総合トップSS一覧SS No.007-063
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
続・二人で修行 366(30スレ目)氏 ユーリ×女あたま 2009/03/02 2009/05/14

順調に出口へ向かって歩いていた二人だったが、突然あたまがは途
切れがちな声でユーリを呼び止める。兎に角ここをでようとばかり考えて歩いていた
ユーリは、配慮が足りなかったか、早足過ぎたかと気遣いながら振り返る。途端に、
あたまは手を繋いだままその場に座り込んでしまった。

「どうしたあたま、どこか怪我でも――」
「ち、ちがい…ます…」

あたまはもじもじするばかりで、なかなか答えようとはしない。
ユーリはそれを無理にせかすことはしなかった。明らかに、おかしいと気が付いたから
だ。色白い肌はほのかに上気して、額には汗がびっしりと浮いている。座り込んだま
ま落ち着きなく腿を擦り合わせ、俯いたまま。

「あたま、さっきどこか怪我でもしたんじゃ」
「ダメっ…!」
ユーリが強引にあたまの方を掴むのと同時に、あたまが抵抗の声を
上げた。声を上げるのとともに体がびくん、と跳ねる。思いがけない反応に、ユーリ
は慌てて手を離して目の前にしゃがみ込む。
「な…何か、さっきから……からだがヘンで…」
大きな声を出してしまって、ごめんなさい、とやはり途切れ途切れ
に言葉を繋ぐ。そんな様子にユーリはあたまがどんな状態なのか、…健全な男子だ、
ある程度理解した。その原因がわかりはしないのだが。

「熱くて……ムズムズするような感じが、して」
大きく開いた胸元には、先程の名残のような痣がついている。豊満
な二つのふくらみの谷間にも汗が浮いていた。引き締まった腹、そしてその下――擦
り合わせている腿のあたりも濡れている。
「歩くたびに…ヘンな感じになるんです…力が、抜けて」
私、どうしたんでしょう。あたまは半泣きで訴える。その様は言っ
ている事に反してとても艶かしい。

あたまはひどく敏感になっている…というよりも、興奮して、感じ
ている様子だった。性的な知識があまりないらしいあたまが、肩に触れようとした時
に強く抵抗をしたのは、未知の感覚に恐怖を覚えたからなのだろう。何故突然こんな
状態になったんだ?ユーリは先程までのことを後を辿るように思い返す。

ひとつ思い当たる―――というか、今日一日で変わった事があった
といえば、先程の魔物の不意打ちの件くらいだ。逆さに吊り上げられて魔物に悪戯さ
れたという所は覚えてはいるが、その程度。あたまを助けることしかその時は考えて
いなかった。相当刺激の強い悪戯をされたようだというのは察していたし、だからこ
そ特に触れないようにしてきたのだが…。

「あたま、動けるか?」
もうそろそろ出口ではあるが、今は通路の真ん中である。魔物がそ
の辺りから現れでもしたら、それこそ先刻の二の舞だ。とりあえずここを出て安全な
場所へ連れて行かなければいけない。そう思い抱きあげようと再び手を触れた。
「や…だ、ダメっ…!!」
またびくん、と身体が跳ね上がるが、流石に構ってはいられない。
何をするにもここを出なければ始まらない、抵抗するあたまを抱えると、ユーリは早
足で出口へ向かう。

「ん、あ…っ、ュ…り、へん…です…」
熱い、あたまはそう言って身をよじる。歩くたびに肌が擦れて、そ
のたびに甘い声を上げて悶え、そしてまた肌が擦れて――というのを延々繰り返して
いる。密着した身体は熱く、抱き上げたことで押し付けられた胸は、下着越しにでも
はっきりと判る程に、先端が固くなっていた。正直、船へ戻るまで冷静でいられる自
信がない。
「ユーリ…っ、だめ、も…下ろしてっ…!」
ふるふる、と力無く首を振る。時々身体が強張ったり、いきなり跳
ね上がる。そのたびに既にはっきりと喘ぎ声とわかる声が上がるのだ。ユーリにとっ
てこの状況は軽い拷問といっても過言はなかった。

半ば走るようになりながら、ユーリはようやく地下都市跡から出る。
既にあたまはぐったりとしていた。身体が揺れるたびに軽い絶頂を迎え、その敏感
な身体のまま新たに刺激を与えられ、の繰り返しだったのだから無理はない。こんな
状態では船には戻れない。あたまも、自分も。人気のない、魔物も人もよりつかなそ
うな場所を探して、ユーリはそこへ駆け込んだ。

正直、我慢の限界だ。理性は吹き飛びそうなほどギリギリにではあ
るが、留めながら、ユーリはあたまを草むらに下ろしてやる。
「ユーリ……どうしたらいいんですか…?」
熱いのが、収まらない。あたまがそう云うのにに、余裕のないユー
リの声が重なった。
「あたま、お前性教育って受けたことあるか」
「……? きいたこと、ありません」
唐突な問いに途絶えながら律儀に答えながら、あたまはユーリの様
子がいつもと違うことに漸く気が付いた。まるで獣のような目。それでも、不思議と
怖いとは思わない。
「帰ったら、習え」
ユーリは言うなり、あたまの唇を強引に塞いだ。

何が起きたのか解らずに、抵抗さえ忘れてしまったかのようなあた
まの口内に舌を滑り込ませると、あたまの下を絡め取る。そうしながら、下着の上か
ら乱暴に胸を揉む。先端はやはり下着越しでもしっかりとその存在をユーリの掌に伝
えていた。口内を犯しながらたっぷりと揉むと、ぐい、と下着を引き下ろした。形の
良い胸がぷるんと揺れて露わになる。
露わになった乳房はやはり汗でしっとりと湿っていた。硬く尖った
乳首はきれいなピンクで、色の白い肌によく映える。唇を解放したユーリは、今度は
その先端へと舌を伸ばす。
「あっ…、ユーリ…っ!」
あたまの身体が弓なりに反る。先程、魔物に悪戯をされるまでは、
自慰どころか自分の身体を弄った事も、そんな事を想像したりもなかった。というよ
りも、知らなかったのだ。舌で転がされ、緩急をつけて吸い、時折歯を立てて、ユー
リはあたまの乳首をたっぷりと愛撫する。空いた手でもう片方の乳首をつまみ上げ、
捏ねまわしてやる。慣れた様子のユーリの愛撫に、そんなあたまが耐えられるはずも
ない。
「あ、あっ…ユーリ、ユーリっ…ダメっ…!へ、ヘンになりますっ…!」
言いながら、まるでもっとして欲しいと言わんばかりに、背を逸ら
せて胸を押し付ける。自分でもなにをやっているのかわからない。快楽と言う言葉自
体を知らないあたまは、わけもわからないまま次第に上り詰めてゆく。
「んっ、は…はぁ…っ」
ゾクゾクと甘い痺れのようなものが身体の奥から伝わる。どんどん
熱くなっていく。先程魔物に弄られた下肢が、本人の意思に関わらずしっかりと反応
していた。とろとろと溢れた愛液で下着は既に濡れている。

「ユーリ……」
切なげな声色で名を呼ぶあたまに、ユーリはもう一度口付けた。今
度は安心させるような、優しい触れるだけの口付け。
「熱いです…身体、さっきよりもっと熱い…」
「止めてほしいか?」
そう問われ、あたまは返事に窮する。ユーリが胸に触れたり、舐め
たりするたびに、甘い感覚が身体の奥からせり上がる。けれど、手を止めたとたんに
それは止まってしまうのだ。これは何なのだろう。よくわからない。でも―――。

「…やだ…」
やめないで、あたまはそう答えた。
本当は、この感覚は何なのか、今してることはどういうことか、聞
きたいことは沢山あった。だが、女の本能がその先を求めている。あたまはそれに逆
らうことができなかった。
「…なるべく、乱暴にはしないようにする。どうしても嫌だったら
言えよ」

言葉を交わした事で、幾らか冷静さを取り戻したユーリは、そう言
ってあたまの足をぐい、と広げた。元々短かったジャケットの裾は腹まで捲れ上がり、
下着に覆われた下肢が丸出しになる。

ユーリが、下着越しにあたまの秘所に触れた。
「あ…っ」
途端、あたまの脳裏に先程の魔物の姿が蘇る。あの魔物にそこを触
れられた時も、似たような感覚を覚えたのだ。ユーリが下着をゆっくりと指で撫でる。
「濡れてるな」
「は…はい、なんでですか…?」
問い掛けたが、それに答えは返ってこない。
耳元で囁かれた言葉に、肩を竦めた。くすぐったい。息がかかるだ
けで肌がムズムズする。震えてしまう。ユーリは優しく耳たぶを噛みながら、下着の
上から秘所を撫でまわす。
「ん…ぅ、あ、あぁ…ん、ゆ…り…」
触れられた部分から、ジワジワ広がる甘い快楽に、あたまは自然と
腰を揺らした。触れて欲しい所にユーリの指を導くかのように、その動きにあわせて
腰を揺らす。稚拙な動きではあったが、ユーリはあたまの反応に満足しているようだ
った。一度手を止めると、一気に下着を剥ぎ取った。


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