総合トップ>SS一覧>SS No.6-099
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
624氏(26スレ目) |
ジェイド×ルーク |
2008/07/27 |
2008/10/16 |
「冗談は止めなさい、ルーク」
そう言ったジェイドの股間は、出口を求めていまにも飛び出してきそうな程に盛り上がっている。
「…気に入らねえんだよ、いつもいつも何もかもお見通しですってなその澄ました顔がよ」
ここはケテルブルク、ホテルの一室。
大切な話があると、いつにない神妙な面持ちのルークの誘いを易々と受け入れてしまった、これは全て私の落ち度だ。
この旅の間、彼をずっと見続けきて、その変化を目の当たりにしてきたせいか、
彼に対して幾分か心を許してしまっている自分に気づいてはいたが、こんな形で付け込まれてしまうとは。
まったく自分が情けない。
「ははっ。まったくいい格好だな、ネクロマンサーさんよ」
恍惚の表情を浮かべ、勝ち誇ったかのように彼はいう。
両腕を拘束され、足を広げた形でベッドに体を固定されてはいるが、幸いにも口はふさがれていない。
多少威力は落ちるものの、譜術で抵抗することはできなくもない。
がしかし、それが今の私にはできない。
彼は私の体を束縛する以上に、信頼という鎖で縛り付けてしまっているのだ。
彼がそのことに気づいているのかどうかは知らないが、やはり私に為す術はないのである。
このまま彼の言うとおりになる他は。
いつのまに私はこんなに弱くなってしまったのだろう…。
「…!」
ルークの指が荒々しく私の股間に触れる。
声は抑えたものの、思わず顔に出してしまった。
そのことが彼を刺激したのか、ニヤリと笑みを浮かべ、
今度はより乱暴に、それでもしっかりと強く私の股間にそそり立ったものを握りしめてきた。
「声出していいんだぜ」
一瞬とはいえ、再び顔をゆがめてしまった私を見ると、からかうようにしてそう言った。
「…くそ」
「なに?」
「下手糞と言ったんですよ。さっきから何ですか、これじゃただ痛いだけですよ。
もう少しなんとか出来ませんかねぇ。いくらあなたでも、それくらいの知恵は持ち合わせているでしょう」
いくら私でも、こんな時まで冷静に作戦を立てることはできないらしい。
このまま彼のペースに巻き込まれてしまっては…、何とか現状を打開せねば。
そう思ったはいいが、焦りが先立ち、考えるより前に口から出てしまった。
こんなことを言っては、ただ相手を煽るだけではないか。
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