総合トップSS一覧SS No.007-060
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 395(30スレ目)氏 ユーリ×ジュディス 2009/03/05 2009/05/14

【白くて柔らかいアレ編】
 
むにむに。
 
音を付けるならばこんな感じだろうか。
先ほどから男性器を刺激するジュディスの豊かな胸をじっと見ながら、ユーリはぼんやりと考えていた。
滑らかな白い肌に柔らかな感触。
試しに人差し指で押してみれば、むにむにふにふにと弾力の良さがわかる。
「…どうかした?」
「いや…柔らかいな、と」
「そうね。堅くはないわ」
ふふっと笑い、ジュディスは胸の間から出ている亀頭をチロチロと舐めた。
快楽に浸りながらも、ユーリはやはり胸に視線を向ける。
白くて柔らかな、それ。
「……った」
「えっ?」
小さな呟きにジュディスは目を瞬く。
「マシュマロ食いたくなった」
「…………」
甘い甘い白い菓子。
思わずユーリの喉が鳴る。
しかしジュディスはにっこり笑って、ユーリの雄の証をグッと握った。
「そうね。私もバナナが食べたくなっちゃったわ」
「スミマセンデシタ」
 
謝りますから歯は立てないで下さいお願いします。
 
 
【トロトロで甘いアレ編】
 
 
ちゅくっと湿った音が響く。
所謂前戯としてジュディスの女性器を舐めていたユーリは、不意に舌を止めた。
そして代わりに指を差し込む。
「ん、ぁっ…!」
ピクリと震えたジュディスを労るように口付けて、ユーリは指を増やしながら媚肉を広げた。
相手を労るのはマナーであるし、互いに気持ち良い方が満足出来る。
「っ…久しぶりだと、キツいな」
「そう、ね……こっちも、した方が良いかしら?」
ジュディスの指が男性器を撫でる。
ユーリは少し考えて、「じゃあ、頼む」と答えてから体を離した。
硬く勃ち上がったそれを優しく梳いて、ジュディスはそっと裏筋を舐めた。
それから亀頭に唇を付けて、ゆっくりと口内に収めていく。
段々と溢れてきた先走りが相俟って、淫らな水音が響いた。
ユーリはジュディスの艶やかな髪を梳いてやりながら、ふと疑問を漏らす。
「…苦い、よな?」
「んっ……そうね。美味しくはないわ」
ジュディスは何事かと首を傾げながらユーリを見上げた。
ユーリは真面目な面持ちで呟く。
「何で甘くないんだろう…?」
「…………」
「蜂蜜くらい甘かったら、いくらでも舐めたいよな?」
同意を求められたジュディスはにっこり笑った。
「それでラピードがいたら大変だからじゃないかしら?」
「……あー……」
 
流石にラピードをバター犬にはしたくない。
 
 
【敢えて牛乳じゃないアレ編】
 
 
「ん、ぁっ…あっ!」
短い、悲鳴にも似た高い声。
性感帯を刺激するように突きながら、ユーリは宥めるようにジュディスの背中を撫でた。
既に幾度か体を重ねているが、かと言って互いの体に慣れた訳ではない。
熱い、荒い息を吐きながら、二人で上り詰めていく。
「ぁんっ…そ、こっ」
「ん。わかって、るっ」
「んんっ!」
体の相性が良いのか、着々と溜まる熱に、ユーリは薄く笑った。
「今日は、良い…のかっ?」
「大丈夫、よっ」
「了解…っ!」
舌を絡ませながらぐちゅぐちゅと卑猥な音を聞き、互いに目で笑う。
たまには主導権争いのない交わりも良い。
愛情がない訳ではない、とユーリは思う。
燃え上がるような恋情というよりは、包み込むような慈愛で繋がっている気がした。
相手を信頼している証の行為なのだろう。
「ん…ぁああっ!」
「く、ぁ…っ!」
ほぼ同時に達してから、互いに荒くなった息を整える。
ジュディスは大きく息を吐きながら、視線の先から垂れるユーリの黒髪を指に絡めた。

サラサラと流れるそれを、彼女は密かに気に入っている。
けれどユーリが体を離せば髪も離れた。
「…気持ち良い分、後始末が手間だな」
「自分でやるわよ?」
「出した責任は取るって」
ジュディスとしてはこの後のシャワータイムで処理するつもりだった。
が、ユーリはやると言ったらやる男だ。
早速丁寧かつ慎重に掻き出すのを、ジュディスは静かに見つめた。
「…後で洗うよな?」
「勿論よ」
傷つけないようにゆっくりと指を動かしながら、ユーリは垂れて来る白い精を見下ろす。
毎度思うが卑猥な光景だ。
とろみがある分、余計に。
「……運動後にデザート食べたくならないか?」
「あら、女性に聞くの?」
「ジュディの運動量なら大丈夫だろ」
日中は槍を振り回し、跳躍し、駆けているのだ。
同じく前衛を務めるユーリにはそのエネルギー量がわかる。
ジュディスは少し考えてから、小さく頷いた。
「たまには良いかもしれないわ」
「決まりだな」
「因みにあなたは何を食べたいの?」
ユーリは一瞬間を置いた。
「……ショートケーキ」
ジュディスは「そう」としか言わなかった。
 
生クリームに見えた瞬間から頭の中にありました、ごめんなさい。
 
 
―了―


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