総合トップSS一覧SS No.6-090
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 190氏(26スレ目) エミル×マルタ 2008/06/27 2008/10/16

「えっ!!部屋が二つしかない!?」
「はい・・・本当に申し訳ありません。今日は他のお客様が多くお泊りになっていてお部屋が残り二部屋しかないんです」
「はぁ・・・困ったなぁ・・・」
と、金髪の少年。エミルがため息をつく。
「ええっ!?それじゃあ泊まれないじゃない!」
と、元気そうな少女。マルタが言う。
「でも、アスカードまではまだ遠いよ?外は危ないし、今日はここに泊まったほうがいいんじゃないかな?」
と言うのは他ならない今回の騒動の立役者にして再生の神子。コレット。

一行はアスカードの石舞台に住み着いたモンスターを倒すために飛竜の幼生を仲間にしてハイマから戻る途中だった。
旅の中で一行はいつもは別々の部屋に泊まっていた。

だが、こんな場面だから出てくるのは当然部屋割りのこと。
「ど・・・どうしよう・・・」
「じゃあ、エミルとマルタが一緒の部屋で泊まれば?私は一人でも大丈夫だよ?」
と、コレットがごく自然に(本人には自覚はないだろうが)大変なことを言った。
「えええええっ!!?ち、ちょっと待ってよ!!僕がマルタと同じ部屋に泊まるの!!?」
当然、焦るエミル。
「大丈夫。私はこう見えても強いし、エミルとマルタは仲良しさんなんだから」
「そ、そういう問題じゃあ・・・」
すっかりコレットのペースに呑まれて呆然としてしまったエミル。

エミルが呆然としている傍らで最初は驚いていたものの、マルタは・・・
(こ、これはコレットと差をつけるチャンスかもっ!!?)
とコレットに対し一方的に恋のライバルだと思い込んでいるマルタ(当然コレットはエミルをそういう対象として見てはいないのだが)の目は燃えていた。

「ねぇ、マルタも何か言って・・・」
マルタに助け舟を求めるエミル。
「エミル・・・私のことキライなの・・・?」
と潤んだ瞳でマルタは訴える。
女の子の涙に抵抗がないエミルは・・・

「えええっ!?な、なんでそうなるの!?・・・そんな・・・キ、キライなんかじゃないよ。だから泣かないで、マルタ・・・」
「じゃあ決まりっ!!行こっ、エミルっ!!(やった?作戦成功っ!!)」
「え、ちょっ・・・マルタ・・・なんでそうなっ!!?って引っ張らないでえぇ!!」

ズルズルとエミルがマルタに引っ張られて部屋に連れ込まれていく。
「やっぱりあの二人は仲良しさんだねぇ〜。ねっ、テネブちゃん」
「だから私はテネブちゃんじゃないと・・・まぁ、マルタ様頑張って」
と、テネブちゃんこと黒い犬のような姿をした生き物。
テネブラエがこれからのことを予見するかのように呟いた。

(そして夜になりエミルとマルタの部屋では・・・)

「ど、どうしてこんなことに・・・」
エミルはベッドに座り込みガチガチに固まっていた。
「♪♪〜♪」(エミルと二人っきりで同じ部屋♪)
それとは対照的にマルタはご機嫌そのものだった。

(・・・でもマルタってやっぱりかわいいな・・・)
今のマルタはいつもとは違って髪をほどいて楽な格好でいる。
それがいつもとは違う彼女を意識させ、さらにエミルを緊張させていた。

と、エミルがこんなことを考えながらボーッとしていると・・・
「エミルっ!・・・どうしたの?」
「マ、マルタっ!?い、いや・・・なんでもないよ!!」
瞬間移動したかのごとく、エミルがふと気付くとマルタの顔がすぐ近くにあった。
「・・・だからどうしたの?」
「いや・・・だから・・・その」
「・・・・・・」
「・・・・・・」

そして二人はしばらく黙ってしまった。だが二人の顔色は明らかに前より明らかに赤くなっていた。
そんな沈黙を破ったのはマルタだった。
「エミル・・・ありがとう・・・」
「え?」
「いろいろなこと・・・私を助けてくれたこと・・・それからラタトスクの騎士になってくれたこと・・・本当にうれしかった」

「マルタ・・・そんなこと・・・僕もマルタと会えて良かった・・・」
「私、あなたのことが好き。だから・・・もし良かったら・・・キスしてほしいな・・・」
「ぼ、僕もマルタのこと・・・好きだよ・・・」
「・・・エミルっ!嬉しいっ!!」
「でも・・・こういうのは男の僕からしなきゃ。マルタ・・・は、恥ずかしいから目を閉じてくれないかな・・・」
「うん・・・」

そしてエミルはマルタにそっと口付けした。
「「んっ・・・」」
そして無言のまま二人は抱きあった。

「エミル・・・もっと・・・して・・・」
「うん・・・」

そして二人の夜が、更けていく・・・。

「「ぷはっ・・・」」

長く続いた口付けの後、二人はようやく唇を離す。
「エミル・・・」
「マルタ・・・」
そして、やさしくエミルがマルタを押し倒す。

「エミル・・・もっと私を愛して・・・」
「・・・うん」

そしてまた、こんどは深く唇を付ける。
くちゅ・・・

エミルがマルタの口内に舌を入れる。
「んっ・・・」
そしてお互いに舌を絡め、唾液を交換し合う。
「マルタ・・・大好きだよ・・・」

「エミル・・・私、あなたと一つになりたい・・」

「いいの・・・?」
「いいの・・・だってあなたは私の騎士だもん・・・」
「分かった・・・じゃあ・・・服・・・脱がすよ?」
「うん・・・」

するするとエミルはマルタの服を脱がしていく。
そして、エミルがマルタの下着に手を伸ばした時、
「ま、まって!・・・私ばっかりはイヤ・・・。エミルも脱いで・・・その間に私も・・・下着脱ぐから・・・」
「う、うん・・・」
少し残念そうな声でエミルが同意する。

「もう・・・いいよ・・・振り向いても」
「・・・うん」
「キ、キレイだ・・・」
「あ・・・あまりじろしろ・・・見ないで・・・恥ずかしいよ・・・」
「ううん・・・そんなことない。すごく綺麗だよ・・・マルタ」
「あ、ありがとう・・・うれしいっ!」
「む、胸・・・さわっても・・・いい?
「え・・・でも私そんなに胸・・・ないよ?」
「そんなの気にしないよ。マルタのすごく綺麗だよ」
そしてエミルが優しくマルタの胸を揉む。
「んっ・・・そ、そう・・・」

「ああんっ!・・・エミルっ!!なんだか・・・変な・・・感じ」
「すごく・・・やわらかいや」

「マルタ・・・ここも・・・すごく綺麗だ・・・濡れてる・・・」
「やだ・・・そんなところ・・・」

「そんなことないって・・・マルタのは全部綺麗だよ」
くちゅ・・・
エミルはマルタの中に指をいれる。
「ふああああぁっ!!え、エミルっ・・・!!」
「ご、ごめん。いきなりで驚いちゃった・・・かな」
「ううん・・・違うの・・・なんだか分からないけど・・・すごかった」

「そう・・・?」
「うん・・・だからもう一回・・・」
「分かった・・・」
くちゅっ、くちゅっ・・・ぴちゃぴちゃ
「「はあっはあっ・・・」」

静かな夜の部屋に二人の吐息と水音が聞こえる。
「エミル・・・お願い・・・きて・・・」

「マルタ・・・うん・・・分かった」

エミルのモノはすでに準備万端だった。
「こ、これが・・・エミルの・・・」
「こ、怖い?」
「ううん・・・そんなことないよ」
「ありがとう・・・マルタ・・・じゃあ・・・いくよ」

ずぷっ・・・

「んっ!!」
「だ、大丈夫?マルタ・・・?」
「だ、だいじょう・・・ぶ。痛く・・・ないよ」
「マルタ・・・マルタの中・・・すごく暖かい・・・」
「もうっ・・・そんなこと・・・言わないでっ・・・」
エミルは優しく、ゆっくりとエミル自身をマルタの中に沈めていく。
マルタの中は多少窮屈なもののエミルが感じたどのものよりも暖かかった。
ずぶっぐちゅっ
そしてある程度進んだところでエミルは何かに突き当たる。
「ま、マルタ」
「はあぁっ・・・はぁ・・・何?」
「少し痛いかもしれないけど・・・我慢してね・・・」

ぶちっ・・・

「あああああっ!!!」
処女膜を貫かれたマルタが喘ぐ。

「ま、マルタ!?」
「んっ・・・ちょっと痛かったかも・・・でも大丈夫だから・・・」
「じゃあ・・・進むね・・・」
「うん・・・」

ずぶっ・・・ずぶっ・・・
「はぁ、はぁ・・・」
「んんっ・・・あんっ・・・」

そして二人の行為は激しさを増していく
ぐちゅっ、ぐちゅっ・・・
「えみるっ・・・!!えみるぅ・・・っ!!」
「マルタっ・・・マルタっ!!」
ぐちゅっぐちゅ、ずぶっずぶっ
「ふぁあああっ!!えみるぅぅ!!」
そして二人の限界が近づく。
「マルタっ!マルタッ!」
ずちゅ、ぐちゅぐちゅ、ずぶずぶずぶ
「マ、マルタ僕・・・もう・・・だめだ・・・」
「え、えみるっ!きてっ!」
マルタの膣がエミル自身をきゅうううっと絞るように収縮する。
「で、でも!!マルタっ!」
エミルはマルタの中に出すことの意味を考え、戸惑う。
「最後まで・・・一緒にっ!!・・・あんっ!」
「マルタっ!!」
「「あっ・・・」」
二人の声が重なり、エミルはマルタの最奥で自分自身を放った
ドクッドクッドクッ・・・・
「あ・・・熱い・・・え、えみるので・・・一杯に・・・」
マルタが呟く。その顔はとても幸せそうだった。
エミルはその顔を見て心からこの少女がどんなものよりもいとおしく思えた
「マルタ・・・大好きだよ・・・」
「私も・・・エミルっ!!」
そう言って二人は今までで一番長いキスをして果てた。

その夜二人は繋がったまま、深い眠りに落ちた・・・


そして翌朝・・・

「昨晩はお楽しみでしたねぇ・・・エミル様、マルタ様。若い二人、微笑ましいことです」
と、テネブラエ。
「な、なあっ!!!?」
「テネブラエ・・・聞いてたのね!!?」
「そりゃぁあんな大声で喘がれては・・・特にマルタ様」
「なっ・・・この覗き魔っ!!!」
「の、覗き魔とは・・・ひどいですマルタ様」
そしてこの御方・・・
「あ、そうか。昨日の二人の声はセックスしてた声なんだね。私もそれでなかなか眠れなかったよ〜」
「「!!!!!!」」
『神子様』が放ったこの一言で二人は石像のように固まってしまった


♪♪〜♪♪♪(効果音)
・テネブラエは「覗き魔」の称号を手に入れました!
・コレットは「経験済み・・・?」の称号を手に入れました!

                              〜fin〜


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