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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
アルタミラのアツイ夜 174氏(26スレ目) プレセア×コレット 2008/06/27 2008/10/16

「ありがとう、プレセア」
コレットは笑顔と共にプレセアに微笑む。飛竜の巣、彼女を助けるのにプレセアは
大きく貢献した。
向けられた笑顔に、プレセアは頬を僅かに赤くし、「いえ・・・」と小さく呟く。

これが最初であり、発端であった。と、プレセアはそう思っている。


プレセアがコレットへの不可解な感情を意識し始めたのは、彼女を助け出してからさほど経たないうちであった。
コレットを見ていると、話していると、共に戦っていると動悸がおかしくなる。体が緊張する。
ほかの女性(男性もだが)と同じ状況になっても、同じ現象は起こらない。
(これは何・・・私は病気・・・?)
とも考えてみた。だが違う。特定の人物が関わる事によってのみ起こる病気など、あるはずがない。
まさかコレットが重病にとらわれていて、それが移ったとも思えない。
それなら皆も同じ様になっているはずだ。もう一度、考える。
(特定の人物が関わる事によって起きる身体の異常・・・鼓動が早くなる、顔に熱がたまったようになる・・・)
まさか、と思った。プレセアの知識の上では理解している「それ」は、
大前提として、異性間でしか起こりようのないものだからだ。
いや、まれに例外も存在するらしいということは知っていたが、
それは本当に数少ない例である・・・はずなのだ。多分。
はっきり言ってしまえば、自分がその範疇に入る事など、微塵にも想像していなかった
だが、客観的に今の自分を検証してみて、出てくる結論は一つしかない。
(私は・・・コレットさんのことを・・・)
この気持ちを押さえ込んだまま共に旅を続けること・・・それは無理だ、とプレセアは断定した。
そして、この気持ちを開放させるための最も適切な手段も理解していた。なぜか。


というわけで(?)、プレセアは必要なものを用意した。
普通道具屋に売っているようなものではないが、さほど難しいことではなかった。
メルトキオという街は、明と暗にくっきりと分かれた大きな都市である故、様々な人間が・・・商売人も、集う。
だから、自由行動中に「そのようなもの」を専門に扱う商売人を探し、買い付けることも別に無理な話ではなかった。
・・・・まあ、思いきり訝しがられたが。

とにかく、必要なものは手に入れた。あとは必要な機会が訪れるのを待つのみだ。
即ち、コレットと宿で同じ部屋になれればいい。4人部屋ではだめ、ということだ。
・・・などと考えていたら、その機会は予想外の(しかしなかなか恵まれた形で)訪れた。


「じゃあ、プレセアはそっちのベッドでいい?」
「ええ・・・私は、どちらでも構いません」
ここはテセアラ最大の観光地、アルタミラのホテル、のスイートルーム。
休息をするために訪れたこの地で、プレセアは幸運に恵まれた。
即ち、『アルタミラ入場150万人記念・ペアで泊まれるホテルアルタミラDXスイートルーム招待券プレゼント』・・・とのことであった。
ほかに部屋のない最上階の、ついでに防音性の高い部屋。
プレセアは自分の心臓がドクン、と高鳴る音を聞いた。
リーガルが「またもや身内からか。何か意図的なものを感じんでもないが・・・」とか
ジーニアスが「じゃじゃじゃじゃじゃあ、ぼぼぼぼぼぼぼぼくがいいいいいいいいいっしょn」
とか言ってリフィルに頭をはたかれたりしていたが、プレセアの視界には入っていなかった。
そういうわけで、プレセアは同性で年も一番近いと理由をつけて、コレットを誘ったのだ。
・・・勿論、胸に含むものを持って。そんなことは露知らず、コレットは微笑みを持ってそれを快諾した。

コレットが自分に割り振ったベッドに、飛び乗るように座り込む。
「えへへ・・・プレセアと二人部屋になるの、確か初めてだね?色々お話したいな♪」
「それは・・・私もです。コレットさんのこと・・・もっとよく知りたいですから」
「ホント?嬉しいな〜」
コレットのやや紅潮した微笑みに、プレセアも薄く微笑み返す。
嘘を言っているつもりはない。言葉の捉え方の問題なのだ、と意味もなく考える。
さて、とプレセアは心中で気を引き締める。
これから自分が試みようとしていることは、主観的にも客観的にも、
ついでに道徳的にも褒められたことではない、と理解はしている。
だが、そんなものはどうでも良いと思えてしまうだけの感情があるのだ。
そのあと1時間ほど、2人はたわいもないお喋りをしていた(主に喋っていたのはコレットだが)。

そしてそろそろいいかと、プレセアは『それ』を手の中で握り締め、立ち上がった。

「ところでコレットさん・・・喉、渇きませんか?」 
言いながら、部屋に備え付けのグラスにやはり備え付けの水差しから水を注ぐ。
その動作はプレセアの背中で隠れ、決してコレットから見えない位置にあった。
「喉?うーん、そうだね・・・プレセアがせっかく入れてくれたし、飲もうかな♪」
「・・・そうですか。ありがとうございます」
さらにもう一つのグラスに水を注ぎ・・・片手間に、
プレセアは隠し持った小瓶から先に入れたグラスに透明の『何か』を注いだ。
ついでに言うとそれは、無味無臭だ。

「はい・・・どうぞ」
「うん、ありがと♪」
 向日葵のように微笑んでグラスを受け取る彼女を前に、罪悪感を感じないわけではない。
だけど、もう何を言っても遅い。あとは、事が起きて、事を起こすのみ。
(コレットさん・・・とロイドさん、ごめんなさい・・・) 
「えへ、乾杯だね♪」
 チン、とコレットは手に持ったグラスをプレセアのそれに軽く当てる。そして、口に含んだ。『何か』が含まれた水を。
「・・・・・・・・・・・・」
 プレセアも、同じようにする。ただし、彼女のグラスに、細工はない。
(効果が訪れるのは・・・3分・・・5分・・・)
確か話によるとそんなところだったはずだ。大人しくお喋りに興じて、待つことにする。

そして、訪れた。

「・・・ん・・・あれ・・・?」
コレットが頬をほんのりと赤く染めた。むず痒がっているようにも見える。
「コレットさん?・・・どうかしましたか?」
 自分でも白々しい、と思いながらプレセアは立ち上がり、コレットの背中に手を回すようにする。
「ど・・・したのかな・・・?何だか・・・風邪でもひいたみたいだよ・・・えへへ」
 赤くなった顔で、くすぐったさを感じたような顔で笑う。
 実は内心、天使疾患がまた?などと考えていたりする。それはおおいなる勘違いなのだが。
 プレセアは心中やや複雑ながらも、とりあえず心配した表情で、
「それは良くないですね・・・ベッドに横になってください」
 と、コレットの体を軽く支えるようにして、ベッドに横たわらせた。
 何だか私の方が子供みたい、などとコレットが考えていると。その時だった。プレセアが動き出したのは。

(・・・・・・・・・えっ・・・・・・・・!!?)
唇に、柔らかいものが触れた。
それが、文字通り目の前の少女の唇だと理解するのにかかった時間は何秒だったか何分だったか。
(プ・・・・レセ、ア・・・・・?!・・・・え、ええ・・・・?!)
 さらにコレットが混乱している間に、プレセアの舌がコレットの唇を抉じ開けて侵入する。
そのまま咥内を蹂躙するように掻き回した。それが当然であるかのように、舌を絡め、舐め、吸い上げることまでする。
ふう、とプレセアがようやく唇を離す。唾液が糸を引いた。うまく頭が回らないながらも、コレットはとにかく叫ぶ。
「ちょ、ちょっとプレセア!?な、何・・・・あ・・・あれ・・・?」
「・・・波、2つ目・・・来ましたか?」
途中で何かを感じたように言葉をとぎらすコレットに、プレセアはうっとりと頬を染めて微笑んだ。
ここまできたら、もう止まらない。止められない。それは、お互いにだ。
「や・・・あ・・・つい・・・・」
 きゅっと。コレットは自分の体をかき抱くようにした。
「プレ・・・セア・・・お水に・・・何か入れた、の・・・?」
「ごめんなさい・・・でも・・・もう・・・」
言うまでもなくプレセアがコレットのグラスに入れたのは、やや遅効性のある媚薬である。
やや値が張る品だったが、効果は確かだったようだ。 
「気持ちよく、してあげますから・・・」
「え・・・・あ、あ、ああ・・・・?」
コレットは未だに自分が「ナニ」をされるのかよくわかっていない。
ただ・・・それが恐ろしく背徳的で、非倫理的で・・・たぶん、官能的であることも、本能的に理解していた。
そして、彼女の理性的な部分が反論の言葉を紡ぐ。
「だ・・・だめだよ、そんなの・・・わたしたち・・・女の子同士、なんだよ・・・?」
「関係ありません・・・誰かを好きになるのに、理由はない・・・
と、私は思ってます。でも、コレットさんが拒絶することはわかっていましたから、すみませんが、薬を」
「そ・・・でも・・・ふあっ!!?」
しかし、その残された理性的な部分も、仕込まれた媚薬の効果によって奪われていく。
さらに、プレセアがコレットの首筋に舌を這わせれば、なおさらであった。
コレットはそれでも抵抗しようとするが、媚薬のせいか、力が入らない。
ついでに、体を抑えているプレセアの方が、純粋な力では上なのだ。
「あ!はうっ・・・やっ・・・!!プレセア、やめ・・・はああ!!!」
「(ちゅる・・・)コレットさん、いっぱい感じてください、ね・・・」
 言いながらさらに、服の上からコレットの胸の辺りに手を添え、やさしく撫で回した。

それだけで、びく、とコレットの体は反応する。さらに今度は力を籠め、擦って揉みしだくようにする。
「ひあああああ!!?」
ぞくぞく、と震えるコレットの真っ赤になった表情を愛しく思い、今度はその頬に口付ける。
そのまま位置をずらし、耳たぶを甘噛みしていく。耳元にプレセアの吐息を感じてか、コレットの体がピクン、と跳ねる。
「ふああ・・・はう・・・あぁ・・・」
(感じてくれてますね・・・抵抗もしなくなってきましたし、そろそろ・・・)
ということで、プレセアはゆっくりとコレットの服を脱がしにかかる。
とはいえ、彼女の服のつくりはかなりシンプルで、
ややもしないうちに下着だけを身に着けた姿になった神子が現れる。その姿を見てプレセアは
(ほんとうに・・・天使みたいですね・・・)
 などと思う。そして、そっとシンプルな白いブラジャーの上から優しく包み込むようにコレットの胸に再び触れた。
「はっ・・・!あん・・・!!」
 ただそれだけで、既に媚薬の効果が全身に回ったコレットには、電撃が走ったような感覚となって襲いくる。
「コレットさん・・・気持ちいいですか?」
「あふぁ・・・プ、プレセアぁ・・・・」
芽生えてきた快感からか、もはや抵抗はせず、ただ力を抜いてプレセアを受け入れるコレット。
プレセアは僅かに微笑むと、コレットの背中に手を回し、プチリと、ブラのホックを外す。
先端に淡い桜色の突起がある、非常に小振りではあるが、形のよい乳房が露になった。
「コレットさん・・・綺麗です・・・」
言うなり、プレセアは左手でコレットの右胸を優しく掴み、左の乳首を唇で吸いたてはじめた。
ちゅう、と赤ん坊のように吸いつくようにしたり、
先端部に軽く歯を立てる、舌でこね回すなどして、次々と愛撫の方法を変えていく。
コレットの心臓の鼓動を感じ、プレセアはうっとりとした表情になった。
「ひゃぁあん!は・・・あう!?プ、プレセ・・・アぁ・・・ひぁん!!」
プレセアの愛撫にコレットは体を震わせて悶え続ける。
既に彼女の頭の中は真っ白で、状況を的確に判断する意思も、完全に失っていた。
それどころか、媚薬で麻痺した頭脳はもっと快楽を得たいと徐々に考えるようになり、
「!?」
 プレセアが唇での愛撫を一端やめた僅かな瞬間に、彼女の首裏に腕を回し、引き寄せて自分の唇を押し付けた。
プレセアは驚いたような顔になるが、すぐに状況を理解し、また舌を使い始める。今度は、コレットも同じようにしてきた。

くちゅ、ぴちゃと、淫猥な音がスイートルームという極上の空間を演出するBGMになる。
(コレットさん・・・素敵です・・・)
唇を離すと、プレセアはコレットに軽く微笑んだ。コレットも微笑みを返す。
そしてプレセアはゆっくりと、既に濡れていたコレットのショーツを脱がしにかかった。
コレットは「あ・・・」と小さく声を出すが、特に抗うこともなくそれはするすると脱げていった。
とろり、と透明な愛液の糸がひく。
「もう濡れてますね・・・綺麗です・・・」
髪の色と同じ、黄金色の薄らとした茂みで包まれたコレットのソコは、
媚薬と愛撫の相乗効果でヒクヒクと肉襞は動き、
ピンク色のやや幼さを残す秘裂からはよく愛液が漏れ、彼女が感じていることを示している。
「やあ・・・恥ずかしいよぉ・・・」
「大丈夫です・・・優しくしますから・・・」
何がどう大丈夫なのかは分からないが、プレセアはコレットのソコを優しく撫で上げた。
さわさわとした感触に、コレットの体が微かに震える。
「わたしに身を任せてくださいね・・・」
そう言いながら、プレセアは人差し指を優しくコレットの秘裂に侵入させた。
くちゅり、と音を立てながら愛撫を始めると同時に、唇で身体を舐め回すようにもする。
「ひああ!!やぁ、ふあっ、ああっ・・・」
体中を這う舌と、もっとも感じてしまうトコロの同時の愛撫に、
コレットは大きく悶え、ピンク色の秘裂はトロトロと蜜を流し続けた。
そして舌による愛撫は、へそをたどって下腹部に入り、
やがてコレットの茂みにプレセアの鼻息がかかるところまで来る。
当然の流れとして、プレセアの舌がコレットの秘部に触れるくだりとなる。
「やあああぁあ、ああん!!?」
「(ちゅく・・・)ん、はぁ・・・どう、ですか・・・」
舌で軽く撫でるように舐めとりながら、包皮に潜んだ肉芽を指でつまみ、ピンとはじく。
快感のあまりか、コレットの全身から汗が噴出していた。
「ぷれせあぁ・・・き、汚いよぉ・・・そんなトコロ・・・舐めたら・・・あはぁ!!」
「そんなことないです・・・綺麗なピンク色で・・・少なくとも私は、汚いなんて思いませんから・・・(くちゅ)」
「あひゃああっ!!は・・・ああんっ!!だ・・・めえ!!!なにか、なにかきちゃうよおお・・・っ!!!」
「もうイっちゃいますか・・・?なら・・・」
コレットの限界を感じ取ったプレセアは、一端唇を離すと、膣穴に指を差込み、中でくりくりとくすぐるように掻き回した。
「あひゃあんっ!!?あ、あ、あ、あ、ああああ!!!も、ダメぇ・・・・っ!!!!」
 可愛らしい悲鳴と共に、コレットは人生初の絶頂を迎えた。

びくんびくん、と電気が走ったようにコレットの体はのけぞりかえり、
同時に秘裂からは潮を吹くように蜜が溢れ出した。それがプレセアの顔に若干かかると、
プレセアはうっっとりとした表情になり、それを指ですくって舐めとった。
「は・・・・・・あぁ・・・・んん・・・・・・」
まだ体が震えているコレットの紅潮した表情を満足そうに眺めると、プレセアは自分のベルトを緩め始めた。
「コレットさん・・・気持ちよかったですか?」
そして手早く服まで脱いでしまうと、ショーツ一枚の姿になる。
そのショーツもさっさと脱ぎ捨ててしまうプレセアの姿を、コレットはぼんやりとした表情で眺めていた。
「そして次は・・・私を気持ちよくしてもらっていいですか? 」
 既に興奮していたのか、プレセアの幼い割れ目からはちょろちょろと愛液が漏れていた。
年相応に、まだほとんど恥毛の生えていないが、ひくひくと痙攣している自分のソコを、
ゆっくりと横たわるコレットの顔の上に近づける。
「私がしたのと、同じようにしてください・・・」
 そしてあまり体重を乗せないようにして、コレットの唇に押し当てるようにした。
「え・・・・と・・・・うん・・・・」
ようやく絶頂から落ち着いたコレットは、ぼんやりとした頭脳で、
しかし今やればいいことだけは理解し、恐る恐る、舌を差し出した。
と同時に、指もソコに近づける。
「うぁ・・・・・はっ・・・・」
 コレットに比べれば落ち着いているが、それでも恍惚とした感じている声が口から漏れる。
コレットの愛撫はつたないものであったが、もともとの性格からか一生懸命さは感じられ、プレセアは非常に好ましく思った。
「(ぺろ・・・)はあ・・・プレ、セア・・・これでいいの・・・かな?」
「は・・・はい・・・んっ!!で、でも・・・もっと激しくしても・・・いいですよ・・・?」
「・・・えと・・・」
 よくわからないが、コレットはとにかく指に力を込めたり、舐めるスピードを速くしてみたりする。
プレセアの陰唇が擦りあげられれば「はっ・・・!」と声が上がり、
肉芽が捏ねくられれば「ふあっ・・・あ、ああ・・・!!」ともっと大きな声が出る。
プレセアの熱くなったソコを、コレットはひたすら無心で弄り回した。
「コレットさん・・・・っ、イクっ・・・・!!!!」
ぷしゃああ・・・、とコレットは顔に熱い液体がかかるのを感じた。
これが「イク」ってことなのかな、と他人のソレを見て、コレットはぼんやりと理解を深めた。
同時に、さっきの自分の「イった」ときの快感を思い出し、また体が疼いてくる。
「はぁ・・・コレットさん・・・すごく・・・よかったです」
 一端身体をどけ、荒い息をつきながら、プレセアはコレットに優しく微笑んだ。

と、そのコレットの表情を見て、気づく。
「あの・・・また感じてきてしまいました、か?」
「え!?・・・・あ・・・・その・・・・そう、なのかな・・・・たぶん」
股をもじもじと動かしながら、コレットは気恥ずかしそうに答える。
「そうですか・・・・それなら、次は一緒に・・・・」
「いっしょ・・・に?」
コレットの疑問に、プレセアは行動で示す。
すす、と身体をコレットの腰の辺りまで持ってくる。
そして、コレットの左足を両手で抱え込みながら高く持ち上げた。
「ひゃっ・・・・プ、プレセア?」
「大丈夫です・・・任せてください」
自分の左足をコレットの右足の上に重ねるようにして、逆に右足をコレットの左足の下に差し込むようにする。
そのまま、わずかに腰を前に進めると・・・
「ひあん・・・・っ!!こ、これ・・・プレセア・・・・っ!!!」
「異性間の交わりは性器の挿入ですから、同性間はこれであっているはずです・・・んっ!」
 くちゅ、くちゅ、という耳を塞ぎたくなるような猥らな音と共に、二人の陰唇が擦れあう。
プレセアがコレットの足を抱え、腰を前に突き出すたびにその音はより激しく、熱くなっていき、重なり合った肢体が跳ねて踊る。
「あ!あああんっ!!ひ!!うああ・・・はあっ!!!」
「あ・・・・はん!!くう・・・あ・・・・どうです、か・・・コレット、さん・・・っ!!」
「い、いいよぉ!!!あ、あそこが擦れて、すごく・・・・気持ちいいよおっ!!!」
 髪を振り乱しながら悶えるコレット。プレセアは彼女が可愛くて、もっと感じてもらいたく思う。
プレセアは腰の位置を僅かに変え、敏感な肉芽同士が擦れあうようにした。
その状態で、余すところなく捏ねくり回すようにさらに激しく腰を動かす。
「・・・・・・・っ!!!!あ、は、ああああああ!!!」
「んん・・・っ!!!こ、これ、私もとても・・・ひゃっ!!き、気持ちいい、です!!!コレットさん・・・・っ!!!」
「プ、プレセア、プレせあ、ぷれせあああああ・・・・っ!!!」
「はぁっ・・・・・コ、コレットさん・・・・!?」
知らず、コレットはいつの間にか上体を起こし両腕で身体を支えながら自分からも腰を動かしていた。
それは快楽を求める本能のままに。獣のように激しく、荒く、打ちつける。
二人の秘部からとめどめもなく溢れ続ける蜜液がまるでローションのように働き、
二人の動きをより滑らかに、そして激しいものにしていった。
ジュプッ!グチュッ!という濡れそぼった音と二人の甘い嬌声がシンクロし、BGMとなって夜のスイートルームに響き渡る。
「ふあああああああっ!!プ、プレセア・・・・っ!!わ、わたし、もう・・・・もう・・・ひあああああんっ!!!」
「あ、うあ、ああああ!!コ、コレットさんっ・・・もう・・・イきそう、なのですか・・・?わ、私も・・・・そろそろ・・・・・んっ!!!」
 プレセアは腰を激しく動かしながらも上体を前に進めていき、
 両の腕(かいな)をコレットの背中に回し、抱きしめる。そのまま、深い口付けを落とした。
「んふっ・・・!!!あ、コレットさん・・・っ、いっしょ、いっしょに・・・・っ!!!!」
「ん、プレ、セア・・・・!!!ひゃ、あ、も、、も、もう・・・・・・!!ダメ、くる、きちゃうよお!!!!」
 そしてプレセアがとどめのように、一際激しく腰を突き出した。それが引き金。
「ひゃああああああああんっ!!!!プ、プレセアああああああああっ・・・・!!!!」
「はああっ!!!!コレット、さんっ・・・!!!!は、い、イクっ・・・・・んんんっ!!!」
肢体が、跳ねた。ビクンビクンと、二人の小柄な身体は頭からつま先まで痙攣したように震えた。
快感が余すところなく全身に伝わった後、二人は力なく横たわった。
共に絶頂を迎えた二人は、はぁはぁと荒い息をつき、全身から噴出した汗は、シーツをぐっしょりと濡らしていた。


「・・・コレットさん・・・・」
 ゆっくりと、プレセアはたった今愛し合った人の名を呼んだ。
 コレットは疲れからか、答えない。プレセアは続けた。
「・・・・もう一度しません、か?」
 否。愛し合ったではない。プレセアは未だに快楽の交わりを求めていた。
 コレットは驚いたように目を見開いたが、媚薬の回ったその身体は、
 目の前の少女の誘いを否定することを許さない。というより、求める心があっという間に芽生えてくる。

だから、コレットはこくりと頷いた。


「・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・」
 朝日が、差し込んでいた。日の光に照らされた、テラスから見える海は、どこまでも青く、光り輝いて美しい。
「・・・・・・・・わたし、えと・・・・・・」
 昨晩のことを、ゆっくりと思い出す。プレセアとスイートルームに泊まることになって、
 二人でおしゃべりしてて、プレセアが水を注いでくれて、そして、そして・・・・・
「・・・・・・・・っ!!!!??え、えええええええと、あれ!!!?」
 思い出して、顔が真っ青になり、続いて真っ赤になるという器用なことをしたコレットは、
 次に今の自分の状態を見る。・・・・・記憶のとおり、素っ裸であった。
「プ、プレセア・・・・・!!?」
 そして、横にすやすやと眠る少女を発見する。
 肉体年齢12才の少女も、それはもう非道徳的な姿をしていた。
 どこかその表情は、うっすらと満足したような微笑をたたえている。・・・ように見えた。
「ぷ、プレセア・・・・お、起きて!!」
「・・・・・ん・・・・・・・あ・・・・・」
 呼びかけにこたえて、プレセアは小さなその目蓋をゆっくりと持ち上げた。
「・・・・おはようございます。・・・で、よいのでしょうか、この場合」
 上体を起こしながら、プレセアはいつもの調子で話している。
「プレセアッ!!き、き、昨日のことはっ!!・・・・えと・・・その・・・・」
 恥ずかしさがやはり立つのか、最後の方は萎んだように小さな声になる。
 ちなみにコレットは怒っているわけではない。
 ただ、慌てふためいているだけである。そこがコレットらしいところとも言える。
 プレセアは、ゆっくりと口を開く。
「それは、その・・・すみませんでした。
 本当は、このようなことはするべきではないと頭ではわかっていたのですが・・・自分の気持ちを抑えられませんでした。
 ・・・これも一つの、人間らしい感情と言えるのでしょうか・・・」
「・・・・・・・・プレセア」
「でも、私は・・・・・」
「プレセア…わたしのこと、好きなの…?」
プレセアは、ゆっくりと首を縦に振った。
「わたしは・・・・女の子だよ?」
 それは関係ないんだと思います、とプレセアは答えた。

「・・・・・そう、なんだ。・・・・その気持ち、とっても嬉しいよ。・・・・でも、わたしはやっぱり・・・」
「ロイドさんのこと、異性として好きなのですね?」
「えっ!!!?え、え、えと・・・・・・・・あの・・・・・ッ!!・・・・・・・あ、う・・・うん・・・・・」
 確信をずばりと突かれ、コレットは激しく慌てながらも、それを非常に小さな声で認めた。
「・・・・わかってたの?」
「・・・・おそらく、わたし以外の皆さんも、気づいていることだと思いますが。・・・ロイドさんを除いて」
「・・・・・・・はう」
「・・・でも、それはいいんです」
 え?とコレットは屈めた首を上げた。
「わたしはコレットさんのことを、それこそ、このようなことをしてしまう程に好き・・・なのですが。だからと言って、コレットさんに私を好きになってほしい、とまでは言うつもりはありません。嫌われてしまうのは、少し、辛いですが・・・」
「そ、そんなことはないよ!!プレセアは大切なお友達で仲間だもん!!」
「ありがとうございます・・・。そして、私もコレットさんのことを同じように思っています。だからこそ、コレットさんには幸せになってもらいたいです」
「えと・・・それって?」
「・・・初めての経験を、それも無理やり奪った私の言えることではないかもしれませんが・・・ロイドさんとコレットさんのことを邪魔するつもりなど、私にはないということです。私とのことは、遊びか、じゃれあい程度に思っていただければ、と」
「・・・・じゃれあい。・・・まあいいか。でも、やっぱりごめんね?プレセア・・・」
「謝るのは私のほうだと思いますが・・・。ところで、それはそれとして」
「?」
 コレットはプレセアの表情を見る。少し、悪戯っぽい表情になった気がした。

「昨晩は、気持ちよかったですか?」
「―――――――――――――ッ!!!?ええええええええええと!!あの!!!!!」
 途端に、コレットは再び顔を真っ赤に染め、慌てふためき始める。
「媚薬を使わせてもらったというのもありましたが」
「途中からは積極的に動いてくれましたし」
「むしろ先に求めて始めてきてくれたときもありましたか」
「・・・一緒にイったのは、何回ありましたかね?」
「コレットさん?・・・なんでorz(そん)な格好をしているのですか?」
 ずん、という見事な背景文字を背おったコレットは、恥ずかしさで真っ赤になった顔を枕にうずめて隠していた。
「・・・・なんにしても、気持ちよかったですよね?少なくとも、私は」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん」
 枕でくぐもった声で、コレットは小さく、か細く、
「良かったです・・・でなければ、このようなことをした意味がありませんので」
「・・・・プレセア」
 枕からほんの僅かだけ顔を上げ、心なし涙をたたえた目で、コレットはプレセアの方を見る。
「・・・ロイドさんとのことは、応援しています。それだけはきっと、うまくいくと思っていますから」
「・・・・・うん。ありがと」
「・・・でも、よければ」
 コレットは再び見た。今まで見たこともなかった、プレセアの悪戯っぽい表情。
「もしコレットさんが、またよろしければ・・・<じゃれあい>、しませんか?」
「―――――――えっ!!?・・・・と・・・・でも・・・・・ええっ!?」
「・・・・それともやはり、もう嫌でしょうか?」
 少し、切なそうな顔になる。そんなプレセアを見ながら、
 しかしコレットは、昨晩の初めての経験を・・・その快感と共に・・・思い出していた。
 もう、どうしようもないくらい気持ちよくて、止められなくて・・・あれを思い出してしまうと・・・もう・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん、いいよ。また、ね?」
 コレットは、小さく、小さく、しかし微笑をたたえた顔で答えていた。プレセアのまた、それに微笑み返した。
・・・・・・・・こうして、二人の一晩は終わりを告げた。

−おまけ−

「・・・・・・はあっ」
「・・・・・・今日もよかったです、コレットさん」
「うん、プレセアも・・・・。それにしても、お星様の下でするのって、なんだかいろんな意味でどきどきするね?」
「・・・誰かに見つかったら、大変ですからね?特にロイドさんとか・・・」
「ジーニアスもかな?」
 ふふ、と二人は無邪気に笑いあった。
「・・・ところで、プレセア?前から気になってたんだけど、ひとつ聞いてもいい?」
「はい、何でしょう?」
「・・・その。プレセアって、あの、<こういうこと>のやり方・・・どこで覚えたの?」
「ああ、それですか。それは・・・」

「パパの遺品を整理していましたら」
「奇妙な本が何冊か見つかりまして」
「女性が男性と、あるいは同じ女性と衣服を着ていない姿で交わった姿が絵で、あるいは文章で表された本でした」
「最初はよくわからなかったのですが、知識を身につけるのは必要なことですから、とりあえずひととおり読み通しまして、内容を覚えておいたんです」
「たぶん、その本はパパの趣味のものだったのだと思いますが」
「コレットさん?・・・なんでまた、orz(そん)な格好をしているのですか?」

終われ。


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