総合トップSS一覧SS No.007-051
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 NAGOMU氏 クレス&ウッドロウ×すず(鬼畜注意報) 2009/02/07 2009/02/11

 不覚だった。まさか忍びの末裔である自分が背後を取られるとは。 

「あ、すずちゃん。気がついたのかい?」 

 クレスが、いつも自分に向けてくるものと同じ笑顔を向けてくる。
 しかし今のすずには、その笑顔がゆがみきった悪意に包まれているように見え、目を背けた。 

「どうしたの?」 

「クレス君、彼女が嫌がることに無理はないよ。君の知らない面を見せられた上に、縛られていては、ね」 

 すずはクレスの隣の、やはり優しげな目をした褐色の男・ウッドロウに目を向けた。 

「この縄を解いてください」 

「そう、怖い顔をするものじゃないよ、すず君。レディは、微笑むのが基本だ」 

 すずなりに殺気をこめて睨みながら放った言葉も、ウッドロウに一笑に伏されてしまった。 
 吐き気がする。目の前のこの男達は今から自分に何をするつもりなのか。 
 クレスの背後で、言葉にならない声を発する少女たちに目を向け、
 すずは暗澹とした未来を予見せざるを得なかった。 

 事の起こりは数日前、ミントにひとつの依頼を受けたことからだった。 

 『クレスの船内における女性関係の調査』 

 顔を赤らめながらも真剣に頼んでくるミントに半ば苦笑しつつ、すずは行動を開始した。
 数日観察したが、クレスに(ミント以外に)特に親しい女性は見受けられなかった。
 途中報告をミントに伝えながらも、この調査に意味はないとすずはある程度見切りをつけていた。
 だが――― 

(あれは、クロエさん・・・? 

 クレスが一人で素振りをしていた折、あまり面識のない、黒髪の少女が彼に話しかけている。
 クロエの顔はまるで走ってきたかのように赤く、肩も上下していた。
 具合が悪くなったところでクレスを見かけ助けを求めたというところだろうか。
 クレスはクロエを支え、歩き出した。 

(手を、貸したほうがいいでしょう・・・ 

 すずは二人の後ろを追って駆けようとした。
 だがなぜか二人は医務室とは逆方向の、使われていない倉庫などが並ぶエリアへと向かっていく。 

(・・・? 

 首を傾げつつ後を追うすず。だが、配管を曲がったところでその影を見落としてしまった。 

(声・・・ 

 周りの機械の駆動音にまぎれてかすかな人の声が聞こえる。
 すずは相手に気づかれないように細心の注意を払いながら歩を進めた。
 倉庫の一室。部屋の照明は消えているが、中にかすかに明かりが見える。
 わずかに開いていたドアの隙間からすずは中の様子を伺った。 

(―――!!? 

 しろい何か。かすかな明かりに映し出されたそれの正体を、忍びであるすずは、確かに見て取った。 

「ふぃ、フィリア、さん・・・!?」 

 白く映し出されたそれは、紛れもなくあの清楚な女性の裸体だった。
 フィリアは髪を解き、生まれたままの姿で異様な機械に拘束されている。 

「ぁぁ・・・っ」 

 手足を固定され、椅子のようなものに座るフィリア。
 その足の付け根で何かがうごめいているのを見て、すずは息を呑んだ。 

「なに・・・?」 

 思わず小さな声を漏らしたが、そのことに自分も気づけないまま、すずはフィリアを凝視する。 

「ひっ・・・ぁあっああ!!」 

 ひときわ大きく声を立て、体を大きく震わせた後、フィリアはうつろな目で息を荒げ始めた。
 すずもいつの間にか息を乱していることに気がつき、落ち着こうとした。そのとき――― 

「あぁ、またイッたんですか、フィリアさん」 

 突然、クレスが部屋の陰になっていた辺りから姿を現した。
 すずは驚き、一歩後ずさる。と、背中が何かにぶつかった。 

「盗み見とは、感心しないな」 

 声の主を見るまもなく、すずの意識は昏倒した。 

「彼女たちには、悩みがあるのさ」 

 ウッドロウはすずに語りかける。
 彼はその左手を、うつろな瞳で機械に体をもてあそばれているクロエの顔に伸ばす。
 クロエは嬉しそうにその指に舌を這わせた。 

「好きな人がいる、しかし相手は、なかなか自分の気持ちに気づいてくれない、とね」 

 すずはクロエから視線をそむける。
 しかしその視線の先ではコレットとフィリアが互いの唇を貪っていた。 

「それで、私やクレス君に男心とやらを訊きに来たんだよ。
 まぁ、光栄だね。彼女らから見て、我々は話の分かる男ということになるからね」 

「そんな純粋な人たちを、あなた方は洗脳したのですか?」 

「洗脳?・・・洗脳か」 

 ウッドロウは小さく肩を震わせ笑い始めた。 

「違うよ、すずちゃん。僕らはただ、男の喜ばせ方を教えてあげただけさ」 

 すずは声のほうを睨みつける。
 クレスは椅子に腰掛け、何も臆することはないという、ありのままの表情ですずに微笑む。
 だがその頬を、肩越しに裸のルビアが子犬のように舐めているため、すずは嫌悪感で吐き気を覚えた。 

「そう、遊んであげただけなのだが、彼女たちは何かに目覚めてしまったようでね」 

 ウッドロウはなお低く笑う。 

「ミントさんは貴方に思いを寄せていらっしゃるんですよ!?それがこんな・・・!!」 

「あぁ、ミントなら僕も好きだよ。よかったぁ、両思いじゃないか」 

「ふざけないでください!」 

「ふざけてなんかいないさ」 

 クレスとすずの会話にウッドロウが口を挟む。 

「言ったろう?彼女たちとは、ただ遊んであげただけさ。
 クレス君がミント君と好き会っているのなら、その恋愛になんら問題はないだろう?」 

 すずは本気でこの男を殺したいと憎んだ。
 しかし拘束された体ではそれは叶わない。ウッドロウはニコリとすずに微笑んだ。 

「さて、君をどうしたらよいのかな」 

「殺しなさい!ここで放したら必ず貴方を殺してやります」 

「すずちゃん、何がそんなに気に障るんだい?」 

 クレスの隣でルビアがクスクスとすずを笑う。その瞳にすずはまた怒りを覚えた。 

「そうか、彼女らの反応も怒りの種のようだね」 

 ウッドロウは足元で絡み合うコレットとフィリアに目を落とした。 

「どうだろう、君も試しに僕らと遊んでみないかい?」 

 すずは自分の血の気が引く音を聞いたような気がした。 

「触れるな!!」 

「何も怖がることはないさ。きっと気に入るよ」 

 すずはウッドロウに体を抱え上げられた。
 壁際へ連れて行かれ、すずの後ろ手につながれた手錠を壁から伸びたフックに掛けられる。
 すずはお辞儀をするような姿勢となった。 

「なにを・・・!?」 

「まずは服を脱いでもらおう。この部屋では、一応、女性は裸体でいてもらっているのでね」 

 ウッドロウはすずの首を押さえつけ、背後から帯を解いていく。
 すずも暴れるが、後ろから首を押さえられては力が入らない。
 着物は全て剥ぎ取られてしまった。かたびらも剥がされ、足袋のみという屈辱的な格好を強いられる。 

「やはり、小さいな。最初は少し痛いかもしれんが、忍びなら耐えられるだろう」 

 クレスがすずの肩を抑えた。 

「クレスさん・・・!!」 

「大丈夫。僕がついてるから」 

 すずの羞恥心や怒りをまるで感じないのだろうか、青年はウッドロウの指示に従い、
 すずの四肢を天井からたれた鎖に繋いだ。ウッドロウの操作で鎖が巻き取られ、
 すずの体は宙に、万歳をするような形で固定された。 

「さて、君はどこが弱いのかな?」 

 ウッドロウの手がすずの小さなお尻をなで上げる。
 ゾクゾクとした悪寒が体を這いまわる。すずは身をこわばらせた。 

「やはり緊張が解けないようだね・・・そうだ、彼女らに探ってもらうとしようか」 

 ウッドロウの言葉にさらに戦慄するすず。身をよじるが体が宙を揺れるだけである。
 そんな少女に、コレットとルビアが、幼女に戯れる天使のように優しい笑顔で歩み寄ってきた。 

「だいじょぶだよ。何も怖くないよ、すずちゃん」 

「気持ち良くなりまちょおね」 

 ルビアがすずの頬を舐め始めた。コレットは上向きになったおなかに舌を這わす。 

「ゃ、やめてください・・・!正気に、戻って・・・!!」 

 台詞の途中でルビアがすずの唇をふさぐ。
 ルビアの舌に自分の口の中を蹂躙され、すずは体を震わせた。 

「私たち、正気だよ?すずちゃんも、気持ちよくなると解るよ」 

 コレットの舌がすずの小さな乳首に触れた。 

「んんっ・・・ん!」 

 ルビアがすずの口を開放した。すずは大きく息を吸いながら声を上げる。 

「すずちゃんはオムネが気持ちいいの?じゃあ私も舐めてあげる」 

「やめっ・・・いや、だ・・・!!」 

 じたばたと暴れるがまるで意味を成さない。
 むしろ吊られた足が大きく開くこととなっていることに当人は気づいてもいなかった。 

「フィリアさん、すずちゃんのアソコが寂しがってるよ。舐めてあげて」 

 クレスがその秘所にフィリアをいざなう。
 無論産毛しかないつるつるのそこにフィリアはチロチロと舌を伸ばした。 

「・・・ふああ!!」 

 すずが声を上げる。どんなに逃れようとしても、当然逃げられることはない。 

「気持ち、良いのですね?すずさん」 

「そんな、こ、と・・・ありま、せん・・・!!」 

 歯を食いしばるすず。だが着々と快楽の波は幼い体に流れ始めていた。 

「素直になりなよ、すずちゃん」 

 クレスはおもむろにコレットの秘部に指をあてがい、かき混ぜるように動かし始めた。 

「ひあぁあぁああぁ・・・っ!!!」 

 グジュグジュと音を立てるコレットの秘部に、今度は指を高速で出し入れするクレス。
 コレットは大きな声を上げながら腰を振るわせる。 

「見なよ、コレットは素直に喜んでるだろ?すずちゃんも素直になればきっと気持ちよくなるよ」 

「そん、な・・・!」 

「気持ちっ、良い、よぉ・・・!!もっと、クレス君、のちょおだい」 

 クレスは手を止め、コレットの背後に回りズボンから取り出したそれをいきなりコレットの中に挿入した。 

「はあああ・・・!」 

 コレットは声を上げ、一度達したようだ。力が抜けたようにすずの体から崩れ落ちてゆく。 

「ほらコレット、すずちゃんの相手しなきゃ駄目じゃないか」 

 クレスはコレットの絶頂を意に介さず腰を打ち付ける。
 コレットはビクビクと反応しつつすずの体に手を伸ばそうとするが 

「ぁ、くああああっっっ・・・!!!」 

 再び大きな声を上げ床に倒れこんでしまった。 

「やれやれ仕様のない子だ。クロエ君、代わりに彼女の相手をしてあげなさい」 

 ウッドロウは自分にまたがり腰を振り続ける女騎士に命じた。
 クロエは名残惜しそうにウッドロウを離れすずの体にしゃぶりつく。 

「ぁ・・・っひぁ・・!!」 

「ずいぶんと立っているぞ藤林。小さい乳首だというのに、こんなに硬くなって」 

「それだけではありませんわ。少しずつここも濡れてきたようです」 

「ぁ、なに、何、ですか・・・?」 

 終わりない愛撫と、周りの痴態を見せ付けられてか、
 わずかながらすずの体も、女性の快感を受け入れ始めていた。 

「さて、ではすず君の初めては、やはり君が行くべきだろう」 

「いいんですか?」 

「私は、君の次ぎにやらせてもらうよ」 

 二人の会話の意味はすずにはわからなかったが、フィリアに代わり、
 足の間にクレスが立った瞬間、先ほどのコレットの姿が目に浮かんだ。 

「いや!!やだぁ!!!」 

「怖がらないですずちゃん。リラックスしないととても痛いらしいよ」 

 かぶりを振るすず。涙が飛びちるが、その顔を押さえ、ルビアが再びキスをする。 

「怖がらなくていいのよ、気持ちいいの。とっても、ね?」 

「そうだとも」 

 ルビアの背後に回ったウッドロウが、ルビアを、幼児におしっこをさせるような形で抱え上げ、挿入した。 

「ほら、ぁ、気持ち、良い、からっ・・・ねっ?」 

 顔をほころばせ、嬌声を上げるルビアに意識が向いている最中、クレスはすずの体を貫いた。 

「かはあああっっっ・・・・!!!!」 

「くっ、やっぱり、せまいな」 

 体をのけぞらせ痛みに耐えるすず。
 体のあちこちが痙攣を起こし、無論快感など得られるわけがない。
 少女の秘部からは破瓜の血が滴っていた。 

「あ、アルベイン、いきなりは・・・!!」 

「かまわん、クレス君。好きにやりたまえ」 

 クロエもすずの痛みに耐える様子に血の気が下がったが、
 ウッドロウはまるで意に介そうとしなかった。むしろ、すずの泣き顔を見ながら微笑んでいる。 

「最初は、痛いものだ。特に彼女はまだ小さい。今は慣れるまで、乱暴にしても良いだろう。なに、直に慣れるまでの辛抱だ」 

「じゃぁ、すずちゃん、動くよ?体の力を抜いたほうが、痛くないからね?」 

「ゃ・・・っ、ゃ、ぁっっ・・!!!」 

 かすれるような声で拒むも、クレスは体を動かし始めた。
 数ミリの動きで、体がバラバラになりそうな痛みに泣くすず。
 息をするのもつらそうに声を上げる。 

「力を抜いて、すずさん」 

 フィリアとクロエが左右からすずの乳首に舌を這わせ、
 気を紛らわそうとするが、今のすずにはそれら全てが悪夢だった。 

「ぁぁ、あああ、っっっ!!ぃやぁっ・・・!!」 

「くっ・・・!!」 

 クレスは大きくすずの体を貫いた後、自身を引きずり出した。
 大きく開いたすずの秘部からは血の混じった愛液が流れ、白い尻を伝っていく。
 すずは開放された安堵からか、絶望からか、しゃっくりを交えながら小さく泣いている。 

「さて、代わろうか」 

「・・・!?」 

 ようやく終わったと思った矢先に、ひくついたすずの秘部を押し広げウッドロウが挿入した。
 すずは声を上げることもできず、ただ歯を食いしばる。 

「はっ・・・っぁあ・・・!!!」 

「無茶じゃないの・・・?すずちゃん、はじめてなのよ・・・」 

「いや、こうしたほうが早く慣れる。彼女にも、早く喜びを知ってほしいのでね」 

 ルビアが恐る恐るたずねるも、ウッドロウは取り合わない。 

「取り合えず、交代で2,3日彼女の相手をしよう。チャット君には、私から任務に就いたと伝えておく。
 君たちも、協力してくれ。すず君のためだ」 

 語りながら、ウッドロウは荒々しくすずを突き上げている。 
 すずの意識はやがて闇へと沈んでいった。 

「ミントさん。やはりクレスさんに特定の女性は見つかりません」 

「そう。良かった・・・」 

 ミントは顔を赤く染め、安堵の息を吐いた。 

「なんの話をしてるんだい?」 

 ミントの背後からクレスが笑顔で話しかけてきた。ミントは顔を真っ赤にして慌てている。 

「な、なんでもありません・・・その・・・失礼します・・・!!」 

 逃げていくミント。クレスはキョトンとその背中を見送った。 

「クレスさん」 

「どうしたの、すずちゃん」 

 すずは徐々に顔が充血するのを感じていた。 

「我慢できない?」 

「・・・はい」 

「そうか、じゃぁ、部屋に行こうか。歩ける?」 

「・・・はい」 

 クレスはすずの手をとり歩き出した。手を引かれ、瞳を潤ませ彼に従うすず。 


 少女の目に、狂気の色は無い。 


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