総合トップSS一覧SS No.6-015
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
ささやかな復讐 ゴメス氏 ティア×ルーク 2006/10/29 2006/10/29

「あっ、ぁあっ!くっ・・・は!」
彼―ルーク・フォン・ファブレ―は遠慮無しに私―ティア・グランツ―を犯す。
ずぷ、ぬぷ、ぬちゃ、 そんな音が絶え間なく私とルークの結合部から聞こえてくる。それがまた快感を煽る。
―これで何度絶頂を迎えただろう。
身体は淫らに更なる快楽を求めてだらしなく愛液を溢れさせているというのに、
私は何故か冷静に考えていた。


行為を終え、疲れの所為かルークはぱたっと眠ってしまった。寝返りを打つと、腰が少し痛んだ。
こうして交わる度に彼は遠慮無しに私を突いて来る。そうすると腰の痛みが激しい。
『ルークは私の都合をちっとも考えてはいないのだろう・・・。』
そう考えると、ティアの中にはささやかな復讐心が芽生えてくるのだった。

翌日・・・。
一行はティアの『モンコレ』の称号を得るため、ベヒモス、サンドワームを倒した。
そして最後にレプリカンティスを倒さなくてはならないのだが、食料補給に立ち寄ったエンゲーブでアニスが文句を垂れた。
「ねえ、ルーク!疲れたから今日はここで休もうよ?」
「は?う〜ん・・・俺はどっちでもいいけど・・・どうする、みんな?」
ティアはそれを聞き、はっとした。
ルークに復讐をするための機会が自ら舞い込んできてくれたのである。もちろんこの機会を逃す気は無い。
「・・・ちょっと、私も疲れちゃったわ。」
「あら、珍しいですわね、ティアがそんなことを言うなんて・・・。」
「だそうですよ。ルーク、今日は此処で休みましょう。」
ジェイドのその言葉に反対する者は無く、一行はエンゲーブの宿屋で身体を休めることにした。
部屋割りは、ティアの要望によってルークとティア、ジェイドとガイ、アニスとナタリア、という風に決まった。
何時に無く積極的なティアに、ルークは内心ドキマギしているのであった。
彼女の企む、自分への復讐など思いもせずに・・・。

あっという間に日は沈み、一行は食堂で食事をとり自由行動となった。
皆それぞれ自分のしたいことをして時間を潰す中、ルークはティアに誘われ割り当てられた部屋にいた。
ベッドに腰掛け、風呂上りでまだ少し水分の残る髪をかき上げるティア。その様子は妖艶で、ルークは生唾をゴクリと飲み込んだ。
ティアが腰を上げると、ギシ、とベッドのスプリングが軋む。彼女はゆっくりとルークに歩み寄り、彼の頬を両手で包み込む。
そっと顔を近づけて行き、二人の唇が触れ合った。
「ん・・・ちゅ・・・。」
ティアからの口付けにルークは戸惑いながらも舌を求めて口内を犯すティアのそれに自分のを絡めた。

くちゅ、ぴちゃ。

部屋に淫猥な水音が響く。その音だけに包まれる部屋は随分と妖しげな雰囲気をかもし出した。
ティアがゆっくり唇を離すと銀色の糸が二人を繋ぐ。・・・と、ルークが身体の異変に気付いたのはその直後だった。

ぴりっ

身体が痺れる。ルークは何事かとティアを見つめた。
困惑している彼の眼差しにティアは妖艶な微笑みで返す。
「唇に痺れ薬を仕込んでおいたのよ。身体も動かないし声も出ないでしょ?」
何時もとは違う、狂気を孕んだ彼女の笑みにルークは恐怖すら覚えた。
「いつも私を遠慮無く犯して楽しんでるあなたへのささやかな復讐よ・・・。」
そういうと、ティアは自分のベッドの引き出しから何かを取り出して口に含み、そのままルークに歩み寄って口付けた。
甘い液体がティアの口からルークの口へと流し込まれ、それと同時にゆっくりとベッドに押し倒されていくルークの身体。
彼の身体がベッドに沈むとギシ、ギシとスプリングが軋んだ。ティアは口内の液体を全て流し込むと、やっと唇を離した。
そしてルークが飲みきれなかったために口の端から伝う液体を舌で舐め取り、コクンと喉を鳴らす。
「今のは媚薬・・・。大丈夫よ、身体に害は無いわ。」
ティアのささやかな復讐劇は、今、幕を開けたばかりであった。

ルークの寝間着の上を肌蹴、滑らかな素肌に指を這わせる。ティアの格好も寝間着であるため手袋は外されていた。
つつ・・・と鎖骨をなぞり、トクン、トクンと脈打つ心臓の辺りでくるくると円を描くように指を動かす。
ティアの細く冷たい指が自分の身体を這い回る度に、ルークはびくりと震えた。
彼は今、媚薬で感度を上げられているため、素肌に軽く指を乗せられただけでも相当な快感になる。
ルークはびくん、びくん、と身体を震わせ、いつ絶頂を迎えてもおかしくないような快感に悶えていた。
「ふふ・・・かわいいわ・・・ルーク・・・。」
愛おしげに名を呼び、ティアは彼の耳にフッと息を吹きかけ耳たぶを舐める。
ぺろ・・・ぴちゅ・・・
舐めるだけでなく、軽く歯を立てたりもした。その間にもティアの左手はルークの起っている乳首を弄り、二重の快感を与える。
痺れ薬によって掠れ声しか出なくなっているルークは、より強い快感が与えられる度に声にならない悲鳴をあげていた。
「ルーク・・・。」
「・・・ィ・・・ァ・・・。」
ティアは耳たぶから唇を離すとルークの唇を舌でペロリと舐め、そのまま首筋、鎖骨と口付けを落としていった。
そしてとうとう彼女の口付けは乳首に落とされた。
「ーーーっ!!!」
他の箇所への口付けの快感とはまた違う快感がルークを襲う。ニヤリ、と妖しい笑みを浮かべたティアは、舌の先端や口全体を
用いて乳首への執拗な愛撫を続けた。

ぷちゃ・・・ぴちゃ・・・くちゅ・・・
「んぅ・・・ぁっ・・・」
痺れ薬の効果が切れてきたのか、ルークの声が少しずつだが漏れていた。
手足もぴくぴくと震え、完全な自由はもう少しで手に入るかと思われた。
・・・が、それに気付いたティアはいったん乳首から唇を離し、寝間着に忍ばせておいたロープでルークの手足を縛る。
彼に絶対に主導権を奪われないようにするためである。
再びルークの自由を奪い取ったことを確かめると、ティアは彼のへその辺りに口付けを落としつつルークのズボンを下ろした。
「・・・ティアっ・・・。」
下着も一緒にずり下ろすと、その下からはそそり立ったモノが姿を現した。
それにちゅ、と口付けてから、ティアは自分の寝間着のズボンと下着を下ろした。綺麗な桜色の秘所があらわになる。
「ルーク・・・ふふ、行くわよ・・・。」
妖艶な笑みを浮かべ、ルークの顔を跨ぎそっと腰を鎮める。彼の唇が秘所に当たったのを確かめ、ティアはルークのモノを咥えた。
はむ・・・ぺろ、くちゅ・・・じゅぽっ・・・くちゃ、ぬちゅ・・・
ルークがティアの秘所を舌でかき回す音と、ティアがルークのモノを舐める音で部屋は満たされる。

それから、ティアはルークの絶妙な舌遣いによって何回か絶頂を迎えた。しかしルークは未だイかせて貰ってはいない。
何故ならティアがイかせまいとしっかりとモノの根元を握っているからである。
ルークが早くイきたい気持ちでいっぱいになりつつティアに奉仕をしていると、突然ティアの唇と手がモノから離れた。
「・・・さ、ルーク。イきたいんでしょう?」
ティアは膝立ちの状態でルークを振り向き、微笑みながら言い放った。
「え?・・・ティアっ・・・!?」
もちろんルークも、ティアが舐めるか挿れてくれるかしないとイくことが出来ない。
彼女はそれを承知で言っているのだ。
「ルーク。イかせて欲しいなら、それ相応の態度で『お願い』しなくちゃ駄目でしょう?」
「・・・っ・・・・・・ティアっ・・・お願い・・・イかせてっ・・・!」
「違うわ。」
ティアは身体の向きを変え、正面から冷たい眼差しでルークを見据えた。
「ティア・・・様っ・・・イかせてください・・・お願いします・・・っ!」
「ふふっ・・・良い子ね、・・・ご褒美よ・・・っ!」
ずぷぷぷっ・・・
愛液が滴り落ちるぐらいに濡れたティアの秘所に、ルークのモノが根元まで飲み込まれた。痛いぐらいに締め付けられ、ルークは絶頂を迎え
ティアの中に射精した。それでもまだ終わらず全て挿れては出し、挿れては出し・・・。ティアが上下に動くことで二人は快感を得ることが出来た。
「あぁぁっ!ひ、はぁ、あっ!んぅ、ルー・・・クぅっ!」
「ティアっ!ティ・・・ァアぁっ!!!」
二人はまるで獣の様に互いを求め合い、狂ったように交わりあった。
ティアは復讐を果たし、後は何も考えられないぐらいに乱れた。そして、愛する人の温もりを感じながら意識を手放したのであった・・・。


翌日。
ティアは下半身裸のまま、ルークはほぼ全裸に近い状態で毛布もかけず眠っていたので、
起こしに来たガイにバッチリ目撃されてしまいましたとさ。

〜終〜


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