総合トップ>SS一覧>SS No.7-028
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
923氏(27スレ目) |
エロ無し |
2008/09/23 |
2008/10/29 |
「――三散華!」
道を切り開くように得意とする武道で敵を蹴散らし、
次々と敵を撃破すると端の方で赤く縮こまっているキールに気が付き。
「ちょっとキール、何やってるの?ちゃんと戦ってよ」
「あ…いや、その…。」
何か言いたげに口をもごもご動かし、言いよどむキール。
それとは対照的に倒したモンスター達を物色しながら背後で夕飯の算段をしているリッドとメルディ。
不思議に思いつつ近付けば下から覗きこむように見て。
「言いたいことがあるならはっきり言う!それとも具合が悪い、とか…?」
「そ、そういうわけじゃ…あの。…ファ、ファラ…」
一向に赤みが引かない様子を心配そうに見つめるファラ。
否定に首を振りるも、意を決したのか耳元に顔を寄せると小声で囁き。
「し、下着…履いてないだろ…?さっきから、そのっ…丸見えで…」
「――…え…?」
「だ、だから…えっと、ご、…ごめん!」
指摘されると溜まっていた洗濯物と一緒に数日履いていた下着を洗っていたことを思い出し。
キール同様、羞恥心から一気に顔が赤くなり縮こまってしまうと流石のキールも掛ける言葉が見つからず、
照れ臭そうに頬を掻きながらリッド達の居る方へと早足で逃げてしまい。
「…今度からは喩え汚くても絶対パンツ履こう…。」
地面に崩れ落ち、数日洗ってない秘所を幼馴染に晒した事実に嘆きの色は濃く。
新たな誓いを胸に秘めて皆の居るところに戻り。
「キールぅ!見るがいいなっ、ファラが真似してみたよー。」
ぺろっとワンピースまくって毛も生え揃ってない秘所晒し。
「ぶっ!?ばっ、ばか!なんて格好してるんだ…っ!」
「えー。ファラが同じことしただけよぅ。そんなに変か?」
顔を真っ赤にして慌ててスカートを押さえ込むが余りの無邪気さに言葉を失い。
少しでも理解してもらおうと口篭りつつ、事の重大さを拙い言葉で説明し始め。
「あ、あのなぁ…こういうのは、その…好きな人に見せるもので…」
「だったら大丈夫!メルディ、キールがこと大好きなっ」
「いやっ、それは嬉しいけど…だ、だから違…ッ!」
痴女紛いの行為を笑顔で堂々と敢行する相手に勝てる気はせず、
諦めにも似た溜息を吐いてリッドとファラに見つからないことを祈りつつその日一日をやり過ごし。
「……メルディ、生えてなかったな。年齢の割りに幼いとは思っていたが…まさかあれ程とは……ぅっ。」
皆が寝静まった深夜に昼間見たメルディのあそこを思い描きながら自慰に目覚めるキール。
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