総合トップSS一覧SS No.7-017
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 324氏(27スレ目) リタ×カロル 2008/09/01 2008/10/29

 街の宿屋に到着して、部屋を借りに行ったユーリがいつもの涼しい顔をちょっと強張らせて帰ってきたところだった。
「部屋割なんだが、俺とおっさん、エステルとジュディ、そしてリタとカロル先生に分かれることになったから」
「はい」
 と何のためらいもなく頷くエステル以外はにやりとする者、はてなが飛ぶ者、そして……。
「……ちょっとぉ!?」
 怒りの表情のリタが一呼吸遅れて反論する。
「なんであたしとがきんちょが一緒の部屋なのよ!?」
「ここの宿屋が二人部屋しかないだからだ」
 このパーティは男女3人ずつ。つまり同性ペアを作ってくにも余ってしまうわけだ。
「男からは一番純白で信頼のおけるカロル先生。そして、まぁ女性陣はちょっと悩んだけど……」
 エステルはぽやっとしているのでしっかりした者と一緒にいさせたいし、
 ジュディはカロル先生とはいえ男子と一緒にいさせるのはいささか危険と判断し、
 ユーリの独断と偏見でリタとカロルをペアにすることになったのだ。
「そっか……じゃあ、仕方ないよね」
 カロルはしぶしぶ承諾したが、リタはまだ粘った。
「あんたら、馬鹿ね。ならもう一部屋借りればいいじゃない」
「金の余裕はない(温泉用の金貯めてるからな)」
「……ケチっ」
「いいじゃない天才少女。……まさか少年に身の危険を感じちゃってるわけ?」
 にやにや、いやらしい顔で笑うレイヴンにファイアーボールをぶっぱなし、一番に宿の部屋に向かった。
「行くわよ、がきんちょ!」
「へ? あ、待ってよリタ……」

 身の危険? はぁ?
 まさか。がきんちょに男なんて、かか、感じるわけないわよ。
 そう思いながらも、魔道書ごしにちらちらとカロルを確認するリタ。
 カロルはというと、リタのことはあまり気にせずベッドの下で鞄の中身の整理をしていた。
「……不愉快だわ」
「へ? ど、どうしたの?」
 リタは魔道書を放り投げてベッドの上に仁王立ちとなった。
「あんた、あたしを見てなんとも思わないわけ?」
「な、なにを……?」
「……その、ほ、ほら、女の魅力よ!」
「ええぇっ!?」
 顔を赤らめながら言い放つリタを見て、カロルは慌てて赤らむ顔を背けた。
「か、感じるわけないでしょ……!」
「なんですって……!?」
 かちん、と来てしまった。
 リタはベッドから飛び降り、カロルの顔面擦れ擦れに足を振り上げ、ベッド脇にカロルを追い詰めた。
 カロルが見上げれば普段見えないスパッツが丸見えで……。
「ぶっ……!?」
「これでも感じないっての……?」
 リタはもうやけくそだった。
 とことん問い詰めなければ気が済まない性格なのだ。もう止められない。
「か、感じますから、その……隠してっ……」
 良心が働いて目を瞑るカロル。
 それが加虐心を煽ることになろうとは露知らず……。
「……ふーん? いっちょまえに感じてんの。……なら見せてみなさいよ」
「なな、なにを?」
「あんたが感じてるって証拠よ、証拠」
 リタの足がベッドを離れ、座り込むカロルの中央に移動した。
「ぎゃっ!?」
「へぇ。硬くなってんじゃない」
「ちょ、リタ! やめっ……あ!」
「いい声出すじゃないの、がきんちょの癖に」
 ぐりぐりと足の裏全体でそこを刺激されて甲高い声を上げるカロル。
「ま、待って! 隣に聞こえちゃ……」
「大丈夫よ。エステルとジュディスなら二人でにゃんにゃんしてるだろうし、ユーリとおっさんは大人しく聴き耳たててるだけよ」
「なんだ安心……って前者も後者も最悪じゃない!」
 そういえば隣から漏れている声は、リタの言うとおりエステルとジュディスが……。
「あら、結構でかくなったわね」
「(うぅ……さよなら、ボクのブレイブヴェスペリア……!)」
 カロルは泣きながらリタの狼藉を受け入れた。

「だ、だめですジュディス……激しすぎますぅっ」
「あら、このくらいが……あん。丁度いいんじゃないかしら?」
「いやぁ……。あぁ……」

「んっ……リタぁ……」
 隣の部屋の物音に、興奮めいた少年特有のソプラノボイスが混じる。
 リタ自身も、足の裏に少年の形をありありと感じて興奮していた。
 リタは足を退けてしゃがみこむと、カロルの下半身の衣服を否応なく剥ぎ取った。
 いや、彼女の素早い行動以前に、カロルはそれまでの行為によってもう抵抗もできない様子だった。
 初めて見る男の象りに興奮を隠しきれないリタは熱い溜息を洩らした。
 手に取ると、身体の奥がきゅんと熱くなっていく。
「わっ、わっ!?」
「うっさいわね。静かにしてよ……」
 言いながら、ゆっくりと手の中のものを扱き始める。
「リタ……なんでこんなこと……?」
「な、なんでって……研究よっ! 研究!」
「……あぁ、そう……」
 元々変人なことはわかっていたので、カロルは何も突っ込まなかった。
「そ、そうよっ……」
(研究なんだから。
 新しい研究題材にわくわくしてるのよ、あたしは)
「んっ……ぁ、あっ……」
 良いところを探るような動きをするリタの指に翻弄され続けるカロル。
 慣れてくると彼女の指は自在に動き、急所ばかりを突き、熱い吐息を誘発させた。
 その声に、手の中のものの湿っぽい感触にリタは……。
「理不尽だわ」
「……へ?」
「あんたばっか気持ち良くなってんのが理不尽だわ」
「ど、どっちが理不尽だよ、もう……」
 でも、これでようやく解放される……そう思ったカロルだったが……。

 ふいにリタがカロルの手を引き、屹立にぴたりと寄り添わせた。
「……や、あの、何?」
「後は自分でやんなさい」
 リタはその手を引っ込めると、カロルと同じように下半身を脱ぎ始めた。
 露わになった彼女の蕾は愛液をしとどに漏らし、花芽までとろとろに潤わせていた。
 あられもない光景にやっぱり目を瞑るカロル。彼女は気にせず自身の中に指をさし入れた。
「んぁ、あぁ、いぃ……」
 リタの蕾は指を付け根までたっぷり含み、くちゅりと愛液を垂らした。
「……ちょっと。手が止まってるわよ」
「だ、だって……」
 彼女の甘い声を聞くだけでも達しそうなのに、これ以上刺激を与えてしまったら……。

「や、ジュディ……あ、あ、ああぁっ!」

 隣から聞こえてきた、エステルの嬌声。それがリタの淫欲に火をつけた。
「ぁあ、ん……カロル、もっと……」
「り……リタ……!」
 リタの声に促されてカロルの手が動きだす。
「んくぅっ……あっ、あ……!」
 二人はまるで繋がり合うように動きを合わせ、ほぼ同時に達した。

「ぁ……な、何してるんだろ、ボクたち……」
「はぁ、はぁ……っけ、研究よ、けんきゅう……ほら」
 リタは少年から溢れた白濁を掬い取り、指先で転がしてみせた。
「13才未満から採取される、精液が……どんなものか、研究なのよ……」
「そ、そっか……あは、あははは……」

 少年少女はその衝動に戸惑いながら、一夜を過ごす……。

 翌日の朝。

「はぁ……」
「おはよう。カロル先生」
「わっ、ユーリ!」
 昨日のことを思い出してばつが悪く俯いてしまうカロル。
「お、おはよ」
「昨日は二人とも随分早く寝たんだな。……会話すらないなんて計算違いだった……」
「……え?」
 ユーリの後ろからレイヴンが覗く。
「おこちゃまだねぇ、少年。あんな絶好の機会、他にn」
「イラプション!」
 燃え盛る炎の光を受けながらリタが登場する。
「リタ、ユーリたちに……」
「あぁ。大丈夫よ、何も聞かれてないわ。ちゃーんと最初に防音の術かけといたから」
「な……なんだぁ、良かった」
「べ、別に変なことしてたんじゃないんだから!」
「あ、そ、そうだねっ!? 研究だもんね!?」
「……また、付き合いなさいよ」
「う……うん」


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