総合トップ>SS一覧>SS No.7-001
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
◆.o2hy9JRQg氏 |
ガイ×アニス |
2008/08/14 |
2008/10/16 |
ギイィィ…
宿屋のドアが、開く音がした。
ドアを開けたのはアニス・タトリン。
いつも左右のツインテールにローレライ教団で働く証の愛らしい桃色が特徴の制服を着ているのが特徴の少女である。
しかし、今日はその『いつも』とは違う格好であった。
髪の毛はリボンがほどかれて肩のあたりの長さになっており、純白で薄い生地の短いワンピースを着ている。
ショーツがチラチラと見えているのが恥ずかしいのだろう。
アニスは顔を赤らめてワンピースでショーツを隠そうとしていたが、後ろからは丸見えであまり意味がなかった。
(う〜…結構恥ずかしいよぉ……)
口には出さないで、心の中で呟いた。
何故アニスがこのような格好をしているのかは、数時間前のことである。
タタル渓谷にて、とても珍しく美しい蝶を見つけたアニス。
彼女は高値で売ろうと思い捕まえようとした。
しかし崖際にいたため、危ないと思い声を掛けようとしたその瞬間、彼女は足を滑らせてしまった。
「うわぁっ!」
ギリギリのところで地面を掴んだが、自力では助かるほど力はなかった。
どうしようかと悩んでいると、さっきまで隣にいた青年───ガイがアニスの手を取っていた。
あの、どんな女性にも触るどころか近づくことすら出来ないガイが。
(えっ…………?)
ルーク達は驚きを隠せない様子でアニスを助けるガイを見つめた。
アニスも、まさかガイが助けてくれるとは思わなかったらしく、
「何で!?女嫌いじゃないの!?」と、叫びそうになったが声が出ない。
金魚のように口をパクパクと動かすことしか出来なかった。
そしてガイ本人は歯を食い縛り、
身体中が冷や汗でジンワリと湿っていく感覚がしたのを味わいながらアニスの手を引っ張っていた。
やっとの思いで彼女を地上へと戻したときは、
ガイは心臓が痛いほど高鳴って、アニスはペタリと尻餅をつき俯いていた。
その後、ガイにお礼を言おうとして近づいたが…いつも通りの反応であった。
こうじゃなかったら…ガイと付き合っても良かったのに…。
そこでアニスは頭に豆電気を光らせて思いついた。
「ガイを夜這いして、女嫌いを克服させてやる!!」
回想終了。
では今アニスがいる部屋は、誰が居るのか分かるだろう。
そう、
「ガイの部屋、だね」
時計は2時を回っていた。
宿屋全体が真っ暗で、アニス以外の人々は全員寝ていた。
「さぁ〜て、手始めに何をしよっかな♪」
部屋の電気をつけて、ガイのいるベッドの方へ歩いていった。
先ほどのワンピースの短さは、もう気にならなくなったみたいだ。
アニスは、ベッドの上でガイの両足が自分の太ももと太ももの間になるようにして座った。
「さてさて、では初めに口と手で…♪」
ジーッ、とガイのズボンのチャックを少しずつ下げていき、下着をずらすと男性器を取り出す。
「これがガイのかぁ。結構大きいじゃ〜ん」
口では余裕なふりをしているが、内心とは全く違う感想であった。
(こ…これがガイの?……こんなの入らないよ…!)
と、初めて見たような男性器の大きさに顔が熱くなっていった。
少し躊躇いながらも、アニスはガイのを口に含んだ。
「んぅ……」
裏側に沿って、舌を滑らかに使っていく。
ぴちゃり、くちゃりと唾液のいやらしい音が部屋中に響き、アニス自身も興奮していた。
「ふぁあ…んっ」
舐める、舐める、舐める。アニスは自慰していることも気づかずに、涙目でフェラを続けていく。
どんどん舐めていくうちに、ガイの男性器は脈打ち、
いまにも爆発するのではないのか…と思ってしまうくらい熱くなっていた。
そして思いっきり口を入れた瞬間、口の中に精液が勢いよく出された。
勿論アニスはビックリして口を離したが、精液はまだ止まらなかった。
口の中と喉に絡まった精液を必死に吐き出そうとしている。
「ゲホッ…ケホ…。なにこれぇ、変な味ぃ…」
彼女は手についた精液をワンピースで拭きながら呟いた。
「…そういうものなんだよ、それは」
聞き覚えのある声が前から聞こえてくる。まさかと思い見上げると、ガイと目が合った。
「こんな所で何やってんだ……」
「えっ!?えっとぉ、そのぉー…………」
まさか「ガイの女嫌いを直すために夜這いしに来ました☆エヘッ☆」なんて言えない。絶対言えない。
色々なことがグルグルと頭の中で回る中、アニスはハッとして聞いた。
「い…いつから起きてたの……?」
恐る恐る、しかもいつもの様な元気な雰囲気なしで。
「…アニスの口に出した時に起きた」
「ふぇえ…?」
夢中になって舐めているところは見られなかったが、
女嫌いを直すためにやっていたハズだったはずだが、こう普通に言われると何か調子が狂ってしまう。
「ねっねぇガイ!」
「なんだい?アニス?」
…ガイに見つめられて、おかしいと感じながらも顔を真っ赤にして訊く。
「なんでそんな平気でいられ…ひゃあっ!」
アニスが短い悲鳴をあげると、先ほどとは違う体位になっていた。
ガイがアニスを押し倒すような…いや実際には押し倒しているのである。
「えーっと…ガイ?」
明らかに雰囲気が違うガイに戸惑いを隠せない。
「まったく…こんな風にして。責任取って貰おうかな」
そう言うとガイはアニスのワンピースを捲り上げて、桃色突起に口を寄せてベロリと舐める。
「ひ…いやぁ……」
体をくねらせてアニスは抵抗するが、その行為は決して不快ではなかった。むしろ、快感に近いものであった。
アニスの膨らみかけの胸をガイは愉しそうに揉みしだいていき、突起を舐め続ける。
次第にアニスの太ももから透明の愛液が溢れるように流れ出てきて、それをガイは指ですくって口に含んだ。
自分の太ももに流れる愛液を美味しそうに舐めているガイを見て、
アニスは「やめて」と言おうとしたが身体全体に力が入らないせいか、何も言えなかった。
「アニスのこれ、中々旨いじゃないか」
ペロリと口周りにもついた愛液を満足げに舐める。
「ふあぁ…もう……ひゃめらいれぇ…」
舌ったらずになってしまったアニスの声に、ガイはゾクゾクッとした興奮を得た。
自分が口に含めるのが駄目なら、と考えたガイは指に彼女の愛液をしっかりと絡めて、アニスの口にその指を入れる。
「じゃあアニスが舐めなよ。それならいいだろ。」
普段なら絶対に言わないようなセリフを、ガイは今この状況で言う。
それに対しアニスは、言いなりになるしかなかった。
上手く動かない舌を使おうとしていたが、苦しそうである。
「ちゅぷ…ん……そんなにしたひゃあ、息がぁ、うまくれきなぃよぉ……がいぃ…」
涙目で訴えるその姿は、ガイの性欲を掻き立てるしかなかった。
やっとの思いでガイの手についた自身の愛液を全部舐め終わると、アニスは目を見開いた。
なんとガイが、アニスの秘部についた愛液まで舐め取っていた。
「だ…だめぇ……そんなにしたら…頭がおかしくぅ…………」
アニスの頭はぼうっとしてしまい、目の前に霧がかかったような錯覚に陥る。
ガイは、アニスの真新しい秘部から溢れてくる愛液を舐めていたが、我慢出来ずに膣口に指まで入れた。
次の瞬間、
「ふ、あぁあぁぁ!」
アニスが体をビクビクとさせて、未知の快感に力が抜けた。
「ごめんなアニス、それだけじゃ治まりきらないんだ……!」
ガイは、大きくなった自身の男性器をアニスの膣口に押し付けた。
肩で息をしている状態のアニスは、その光景を力なく見ることしかできない。
「ふっ…………!」
そして思いっきり、アニスの膣奥へと挿入した。
「ひゃあぁぁぁっ!!」
ブチッ、と処女膜が破ける音がする。
太ももに血が流れて、アニスはまたイってしまった。
「なぁアニス、自分から誘ってきたわりには、随分と奉仕されてんなぁ。愛液を舐められたり、あそこを舐められたり。挙げ句の果てには、夜這いした男に処女を奪われるなんて…さ………!!」
「そ…そんな風にいわないれ……」
ガイの腰の動きは止まらない。
「それにしても、アニスのは小さいなっ…。オレのを一生懸命包み込んでいるのが分かるよ…。このまま一番奥に注いでも平気だよ…っな……?」
とんでもないことを口にしたガイ。
アニスはそれを必死に否定しようとする。
しかし、アニスが言おうとしたらガイが唇を重ねてきた。
「ふっ………んっ…ちゅっ」
舌と舌を絡めて、ガイのかアニスのか分からないほど混ざった唾液を二人は飲む。
「あ…アニス、そろそろ出そうだ……」
「ちょ、ガ………」
イ、と言おうとすると、アニスの膣奥にガイの精液が注ぎこまれた。
「ひゃああぁあぁぁぁあん!」
「くうぅうぅぅ……!!」
アニスとガイが叫ぶと、二人はそのままベッドに倒れ込む。
しばらくしてアニスが疲れたのか寝息をたてるとガイは一言。
「…実はタタル渓谷でアニスを助けた時に胸が服に当たって……それでアニスのことばかり考えて、近づけなかったなんて言えないなぁ。あのとき、お礼を言おうとしてくれたのに」
そう呟いたら、外は朝焼けが出ていたのだった。
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