった彼方さんは私の股間から顔を離すと、
そのまま立ち上がった。
「あっ…、彼方さん…」
止めないで…、と言い出しそうになる口を、あわてて閉じる。
「判ってるよ澄乃。続きは龍神天守閣だ」
「………、うん…」
スカートを持ち上げていた手を放す。
そして、傍らに落ちているショーツを拾い上げてから、雪道の上を二人で歩き出す。

私のこと…、判っててくれたんだねっ…、彼方さん…。
やっぱり私…、彼方さんが大好き…。



今日は久しぶりの、彼方さんとのデート。
なのに、かなり早いうちに龍神天守閣に戻って来ちゃった。
湖のほとりで彼方さんとキスをして…、それから彼方さんの指でいっちゃって…。
でも私…、あれだけじゃ満足出来なくって…。
思い浮かべるのは、恥ずかしい事ばかりだ。
自然と顔が俯き加減になる。
旅館のロビーで暇を潰していた仲居さんが「あら、もう帰って来ちゃったの」と話しかけてくる。
すぐ帰ってきたのは、私のあそこがおねだりしているから…。
そんな事を言えるはずもない。
二人で無難な受け答えをしてから、客室への廊下を目指す。

龍神天守閣の廊下の中を歩く
彼方さんが案内してくれたのは、ロビーや食堂などから離れた一番奥の部屋だ。
「今日は宿泊客もそれ程いないし、ここなら多少声が出ても大丈夫」
声が出るだなんて…。
私、そんなやらしい女の子じゃないのに…。
けれども、さっきまでしていた事を思うと、反論する事はできない。
襖を開けて中に入る。
8畳程度の、和室の部屋だ。
暖房は入っていないが、それ程寒くはない。
コートを脱ぐ。
彼方さんが私のコートを受け取って、それを壁際に付いてるフックへ掛けてくれる。
彼方さんが私に向き直る。
「スカートを脱がすよ」
「うん…」
彼方さんの両手が、スカートのフックにかかる。
フックと、ジッパーが外される。
スカートがふわりと、畳の上に落ちる。
湖から帰る時からショーツを脱いだままだったので、私の露わな下半身がすぐにさらけ出された。

いつの間にか私のあそこが涎を垂らしていて、それが幾筋も太股を伝っている。
「さっき拭き取ってから間もないのに、股間がまた濡れてるじゃないか」
「彼方さん…、私…」
「じゃぁ澄乃、俺があぐらをかいている上に座ってくれる?」
彼方さんはそう言って、近くにあった鏡台の正面を向いて座る。
そ、そこに座れって…。
鏡越しに、私の下半身が丸見えになっちゃうよっ…。
「彼方さんっ、私、そんな事出来ないよっ!」
「そっ、ならしてあげない」
そんな…。ひどいよ、彼方さん…。
普通にされているだけでも、じゅうぶん恥ずかしいのに…。
でも、私のあそこの疼きは止まらない。
ぴくっ、ぴくっ、ぴくっ、ぴくっ。
心臓の鼓動に合わせて、私のあそこも脈を打つのが解る。
このまま放っておいても、きっと静まりそうにない。
どっちみち、彼方さんに身を委ねるしかないのだ。
それならば…。

「えうぅ…」
鏡台を向いて、あぐらをかいている彼方さんの足下へ腰を下ろす。
「そのまま両膝を開いてみて」
彼方さんの言ったとおりに、両膝を外側へ開く。
「はい、そこで鏡を見てみようか」
鏡に目を向けると、やっぱり私のあそこが丸見えだった。
あそこからは涎がとろとろと溢れ出してる。
恥ずかしい、恥ずかしいよっ!
思わず目を閉じる。
「ちゃんと目を開けて見ていないと、してあげないからね」
えうぅ〜、今日の彼方さんはかなりイジワルだ。
そろそろと、目を開ける。
「そうだ、オッパイも見せてあげないとな」
そう言って、彼方さんがセーターの裾を胸上までたくし上げる。
そして、ブラのフックを外して胸上にずらす。
私の乳房が、鏡の前に露わになる。

彼方さんの左手が、私の下腹部に添えられる。
彼方さん…、早く…、早く来て…。
そう言おうとした時だ。
「ところで、澄乃もやっぱりオナニーとかしたりするんだよね?」
「………、えっ…」
「こんなに濡れちゃうんだったら、一ヶ月もデートしてないと耐えられないよね」
「うん…」
彼方さんの言うとおりだった。
彼方さんと会えない時が長くなると、せつなくて仕方がなくなる事がある。
だから、そんな時は彼方さんを思い浮かべながら、私はひとり遊びをする。
偽りの満足感だと解っていても、あそこのせつなさには耐えきれなかったから…。
「普段オナニーをやってる通りに、俺の手を動かしてみせてよ」
「………」
「自己学習能力ゼロだから、ちゃんと指示してくれないと全く動かないからね」
どうして…。
どうしてさっきから、私を恥ずかしい目に遭わせようとするの…。
どうしてそんなに、私を虐めるの…。

ふと、湖での出来事が思い出された。
(お願い…、このままじゃせつないよっ…。早く、早くここを虐めてほしいのっ…!)

虐めて…ほしい…。
もしかして、私は虐めてもらうのを期待しているのかも…。
きっと彼方さんは、そんな私の心を見透かしてるんだ…。
そう思うと、少し気が楽になったような感じがした。
私は自分の左手を、彼方さんの左手の上に添えた。

心の中で、自分がオナニーしている姿を思い浮かべる。
そして、その光景を言葉にする。
「まず…、穴のまわりの花びらを…、ゆっくりと撫でるように…」
彼方さんの左手が、私の言うとおりに花弁を撫で始める。
「エッチなお汁が溢れてくるまで…、こうして撫で回すの…」
撫で回すまでもなく、今の私のあそこはぐしょぐしょに濡れていた。
それでも、彼方さんは花弁を撫で回し続ける。
くちゃくちゃと、あそこが音を立てる。
溜息のような、喘ぎが漏れる。
「はぁ…それで…、もう片方の手で…、オッパイを…」
「………、こうか?」
彼方さんの右手が、私の乳房を掴む。
「うん…、そして…、最初のうちは、掌で撫でるようにして…あぁっ…」
掌で刺激された乳首が、じわじわと固くなる。
「澄乃…、乳首が立ってきたね…」
固くなった乳首が、乳房を撫でる掌に引っかかる。
乳首の先端が動くたびに、微かに震えるような刺激が背中を襲う。
「ううっ…、そ…、それでね…、乳首弄りながら…オッパイ…揉むの…」
「どのくらいの強さで揉めばいいのかな?もう片方のオッパイでやってみせてよ」
「でも…、左手を離すと…、私、彼方さんに寄り掛かっちゃう…」
「そんな事気にしなくていいよ」
「う、うん…」
私の左手が、自分の乳房を掴む。
人差し指で乳首を弄りながら、ゆっくりと乳房を揉み始める。
それを見た彼方さんが、私と同じようにして右の乳房を揉む。
「さ…最初のうちは…ちょっと弱めで…、ふぅん…、だんだん…強く…して…」
自然に乳房を揉む左手に力が入る。
「はぁっ…、はぁっ…、も…、もっと…激しく…ああっ!」
乱暴とも思えるくらいに、左胸を揉みしだく。
乳房が、痛い…痛いよ…と悲鳴を上げる。
それは、乳房が弄ばれてる事の証拠。
嬉しいよっ…。
いっぱい…いっぱい…、構ってもらえてるよっ…。

乳房がおもいっきり弄ばれてるのを感じたのか、あそこの疼きが一段と大きくなる。
それはまるで、乳房に嫉妬しているかのように。
焦らしてないで…、こっちももっと…もっと弄って…。
「彼方さん…、あそこも…、もっと…いっぱい…」
「『あそこ』じゃなかったよね、澄乃」
「うん…、お…おまん…こ…、に…、指…入れて…」
それまで花弁を擦っていた彼方さんの左手の中指が、あそこの穴の中に挿し込まれる。
抜き差しされる彼方さんの中指。
だめだよ…、そんなんじゃ…、私、全然物足りない…。
「いやっ…、それだけじゃ…、もっと…指…」
「そ、そうか…。じゃあ…」
中指に加えて人差し指が、あそこの穴に挿し込まれる。
「う…うん…、それで…おまんこの中…いっぱい…掻き回して…」
膣穴の中を動く彼方さんの指。
身体の中全体が掻き回されているような感覚。
お腹が…、四肢が…、そして頭が…、私の淫らなお汁とこね回されて…溶けていく…。
「どうだい澄乃、今の気持ちは?」
「はぁっ!えうぅ…、気持ちいい…、あああっ!、気持ち…いいよう!」
もっと、もっと高いところへ…。
「そ…、それと…、彼方さんの右手で…クリちゃんも…、あううっ!」
「オッパイのほうはもういいのか?」
「う…うん。右のオッパイも私が揉むから…、お願い彼方さん…、は…、早くぅ!」
「判ったよ」
彼方さんの右手が、私のあそこに添えられる。
彼方さんの人差し指が、クリトリスを弾く。
「きゃふぅんっ!!か…身体が…痺れるよっ…」
両手の指で、自分のそれぞれの乳首をぎゅっと摘む。
刺激がクリトリスを襲うのに合わせて、ねじるようにして乳首を押しつぶす。
身体全体が、ガクガクと震える。

もう少しだ…。
もう少しで、私はいっちゃう…。
「か…、彼方…さ…、ああっ!私…もう…いっ…ちゃう…」
「そうか。じゃぁ、最後は何をしたらいいんだい?」
「ひぃっ!ク…クリちゃん…指で…つ…摘んで…思いっきり…ねじり回してぇーーーっ!!」
その直後、私のクリトリスが思いっきり摘み上げられた。
「ひはぁっ!あっ!ああああああーーーーっ…………」
ビクン!ビクン!と身体が激しくのた打ち回る。
そして、意識が遠くなってゆく。
その時だ。

私の中の、ある場所が叫んでるのに気付いた。
ひどいよっ!私のところも構ってほしかったのにっ!!
私を置き去りにして、いっちゃ嫌だよっ!

そこは、私のお腹の奥だ。
でも、膣穴を掻き回している彼方さんの指は、そこまでは届かない。
そこまで届くものと言えば…、私の腰に押しあたっているもの。
彼方さんの、おちんちんだ…。
どうしよう…。
これじゃぁ、私の身体が全て満たされない…。
早く、早く入れてもらわないと…。
でも、もう遅かった。
私、もういっちゃったんだ…。
意識が、だんだんと遠くなる…。
そして、目の前のものが全て白色にかすれてゆく。
どのくらい時間が経ったんだろう?
私は、さっきまでと同じ姿で、彼方さんの上に座っていた。
眼を下にやる。
いった時に大量に溢れた私の淫らな汁が、畳の上をびっしょりと濡らしていた。
そう、私はいっちゃったんだ。
だけど、どうした事だろう。
お腹の奥が、しきりに私を責め立ててる。
どうして、どうしていっちゃったのっ!
全く、我慢することを知らない淫乱女なんだから!
情けないったら、ありゃしない!!
「止めてぇーーっ!これ以上、私を責めないでーーーっ!!」

「おい澄乃、一体どうしたんだよっ!」
私の身体が揺さぶられる。
「あっ…、彼方さん…」
「驚くじゃないか、いきなり叫び出したりしたら」
あっ…。
一体、どうしちゃったんだろう、私…。
散々してもらったにも関わらず、まだ足りないというのか…。
いつの間に、こんなに淫乱な女の子になっちゃったんだろう…。
自然に、眼元から頬に涙が零れる。
情けなさと、満たされなさが溢れ出す。

「彼方さん…、私…私…、彼方さんにいっぱい…してもらったのに…。なのに…なのにまだ…」
何を言ってるんだろう、私って…。
自分でも訳がわからないよっ…。
「澄乃、とにかく落ち着けよ」
彼方さんはそう言うと、さっきまで私のあそこを掻き回していた左手中指を、私の口に突っ込んできた。
「うぷっ!」
私の淫らな汁がいっぱい付いた、彼方さんの指だ…。
舌で嘗めてみる。
とろりとして、少し甘い味。
ちょっとせつなくて、それでいて何となく懐かしい味…。
ちゅぽっ…ちゅぽっ…ちゅぽっ…。
まるで子供にでもなったかのように、私の口が彼方さんの指を吸う。
だんだんと、心が落ち着いてくる。
頃合を見計らったように、彼方さんが指を抜く。
「もう大丈夫なようだな」
「うん…、だって彼方さん…、いつも優しくしてくれるから…」
「澄乃の言いたい事は、言わなくても解ってるさ。今日はまだたっぷり時間があるんだし」
「………」
「それより、二人とも汗びっしょりだから、気分転換に露天風呂でも入ろうか」
「うんっ…」

私は彼方さんの元から立ち上がると、押入れの中から浴衣を取り出す。
胸上までたくし上げていたセーターを脱いで、ブラを胸に着けてから浴衣を羽織る。
「はい、これが彼方さんの分だよっ!」
「おいおい澄乃、俺ら客でもないのに旅館の備品を勝手に使っちゃうのは感心しないぞ」
「えうぅ〜、そうだったよっ…」
「まぁ、浴衣の一着や二着くらいは大丈夫だけどな」
「じゃぁ、私先に入ってるねっ!」
彼方さんも立ち上がる。
ズボンの裾に、私の淫らな汁がかかっているのが見える。
「えうぅ〜、汚しちゃってごめんなさい…」
「まぁ、俺はいいって。それよりも畳の上を一応拭いておいてから、風呂に入るから」
その通りで、畳の上は彼方さんのズボンとは比べ物にならないくらい、びしょびしょに濡れていた。
「あわわわ…、私も手伝うよっ!」
「いいからいいから。澄乃はさっきのあれで疲れてるんだろうし」
「う、うん…」
「でも、俺のズボンに澄乃が匂い付けしてくれたのは、ちょっと嬉しかったりして」
「もぉ〜、私は犬じゃないんだからねっ!」

何とか場を和ませようと、明るく振舞ってくれる彼方さん…。
私…、そんな彼方さんが大好き…。



今日は久しぶりの、彼方さんとのデート。
だけど、まさかデートで露天風呂に浸かるとは思ってもいなかった。
龍神天守閣の露天風呂は、男女混浴になっている。
何でも、いろいろな効能があるらしくて、それだけで多くの観光客を惹き付けているらしい。
まだチェックインの時間前と言うこともあってか、脱衣所を見たところでは誰もいないようだった。

脱衣所の片隅に、等身大の鏡がある。
ふと、鏡に映った自分の身体を見つめる。
どうして、こんなヘンな身体になっちゃたんだろう…?
自分の身体なのに、まったく押さえが効かない…。
これも、やっぱり私の一面なのだろうか?
そうだとしたら、素直に受け入れるしかないのか…。

「お〜い、何モタモタしてんだよ。先に入ってるぞ」
露天風呂の方から彼方さんの声が聞こえる。
いけない、彼方さんを待たせちゃうっ。
あわてて、脱衣所から露天風呂に通じるドアを開ける。
「か、彼方さん、あのね、私まだ髪の毛を整えないと…」
露天風呂のそばに駆け寄ってそう言おうとした瞬間。
ずるっ!
足が滑る。
「きゃぁーーーーっ!!」
そしてそのまま、ざっぱ〜ん!!!と浴衣を着たまま露天風呂の中に落ちてしまった。

気が付いた時には、彼方さんが腹を抱えて大笑いしていた。
「わははははは、本当に澄乃らしいドジだなぁ」
「えうぅ〜、今日の私はツイてないんだよ…」
「でもまぁ、浴衣を着たまま風呂にはいるのはいけないな」
彼方さんが、私が着ている浴衣を脱がせてくれる。
びしょびしょになった浴衣を脱ぎ捨てると、彼方さんと向き合った。
思わず、目が彼方さんの下半身にいってしまう。
そこには、勃起した彼方さんのおちんちんがあった。
「ま、まぁ…、2度も澄乃の身体を弄ってたら、俺のモノも立ってしまうのは仕方ないだろ?」
彼方さんの口調が少し拙くなる。
いざ自分が受け身になると、とたんに調子が崩れてしまうのだ。
ちょっとしたイタズラ心が、頭の中をよぎる。
さっきまでの分、ここでお返ししちゃえ…。
私は胸下まで湯に浸かると、両手で彼方さんのおちんちんを握りしめた。
「おい、こんな処でやるのかよ?」
彼方さんの言葉には耳を貸さずに、私は彼方さんの亀頭を舌で嘗め上げる。
カリ首の辺りを経て、おちんちんの下の部分に舌を這わせる。
「うっ…、結構効くな…」
彼方さんのおちんちんが、さらに反り上がる。
尿道口から、透明な液体が溢れ出している。
「うふふ、彼方さんも濡れちゃってるんだねっ」
舌を使って、透明な液体を掬い取る。
そして、おちんちん全体を口にくわえる。
はじめのうちはゆっくりと頭を前後に動かす。
口の中で舌を動かしていると、徐々に唾液が溢れ出してくるのが判る。
濡れた口元がおちんちんと擦れて、いやらしい音を立てる。
「澄乃、凄いよ…」
見上げると、彼方さんがうっとりとした表情をしている。
彼方さん…、私の事どう思ってる…?
エッチな事が大好きな女の子と思われると、かなり恥ずかしいけど…。
でも、それで彼方さんが悦んでくれるんだったら、私も嬉しいよっ…。

「澄乃、すぐにでもいってしまいそうだ」
彼方さんの声が上ずっている。
うん、判った。もっと気持ち良くしてあげるねっ…。
頭を前後に動かしながら、両手で彼方さんの隠嚢がある部分を優しく揉んであげる。
咥えている彼方さんのおちんちんが、さらに固く、大きくなる。
「も、もう限界だ…。口の中に出すけど、いいか?」
露天風呂の中でしているから、零れる精液がお湯を汚してしまわないか、心配してるんだ。
いいよ、彼方さん。私は大丈夫だから。
彼方さんの精液を、いっぱい受け止めたい…。
彼方さんの問いかけに、軽く頭を頷いて応えた瞬間。
「ううっ!」
私の口の中に、生暖かい液体が大量に注ぎ込まれた。
彼方さんの精液が出終わるのを待ってから、ゆっくりとおちんちんから顔を離す。
口の中で、彼方さんの精液を味わう。
少しとろりとした舌触り。
正直言って、男性の精液の味はまだよく解らない。
ただ、この中に彼方さんの分身がたくさんいるんだ…と考えると、気持ちが高ぶってくるのを感じる。
彼方さんの精液を、口だけではなく身体全体で受け止めることが出来たなら…。
私のお腹の中が、ぴくりと反応した。
思わず自分のあそこに手を触れてみる。
粘ついた感触。
早くも私の身体は彼方さんを欲しがってるんだ。
でも、この精液をどうにかしないと…。
その時、彼方さんの声が聞こえた。
「澄乃、いま口に含んでいる精液を、俺にも分けてくれないか?」

思わぬ言葉に、一瞬あっけに取られる。
「あ、あのさ…。よく女性が精液を飲み込んだりするけど、どんな味なのか知りたいと思ってさ…」
それって、精液を口移ししろって事?
何だかすごく変態じみてるよっ。
だけど、彼方さんの表情は真面目そのものだ。
「俺は、澄乃がどういう思いをしているのかを知りたい。だから、いいかな?」
私の思いを共有したい…。
彼方さんは、なんて優しいんだろう!
私は頷くと、露天風呂の中から立ち上がった。

「立ったままだと澄乃が辛いだろうから」
彼方さんが露天風呂の縁に腰掛ける。
彼方さんの両膝の間に割って入るような形で、私が立つ。
そのまま、覆い被さるように顔を彼方さんに近づけてゆく。
二人の唇が合わされる。
そして、少しづつ互いの唇が開かれる。
私の口の中に含まれている彼方さんの精液が、ゆっくりと、ゆっくりと流れ始める。
彼方さんの片手が、私のお尻に触れる。
お尻が撫でられる度に、背筋に震えが走る。
すごくいやらしくて、それでいてすごく気持ちいい…。
口の中の精液を半分ほど移してから、唇を離す。
それから、二人一緒にお互いの口に含んでいた精液を飲み込む。
暫くして、彼方さんの口が開いた。
「ぷっへ〜、やっぱり妙な味だな」
「ううん、よく解んないけど、不思議な味がするよ…」
お尻を撫でていた彼方さんの手が、私のあそこに触れる。
「あっ…」
「もう濡れ始めてるんだ…。口移しで感じていたのかい?」
「えっ、そ、そうかも…。私の身体もひとつになれたらいいなって…」
「素直でよろしい。それじゃぁ、澄乃の身体を満足させてあげるとするか」
「………、うん…」
「位置を交替しよう」
彼方さんが座っていた位置に、こんどは私が腰掛ける。
中腰になった彼方さんは、私の乳房の片方に舌を合わせてきた。
乳首の周りが丁寧に嘗めまわされる。
次第に私の乳首が立ちあがる。
彼方さんの唇が、乳首を咥え込む。
唇の上下が左右に動かされ、私の乳首もつられて左右へ捻じ曲がる。
「ああんっ…」
思わず上ずった声をあげる。
もう片方の乳房も、同じように嘗めまわされる。
次第に快感が高まってゆく。
あそこから、淫らな汁が絶え間なく溢れ続ける。

「か…彼方さん…、あんまり弄ると…、私…それだけで…いっちやうから…、だから…早くぅ…」
「まだもうちょっと我慢して。澄乃のあそこを味わってないから」
彼方さんの顔が、私のあそこの前にいく。
「もうちょっと腰を前にずらして」
確かに、このままの姿勢では彼方さんが私のあそこを嘗めるのにはきつい。
だけど、腰を前にずらすと私の淫らな汁が露天風呂の中に落ちてしまう。
「で、でもっ…、お湯が汚れちゃう…」
「大丈夫だって、愛液が少しばかり混じっても判らないよ」
「………」
私の淫らな汁が混じったお湯に、他の人が入浴するのを思うと、恥ずかしくて仕方がなかった。
それでも欲望には勝てないので、彼方さんの言ったとおりにする。
彼方さんの舌が、私のあそこの穴に差し込まれる。
入口が柔らかく横に押し広げられる。
中に入れられた舌が、上下へと動く。
あそこから聞こえる、くちゃくちゃといういやらしい音。
気持ち良すぎるよっ…。
「はぁ…、はぁ…、彼方さん…、ああっ…、私…もう…耐えられない…」
もう限界が目の前に近づいていた。
早く入れて貰わないと、また不満足なままいってしまう…。
気持ちが焦る。
「は…、早く…入れて…」
彼方さんが、私の股間から顔を離して言う。
「澄乃の愛液って、とっても甘くって美味しいよ」
うん、判ったから…、早くっ!
「で、入れてって言ってるけど、何処に何を入れたらいいんだい?」
まただ…。また彼方さんは私に恥ずかしい言葉を言わせようとしている…。
ただし、今回ばかりは悩んでいる余裕がなかった。
ありのままの想いを、乱暴にぶちまける。
「か、彼方さんのおちんちん!、私のおまんこに思いっきり入れてほしいのっ!」
「そして?」
「そして…、いっぱい!いっぱいお腹の中突きまくってほしいのぉー!!」
恥ずかしいなんて言ってられない…。
この機会を逃したら、きっと欲求不満が収まらなくなってしまう…。
「かなり積極的になってきたな、澄乃。それなら風呂の縁に手を付いて俯せになってくれる?」
「えっ…」
「そのまま澄乃を仰向けにすると、背中が地面に擦れて痛い目に遭うよ」
彼方さんの言うとおりだった。
私は立ち上がって、彼方さんへ背中を見せるように向き直ってから、腰を曲げる。
そして両腕を曲げて、肘を露天風呂の縁に置く。
「澄乃…、入れるよ…」
息を止める。
その直後、彼方さんの大きいおちんちんが、私のあそこの穴に突き刺さってきた。
あそこの穴が、目一杯押し広げられる。
「あっ…あっ…あああああ…っ」
強烈な刺激が、私の身体を貫く。
「散々あそこを弄ってたから、かなりきつく締まってるな」
「はぁ…、はぁ…、はぁ…、彼方さん…、早く…動いて…」
「うん、判ってる」
彼方さんのおちんちんが、前後へ動き始める。
膣内の壁がおちんちんと擦れ合う。
お腹の中がすごく熱い。
もっと激しい快感が欲しい…。
身体が勝手に動き出す。
両肘を立てて、上半身を起こし気味にする。
動いている彼方さんの亀頭が、膣内の一番敏感な部分に突き当たる。
その都度、電流のような激しい刺激が私を襲う。
いい…、すごく気持ちいい…!
身体が大きく震える。
「ひぅっ!んぎぃっ!きひぃぃっ!!」
何を言っているのか、自分でもよく解らない。
頭の中を渦巻いている快感が、そのまま言葉になる。

「腰まで動かして、今日の澄乃はとてもエッチなんだな」
「そう…そうなの…。はぁっ!もっと…私の身体…弄って…うぐぅっ!」
そう、私は本当はとってもエッチな女の子なんだ…。
今までそれを隠していただけ…。
でも、彼方さんの前では、ありのままの自分になれるって事に気が付いたんだ…。
それは、私が彼方さんの事を好きだから…。

彼方さんの両手が、私の乳房に触れる。
乳房が激しく揉みしだかれる。
すごい…、すごすぎるよ…。
気持ちよすぎて、気がヘンになっちゃうよっ…。
そうだ…、あそこも弄ってあげないと…。
身体全体でこの快感を味わい尽くすんだ…。
露天風呂の縁に置いていた右腕を動かして、指先でクリトリスを摘み上げる。
「おい澄乃、手を離すと危ないぞ」
「彼方さん…、お願い…、私…身体全体で感じたいのっ…」
「判ったよ。姿勢を変えるからちょっと待ってくれ」
そう言ってから彼方さんは、おちんちんを私から引き抜いた。
「あ…、嫌だよっ…」
「あわてるなって。俺が地面に仰向けになるから、澄乃はその上で動けばいいよ」
「………、うん…」
露天風呂から上がって、彼方さんの腰の上を跨ぐ。
彼方さんのおちんちんに手を添えると、亀頭をあそこの穴へ差し入れる。
そして、一気に腰を落とし込んだ。
お腹の奥に、彼方さんのおちんちんが勢いよく突き刺さる。
「うぁあああああっ!!」
自然に叫び声を発していた。

「澄乃〜、もうちょっと手加減してくれないと。あやうく出してしまうところだったぞ」
「えうぅ〜、だって…待ちきれなかったんだよっ…」
「判った判った。もう思いっきり動いていいから。俺がサポートするから、頑張っていこうなっ」
「う、うん…」
両手で乳房を揉みながら、腰を上下させる。
目を下にやると、股間に刺さっている彼方さんのおちんちんがどろどろに濡れているのが見える。
そこに、彼方さんの右手が伸びる。
「むむむ…、動いてるからクリに触りづらいな」
「はぁっ…、あ…、それだったら…私が…」
胸を揉んでいた片方の指でクリトリスを捻りながら、さらに腰を動かす。
「きゃふうんっ!あっ!あはぁっ!」
気持ちいい!気持ちいいよっ!!
「それなら俺は最後に残されたところを…」
彼方さんはそう言うと、動いている私の股の下に腕を差し入れる。
「ここだな…、よし」
にゅぷっ!
「ひ、ひぃーっ!!」
今まで感じたことの無かった刺激。
動いていた拍子に、彼方さんの指がお尻の穴に突っ込まれたんだ…。
「うああっ!そ…そこは…きたな…あぐぅっ!」
「お尻の穴は確か始めてだったよな。このまま動くともっと気持ちいいよ」
腰を動かす度に、おちんちんと一緒にお尻にある指も抜き差しされる。
オッパイが…、クリちゃんが…、お腹の中が…、そしてお尻の穴が…。
いっぱい…いっぱい弄られてる…。
身体全体が、快感に打ち震えてる…。
も、もうダメだ…。
私…気が狂っちゃうよっ!
「あああっ…、彼方…さん…、も、もう私…いっちゃう…だから…」
「澄乃…、俺もそろそろ限界だよ…。一緒にいこう…」
「うん…、一緒に…だよっ…」
一段と激しく腰を動かす。
嬉し涙が、私の目からボロボロとこぼれ落ちる。
「ああっ!私…い…いっちゃう…いっちゃうよぉっ!」
「澄乃っ!いくぞっ!!」
最後のひと突きが、私の身体を突き抜ける。
その瞬間、私の身体の中で何かが弾けた。
「ああああ…………」
声が掠れる。
彼方さんのおちんちんから、生まれたばかりの精液が一気に私のお腹の中に解き放たれる。
私の淫らな汁と、彼方さんの精液が混じり合って、それが私の身体を溶かしてゆく…。

「はぁっ…、はぁっ…、彼方さん…、私の身体の中…、彼方さんでいっぱいだよっ…」
「すごくよかったよ、澄乃…」
放心して、彼方さんの上にへたり込む。
「最後くらいはキスで締めないとな…」
「うん…」
二人で交わす、長い長い口づけ。
私の心の中に残っていたわだかまりが、洗い流されていくのを感じていた。

再び、龍神天守閣のある客室。
あれから結局、お湯の中の汚れた部分を掬い取ったりと大変な目に遭ってしまった。
私が着ていた浴衣の代わりに、彼方さんが自分の着ていたシャツを持ってきてくれた。
シャツを羽織ったままノーブラ、ノーパンで部屋まで移動するのは気が気ではなかったけど、何とか他人に
見つからずに済んだのは幸いだった。
部屋にたどり着いて一息ついていると、彼方さんが耳掃除をしてほしいと言ってきた。
耳掻きを手にして、そのまま私の太股の上に顔を埋めてくる。
「判ったから、横になってよぉ」
「はいはい」
耳掻きを手にして、彼方さんの耳掃除を始める。
「なぁ澄乃、身体の方はもう大丈夫か?」
「うんっ。もうきれいさっぱりになっちゃったよっ」
「そりゃよかった。さっきはどうなる事かと思ったからな」
「えうぅ〜、それは彼方さんがイジワルだからだよっ…」
「何でだよっ。元々澄乃にその気があったからだろ?」
図星だった。
「えうぅ…」
「まぁ、それはいいとして、今日はここに泊まっていかないか」
「えっ、この客室を使ってもいいの?」
「あ、以前言わなかったっけ?実はこの部屋、空いている時は俺が寝泊まりしてるんだよ」
「そうだったっけ?」
「混んでる時はフロントの仮眠室が寝床になるけどな。あそこよりは快適だろ?」
「そうだけど…、家には何て言ったらいいのかなぁ…」
「姉貴にお呼ばれしているとでも言っておけばいいさ。食事もお客様用の御馳走を用意するぞ」
それは、ちょっといいかもしれない。
「それから、また欲求不満になってきたら、いつでも相手してあげるから」
「もぉ〜、私は本当はそんなにエッチじゃないんだからねっ!」
耳掻きを握る手に力が入った、その瞬間。
ぐさっ!
「あたたたたたたっ!み、耳が〜っ!!」
「えうぅ〜、ごめんなさい…」
彼方さんの耳の奥に、耳掻きを突っ込んじゃった。
「全く、澄乃らしいな。いつも単純で」
「えうぅ〜、けなさないでよぉ…」
「それでいて一生懸命で、とても明るいし」
彼方さんの顔が振り向く。
そこには、にっこりと微笑んだ彼方さんの顔があった。
「そして、澄乃のオッパイは、あんまんのように暖かくて柔らかい」
いつの間にか、彼方さんの頬が私の両胸に密着していた。
「もぉ…、彼方さんってエッチだ…」
「好きだよ…、澄乃。お前があんまんを好きな気持ちに負けないくらい」

嬉しい…。
やっぱり今日は幸せな一日だよっ…。
こみ上げてくる想いを押さえながら、私は彼方さんにゆっくりと応えた。
「彼方さん…、私も、彼方さんの事…大好きだよっ…」

………。
………………………。
………………………………。

「でも、あんまんと比べると、やっぱりあんまんの方かなぁ〜?あんまんは命の源だし…」
「おいおい…」
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