総合トップSS一覧SS No.007-059
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 331(30スレ目)氏 スパーダ×女あたま 2009/03/02 2009/05/14

「わあ…かわいい!」
それは、あたまが剣士のレディアント装備を着た感想だった。
先ほど、クラトスからRフェンサーとの対決クエストを受け、そして見事に勝利した。
Rフェンサーはレディアントとと呼ばれるだけあり、そこらの魔物とは比べ物にならないほどの強敵だった。
その華麗ながらも死角のない動き。そして圧倒的強さ。幾度と危機に陥ったことか。
おまけに、こちらは一人。いつもは助けてくれるはずの仲間がいないことに、ほんの少しだけくじけそうになった。
しかし、あたまはそれを乗り越えたのだ。そしてレディアントを超えた。
そして、その戦利品としてクラトスからレディアント装備一式を受け取ったのだ。
さっそく着てみようと思い、自分に宛がわれた寝室に向かいその装備に着替えてみることにしたのだ。
「すっごくかわいいなぁ、これ」
改めて自分が着ている装備を眺める。
そのレディアント装備は、そこらにある装備とはまるで違っていた。
マンダージの民が直々に作ったものだから、普通の違っているのは分かる。
だが、なんといっても変わっているのはそのデザインだ。
それは、鎧というよりはドレスに近いものだった。
胸元の大きなリボン。袖についたフリル。そしてふわりと広がるスカート。頭にはカチューシャ。
青を基調とし、所々に白いリボンやレースがあしらわれたとても可愛らしいデザインだ。
唯一鎧らしいのは甲羅のような肩と足のグリーブのみ。
武器を装備しなければ、なんの職業なのかわからない装備だ。魔術師や僧侶に間違えられてもおかしくはない。
「えへへ、マンダージの人に感謝しなくちゃ♪」
あたまは上機嫌だった。まさか、こんなにかわいいものだとは思っていなかったからだ。
普段の装備は機能的にはいいのだが、おしゃれ的には微妙なものばかり。
ディセンダーといえど、あたまは女の子。人並みにおしゃれをしたい年頃でもある。
そうして、しばらく鎧もといドレスを眺めていたが、ふと思いついた。
「そうだ!これを着て何かクエスト受けてこようっと!」
さっそくレディアント装備を手に入れたのだ。どんなものなのか確かめたい。
一瞬、こんなドレスみたいなもので大丈夫かな?という考えがよぎったが好奇心の方が勝った。
依頼はなにが出ていたかな?そう思いながらあたまはドアノブに手をかけた。

「…よう、何してんだ?」
依頼を受けに行こうとドアを開けると、見知った人物に出会った。
「あ…スパーダ」
「…お前、なんだその格好?」
最初少し驚いていたスパーダだがすぐに不躾な視線を浴びせてくる。
「えっと、変ですか?」
「…変じゃねえけどよぉ」
実際のところ、むしろ良く似合っていた。あたまは女性の中でも美少女の部類に入る。
短く切りそろえた黒髪、色白の肌、くりくりとした大きな目にまだ幼さを残した顔立ち。
それでいて、スレンダーながらもちゃんと出るところは出ている。
今回のドレスのような格好をしているとまるでどこかの姫君のようだ。
「あの、私、クエスト受けに行きますから…」
そそくさと横を通り過ぎようとするあたまの腕をスパーダが掴んだ。
「あ、あの、離してください」
「あぁ?いやに決まってんだろ」
そう言いながら、スパーダは素早くに部屋に鍵をかけ、あたまをベッドに連れ込み押し倒した。
「きゃあ!?」
為す術もなくあっという間にスパーダに押さえつけられる。
「な、何するんですか!」
「何でって、お前の恰好がエロいからだろ?」
精一杯睨みつけたつもりだが、スパーダは意に介した様子もなくにやにやとあたまを見下ろしていた。
「え、えろいからって…。だからって、いきなり…!」
「あぁ?だってお前ともう三日もしてねぇし。溜まってんだよ。
 ましてやそんなかっこ見せられたら、我慢できねえし」
「も、もうちょっと我慢してください!それに、その、よ、夜にすればいいじゃないですか!」
「却下。今やりてぇんだよ」
結局あたまがなにをしようが、もはや無駄な事であった。

まだ文句を言おうとしたあたまをスパーダがキスで塞いだ。
「んんっ!んっ…ふっ…!」
強引に舌を押し込み、少々乱暴に動かす。
「んぅ!んっんぅ…!」
歯茎をなぞり、舌をからめ口内を犯す。息つく暇を与えず、貪るようにあたまを求める。
「ふぁっ!…っす、ぱぁ…んんっ」
乱暴だが、濃厚なキス。休む暇なく与え続けられる快感に、次第にあたまの意識が薄れてゆく。
どれ位たったのだろうか?ようやくスパーダが口を離すと、二人の間に銀色の橋ができる。
「…っなんだよ、お前だって俺とやってなくて溜まってたんじゃねぇの?」
「ぁう、そ、そんな…こと、ない」
さっきのキスのせいか、まともに思考回路が働かない。
「嘘つくんじゃねぇよ。良かったくせに」
そう言いながら、実に楽しそうにスパーダはするするとあたまの胸元をリボンをとき始める。

(ああ、また私流されてる…)
あたまは自分の意志の弱さに情けなくなる。
スパーダは性欲が強い。自分でスケベを自認しているだけのことはあり、
他のメンバーにのぞきスポットを聞き出そうとしだすほど。
それは自分と付き合い始めてからも変わらずいつもこんな日々だ。
あたまとの初体験の時も連続3回も続け、その次の日さえ求めてきたことには当初かなり驚いた。
リフィルに聞いたセックスとは、緩やかで優しいものだと教えられたからだ。
以降、スパーダは隙あれば求めてくるようになった。
ある時は夜の看板。ある時は人がいる部屋の隣で。一緒にクエストをしに行ったときに襲われたこともあった。
なんとか流されまいと気をつけてはいるのだが、スパーダはそれさえお構いなしに求めてくる。
昼夜問わず行われる行為に、あたまはさすがに寝不足になっていた。
そして、とうとうそれがたたって倒れてしまったのだ。
倒れた原因をリフィルとチャットに話すと、それはもうかんかんだった。
リフィルは冷静に、しかし肩を震わせながら、チャットは頬を赤らめながら二人でスパーダとあたまを叱り、
スパーダは二週間の謹慎処分を喰らってしまった。
その間は大変だったらしい。こちらは魔の手から逃れ羽をゆっくり伸ばすことができたが、
スパーダの方はそうとう問題を起こしたらしい。脱走しようとしたことも何度かあったとか。
謹慎処分が解けた時、彼はまるで別人のようにやつれていた。
その晩はうっぷんを晴らすかのようにいつも以上に求め続け、結局途中で失神したので何回したのか覚えていない。
それ以降はあたまが倒れたこともあり、だいぶ抑えてくれるようになったがそれでも相変わらず求めてくる。


「それにしても、この服エロいよな。こんな服店にねえよな?」
その質問にあたまは忘れかけていたレディアント装備のことを思い出した。
「そ、それは、レディアント装備なんです」
「レディアント?なんだそれ?…ああ、ディセンダーの武具か」
スパーダはディセンダーやレディアントへの関心が薄い。
それはあたまと付き合い始めてからも変わらず今でもあたまのことは対等の人間として扱っている。
(こういう人だから好きになったんだろうなぁ)
ディセンダーと分かった後でも、何一つ変わらずに接してくれたのはスパーダだけだ。
だから彼から抜け出せないのだろう。最もなりふり構わず求めてくるのはやめてほしいが。
「へぇ…なんかいいよな、この服。なんか、脱がしがいがあるし」
にやにやと黒い笑みを浮かべながら服を脱がそうとしている。
「あぅ…何それ?それ、レディアント装備だから汚さないでほしいんですけど…」
「汚れたら洗えばいいだろ」
「こんな理由で汚れたら、洗濯に出せないよぉ」
「じゃあ、諦めるしかねえな」
ああ、やっぱり私は流されてしまうんですね…。自分の不甲斐なさに落ち込むあたまだった。

胸元が肌蹴ると、形の良い乳房が出てきた。
白い乳房に小さなピンク色の乳首がとてもよく生えている。
「お前、胸でかくなったよなぁ。前は結構小さかったのにな」
本当に初めのころはとても小さかった。どちらかといえば、大きい方が好きなスパーダは最初こそ落胆したものの
見事にここまで大きくさせた。ここまで育てた自分へ少し酔いながらあたまの胸をまじまじと見つめた。
「うぅ…スパーダが、胸いっぱい触るから」
「じゃあ、俺のお陰だな。感謝しろよな」
スパーダが直にあたまの胸を触る。
大きな手が乳房をゆっくりと円を描くように揉む。
「んっ、くぅ、んん」
その動きに合わせるようにあたまが切なそうに声を上げる。
さらに手の動きが激しくなり、少々乱暴に乳房を蹂躙する。
「んぁ、む、むね、そんな、激しくっ…」
しかし、そんな声もお構いなしにスパーダは乳首を指でつまむ。
「ひぁあ!あう、だめぇ、そんな、こと」
乳首を強めにつままれ、さらにもう片方は口でくわえる。
「ああっ!いやぁ、それ、以上は、変にっなる…」
だが、あたまの声はスパーダにとっては自らの欲望を煽るだけでしかない。
さらに、舌で転がしていた乳首を甘かみした。
「−ひ、あぁ!」
がくんとあたまの身体が弓なりにしなり、その後ぐったりと力が抜けたようになる。

「なんだ、胸だけでもうイったのかよ。淫乱だなぁ、お前」
「ぁ、ち、が…」
「違わねぇよ。じゃあ見てみるか?」
スパーダはあたまのスカートをめくり上げると、白の布切れが彼女の股間を覆っていた。
布切れはあたまの水分を吸い、半透明に透けて見える。
「濡れてんな」
「…!う、嘘…」
まさか胸だけでいってしまうとは思っていなかったあたまはさっと赤く頬を染め、顔をそむける。
「嘘なもんかよ」
スパーダが指を押し付けると、かすかな水音とともにあたまの体液が指に絡み付いてきた。
「やっぱ、淫乱じゃねえか」
「やぁ、そんな…」
あたまはいやいやと首をふりながらも、自らの股間から目を離せないでいた。
「じゃあ、これはもういらねぇよな」
そう言って、スパーダは布切れを取り払った。
その下は愛液が泉のように湧きだし、キラキラと光っている。
「うぅ…見ないで、見ないでぇ…」
しかし、否定するあたまとは反対にどんどん愛液であふれかえっている。
待ちきれなくなったのか、スパーダがいきなり指を2本入れる。
「…!あぅ!あぁ」
いきなり入れられたせいか苦しそうに喘ぐ。
「なんだよ、いきなり2本も入るじゃねえか。やっぱ、とんだ淫乱だな」
口では罵りながらも楽しそうに入れた指を動かしはじめる。
「ひぃっ、いやぁ、き、ついっ、ぬい、てぇ」
確かにその通りだった。彼女の膣は指を2本入れただけで、ぎゅうぎゅうと追い出すように締めつけてくる。
もう何十回と肌を重ねていても、この動きだけは衰えない。いや、むしろ進化しているようにも見える。
「…は、きつい訳、ねえだろ。2本も咥えてんだ。むしろ気持いんじゃねえか?」
「ああ、ちが、ちがう!」
「嘘つくなよ。気持ちいいんだろ」
スパーダは指をさらに動かす。暴れるように動かし、さらに奥深くにいれ、より激しく動かす。
「ああ、いやぁ、いじめないでぇ!へん、またへんになる!」
腰が浮き、がくがくと目の前の快感に耐えているあたま。
そんな彼女を見ると、ますますいじめてやりたくなる。
そう思い、スパーダは目の前にあるクリトリスを口に含んだ。
「ひぁああ!」
あたまが一層高い声をあげ、身を悶える。
スパーダは赤く充血しているそれを前歯で軽く噛んだ。
「あ、ああああああ!」
あたまの身体が大きく跳ねる。
そしてぴんと張り詰める彼女の身体。そして一気に力が抜けてゆく。
そのまま、息も絶え絶えに呆然と絶頂の余韻に浸っていた。

「おい、だいじょうぶかよ?」
あたまを覗き込むとぼんやりとスパーダを見つめていた。が、しばらくすると光が戻る。
そして、真っ赤になり、ぷいっとよこを向いてしまった。
「…ひどい」
「わ、悪かったって」
「淫乱じゃないもん」
「す、すまない!やりすぎた!」
さすがに淫乱淫乱連発はまずかっただろうか。いや、その前に激しくしすぎたか。
「…もうしない?」
「ああ」
「淫乱って言わない?」
「ああ」
「やさしくしてくれる?」
「ああ」
実をいうと優しくしたくてもついついいじめてしまうのだが、今回は嘘も方便というやつだ。
「…じゃあ、許します」
たっぷり悩んだ挙句、どうにかお許しがもらえた。
「…じゃあ、あの、そろそろ」
そういうと、あたまは股を広げ受け入れる体制に入った。
今回は2度も絶頂していることもあり、密がどろどろとあふれ出している。
「あ、あぅ…」
頬を赤らめながらバツのわるそうな顔をしていた。
そんな彼女がどうしようもなく愛おしい。
こんなのだからいじめたくなるんだよな…。罪作りな女だと思う。
「…行くぞ」
スパーダもズボンを脱ぎ、自分の欲望を取り出す。
それはとても大きく黒く反りあがり、びくびくと震えているようにも見える。
もう、何度もこの行為を繰り返しているのに、未だにこのペニスにはどうしても目をつむってしまいたくなる。
スパーダは自分のそれを秘部にあて一気に貫いた。
「…っふぁあ!」
先ほどの指とは比べ物にならない。それよりも太く、熱いものががごりごりと中に侵入してきている。
「…やっぱ、きつ、いな、お前ん中」
対するスパーダもやや苦しそうにしながら奥へ進める。
ようやく最深部まで到達した。
「っ、動くぞ」
そう宣言し、ゆっくりと腰を動かす。
優しくしたいのはやまやまだが、どうしても本能のままに彼女を求めてしまいたくなる。
ただ、宣言した以上約束を破るのはまずい。なるべく動きをゆっくりにする。
「んぅ、はぁあ、あ、あう、…」
あたまは素直に快感に身をゆだねている。
浸っている顔はとても、情緒的で欲望という本能ががくすぐる。
さらに自分をきゅうきゅうと締めつける快感が身体を駆け巡り、理性が吹っ飛びそうになる。
「あうぅ、はぁ、ああ」
びりびりと電撃のように体に快感が駆け巡る。そしてそれはすぐに下半身の疼きに代わる。
「あ、あうぅ…ふぁ」
ああ、やばい。もうそろそろ限界が近い。
「…あたま」
スパーダはあたまにキスをする。もう本能のままに打ちつけてやりたい。
「んんぅ!んー!」
煩い口をふさぎ、ただ本能のままに打ちつける。
「んぅうう!」
(悪いな、約束やぶって)
スパーダは心の中で謝りながら、ただただ絶頂に向かう。
「んんぅー!!ん、ん!」
もう気遣いなどできなかった。
(…出る!)
「んぅうううう!!」
その時、彼は自分の欲を吐き出した。


「はぁ…」
あたまは深いため息をついた。
あのあと、来ていたレディアント装備は二人の体液でべとべとになり
とても来ていられる状態ではなかった。
なのでこっそりとパニールに出しておくことにした。
パニールは笑顔で何も聞かずに預かってくれた。彼女に感謝したい。
そのあともスパーダは相変わらず求めてくる。
昼に出会わないように積極的にクエストに行くようにしてるのだが
なぜかたびたび出会ってしまう。
そのたびにいつも拒めず結局はなだれ込んでしまう。
でも、きっと拒めないのは私があの人におぼれているせいだろう。
それはずっと続くような気がする。もう抜け出せないだろう。
それでもいい。それでもいいんだ。だってあの人も私におぼれているのだから。


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