総合トップSS一覧SS No.007-064
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
励まし 70(31スレ目)氏 主人公(エミル)×カノンノ 2009/04/10 2009/05/14

これは予約特典のDVDをネタにしている
主人公の名前がエミルなのは許してくれ・・・



カノンノは部屋でうつむいていた。
それは彼女があるところで言った一言だ
「どうせ私は添え物ヒロインですよ…」
それ以降彼女は完全にぼそぼそと何かをつぶやいている。
「えっと・・・・・・・どうしたらいいんだろうニアタ・・・」
「この世に「無」などない。 カノンノがどんなに立ち止まろうと、 その心を突き動かしてやれ」
「それはゲーテにいった事じゃあ・・・・」
エミルは正直どうすればいいか分からなかった。
確実に言葉を間違えば秘奥義で瞬殺される・・・ 。
せっかくネガティブネストから帰ってきたのにこれでは意味が無い。
「カノンノ、あの二人は・・・」
「あんたは黙ってて!」
ゴンと鈍い音が響きニアタは光を失い地面にコトンと倒れた。
「ディセンダー・・・後は・・・たの・・・・・・」
カノンノが武器を構えている。
エミルは双剣士でスピード重視なのでパワー性の高い大剣とは分が悪すぎる。
ましてや膝蹴りでライオンのオーラを出したり地面を砕いたりと豪快な攻撃方法も持っている
彼女に勝てるわけが無い。
「カノンノ落ち着いて・・・」
自分でもびびっているのが分かる。
「いいよね・・・エミルは・・・ラタトスクの主人公の名前をもらってさ・・・」
「うっ・・・」
「私なんてただの看板ですか、あ、そうですか!」
カノンノは爆発寸前と言ってもいい。
これではエミルも絶対安静の一歩手前までおいこまれてしまう。
ところが彼女の口調がとたんに変わった。
「でも・・・エミルは私と一緒にいたいから帰ってきたんだよね?」
「え?」
世界に遊ばれるために帰ってきたとは口が裂けてもいえない。
「かえってきたんだよね?」
「う、うん・・・」
カノンノは笑顔をエミルに向けると彼の手を取って自分の部屋へ引きずり込んだ。
「え、え?」
「なら・・・私と一緒になろ?」
「ちょっ・・・・ま・・・・」


翌朝

カノンノは食堂でパニールに昨日のことを話していた。
「ありがとう。パニールのくれた小説の通りにしたら本当に出来たよ!」
「あらあら、それはあなたの子どもが見れるわね」
二人とも楽しそうに笑っていた。
その後ディセンダーは闘技場でただひたすらジェイドとゼロスを切り刻んだとか・・・


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