沙織

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「須藤、ちょっと話があるんだけど。」
音川が唐突に声を掛けて来たのは、その日の最後の授業が終わってすぐのことだった。
「なんだ音川?そっちから話し掛けてくるなんて、どういう風の吹き回しだ?」
珍しいこともあるもんだと、俺は笑いながら答えた。
「ちょっとアナタに聞きたい事があるの。一緒に聖研の部室まで来てくれる?」
「なんだよイキナリ?話ならここですればいいだろ?」
「いいから来なさいよ。この写真の事でアナタに問い質したい事があるのよ。」
そう言って音川が俺に見せたのは、以前早見に渡した天才の力作、ウサちゃん音川の合成写真だった。
「ゲ・・・・・・・・!!」
俺は身の危険を感じ、その場から逃亡を図ったが、それより速く音川の手が俺の腕を捕らえた。
「逃げようとしたってムダよ。早見君からこの写真の事は全部聞かせて貰ったわ。」
(あんの・・・バカ!本人に取られる奴があるか?)
「なんなら、この事みんなにバラしてもいいのよ?須藤君は学園中の女子のイヤラシイ写真を撮って、
方々で売り捌いてますって。」
「へっ、俺がそんな事をしている証拠なんて何処にあるんだよ?まさかその写真をみんなに見せるわけ
じゃねーだろ?」
「フンッ、アンタが裏で怪しい事をしてるのは、みんな薄々気付いているんだから。アンタが尻尾を出さない
だけでね。私が言えば信じて貰えると思うわよ?アンタが言い逃れしようと、一体どれだけの人が
信じてくれるかしら?」
「ウ・・・・・・・」 「一緒に来てくれるわよね?」 「ハイ・・・・・」 俺はガックリと項垂れた。


「あなた、こんな事して恥ずかしくないの?大体、女の子達に悪いと思わないわけ?」
俺は聖研の部室で直立不動のまま、椅子に腰掛けた音川にこってりと絞られていた。
「どうせあなたも気に入った写真があったらオカズにしてるんでしょ。あんな合成写真まで作ってさ。
ホントどうしようもない変態ね。」
「な、なんだと。」
「違うの?じゃあ、なんであんな手の込んだ物を作るのよ。作ってる最中も出来あがった物を
想像したりしておっ起ててるんでしょ。」
(クッ、下手に出てりゃ言いたい放題言いやがって。)
「まあ、そんな事はどうでもいいわ。私はあなたと議論するつもりなんか毛頭ないから。
今日ここに呼んだのはね、あなたに悔い改めてもらうためよ。」
「く、悔い改めるって・・・・・・・どうしろっつーんだよ。」
次の瞬間、音川は信じられない事を口にした。

「そうねー、とりあえず、私の目の前でオナニーでもシテもらおうかしら。」

「はあっっっ!?」
「丁度ここにあなたの作った合成写真もあるし、これをオカズにして、いつものようにしなさいよ。」
こ、この女は一体何を言っているんだ・・・・・・・・
「あら嫌なの?嫌なら別にいいのよ。その時はあなたのしてきた事、全部バラすだけだから。
私は無理強いはしないわ。あなたの意思で決めてちょうだい。」

「わ、悪かったよ音川、謝る。だからそれだけは勘弁してくれよ。頼むよ、俺と音川の仲じゃないか。
なっ、この通り!!」
俺は手を合わせて音川に頭を下げた。
「ゴメンで済んだら警察はいらないのよ。それにあなたと私の仲って何よ。気持ち悪い事言わないで。
私はあなたを友達と思った事なんか一度も無いわ。」
「クッ!」
「さあ、どうするの?やるの?やらないの?」
ダメだ・・・・・・今のコイツに話し合いは通用しない。コイツは意地でも俺にオナニーをさせる気だ・・・・
今はコイツの要求に従うしかない。コイツの言う通り、この事をバラされたら俺は学園にいられなくなる。
それどころか、警察に突き出されたりでもしたら俺は破滅だ。
「わ、わかった・・・」
「じゃあ、早くズボン下ろしなさいよ。」
俺はノロノロとベルトを外し始めた。
「グズクズしないで。終わるのが遅くなれば損するのはあなたよ。もう少ししたら他の部員の子達も来るわ。
その時、あなたはこの状況をどう説明するつもり?」
「わ、わかってる!!」
俺は観念してズボンを一気に下ろした。
「ふーん・・・・・須藤っていつもそうゆうパンツ履いてるんだ・・・・・じゃっ、早くパンツも下ろして。」
「あ、ああ・・・」

俺はもう、どうにでもなれとヤケクソ気味にパンツも一気に下ろすと、下半身丸出しの情け無い姿を
音川の前に晒す。
「プッ、須藤君、とっても素敵よ。」
「クソッ・・・・・・・!」 「何?今何か言った?」 「い、いや・・・」
「ふーん、ならいいけど。じゃあ、さっさと始めてくれる?」 そう言うと音川は俺に写真を渡す。
「ああ・・・」 俺は写真を受け取ると、自分の一物をシゴキ始めた。

・・・・・・シュッ・・・・・・・・シュッ・・・・・・・・シュッ・・・・・・・・シュッ・・・・・・・・シュッ・・・・・・・・シュッ・・・・・・・・シュッ・・・・・・・・シュッ・・・・・・

音川と二人きりの部室で、一物を擦る摩擦音だけが静かに鳴り響く。それは異様な光景だった。
「全然大きくならないじゃない。須藤君、あなた、やる気あるの?私のこと馬鹿にしてるつもり?」
そんな事を言われても、この状況で起たせろと言う方が無理な注文だ。
女の前でオナニーなんかさせておいて、無茶苦茶言ってやがる・・・・・・!!
「ハア、ほんっと役立たずなんだから。仕方ないわね・・・・・・・・・・・・・ねえ・・・・・須藤クン・・・・」
そう言うと音川は口元に笑みを浮かべ、誘うような目つきをして、閉じていた足を組んだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・!!」
音川の透き通るような白い太股が露になる。
しかも足を組んだ瞬間、純白のパンティーが確かに見えた・・・!
「ゴクッ・・・・・・・」 俺は思わず生唾を飲み込んだ。
気が付くと、音川の下半身から目を離すことの出来ない自分がいた・・・・
そして10秒も経たない内に俺の一物はムクムクと膨れ上がり始めた。
「クスッ、やっとやる気が出てきたみたいね。私の太股を見て、そんなに興奮しちゃった?」
信じられない・・・! これがあの音川なのか?普段のお堅い優等生ぶりからは想像も出来ない、
妖艶な音川がそこにはいた。

シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ

俺の右手はいつのまにかスピードを速めていた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「うふふ・・・・・・・」
音川は俺を見つめながら微笑むと、ペロッと舌舐めずりをする。
そして時折、パンティーが僅かに見えるように足を組みかえる。
俺はその瞬間を見逃すまいと必死に音川の股間を凝視する。
「やだあ須藤クン♥ そんなに股の間ばっか物欲しそうに見つめないでよ。私、恥ずかしいわ。」

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
俺は無我夢中で一物をシゴいた。ああ・・・!早く出したい!
早くこの目の前にある音川の艶かしい太股に、俺の溜まったモノをぶちまけたい・・・!

チュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュク

「・・・・ぅああああ・・・・・・っ!・・・・・・・もう・・・・・・・・っ・・・・・・ヤバイ・・・・・・・・・・・っ!」
「待って!!」 音川はそう叫ぶと、猿のように動かしていた俺の右手を制止した。
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・な、何・・・・・・・?」
「誰が出していいなんて言ったの?悔い改めなさいって言ったでしょ?勝手にイクなんて許さないわよ。」
そ、そんな殺生な・・・・!ここまできて出させてくれないなんて、いくらなんでもあんまりだ・・・・・・!

「ハフ・・・!ハフ・・・!ハフ・・・!ハフ・・・!ハフ・・・!ハフ・・・!ハフ・・・!ハフ・・・!ハフ・・・!」
俺の一物は一秒でも早く出したいとヒクヒクとうめいていた。
そして口にこそ出さないが俺の目は、『早く出させて下さい』、と音川に懇願していた。
「ふふっ、須藤クン、そんなにイキたい?そんなにすがるような目でお願いするなら、
イカせてあげてもいいのよ。そのかわり、私のお願いを一つだけ聞いてくれる?」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・な、何・・・っ?」
俺は全神経を集中させ、これから発せられる音川の言葉に耳を傾けた。

「『沙織様、愛してます』って言って欲しいの・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」
もう選択の余地など無かった。この屈辱的な要求さえも、俺は素直に受け入れてしまっていた・・・

「ねえ・・・・言ってくれる?」

俺は無意識の内に口を開いていた。
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・さ・・・おり・・・・・」
「ん?」 音川は聞こえているだろうにも関わらず、意地悪な笑みを浮かべて、わざとらしく聞き返す。

「はぁ・・・・す、沙織、さま・・・・あ、愛して・・・・ます・・・・っ!」

「プッ!・・・・・・・クククク・・・」 
 
え・・・・・?

「アハッ!!アハハハッ!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

たちまち部室は音川の笑い声が響き渡った。俺は一瞬、目の前が真っ暗になった。
「アハハッ!・・・アハッ!・・・す、須藤君、そんな状態で愛してますなんて告白されても、私困っちゃうわ♥」
いつのまにか俺は大粒の涙をボロボロとこぼしていた。

「ヒック・・・・・・ヒック・・・・・・お、お前が、ヒック・・・・・・むりやり、ヒック・・・・・・言わせたくせに・・・・・ヒック・・・・・・」
「何?何か文句でもあるの?女の子の前でオナニーして、罵られて興奮してた変態マゾのくせに。
変態に私の事とやかく言う権利なんてあるの?大体、そんなカッコで泣きながら睨まれても恐くとも
なんともないわよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒック」
「わかったらそのまま続けなさいよ。早くイカないと他の子達が来ちゃうわよ。
あっ、でも今の恥ずかしい須藤君の姿をみんなに見てもらうのも一興か♪ ねっ、そうする?」
ダメだ・・・・・もう敵わない・・・・・・・もう俺の意志など何の価値もない・・・
俺はただ・・・音川の命令通りに・・・最後まで果てるだけだ・・・・・

チュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュク
チュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュク

「ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、ヒィフ、」

「フフッ、もうそろそろ限界みたいね。須藤クン、もうわかってると思うけど勝手にイっちゃダメよ。
イクときはちゃんと『イキます』って私に一声掛けるのよ。」

ああ・・・・・・! 沙織・・・・・・・っ! 沙織ぃ・・・・・・・っ! 沙織ィィィィィィィ・・・・・・・っ!

「・・・・・イ、イキます・・・・・っ!」

「いつでもどうぞ・・・・・・・」 

「・・・・・・・・・・・・・っ!・・・・・・・・・・・ぐああ・・・・・・っ!・・・・・・・・・・・・・んぁぁああああああ!!!」

ドピュッッッ!!! ビュルウウウ!!! ビュクンッッッッッ!!! ビュッッビュルルル・・・・・・

「うわああ♥ すっごーい!!イッパイ出たー♥ アハハハハハハハハハッ!」
「はあっ・・・・・・はあっ・・・・・・はあっ・・・・・・はあっ・・・・・・はあっ・・・・・・はあっ・・・・・・」
「須藤くん、随分頑張っちゃったね♥ 見てよコレ、この床の精子の量!後片付けが大変ね♥」
俺は音川が笑いながら指差した自分の精子を、ただ呆然と眺めるばかりだった・・・・・・・・・・



「じゃ、じゃあ・・・もう、帰っていいか・・・・?」
ズボンのベルトを締め終えた俺は、恐る恐る音川に尋ねた。
「あっ、そうそう、一つ言い忘れてたけど、教室であなたに声を掛けてから今までの会話、
全部録音させて貰ったから。」
そう言うと音川は、自分のカバンから小型のテープレコーダーを取り出した。
「なっ・・・・・・・・!」
俺は言葉を失ったまま、呆然とその場に立ち尽くした。
「うふふ・・・・・あなたの情熱的な愛の告白も、しっかり入ってると思うわ。帰ってからじっくり聞かなきゃ。
楽しみね♥」
ハメられた・・・・・・! コイツは最初からそのつもりで俺を・・・・・・・!
「よっ・・・・・・よこせっ・・・・・・・・・!」
俺が音川に飛び掛ろうとした瞬間、部室のドアが勢い良く開かれた。
「ウィーッス・・・・・・・・・って、あれ?須藤、こんなとこで何してんだ?」
「須藤君?なんでうちの部室にいるの?うちの部に何か用?」

「・・・・・・・・・・・・・・・っ!」


「ふふふ・・・・・・須藤くん♥ これからの学園生活、楽しくなりそうね・・・・・・・」


                                                END



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