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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 255氏(28スレ目) ユーリ×エステル 2008/10/14 2008/10/29

頬から、首筋。
首筋から、胸。
胸から、腹へ。
彼の手が滑る。
この温かく骨張った物体は恐らく彼の手だ。
触れるか触れないか、微妙な感じで指が肌の上を踊る。
それがとてももどかしくて。
私の全神経がそれに反応してしまう。
「どうしたエステル、たったけれだけで感じてるのか?」
彼が言う。
きっと彼は私の反応を見て意地悪な笑みを浮かべているのだろう。
「ほら、此処もすっごい勃ってる」
私の胸の小さな飾りをキュッと抓られる。
痛い。
でも気持ちいい。
甘い痛みがじんじんと広がる。
「っひぁあ!」
「痛いのが気持ち良いのか、エステルは。」
いやらしい、と耳元で囁かれる。
かかる息に首筋がゾクリと震えた。
私は今頭の後ろで結ばれた布一枚で私の視界は遮られていて。
見えないにしろ、彼の事だ。
全て憶測に過ぎないが当たっている自信はある。
抵抗したくとも私の腕は頭の上で拘束されていて、足は彼が割って入って押さえつけられている。
服なんてものは着ていないも同然で、見られたくない部位を
彼に惜しげも無く晒されている。
「ぃ…いやです、ユーリっ…んぅっ」
私ができる唯一の抵抗は、制止の言葉をかける事。
しかし彼はその手を止める事無く進めていく。
「せめて、目隠しだけでも取ってくださいっ」
「ばっか、それじゃ意味無いんだって」
そう言うと、ゆっくりと下着の間に指を滑り込ませていく。
毛をかき分け固くなった頂きに触れる。
「っひゃぅう!」
思わず躯が跳ねる。
全身に電力が走ったみたいだった。
「うわ、クリトリスまでびしょびしょ」
滑りの良くなった指の腹でそれをこねくり回す。
「目隠しするとな、感度が上がるんだよ。証拠にもうこんなになってる」
目隠しのせいで何も見えない。
今私を支配するのはただ彼に施される甘い愛撫による快楽だけで。

「ひぁ、ん、ふぁあっ」
詰まりそうな息と一緒に声が漏れる。
下着を完全に取り払われると、障害物が無い分、
愛撫はいっそう激しいものとなる。
指が、中に侵入してきた。
指が肉襞を掻き分け動く度ぐぷぐぷと愛液が溢れ出す。
突如やってきた下からの圧迫感に身を捩る。
「ひっ!や、だですっ、ゆーり、いやぁっ」
「こんだけ濡らしておいて良く言うぜ。」
そう言いながらユーリは私の“イイとこ”を執拗に攻めた。
そこを弄られる度体が震える。頭が甘い酔いにクラクラする。
撫でるだけの愛撫よりずっと感じる。
「っは、ん,、ユーリ、イッちゃ、あああっ」
もうダメ、と思い声を上げた。
すると愛撫は止まり、指は引き抜かれる。
さっきまで体を飲み込んでいた快楽の波は次第に引いていった。
「えっ、…?」
思わず間抜けな声が出る。
どうしてやめちゃうんです、不満を込めた声でユーリに問う。
頭の後ろに手を回され、視界を遮っていた布の結び目は解かれ、
頭の上て拘束されていた腕も解かれた。
ようやく体の自由が取り戻された。
「気持ち良くなりたいか、エステル?」
久しぶりに見た彼の顔。
やはり意地悪く笑っている。
普段は見せないその笑み。
でも瞳は牙のように鋭く、少し怖いけど 全てを見透かされてるようで、すごくゾクゾクする。
逆らえない。
これも結構な回数、ユーリと肌を重ねたからだろうか。
欲望に忠実になった気がする。
欲に促されるようにこくりと頷く。
「は、い」
「そうか」
そういうと彼は優しく頬を撫でてくれた。
「じゃあどうすれば良いかわかるよな、お姫様?」
そう言われても。と、困った顔で彼を見るが彼は答えてくれない。
「何処に何をどうされたいか、しっかり見せて教えてくれ。」

「えっ、そんなの…!」
「じゃあ駄目だ。おしまい。」
「っ…」
さっきまで散々弄んでたくせに。
と、そう思いながらも要求を受け入れてしまう自分が憎い。
ゆっくりと脚を開き、濡れそぼった秘部を示すように指を這わせ、晒す。
「私の此処、を、ユーリので気持ち良くしてください…っ」
お預けの快楽と、羞恥心はもう限界だった。
目尻に涙が浮かぶ。
「良くできました」
ユーリは満足そうに頷くと、エステルの涙を舐め取り、そのまま頬にキスをした。
エステルの体を仰向けに寝かせ、脚を大きく広げる。
体を割り込ませ、ユーリは張ちきれんばかりに勃ち上がった自分のそれを
エステルの秘部にあてがい、ゆっくりと腰を進めた。
エステルの愛液で充たされたそこはユーリを容易く受け止める。
「は、あぁ…!」
待ちに待ったこの瞬間にエステルは切なげに声を漏らした。
しっかりエステルの腰を掴み位置を固定し、大きく打ちつける。
エステルの“イイとこ”を突いてやる。
「あぁ、あ、っはぁ、あん、んっ」
ユーリの打ちつけるリズムに合わさる様にエステルが甘い声を上げる。
彼女も腰を揺らしユーリを導いている。
僅かな快楽でも貪ろうとするエステルは妖美な女そのもので。
旅の最中の可憐な少女では無かった。
「腰、動いてるぞ?とんだ淫乱だな…」
「あああっ、ん、イイですぅ、気持ち、い、あうう」
甘い息を吐きながらユーリの首に腕を回ししがみつく。
より近くなった肌で互いの心音を重ねる。とても心地よい。
「そろそろ、出すぞ…ッ」
限界が近いらしい。
ユーリの腰の動きが更に早くなる。
「ユーリわ、わたしも、あっあああ…!!」
「エステ、ル…ッ、イク………!」
切なげな声で叫び、エステルの膣内に熱い白濁を放った。
ユ−リの背に甘い電流が走った。
「〜あっ…、ぁ、あ、は…」
ユ-リと同じく。びく、びく、と体をふるわせるエステル。
どうやら絶頂を迎えたらしい。
荒い息を抑えるようにエステルの胸に頭を置く。
そんなユーリをエステルは優しく抱きしめる。
まるで赤子をあやすように。
「大丈夫です…?」
「なんか久しぶりに張り切った…」
さっきまでのサディエストは嘘の様で。
そんな彼にエステルは笑みを零した。
「今日は私も凄く気持ち良かったです。たまにはあんなのも良いかも、です」
毎日でもやってやるよと、やっぱり意地悪く笑う彼にエステルは顔を赤くした。


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