総合トップSS一覧SS No.6-057
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
アドリビトム崩壊 兵士A氏 男×ハロルド 2007/07/24 2007/07/24

 ティア・グランツがガヴァダのアドリビトムに所属して一ヶ月ほどが過ぎた。
 当初こそ、アイリリーなどの街とは違い、住民から酷い評価ばかりをもらっているアドリビトムの現状に戸惑いも覚えたが、
今では彼らの活動に共感を覚え、ルークの訓練も交えながらも、日々送られてくるクエストをこなしているところである。
 そして今日も、街の住民から緊急の依頼を受け、一人ガヴァダの辺境にある太古の森へと一人で進んでいるところだった。

「……情報では、このあたりで間違いないはずだけれど」
 ティアは森のT字路で立ち止まり、クエストの依頼人からもらった紙を取り出した。
 そこには依頼内容と、救出対象が向かった道のりまでの地図が描かれている。
 依頼人の仲間がモンスターの素材を採りにいったまま戻っておらず、なるべく急いで救出してもらいたいという依頼であった。
 しかも、近辺のモンスターを下手に活性化させられないという理由で、なるべく一人だけで行動して欲しいとも要求されている。
 この要求にユージーンが若干の不安を覚えていたようだが、ティア自身は、今までの訓練の結果を出せる良い機会だと思っていた。
「仕方ないわ、もう少し違うところを探してみて……」
 しかし、対象が見当たらなければ、いつまでもクエストは終わらない。
 長くなりそうな一日に、ティアがふと溜め息をついた……その時、茂みから僅かな葉のこすれる音が響いた。
「敵!?」
 ティアは素早く体勢を整え身構えたが、彼女の目の前に現れたのは、ガヴァダの住民らしい服装をした男数人であった。
「……あ、あなた達はもしかして?」
『おお、もしかしてアドリビトムの方かい?』
「は、はい! 私はティア・グランツと申します」
 男達はティアの言葉にふと安堵の色を浮かべ、彼女もそれにつられて少しだけ笑みを浮かべた。
 彼女は住民の安全を確認すると、ホッと胸を撫で下ろしながら武器を収め、右手を差し出した。
「さ、急ぎましょう。ここに立ち止まるのは危険です」
『ああ、そうだったな』
 男の一人が代表してティアの前に立つと、彼女の行為に答えるように、右手を差し出したが、
男の腕は彼女の右手を通り抜け、ティアの腹部めがけ、思い切り殴りだされた。
「!? うっ……!」
 ティアの意識は急激に低下する。薄れゆく視界と感覚の中で、自分の腕が抑えられ、男達に囲まれてしまったのを見た。
『悪いな、しばらく付き合ってもらうよ……?』
 そこで、ティアの意識は完全に遠のいた。


 あれからどれくらいの時間が経っただろう。
「う……」
 意識が覚醒すると、ティアは両腕を後ろにきつく縛られたまま、どこか冷え切った木造の床が冷たい部屋の中に倒れていた。
 視界は薄暗く、ぼんやりと少し前のものが視認できるかどうかという具合だ。
 ティアは頭痛のような痛さが広がる頭で必死に記憶を遡ろうとしたが、それとほぼ同時に、眩しいばかりの光に襲われた。
『ほらよ、これで最後の一匹だ!』
「キャァ!」
 男がドアを思い切りこじ開けて部屋に飛び込んでくると、誰か男が連れてきた者を背中から蹴飛ばした。
 ティアは身体を起こしてその人物を確認すると、自分と同じように両腕を縛られたアニーの姿だった。
「アニー!?」
「ティ……ティア、さん!?」
 二人が叫ぶと、その声によってだろうか、周囲からは呻き声のようなものが聞こえた。
「う……ウゥ……」
 振りむくと、そこには同じアドリビトムに所属しているハロルドとカノンノの姿までもがあった。
「ティ……ティア?」
「ティアさん……?」
「ハロルド博士に、カノンノまで……い、一体誰が……?」
『さあさあ、ようやく獲物が全員捕まったぜぇ!!』
 ティアの嘆きに対するように、男が部屋の外へ怒鳴り声を上げると、それから数分もしない内に多くの男達が部屋の中へ入り込んできた。
 四人はその間、動けない両腕の代わりに身体全体を使ってなんとか部屋の片隅に寄ったが、蛇に睨まれた蛙のように何も出来ないままであり、
 その滑稽な様子を楽しんでいるような男達の怪しい笑みを睨み返すしかなかった。
「な、何が目的なのよ! アンタ達!?」
『あぁ? 何が目的かって? 天才様ならすぐにわかるんじゃないのかね?』
 ハロルドの言葉に、男の一人がスッと四人の前に寄ってくると、アニーの髪を掴み上げて無理やりに立ち上がらせ、残りの三人に
見せ付けるように、腰元から取り出したナイフの刃を、アニーの服にゆっくりと通していった。
「い、嫌……!」
『良いねぇその表情。ますますこれから楽しみになるよ』
「や、やめなさいよ!」
『誰がこんな楽しい事を辞められると思うんだい?』
 男はハロルドの怒声を無視してアニーの首筋をそっと舐め上げると、ナイフで切れた部分から腕を突っ込んで、
彼女の胸を思い切り掴み、一気に何も無い部屋の一角へと押し倒した。
 するとそれが合図であったかのように、アニーが倒れたほうへ何人かが飛び込んでいく。
「やっ、あぁっ!」
 アニーの悲鳴に似た叫び声が、部屋の中にこだました。
「み、皆さん、いい加減にしてください!」
 その悲鳴と無残な光景に似た叫びに感化されたのか、恐怖に怯えていたカノンノまでもが涙目で叫んだ。
 しかし、その叫び声は皮肉にも男達の注目を一気に自分へと集中させただけである。
『……おい、あいつドープルーンの宿屋に一時期働いてた看板娘だろ?』
『マジ!? あの女かよ、ラッキーだな、俺元々タイプだったんだ』
『俺も憧れてたんだよな。たまんねぇ、早くやっちまおうぜ!』
『俺も俺も!』
「い……いやぁぁぁ!」
 カノンノを前から知っていたらしい男達数名は、カノンノの姿を見てしばらく話し込んだかと思うと、一斉に彼女の方へ群がった。
「カノンノ!?」
 ティアは反射的に身を乗り出したが、両腕が塞がれていては何をする事も出来ず、カノンノはそのまま引きづられるように
 アニーが連れられた方とは対角線上の部屋の一角へと運び込まれてしまった。

『おいおい、あいつら皆してロリコン好きか?』
『悪趣味だよなぁ、もっと味わいがいのある方を選べばいいのによ』
 残った男達は、ティアとハロルドの目の前にまで迫りながら下品な会話を繰り広げていた。
 しばらくは二人とも男達を睨み返すままであったが、絶える事の無いアニーとカノンノの呻き声がよりいっそう高まってくると、
先にティアの口が開いた。
「あなた達、自分達がなにしているのかわかってるの!?」
 彼女の叫び声に、男達はようやく二人に興味を示したかのように、グッと見下ろすように答えた。
『わかっているさ。粛清だよ』
「しゅ……粛清?」
『そうさ、アウロラ様の魔科学の力をも無視し、ありもない噂ばかりを流して、この街を引き裂こうとしている、
 お前たちアドリビトムを、俺たちが救ってやろうと言うのさ』
 一人が威厳を誇る様に発言すると、ハロルドは苦味を飲まされたような苦悶の表情を浮かべながら答えた。
「うへぇ〜……。あぁんな馬鹿女の力を鵜呑みにして、しかもそれを信じる自分達こそが正義のように振りかざすなんて、猿以下ね」
『な、なに!? お前、アウロラ様を!!』
 ハロルドの言葉に、ティアも続いた。
「本当、他人の言葉を全く聞けなくなって、しかもこんな事をしてしまうのならなら、魔物達と同じよ」
『……はっ。それは自分の立場をわかってから言うんだな』
「「……っ!!」」
 男達は彼女二人を囲むようにして輪を作ると、誰からというわけでもなく、一気に欲を開放するよう、その腕を彼女達の身体へ伸ばしていった。

『全くよ、お前もう少し科学者なら頭を使えってんだ』
「いっ! ……っ!!」
『あんな言葉を吐いて、自分がどうなるのかわからねぇのか?』
「な、なにがっ……よっ……ん、はぁっ!」
 一人が、ハロルドの癖毛がかったピンク色の髪を思い切り掴み振り回す。その痛みを軽減させる為に彼女はなんとか立ち上がると、後ろから
体格の大きい男が思い切り抱きつき、彼女の胸部分の谷間に空いた隙間に指を通し、その服を思い切り引き裂いて、豊満な胸を飛び出させた。
『おいおい、予想以上にご立派だな』
 男はそのまま、彼女の大きな胸を大きな手の平で豪快に揉みしごいていく。
 そして髪を掴んでいた男は、今度はハロルドのスカート越しに見えるスパッツ風のズボンを手の平で包み込み、彼女の首筋を舐め上げた。
「な……なんでこれが、しゅ! ……くせいになるの……ぁ!」
『減らず口が止まらねぇなぁ』
「ぅ! ……んん!」
 彼女の言葉を遮る為に、胸を掴んでいた男は彼女の首を上げさせ、唇の中へ自らの舌を押し込んでいく。
 ハロルドはその舌を噛み千切ってやろうとも思ったが、絶えない快感とその体勢から、
 むしろ男に対して甘噛み程度にしか感じられないほどの力しか出せなかった。
 その間にも、目の前の男が今度はハロルドのズボンを上へと引っ張り、彼女の割れ目に食い込ませようとさせる。
 ハロルドは低い身長で厚底のブーツをこれでもかと上げて爪先立ちになりながら堪えていたが、
 それ以上の力が加わると、じんわりと愛液でズボンが濡れだしてきてしまった。
『おい? 天才科学者がこんな事で感じてていいのかよ?』
「あ……んゃ!」
『よしよし、もう欲しくてたまらないんだな?』
 男は持ち手を逆にして緩んだズボンを膝辺りまでずり下げると、先ほどの男が持っていたものと同型のナイフでズボンを裂き切る。
 すると後ろの男が口付けを中止してハロルドの身体を浮かせ、目の前の男は自らもズボンを脱ぎ捨て、彼女の両足を浮かした。
「や、やめなさい! そんな事しっ……んぁ!」
『そう焦るなよ』
 騒ぐ彼女に、後ろの男はまたも口付けを再開し、今度は揉んでいた胸の立ち上がった乳房を丁寧に刺激させる。
 その間にも、目の前の男はギンギンに立ち尽くした自分のモノを、彼女の割れ目に沿うように置いた。
「んっ……んむっ!  んん……!!」
『そうか、そんなに嬉しいか? おい、こいつを下ろしてやれよ』
 後ろの男はそう言われると、両腕の力を徐々に抜いて、ハロルドの身体を降ろし始めた。
「やっ! ……あぁ! んゃあ!!」
 彼女の秘部に、徐々に男のモノが突き刺さっていく。

 一方ティアの元へも大勢の男が群がり、男達は彼女を仰向けに倒すと死骸に飛びついたハイエナのように、
彼女の服に伸ばしては引きちぎっていく。当然、服はそんなに簡単には破けないはずであるから、
下手に動けないティアは身体のあちこちに食い込んでいく衣服の痛みに歯軋りを鳴らした。
「くぅっ……!」
『全くさ、なんでこうもあの軍団には馬鹿女ばかりが集まるのかね?』
『いや、馬鹿女だからアドリビドムなんかに入るんだろ?』
『可哀想な奴だな、さっさと粛清してやるか』
 言うと、男達の内数人はそのままズボンのチャックを下げ始め、剛直に立ち上がった自分達のモノを外に放った。
『ほらよ、今からこいつらがお前を可愛がってやるんだぜ?』
「や……いやぁぁぁ!」
 男達は怪しい笑みを顔に露に浮かべながら、自分達の硬くなったモノを、ある者は無理やりティアの柔らかな頬にあて、ある者は
彼女の綺麗に整った長髪の中に突っ込んで絡ませ、ある者はわざと彼女の視界全てがそれになるように、目元の方にそそり立たせては、
彼女の皮膚に擦り付けていく。
「ああっ、やぁ、んぁ!」
 ティアは経験したことの無い異臭と光景に寒気を漂わせながら顔を避けようとするが、男達は彼女の顎と頭をガッチリ固定させ、
彼女が自分達のモノから逃げられないようにしてしまった。
 そうしている間にも、彼女の豊満な胸をこれでも味わおうかとする者達が一斉になってそれを鷲づかみにし、身体全体でさえも、
引きちぎられた衣服の裂け目のところどころから男達の腕が進入して、彼女の皮膚を堪能しながら犯していく。
「や、やめっ……って! お、おねっ……がっ……」
『おうおう、やっと女の子らしくなってきたかい?』
 身体をくねらせながら、消え入るような悲鳴をあげて逃げようとするティアの姿は、かえってその場に居る男達の感情を逆撫でしていった。
 目の前の奇妙なモノの先端からはじんわりと透明な液が出始めて、男達はそれをこれでもかというぐらい、ティアの顔にこすり付け、
必死に口を閉じようと抵抗している彼女の唇のラインに自分のモノを通らせていった。
『ああもう、こりゃたまんないねぇ』
『もう限界だ、こっちは頂くぜ?』
 一人はスッと立ち上がると、今では露になったティアのパンツを、皮肉にも彼女の太ももについていた小刀を使って裂いた。
「えっ!? だ、ダメぇ!」
『おっと、上の口も働いてもらわなきゃな』
「んんむっ!!」
 ティアは下半身の状況に気づき泣き叫びながら抵抗したが、大きく開いた口を狙って、彼女の頭を押し込み、自分のモノを頬張らせた。
 そしてパンツを裂いた男は、彼女の脚を開かせては何を悩む事も無く、思い切り彼女の中に突き刺していった。
「んんんんんっ!!」
『おっ、思い切り絞めてくるぜっ……!!』
 彼女のモノに感極まったらしい男は思い切り腰を動かし始め、激しい衝撃をティアに与えていく。ティアの身体は大きく仰け反って
少しでもその衝撃を抑えようとはするものの、男達の腕がそれを止めようとはしない。
「んっ……んむっ!んん!!」
『お、やべぇ……こっちが先に出しちまいそうだ』

 ティアに頬張らせていた男は少し苦痛を浴びたような表情をしたと思うと、彼女の顔を思い切り自分の身体にめり込ませるように
押し込む。ティアが男の陰毛しか見えなくなった世界で、喉元までに到達したモノに対し激しい嗚咽感を覚えた直後、男は
彼女の喉に直接注ぎ込むように、一気に射精した。
『くぅ……』
「んぐぅ! んんん……んむっ!」
 何秒も、定期的に流される精液は、彼女が気絶しかけるぐらいで止まり、男は彼女の頭を放り投げるように離した。
 しかし、彼女が休む間も無い様に腰元への衝撃は続き、頭もすぐに、他の男が受け止めるように掴みあげる。
『おっと、俺らのもしっかり味わいな?』
「えっ……やっ、あぁ!」
 今まで彼女の頬や胸、髪等にモノを擦らせていた男達は、彼女の頬や目元に自身を押し当てると、
まるでそれが合図であったかのように、ゼリー状のような濃度の濃い精液を彼女の顔全体に走らせていく。
「いやっ! あぁ……んゃあ!」
『まあまあ……お前も必死にやれよ。アッチの天才様も頑張っていらっしゃるんだからさ』
「んんっ! て、……てん、さ……?」
 もはやボウッと曖昧な意識しか残っていないティアは、それでも男がニヤニヤしながら顎で指すほうに頭を動かすと、ハロルドが
前後の男に身体を完全に挟まれて、身長の低い彼女は、脚を上げられていることもあって、
完全に浮かんでいる形で男達のなすがままにされていた。その足元にはハロルドの身体から滴り落ちているらしい白い液体の水溜りが
出来上がっていて、彼女がもう何人もの男を前後の穴に受け入れている事を、一瞬でティアに悟らせた。
「は、はか……せぇ!」
『他の嬢ちゃん達も今頃同じようにやってるんだろうよ。だからお前も……』
 腰を振っていた男は、そこで言葉をやめると不吉な笑みを浮かべながらモノを彼女の身体からそっと抜いた。
「い、……いや」
 しかし、その行動が何を物語っているかぐらいは今のティアでも容易に想像が出来、顔を思い切り引きつらせ、僅かに首を振ってはみたが、
結果として男の口元がより上へと上がるだけであった。 
『早く受け止め……な!』
「ゃああああ!!」
 男は再度、一気に彼女の奥底に到達する様貫くと、そこで一気に自身の熱い液体を放出していった。


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