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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 ハッサム氏 カイル×リアラ 2006/07/18 2006/07/21

リアラの力を増すペンダントは、カイルと初めて出会った場所から飛び立ち、何処へと消えていった・・
それが何を意味するのかは分からない、ひょっとしたらただ単に神の卵を構築する材料として飛んでいっただけかもしれない・・
逆にカイルとリアラに奇跡を・・・・聖女の力でもレンズの力でもない、それこそ神がかった本当の奇跡でもくれるのかもしれない

その様子を、空へ光の粒となって消えていく間、カイルとリアラの二人は手を繋いで見ていた
(・・・・リアラは、神と一緒に消えることを望んでいる
 だったら、それをやるのは俺だ。父さんと母さんが自分たちのかけがえのない仲間であるソーディアンを自分の手で神の眼に刺したように・・・
 ジューダスだってシャルティエを・・・。ナナリーだって、死ぬと分かっていてもルーに後悔させない生き方をした。
 ハロルドだって変えられる運命を変えなかった・・ 皆が正しいと思うことをしたんだ。ウッドロウさんも言っていた!
 「自分の正しいと決めたことをやれ、絶対に貫き通せって!」って!
 俺がやらないと・・・・)

カイルは、これから自分のすべきことを再確認した。いくつもの歴史を超えてきたが、
その途中で見てきた人々の強さを心に刻み、おそらく今自分の人生で最も重い決断をしたこの場で思い出している
彼に限らず一族は薄幸の人生を歩んでいる・・・父親であるスタンは、旅に出たときから両親が既に死んでおり、妹だけが唯一の家族であった。
母親であるルーティは、自らの手で父と弟二人の家族の息の根を止めた。
そして、冒険の間ずっと辛苦を共にしてきたソーディアンという大切な仲間を「世界を救う」という大儀を成すため、
自らの手で彼らの1000年に亘る長き生に終止符をうった。
そして、ようやく平穏な日々をすごせたと思った矢先・・・カイルがまだ4歳であったときに、スタンはカイルの目の前に無残にも殺された。
ルーティも同じく、最愛の夫を失った。今のカイルは、それに似ている。
最愛の人を失うのだ、しかし殺すのは他でもない自分自身……残酷以外の何でもない……

15歳というあどけなさの抜けない程の若年で、彼の肩に背負わされた責任は、これまた歴史上最も重いものだろう。
1000年前の天地戦争や18年前の外郭、更には歴史改変世界を作り上げたことなど全てが、便所のゴキブリの糞にも劣るくだらない問題に感じられる。
「誰かの支配を受ける」ではなく、「今までの歴史そのものがなくなり、
人類はただの自らの幸福論という神の下に思想を共にするだけの下僕に成り果てる」と考えると、歴史上でも最たる責任感だ。
ましてやその肩には自分のかけがえのない愛しい女性の命もかけられている。
あまりにも重過ぎる責任、そして神である敵の強大さ・・つい先ほど仲間のロニとナナリーが一蹴されたことから、今回のエルレインは本気だ。
いつぞやのように途中で逃げたりはしないだろう、その裏に控えるフォルトゥナ神の実力も全くの未知数。
不安材料など考える度にマグマのように噴き出してくる。
それでも負けられない、そう思うと自然と手にも力が入った。

「カイル・・少し痛い・・」
グローブ越しにも伝わるリアラの体温を感じる、それ自体はいつまでもこうありたいと思うほど心地よいものだが、
僅かでも苦痛を訴えられるとカイルは鍵でもされていたかのように硬く握っていた手を離して、拘束を解いた。
自由になったリアラの手には、雪のように真っ白な肌とは別に、少し赤くなっているところがあった。
カイルが強く掴んでいたため血が溜まっていたようだ。
「ごめんリアラ!
 いつの間にか俺、強く握っていたみたいで」
白い美肌に僅かな血の止まりが見えると、すぐに頭を下げて謝るカイル。
らしいといえばカイルらしい。明日にはこの世界は終わり、何か別のものが始まっているというのかも知れないのにこんな調子だ。
憎まれ口叩くのが日課となっているジューダスだったら「全く、最後までこんな調子だとはな」とか言うに違いない。
しかし・・・・いつもとはやはり少し違う、カイルの行動は確かにいつも通りでそれほど不思議なものではない。
しかし、女の心は海より深いという、その深さから出てくる女の勘というのは怪獣のように強い
「カイル・・・・不安なのね・・」
「・・・・」
無言…しかし、それだけで十分明快な答えだ
そのまま、カイルはリアラに背を向けて近くにあった大きな木の根に座った。そして、深呼吸をすると口を開いた
「………怖いんだ。
 君は消えてしまうのが怖くないって言ったけど、俺は怖い」
「カイル・・」
どこへ行っても、それこそ雪国や氷河期のような天地戦争時代だろうと、
太陽の化身のような能天気さを見せてくれたいつもの彼とは、別人のように小さく見えた。

「エルレインのことは・・・皆が手伝ってくれるし、リアラもいるから勝てるって信じている。
 その後に戦うかもしれないフォルトゥナも得体が知れないけど、
 いつだって俺たちはどんなことが起きるのかわからずに進んできたから、なんとかなるのかもしれない
 だけど・・・・」
「・・・・」
「・・だけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「カイル・・」
言葉を言いたくないのか、黙ったカイル。それと背中合わせに、リアラも同じ木の根に座った
背中に感じるリアラの存在にほっとしたのか、カイルはリアラの手を再び繋ぎ……

「君がいなくなるのが・・怖い」

何よりもつらそうな表情をして、搾り出すようにカイルは言った。
背中に感じるリアラに安心し、手を繋いでいる手に伝わる温もりも、カイルには心地よいものだった。
小さい頃に親の腕の中で寝ているのとは違った安心感があり、一種の麻薬のように気持ちよく感じた
………この安心できる存在も、明日にはいなくなってしまうのだ。
勿論世界が変えられたらそれどころではない、今更カイルも考えは変えるつもりはない。
英雄という言葉とは関係なしに、カイルは決心していた。
頭では思っていても、実際はそう思い通りにならないことなどいくらでもある。
恋人にナイフで刺されたら当然痛い、好きでもない奴らに強姦されても感じるものは感じる。
実際に消えたら、このリアラの温もりも何もかも二度と体験できない・・・・カイルはそれが怖かった。
「カイル・・・・」
リアラも同じ、自分の英雄の手で殺されることには自分は異論も遺憾もない。
ただ、会えなくなるということは分かっているが、リアラは消えたらそれまでで、カイルのように残されない
人間でなくとも、リアラにもカイルの苦しみは分かった

「カイル・・・」
「うわっ!」
カイルに後ろから強く抱きつき、リアラは言った。
「・・・て」
「えっ?」
お腹の力をほとんど使わないほどのか弱さで、聞き取れないほどの声だった。
彼女自身、勇気を出さないと言えないことであり、大声で言うことなどとても出来ないことだったが・・・
普段は白い頬を赤くし、カイルの耳に自分の唇を近づけ
「抱いて」
と言った
・
・
・
「え・・・えっ!?」
頭がゴミ箱でもひっくり返したようにパニックになったカイル
「だ、抱いてって言っても」
想像ぐらいしたことはある、初めて会ったとき、リアラは全裸であったので一瞬だがカイルの脳髄にはその映像が叩きこまれている。
思い出そうと思えばいつでも思い出せるほどの衝撃だったが・・・
「抱くって・・・言葉の意味分かってるのリアラ!
 ストレイライズ神殿の時みたいに抱きしめるだけじゃなくて、一線を越すんだぜ!」
「え…ええ…………私だって、初めてだからよく分からないけど…頑張るから」
二人とも頬だけではなく、顔全体を夕焼け以上に赤く染めながらドギマギしていた
もはや不安がどうのこうのではない・・・


数分もすると、二人は落ち着いた・・・だが、一度出てきた話題をそう簡単に消すことなど出来ず、顔を合わせるのも大変そうだ。
背中合わせに座っているだけでも、心臓の高鳴りが収まる様子はない
「カイル、突然で驚いたでしょ?
 でも、カイルと私、二人の不安を一時でもいいから飛ばしたいの・・・」
「リアラも、不安なの?」
気丈に振舞っていた彼女も、やはり硝子細工の様に繊細だ。
割り切れない思いがあったということが分かり、カイルはほっとすると同時に「男の自分がどうにかしないと」という使命感にも似た思いが出てきた

背中合わせに手を繋ぎ、リアラの方から徐々にその力が強くなっていった
「神の卵がいつ降ってくるか分からないし・・・カイルと一緒にいたっていう思い出を少しでも増やしたいの
 ・・・・・不安だって、少しは薄れると思うし」
「………」
無言で、カイルはリアラの方を振り向いた
リアラの華奢な体つきを正面から見据えると、両肩を掴んだ。そのカイルの手に覆われたリアラの肩は、小刻みに震えていた。
肩越しでも、彼女が一羽になった兎のように心細く感じる感は伝わってくる

ベッドもなければ毛布もない・・二人が初めて出会ったということだけが唯一の思い出。そんな場所・・・
カイルも彼女の英雄として、腹を決めた
「リアラ、本当に・・・・本当にいいんだね?
 もし、嫌な思い出になっても後悔しない?」
カイルだって初めてだ、ひょっとしたら無理やりリアラを傷付けてしまうことだって考えられた。
西洋硝子のように整った表情からは、リアラの真意は読み取れない。
「カイルと一緒だから、大丈夫よ」
微笑みを浮かべ、リアラは答える。しかし、肩の揺れは、全く収まらない・・・眼の奥からは、不安と恐怖が見て取れた
(リアラ・・・)
心の中で、一度彼女の名を呟くと、カイルはリアラの薄く形の整った唇に自分の唇を被せた
初めてのキス・・・それがこんなにも簡単に出来てしまうものなのかと思ったりもしたが、
その考えは一瞬―――リアラのやわらかい唇の感触が唇を通して全身に電気のように流れ、カイルの思考は停止した
それはリアラも同じ、これから処女をカイルに捧げるという人生のビックイベントを行うというのに、
頭はそれどころではなかった。ただカイルから伝わってくる甘い感覚が自分の体を支配していた

いつの間にか、カイルはリアラの細い体を強く抱きしめていた。
こんなに細い体なのだから優しくしなければ・・・という考えこそあったものの、
体はその通りに動かず、ただ彼女の体を自分のものにしたいという力が働いていた
(リアラ・・)
唇だけでは足りず、カイルは大した知識もないが舌を彼女の口内へと入れ、乱暴に動きまわした。
「んっ」というリアラの呻き声が聞こえたがそのことも頭に入らないほど、カイルは激しく舌を動かした。
「ん・・・ん!! ぁん!」
リアラから、蝶や蜂が寄り付きそうな甘い声がもれた。
リアラも、本能のようにカイルの舌に自分の舌を絡ませ、カイルと自分に与えられる感覚を倍にした。唇は繋がったまま、抱き返した。

「はぁ・・はぁ」
「ハァハァ・・」
唇と舌を離すと、お互いの顔が月夜に照らされていることに気づいた。
いつの間にか夜になっていたようだ・・・辺りには光を出すようなものは何一つ無い、二人の気は、ますますそういう方向に高まった

先ほど感じた快感のせいか、リアラの瞳は早くも涙で潤んでいた。
「いいのだろうか?」とカイルは考えた、舌を絡め合わせただけでリアラは既に本番でもしているかのように力が抜けていた。
リアラは頭の重さを支えることすら辛いのか、俯いていた。
体を抱いているカイルは、唇を放した瞬間にリアラの重さが自分に全て圧し掛かってくるように感じた。
たかがキスで…このまま先に進めれば、おかしくなってしまうのではないかと思った
・・・だが、自分に感じた快感の強さは、彼の考えよりも本能を引きずり出すことを優先させたようだ
「リアラ・・・もう一度」
「ハァハァハァ……ええ・・」
唇を放して数分経っているのに、なおも息も荒いリアラ。
彼女も、自分の中で目覚めかけている感覚を更に引きずり出そうと思っているのか、快くそれを受け入れた
だが、彼女の顔は俯いたままで、カイルは抱いていた手を一つ離して、リアラの顔を上に向かせ、再び唇を落とした。
再度訪れる快楽・・・カイルもリアラも、永遠にこのように居られたら・・・と思ったが、無論これは一時的なことだ。
すぐに慣れ、更なる快楽を求めることになる。それを知っているからだろうか、リアラの顔を上に固定していたカイルの右手が、徐々に下へと落ちていった・・・

「………・・あぁ!」
自分の胸部が急に熱くなり、繋がっている唇からもれるように声が出た。
触れているものが、艶かしく動き、熱だけではなく快感も齎してくれた・・・優しく動くカイルの手、
掌だけで簡単に覆いつくせるほど小さなリアラの胸を、決して乱暴に支配するようなことはなく、生地のように優しく捏ね回した
「カ、カイ・・・ル
 カイルぅ・・」
糸をひいて唇を離し、愛しい人の名を呼ぶリアラ・・・布一枚の距離で、カイルと自分の肌が触れ合っていることを感じ、何度も彼の名前を呼んだ・・・
カイルは、自分から離れたリアラの体を優しく抱き寄せ、彼女の顔を自分の肩の上に置いた。
薄い布越しに、彼女の胸を感じる・・・胸の中心にある乳首を掌で摩るように、二度三度触れるとリアラは大きく体を震わせた!
「リア・・・ラ?」
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・
 くぅ…んん」
尋常じゃないリアラの状態に、カイルは一瞬困った。困りながらも、右手に広がる軟らかいものを、何度も動かした。
お猪口のように平たい丘を撫で回すと、子犬のような高い声を出し体をくねり
少し狙いを限定し、ほのかにピンク色の突起物を軽く抓ると、カイルの体を非力ながら精一杯抱き締め、手を通じて心臓の高まりを教えてくれる

       ちゅぅぅぅ…

「ひやぁあ!!」
カイルは優しく……優しくリアラの胸の突起を口に含んだ。
布一枚を通じてだが、彼女の甘い香り・・・そして透けて見えるピンク色、その誘惑に勝てるわけがない
今までカイルの手で火照っていた胸に、急に冷たくなった温度差と、
服越しとはいえカイルの柔らかい舌の愛撫を受け、リアラからは声がもれるではなく、出ていた
「あん!ぁぁ・・・あ!!!
 んう、い・・あああ!!!」
その声は、カイルをますます動かした・・
口だけではなく、手も・・・更に、今までどおりの左胸だけではなく、右胸も優しく触れ始めた・・

    ちゅぽ

「ハァ・・・・ハァ・・・・」
口を離すと、リアラの服は透けて、くっきりとリアラの肌が見えた。
透けたところからは、ピンと立つ乳首がカイルの股間を疼かせた
今まで感じたことが無い快感に頭がぼーっとして、リアラはカイルとは別のどこかを見ていた。
数分間しゃぶられ、唾液で湿った衣服と乳首へ冷たい風が起き、リアラの意識はハッと戻った。
「カ、カイル!」
今まで快感に酔いしれ、忘れていたがこれはお互いの不安を消すためにやっている・・・自分だけが気持ちよくなっても、本来の趣旨と違う
「ど、どうしたのリアラ!!?」
何か悪いことをしたのかと、すぐに慌てたカイル。カイルの手は既に自分の服を脱ぎかかっていて、
それを止めると半分だけ脱げていてかなりアホらしい。しかも、下半身から脱ぎ始めていた
半分も脱げればそれだけでもうリアラの体によって怒張したカイルの性器は、
ズボンから食み出して膨れ上がり、リアラの眼にそれは刻み付けられた!
「!!!!!!!」
声も出ないとはこのことか・・・リアラは生まれて初めて見る男性の股間のものを見たと同時に、
手で顔を覆い、恥ずかしさに逃げたくなったが、同時に腰も抜けていた。
(あ、あんなに大きくて怖いものがカイルに・・
 本当にあんなのが私の中に入るの!?)
「リアラ、さっき俺に何を言おうとしたの?」
「////」
手で覆い隠しているとはいえ、リアラの表情は外にわかるぐらいに赤くなっていた。
出来ることならやめたい―――その考えが口から出そうだったが、何とか飲み込んだ。
「・・・私ばかりが気持ちよくなっても、カイルに申し訳ないと思うから・・
 お、驚かないでね」
そういうと、リアラは眼をそらしながらもカイルの下半身に手を伸ばした。
僅かな知識だが、リアラにだって性知識はある。男の人がこういうことをして、自分で解消しているということも知ってはいる。
リアラが何をしたがっているのかカイルは勘付くと、自分の知っているリアラとのギャップに驚く反面、嬉しかった。
眼をそらしているため、適当に手を動かしているリアラの手のそばに、自分のモノを動かした

「キャァ!!」
指先がツンと触れた瞬間、リアラはゴミでも触ったようにすぐに手を離した!
勃起した性器は、他の体の部分とは一線を画すもので、チョンと触っただけでもリアラには分かった
(男の人のものってこんな・・・こんななの?)
予備知識の薄さに、リアラは思わず涙を流した。
もっと優雅に振舞う予定だったが、現在まで大きく外れていた。
自分のかなり感じやすいタイプだということや、男性器へのあまりの恐怖などで自分の想像とは全く違う状態になっていた。
(大丈夫・・・出来る。追い込まれているんだから・・)
自分に何度も何度も言い聞かせ、カイルの方を見た。突然泣き出したリアラの前で、
オロオロしていたカイルもリアラが自分のほうを見ると少し安心したようだ。
「カイル・・・服を脱いで」
「あ、うん」
カイルは素直に服を脱ぎ、全裸になった。一方、リアラもひらひらしたリボンを取り、身を纏う服を脱いでいた。
「ま、まだこれだけは脱がなくていい?」
純白の下着のみがリアラの体を隠し、胸からはまだカイルの愛撫によって尖った乳首があり、
緊張からか、うっすら汗ばんでいるリアラの体を見ると、再びカイルは興奮して、性器が膨らみ始めた
「リ・・リアラ!」
「・・・・・・?
 な、何かあったのカイル?」
「綺麗だよ」
恥ずかしげもなくほざくカイル・・・


カイルは足を開きながら体育座りになって、その開いた足の中にリアラの小さな体がすっぽりと納まった
また怖くて逃げ出さないように、リアラはカイルに背中を押さえてもらっていた………
「今度こそ、驚かないでね」
自分に言い聞かせるように、リアラは言うと、自分の手をカイルの性器へと伸ばし、脈打つモノを両手でしっかりと包み込んだ
「うぁ・・」
カイルは全く考えていなかったリアラのサービスに、戸惑いながらも素直にその行動に喜び、身を任せた
自分でも何度もやった行動だが、他人にやられると格別の快感がカイルを包み込んだ。
「くぅ・・・あ」
(熱い・・カイルの)
焼けるような熱さを放つカイルの棒を、リアラはぎこちない手つきで上下に扱き始めた。
冷たい手で摩られるカイルのものは益々固くなり、先端は赤く染まっていく・・・
一度触れてしまうと不思議なもので、そこから先へと進むのはそれほど苦にならなくなっていた…恥ずかしさこそあるが、カイルの表情を時々見ると本当に気持ちよさそうで、リアラは嬉しかった
何度も擦ると、我慢汁が出始め、それが潤滑油となって滑りをよくした。
リアラの擦る速度が上がると、当然カイルに来る刺激や快感も激しくなる!
「リ…アラ……俺、もう我慢が…
 あ………うわぁあ!!」
「え・・・・キャァ!!!」
カイルは早くもイってしまった。
一瞬痙攣したかと思うとリアラの背中を自分の方に押さえつけ、その状態で性器から精子を撒き散らした!
カイルが押さえつけていた為逃げることが出来ないリアラは、精液を顔から胸にかけて受け止めた
「やぁっ!」
ここ最近はゴタゴタの繰り返しでまともに精を出していなかったためか、
満タン状態だったカイルの精巣からはドロっと濃い精子が放たれた・・・リアラの顔に飛び散った精子は、垂れることなくリアラの顔についたままだった。
射精したときに掴んだままだった両手にも多少の精子がついており、手に残る熱さと自分の体よりも白い精液に罪悪感を感じた。
他の部分はともかく、目の近くに飛んできた精子をぬぐうと、リアラはカイルから顔を背けた
「どうしたのリアラ!?」
「・・・ううん、なんでもないわ・・・・ただ、精液拭くまで待っていて
 それと・・・・」
それと、の後の声は出なかった。本当なら「心の準備をさせて」と言いたかったのだが、
そういうことを言うとカイルは自分を気遣い、止めてしまうかもしれない。ここまで来たら、後戻りはしたくなかった。

自分の着ていた服で、体中に飛び散った精液を拭き取り、その服を近くにあった池に入れて染みにならないうちに薄めておいた。
その後、自分の裸の胸に手を当てて、(大丈夫・・・カイルとなんだから)と思い、二回ほど深呼吸をしてカイルの方を振り向いた

「ん・・」
「ん・・・ん」
本日何度目か分からないディープキス
カイルは全裸、リアラは下着一枚で抱き合っていた。最初は椅子に座っているような体勢だったが、
徐々にカイルはリアラの体を裸の胸を中心にまさぐり、力が抜けていくようにリアラが下になり、カイルが圧し掛かっていった…
リアラの素肌は、毎日温泉に入っているかのようなスベスベな肌であり、
ローションなど使っていないというのにカイルがどれほど力を入れて揉んでも手は肌の抵抗をほとんど受けなかった・・・
「あ・・・いい、カ…イル、す・・すごい・・
 カイル・・・もお・・・カイル……」
媚薬も何も使っていないというのに、リアラは体のどこを触っても性感帯のように喘ぎ声をあげる。
何度も何度もよがるようにカイルの名を呼び、潤んだ瞳でカイルを見た。ただ単純に気持ちいいだけではなく、何かを求め、望むように・・・

一度、カイルはリアラの体から離れた。もう自分は我慢の限界寸前まで来ていたが、リアラを抱っこで持ち上げて、巨大レンズのあった場所に運んだ・・
「ハァ・・ハァ・・
 ???」
そこはある意味でリアラの生まれた場所である。カイルによって与えられた感覚に溺れ、沸騰しそうな頭でもそれぐらいは分かった
巨大な木の洞にリアラを寝せると、カイルはリアラの全身を見た。
上からゆっくりと眺めると、一箇所だけ自分が触れていないのに濡れそぼっている場所があった―――カイルがリアラにそこを見てから、リアラの顔へと視線を移すと、リアラは何も言わず頷いた

そっと、カイルはリアラの体の後ろに手を回し、最後の一枚を掴み、腰を浮かせて自分のほうへと引き寄せた
愛液によって濡れていたとは思えないほど、あっさりと下着は抜け、カイルはリアラの膝頭を掴んで大きく左右に広げた…同時に、リアラは顔を両手で覆った
「・・・・・・」
リアラの白肌の中でも特にピンク色に染まっている場所がカイルの眼前に現れた。
触れていないのに、濡れそぼっているそこは、パックリと閉じており、今まで誰一人そこを触れたことは無いことを感じさせた。


「いいんだね・・リアラ?」
カイルの理性が持つのはこれが限界…最後の確認だった、リアラは当然首を縦に降り、カイルを受け止めようと両手を開いている
「やさしくしてね」

カイルはリアラと触れるだけのキスをし、初めての体験へと勇む自身を掴み、
ゆっくりと・・・・・ゆっくりと・・・リアラの秘所へとあてがい、挿入を始めた
初めての異物を受け入れるためか、入り口の時点でもその締め付けは万力のように強く、カイルを拒んだ。
リアラの意思とは無関係に自分自身を守ろうとしているのではないかと思うほどの拒絶間に、ついついカイルはムキになり、少し強引に押し込めた・・・
「ぃ!!」
すぐにリアラの表情が曇った! カイルを抑えている手に爪が立ち、カイルの肉へと刺さり、それなりの痛みを与えたが、リアラの感じた痛みはその比ではなかった。
覚悟と予想を遥かに超える激痛に、反射的に声が出た
「い・・痛い・・・」
今までこれほどの激痛を受けたことは無いのではないかと思うほどの痛みに、この日初めて快感以外の理由で涙を流した…
「リアラ・・ごめ」
謝罪の言葉を遮るように、カイルの前にリアラの
「ハァ…大・・丈夫・・・大丈夫だから・・・
 どんな痛みでも我慢し・・ているから・・」
カイルは、我慢できない痛みを味わっているリアラをかわいそうに思いながらも、侵入を進めた・・・出来る限り、理性を抑えてゆっくりと…
            メリ…  メリ…
少しずつ…確実に埋め込んでいった。一ミリでも進むごとにリアラは体を左右にねじり、激痛に耐えようと刃を食いしばっていた
カイルも、自身を包み込む圧迫感と快感に、自らの欲望が先走らないように抑えるのも限界だった
まだ亀頭の先を包んでいるだけなのに、リアラの秘所はカイルが射精してしまうほどの快感を与えている・・・
自分の愛しい人が苦しんでいるのを見ても、快感は更に自分の気持ちよさを求めた―――ついには、カイルの人格をも超えて暴走した………

「い、いたっ・・・痛いっ!痛い痛いっっ!!」
リアラが激痛を何度も訴えたが、カイルの理性は飛んでしまっていた・・・
構わず…更なる快感を得られるであろう場所へと突き進んだ。
途中にある障害物などのことは考えにはない………例え、リアラが生まれたときからずっと秘所を守ってきた膜であっても、構わずに押しつぶした!

    ブチブチブチィ!!!

「キャアアアァァァァッッ!!!」
強引にリアラの処女を奪い去り、純潔を奪い去り、自分の快楽を得た・・・
ミリミリと、カイルの背中にもリアラが立てた爪による傷が出来ているが、股間を中心に広がる快感はそれを意にも介さずに、打ち込んだ自身を激しく動かした!
「ひぃっ!!痛・・・痛い!!
 カ・・カイル!ちょっと・・・ぁあ!!」
動くごとに、リアラに出来た傷口を広げ、貫いたと同時に出てきた血で化粧をした
何回リアラが叫ぼうとお構いなしに、自分を喜ばせた・・
何度も何度も・・リアラは講義の声を出し、カイルに行動を止めないまでも軽くしてぐらいの言葉を出した
カイルはそれを無視し、激痛に耐えるリアラの表情を無視するかのように何度も何度も突いた
中に入った途端にカイルにはこの世とは思えない快感が来た・・・打ち込んだモノをリアラの液に覆われ、膣内の熱さはカイルの理性を極限まで薄め、頭がくらくらした。
「あぁ!!痛い、イヤァ!!!」
体中に激痛が突き刺さり、リアラも拒絶の声を何度も何度もあげたが、カイルはリアラの口を強引に押さえ込んだ
何も反論できなくなった数秒後に体の中に熱いものが流れ込んできたものを感じた
(カイルが・・・一杯に・・・)

最初はキスでさえも立てなくなるほど感じていたリアラだが・・・本番ではただ痛みを感じるだけで終わっていた・・・

 (俺・・・何を)

カイルが再び気づいたとき、一度目の精を放ち、リアラは股間を大開きにして、頭を下げて魂を失ったようにグッタリしていた
股間からは、大量の精液が粘りついていた。彼女を妊娠させてしまうのではないかと予感させるそれは、本当に一度の精だけなのかと思う程の量であった


しばらくして、二人は衣服を整えた。股間から流れ出る精液はどれだけ拭いてもそのつど流れ出し、彼女の傷口を熱した・・・

「謝る言葉が浮かばない」・・・カイルは考えていた。他の部分は彼女を気持ちよく出来たというのに、肝心な処女をあんな目にしておいて、今更どんな謝罪の言葉を言えばよいのか分からない…
「カイル・・?」
「な、何リアラ!?」
リアラの方から話かけてきても、うろたえるように返事をするだけ・・・どう受け答えすればいいのかすらも分からなかった
「どうして…途中からあんなに慌てたの?」
「それは・・・・・・その」
頭が回らないとはいえ、カイルなりに説明した。
気持ちが分からないまでも無い、リアラも快感に身を委ねていたときがあった。だが、それとこれとは別問題・・・
「・・・カイルが気持ちよかったなら、いいわよ」
と、リアラは悲しそうな表情で言っていた。どんな言葉で謝っても、彼女はこの表情を変えるようなことはしないだろう

無言のまま、二人はクレスタへと戻っていった・・・リアラの歩き方はどこかぎこちなさが目立ち、貫通した股間の痛みを耐えているようだった


その夜、クレスタに戻り、カイルは自分の部屋でベッドの上であのときのことを思い出していた
何度思い出しても、自分にとってもリアラにとってもいい思い出とはいえない・・・股間から精液を出して倒れているリアラを思い出すと、
その度に眠気が覚める。明日には決戦かもしれないというのに、カイルの状態は最悪だった

(くそ!!何で俺はあんなことを・・・)
後悔に震え、今後のことなどカイルの頭から抜けている。明日どういう顔してリアラに会えばいいのかなど、そういうことばかり考えていた。
     コン コン
ドアをノックする音が聞こえた。
「だ、誰?(ロニかな?また『リアラとよろしくやってやがったな』といいながら殴ってくるのか?)
「カイル・・・起きてる?」
「リアラ!待ってて、今開けるから」
他の仲間は既に寝ているという時間帯なのに、リアラの声がした。

「どうしたの?一体・・・」
突然部屋に現れたリアラ、目が赤くなっており、あの後泣きはらしたのが容易に想像できた
その原因は痛みよりも、カイルが乱暴にしたことだ
「・・・・・・さっきのことで、もう一度、カイルとHすればひょっとしたら・・って思ったんだけど」
本気なのか、冗談なのか。リアラの表情を見たところ、本人はそう思っていると予想させ、単純なカイルもそう思っている。

「でも、そういうわけにはいかないわね
 貴方は私一人を選んだんじゃなくて、世界を救う道を選んだんだから」
「あ・・・そうか・・・」
ぐったりした二人は、たったあれだけのことでこれがどんなに疲れることなのか身をもって知った。
もう一度やったらそれが納得のいくものであろうと明日に及ぼす疲労を予感させる。こんな状態で戦ったら、あっさりとKOされてしまう
「だから、今じゃなくて戦いが終わったら・・・」
微笑みながら、リアラは言った
「戦いが終わったら・・・って、フォルトゥナを倒したら君は」
カイルの言葉を遮るように、リアラは人差し指をカイルの唇に添え、微かな微笑みを浮かべた
「・・・もし、本当に奇跡が起きて私が普通の人間として生まれてきたら・・・そのときは、優しくして・・・
 ……あの場所で………」
「あ・・・うん、分かった
 次は、絶対に優しくする! 約束するよ!」
「じゃあ・・・」
            ス…
リアラは小指をカイルの前に出した。カイルも、小さい頃に何度もやったことがあるのですぐに分かった
「うん、約束だ!」
自分も小指を重ね、軽く握り、隣の部屋で寝ている皆を起こさないような小さな声で
「ゆ〜びき〜りげ〜んまん、嘘ついたら針千本飲〜ます
 ゆびきった!」
と言って、二人でクスクス笑った。
「じゃあねカイル、また明日♪」
「ああ・・・おやすみ、リアラ!」

二人の頭からはこの後、しばらくの間会えなくなるという不安は消えた。科学的根拠などどこにもないのに、不思議なものだった

 「絶対に、負けられない・・・そのために、まずは寝よう!」
そう意気込んだカイルは、ベッドに横になるやいなや、すぐに寝息を上げた・・・


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