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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
終わる世界 570氏(23スレ目) ヴァン×ティア×リグレット 2007/01/16 2007/01/17

「ルーク……みんな……」
 ティア・グランツは目の前の惨状にガックリと崩れ落ちた。
 苦楽をともにしてきた5人の仲間たち、その全員が血だまりの中に倒れ伏しているのを見て――
「こんな……こんなことって……」
 うなだれたまま力なく呟くティア。
 ユリアの預言を覆すがため――全ての外殻大地を崩落させようとする自らの兄ヴァン・グランツの企てを阻止するため、幾多もの強敵と戦い抜き、
遂にここアブソリュートゲートにてヴァンの前に辿り着いたルーク一行。
 だが己の腕一つで六神将率いる神託の盾騎士団を纏め上げたヴァンの力は想像を絶するものであり、ルークたちはその決戦に破れてしまったのだ。
(ルーク、ガイ、アニス、ナタリア……みんな、みんな死んでしまった。ネクロマンサーとまで呼ばれた大佐まで……)
 生き残ったのは自分一人、ティアは呆然としてしまっていた。
「……メシュティアリカ」
 背後からかけられたその声がティアを現実に引き戻す。
 メシュティアリカ・アウラ・フェンデ――それはティアの本名であり、その名で自分を呼ぶのは同じくヴァンデスデルカ・ムスト・フェンデの本名
を持つ自分の兄――そして各地で多くの人々を、また今ここでかけがえのない仲間たちを殺害した憎き仇、ヴァン本人だ。
 迷いはなかった。
 咄嗟に服の下に忍ばせていたナイフを掴み、それをヴァンの胸に突き立てるべく振り返ろうとしたそのとき、後頭部を強く一撃され、ティアの意識
はそこで途絶えた。

「ん……うん……」
 どのくらい気を失っていたのか。
 目を覚ましたティアは大きなベッドの上に横たわっていた。
「ここは……?」
 あれから自分は捕らえられたのだろう。それぐらいは十分に予想できる。だがこの場所は……
「!?」
 とりあえず起き上がろうとして、ティアは自分の体に違和感があることに気づいた。
(思うように力が入らない……何か薬でも打たれたのかしら)
 それでもなんとか身を起こす。薬はどうやら軽いもののようだ。
 次にティアのしたことは自分の状態の確認だった。
 軽い弛緩状態にはあるものの、その他に特に異常はない――が、武器になるようなものは全て取り上げられていた。
「ま、当然よね」
 ため息をつきながら周りを見回すも、ベッドはカーテンで仕切られており、ここからでは様子を窺うことができない。
 カーテンをめくろうと手を伸ばしたが、その手がカーテンに触れるか触れないかの所でカーテンの方が先に動いた。
「気がついたか」
 そう言いながら入ってきたのは意外な人物だった。

「リグレット教官!?」
 入ってきたのはかつてティアに戦い方を教えた教官であり、六神将の一人としてティアと敵味方に別れ戦った魔弾のリグレットその人であった。
 ロニール雪山で戦った折に彼女は雪崩に巻き込まれ、てっきり死亡したものとティアは思っていた。
「……生きていたんですね」
 複雑な表情で問いかけるティアに自嘲気味に微笑みながらリグレットは答えた。
「アリエッタの魔物に助けられた。残念だったな」
「………………」
 慕っていた教官が生きていて嬉しいのか、それとも仇敵が生きていて悔しいのか――ティアには答えられなかった。
「体の調子はどうだ?」
 そう言いながらベッドに腰掛け、そっとティアの頬に触れるリグレットの目は敵として相対していたときの厳しい光はなく、むしろティアを育んで
いた頃の優しい瞳をしていた。
 しかしティアはその手を払い、燃えるような目でリグレットを睨みつける。
 そこにいるのはかつての優しいリグレットではない、今や自分の仲間たちを殺したテロリストの一味なのだ。
 だがリグレットはそんなティアの怒りに臆することもなく、むしろ微笑みさえ浮かべながらティアに詰め寄る。
「そう睨むな。お前はお前の正義を信じて戦い、私は私の正義を信じて戦った。そしてお前が敗れた。それだけのことだろう?」
 リグレットは挑発するように問いかけながらティアの顎に手を添え上向きにさせる。
「何を言ってるんですか!あなたのやっていることはただの人ごろ……んっ!?」
 そのままの状態で反論をしようとしたティアの口をリグレットが口で塞いだ。
「……ん!んむっ!」
 数瞬の間、ティアは何が起こっているのか理解できず固まっていたが、リグレットの舌が自分の口内に入って来た所で、自分はキスをされているの
だということに気づき、両腕で力のかぎりリグレットを突き放そうとした。
 しかしそれより早くリグレットはティアの背中と頭に腕を回し、強く抱き締めたままティアの口内を犯し続ける。
 ただでさえリグレットの力はティアを上回っている。その上、今のティアは体に十分な力が入らないでいた。
 ティアができたことはリグレットの腕の中でもがくだけで、あとはリグレットにされるがままだ。
「んー!う…むうーっ!」
 口を塞がれたまま、くぐもった悲鳴をあげてみてもどうにもならない。
 リグレットに強く口を吸われると頭の芯が痺れるような感覚がして、わけがわからなくなる。
「ん……ふ……う……」
 やがてティアの声も小さくなり抵抗も少なくなってくる。
 実際、リグレットのテクニックはキス一つでもそのレベルの高さを窺わせていた。
 対するティアは男女のことには奥手でまだ16の小娘である。
 同姓相手といえど、まともなキスなどこれが初めての体験であり、勝負は見えていた。
 もはやティアは何も考えることもできなくなり、弛緩した体でいつの間にかこの粘膜と粘膜を絡めあう行為に夢中になってしまった。

「ハァ……ハァ……ど、どういうつもりで……!」
 濃厚な口付けが終わり二人が離れたあと、ティアは肩で激しく息をつきながらもリグレットを睨みつけた。
 赤く火照った顔をしてはいるが、その目からはまだ反抗の意が消えてはいない。
「ふふふ……」
 対するリグレットは挑戦的な様子で妖艶な笑みを浮かべながらティアを鑑賞するように眺めている。
 ティアの知っているリグレットからは想像もできないような表情だ。
 しかしティアは、これがリグレットが持つ女の面なのだということを頭のどこかで理解してはいた。
「閣下は」
 しばらくしてリグレットが口を開いた。
 閣下というのはおそらくヴァンのことだろう。リグレットはいつも兄のことを閣下と呼んでいた。
「閣下は嘆いていらっしゃる。崇高な理想を実の妹に理解してもらえず、命まで狙われたことを」
 リグレットは悲しげな瞳をしながら、ゆっくりと噛み砕くようにティアに言い聞かせる。
「それとこれとどういう関係が……きゃっ!」
 反論が終わるより先にティアはリグレットに押し倒されてしまう。
「閣下はお前を再教育するようにと私におっしゃったのよ、ティア」
「そんな馬鹿なこと……んっ!」
 リグレットがティアの首筋に舌を這わせ、服を脱がせにかかる。
「い……いやっ!」
 ティアは全力で抵抗するも結果は先刻のキスのときと同じだった。簡単に押さえこまれてしまう。
 やがてティアの豊かな胸があらわになり、リグレットはそこを愛撫し始めた。
「や、やめてください!教官っ!こんな……あっ!」
 たまらず抗議の声をあげるも、ティアの体は敏感にリグレットの愛撫に反応してしまう。
「あっ……ああっ!はっ……はっ……や、やあっ!」
 リグレットが手で胸を愛撫しながら胸の先の突起を口に含むとティアの声はより激しさを増した。
 その間もティアは必死でリグレットの頭を胸から剥がそうとするが、刺激を与えられる度に体の力が抜けてしまい上手くいかない。
(どうしてこんな……くっ!)
 ティアは心とは裏腹に反応を繰り返してしまう自分の体に戸惑いを感じてしまう。
 そして胸を嬲られているうちに一枚、また一枚と服や下着を脱がされてゆき、ティアは一糸纏わぬ生まれたままの姿にされていった。

 ベッドのカーテンに二つの影が絡み合うように映っていた。
 一つはリグレットの影、もう一つはティアの影。
 二人の行為はまだ続いており、リグレットの愛撫はやがてティアの全身へと及んでいった。
 部屋には少女のこらえるようなあえぎ声とベッドが軽く軋む音だけが響いている。
 リグレットは自身も全裸になり、その肉体を駆使してティアを責め続ける。
 二人のプロポーション抜群な肉体が絡み合う様は圧巻であり、どことなく神々しさを感じさせるほどであった。
 しかし成熟した肉体を持っているとはいえど、ティアはまだ幼さを残しておりリグレットの愛撫に耐えきれず声を漏らしてしまう。
「はあ……はっ……ああ……」
 リグレットは一旦責めの手を止め、そっと耳に囁く。
「ふふ……どうした?息があがっているぞ」
 そんなリグレットにティアは息も絶え絶えに哀願する。
「もう……もう、やめてください。こんなの……再教育なんて言わない……」
「まだまだこれからよ。女のツボを教えてあげる」
「んっ……やっ……!」
 リグレットは先ほどから時折、とてもくだけた口調で囁くことがある。
 これも一つの手なのだろうか、と耳を舐られながらティアはぼんやりと考える。
 リグレットの愛撫によってティアの官能の扉はゆっくりと、だが確実に開きつつあった。
「そろそろあなたのここは、どうなっているかしら?」
 そう囁いたあと、リグレットはゆっくりとその手をティアの太ももに這わせ、その付け根にひっそりと息づいている蕾に触れた。
「んあっ!そ、そこは……!あっ!」
 軽く触れられただけで電流のような刺激が走り、ティアの体が波打つ。
 その様子を満足そうに見届けたあと、リグレットはその細くて長い指を蕾の入り口に挿し入れた。
「つっ……!」
 ティアは粘膜を直接触れられた痛みに思わず眉をしかめる。
 指を抜き、囁くように問うリグレット。
「他人に触られるのは初めてか?経験はない……?」
 ティアはその問いには答えず俯いて黙り込んでしまう。
 そんなティアを見てリグレットは慈しむような表情をする。
 だが次の瞬間、ティアには信じられないことを口にした。
「ふむ……その調子では困るな。お前のここは、もうすぐ閣下のものを受け入れるのだから」
「えっ……?」
 リグレットの言葉に青ざめるティア。
 そこへカーテンがめくられ、男が入ってきた。
 男の名はヴァン・グランツ。ティアの実の兄である。

「い、いやっ!離してっ!」
 ヴァンとリグレットに挟まれながらも、今度ばかりはティアも死に物狂いで抵抗する。
 再教育と称し、同姓であるリグレットに弄ばれたあとに、あろうことか兄に犯されようとしている。
 実の兄妹で交わう。それは、おぞましいことだ。許されないことだ。
 だがティアの決死の抵抗もヴァンとリグレットの二人がかりでは何の意味もなさない。
 ティアはヴァンに抱きかかえられる形になり、その腕の中で二人から責められ始めた。
「やっ……やめて……!兄さん、自分が何をしているか、わかっているの!?」
 ティアは必死に叫んだ。だがヴァンはあくまで冷静に返した。
「わかっている。メシュティアリカ、お前には私の子を産んでもらう」
「なっ……!しょ、正気なの!?私たちは……んっ……きょ、兄妹なのよ!」
「だからこそなのだ、妹よ」
 そこで一旦二人の責めが止み、ヴァンはティアの目を見つめながら語り始めた。
「私とお前には始祖ユリアの血が流れている。ローレライ亡きあと、レプリカ大地を治めるため、誰かが第七音素を安定させなければならない。
それにはローレライと契約したユリアの血を色濃く受け継いだ者が最もふさわしいのだ」
 そう語るヴァンの目に狂気の光を認め、ティアは思わず呟いた。
「狂ってる……兄さん、あなたは……んんっ!」
 最後まで言い終わる前にヴァンの口付けで口を塞がれてしまう。
「んむぅ!ううー!」
 胸を強く揉みしだかれながら口内をかき回される。
 先刻のリグレットのキスとはまた違う、男の力強いキスにティアは頭が真っ白になってしまう。
 その間に今度はリグレットがティアの足の間に割って入り、ティアの秘部に顔を近づけた。
「あら、生えてないのね」
 からかうようなリグレットの声を聞きティアは足を閉じようとするが、それは阻まれてしまう。
「むむぅー!」
 完全に身動きがとれない。
「ふふっ……」
 リグレットがゆっくりとティアの秘部に口をつける。
「ティア……感じなさい」
 そういってリグレットはティアの秘部を吸い始めた。
 リグレットの口が淫らな水音をたてる度、悪寒にも似た感覚がティアの背筋を駆け上る。
「おうーっ!んんっ!むぅっ!うぐー!」
 押さえつけられ、口内を犯され、体を愛撫され、秘部を弄ばれる。
 これ以上はない羞恥と屈辱に、ティアは涙を流した。
 しかし度重なる責めに少女の官能の扉は最早完全に開け放たれていた。
 ヴァンがティアの口を強く吸い、リグレットがティアの秘部を強く吸ったそのとき、ティアの感覚が爆発した。
「んんんん!」
 ティアの体は秘部から愛液を噴出しながら、ヴァンの腕の中で激しく痙攣する。
 彼女は生まれて初めての絶頂を体験した。

 リグレットの膝の上にぐったりと横たわったティア。その彼女の上にヴァンが覆いかぶさるように近づく。
 いよいよ禁断のときが迫っていた。
「い……や……いやあ……」
 かぶりを振って拒絶の意を示すティア。しかし、ヴァンを押し返すその手に力は入っていない。
 彼女が持ち合わせていた強い意志はもう見る影もなく、ティアは迷子になった幼い少女のようにただ泣きじゃくっているだけだった。
 両脚を押し開かれ濡れそぼった蕾の入り口にヴァンの一物があてがわれる。
「い、嫌!いやいや!いやあ!」
 その途端、ティアはその身を貫かれる未知の恐怖に襲われ、激しく足をバタつかせて暴れ始めた。
 しかし時既に遅し、ティアの上半身はリグレットに押さえられ、腰はヴァンにしっかりと掴まれている。
 もはや逃げ場はどこにもなかった。
「行くぞ」
 ティアにそう囁きながら、ヴァンがゆっくりと腰を沈めていく。
「ひっ……いっ……!」
 ヴァンの先端が自分の中に入ってくるその感触に、ティアは引きつった声しか出せなかった。
 妹の処女膜の存在を感じ、一瞬躊躇ったのち、ヴァンは一気にティアを貫いた。
「ぅあああ!」
 絹を裂くような悲鳴が部屋に響き渡る。
 この瞬間、ティアの純潔は失われた。
「あ……あ……」
 ティアは大粒の涙を流しながら、信じられないといった表情で自分と兄が繋がった部分を見つめていた。
 ヴァンの肉棒がティアの蕾を押し広げ、半分ほど突き刺さっていた。
「い……や……」
 それを抜こうとして必死に腰を引こうとするティア。
「もう諦めろ」
 繋がったままヴァンはティアの体を起こし、二人は座ったまま抱き締めあう形になる。
「まだだ……まだ全部入っていない」
 そう言うとヴァンはティアの体を揺さぶり始めた。
「……うあ!あっ!いたっ!痛い!ああっ!」
 残った処女膜をこそぎ落とされその奥の柔肉を引き裂かれ、文字通り身を削られる激痛がティアを襲う。
 もはやティアには必死にヴァンにしがみつき、少しでもその痛みを和らげようとすることしかできない。
 図らずも二人は深く愛し合う恋人同士のような形になり、ヴァンの一物はやがて根元までティアに埋没した。
「まさかこの手でお前を女にする日が来ようとはな……」
 まるで幼い子供をあやすようにティアの頭を撫でながらヴァンは呟く。
「ティア、おめでとう」
 リグレットが背後からティアを抱き締め、祝いの言葉を口にする。
「うっ……ううう……」
 ティアはもう涙を流すだけだった。

 ヴァンが律動を開始する。
 始めはゆっくりと、そして徐々に速くなるように。
 その動きに伴って二人の結合部からティアの破瓜の血が流れ出す。
 リグレットがその血を指ですくい舐める。
「うっ……うっ……うっ……うあっ……あっ、あっ!」
 突き上げられる苦痛にあえぐティアをリグレットが背後から愛撫する。
「あっ、あっ、んっ……あっ、あんっ……あっ、はっ!」
 リグレットは的確にティアの敏感な所を責めてきた。
 リグレットから与えられる快感は、ヴァンに突かれる苦痛の反動で、何倍にも感じられるように思えた。
「あっ、ああっ……はっ、あっ、あんっ!」
 ティアのあえぎ声に徐々に甘いものが混じってくる。
 今まで苦痛にしか感じられなかったヴァンの責めからもわずかながら快感を得られるようになってきていた。
(そんな……私……どうしちゃったの……?)
 かつて憧れだった女を交えて実の兄妹で性交するというおぞましい行為をしているはずなのに、快感を覚えていることにティアは戸惑った。
 そんなティアの戸惑いをリグレットは鋭く見抜き、ティアの腰に両手を添え、ヴァンの律動の手助けを始める。
 リグレットの力添えにより動きはより激しいものとなり、更なる苦痛と快楽が同時にティアを襲った。
「あっ、ああっ、だ、だめっ!こ、こんなっ、こんなっ!」
 やがて苦痛はなりを潜め、ティアは激しい快楽の波に飲み込まれる。
「あっ、ああっ!ああっ!ああっ!」
 もはや部屋には、大きく軋むベッドと淫らな水音と少女の叫び声だけが鳴り響いていた。
「あああっ!ああああっ!」
 ティアのあえぎ声が段々とうわずり、獣じみたものに変わっていく。
「わっ、私!わたしっ!わたっ、わたっ、わたしっ!」
 ティアが自分の人生の中で16年間培ってきた価値観と尊厳が崩壊する。
「わたしっ!こ、こわいっ!も、もうっ!もうっ!もうだめっ!」
 そのときヴァンがティアの中に精を放った。
 勢いよく放たれたヴァンの精がティアの膣内を、子宮を汚していく。
「あっ……あああああああ!」
 兄の精を体内で感じながら、ティアは二度目の絶頂に達した。
「ああ……熱い……」
 うわごとの様に呟きながらティアはヴァンとリグレットの腕の中で意識を失った。

 その後、外殻大地は崩落し、人類のほとんどが死に至る。
 ヴァンデスデルカ・ムスト・フェンデはフォミクリーによるレプリカ世界を創り出し、ローレライを消滅させる。
 彼は六神将と呼ばれる六人の側近(アッシュもあの後、篭絡された)とともにレプリカ世界を治めた。
 栄光を手にした彼のそばには美しい妹の姿が常に見られたという。その腹の中に新しい命を宿して……


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