総合トップ>SS一覧>SS No.5-073
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
待ち伏せ |
腹黒堕天使氏 |
リーガル×しいな |
2006/03/30 |
2006/03/31 |
「ちきしょー!アイツら強すぎる!」
ここはメルトキオ側の森の中、シルヴァラントの神子を捕まえようと下していた囚人が集まっていた
今彼らは返り討ちにあい気が立っていた
「なんだあの女は!」
「あんな胸があったら集中できないだろ!」
しかも彼らは負けた原因を神子の仲間であるミズホの女の色香のせいにしていた
「まったく、そんな考えだから負けるのだろうが」
そんな彼らの側で同じく囚人兵のリーガルは呆れていた
しかしそれは彼が戦いに参加せず上から見ていただけだから言えることだろう
実際彼も様子見をするはずがブルブル震える女の胸に無意識に釘付けになっていた
「あの服はミズホ独特のものだ、アイツら今度はミズホに行くんじゃないのか?」
「そうかもな、ミズホはガオラキアの森の先と噂で聞いたことがある」
「じゃあ森であの女捕まえて犯っちまうか」
「それもいいなぁ神子はその後で交換させてもらえばいいしな」
囚人達の目的が反れ出してきていた。しかし彼らの顔は今まで以上にやる気になっていた
「おいアイツら来たぞ!」
「それじゃ予定通りいくか」
翌日なにも知らない神子達はガオラキアの森にやってきた。囚人達は気づかれないよう後をつけていった
そして森の中腹にたどり着いた頃ダークボトルを神子達に投げつけた
「なんだ?うわあぁぁぁぁぁ!」
「なんでこんなに集まるんだよ!」
それと同時に森のモンスター達が集まってきた
ジーニアスとリフィルが後衛から術を使い他のメンバーは前線でそれぞれバラバラに戦っている
それを見て囚人達は草むらに隠れしいなの側に集まってきた
「よし、コッチは片付いたね」
パンプキンツリーを吹き飛ばし草むらに背を向けた瞬間だった
「きゃあ!」
囚人達が一斉に襲い掛かりしいなを捕まえた。仲間達はモンスターを追い払うのに夢中で誰も気づいていない
「なに!ふぐぅ!」
しいなは猿轡をされ風呂敷を被せられ視界を奪われた。しかもダークシールを貼られたのが召喚もできない
暴れようとしたが多勢に無勢、腕も足を掴まれ森の奥へと連れて行かれてしまった
「ん!んんー!んんー!」
なんとか逃げようとするが押さえつけられてはそれも無理、しいなは冷たい地面の上に寝かされてしまった
「さ〜て手筈どおりいくとするか、ほら旦那とっととヤっちまえよ。1番はアンタだろ」
「あぁ・・・」
リーガルが前に出てしいなを見下ろす。一度は止めようとしたものの8年に及ぶ禁欲生活の反動で参加を決めてしまった
目の前の怯えてる娘を見ると躊躇いが生じてきそうだがリーガルはしいなの胸に手を伸ばした
『見た目以上に立派だな』
久々に触れる女の体に理性が徐々に失われていく、帯を外し上着を剥ぐぎそっと股に触れてみた
触れるとその場所は一瞬暖かくなると冷たくなってジワジワと濡れてきた
「おい、コイツ漏らしてるぞ」
周囲から笑い声が巻き起こる。しいなは恐怖から失禁してしまったようだ
「早く脱がしてやれよ旦那」
急かされリーガルは下着ごと一気にスパッツを脱がした。そこは漏らしたばかりでビショビショに濡れていた
「んん!」
穴に指を入れると小さく悲鳴が上がった。人より太いリーガルの指は1本だけでも充分な凶器だった
クチュクチュクチュクチュ・・・
「んー!んんー!」
痛みからに悲鳴なのか感じているのは指の動きに合わせしいなは身をよじり呻き声を上げた
リーガルは指を増やし2本にし抜き刺しを始めた
「ん!ん!んー!」
しいなの中からは生暖かいドロドロした透明の液体が溢れ指が奥まで滑らかに入るようになっていった
「んー!うー!うー!」
しいなは自分の中にとても太い物が侵入してくるのを感じた
そして気を失いそうになるくらいの痛み・・・処女が奪われてしまったのを理解した
グチュグチュグチュ・・・
「んっんっんっ!」
異物が何度も自分を突き上げる痛みと共に別のなにかが込み上げてくる
血と愛液で滑らかになると異物の動きも速くなり体の力が抜けていった
「うぅん・・・んんんん・・・んーーーーー!」
やがてしいなの中から熱い液体が噴出し異物が抜かれ全身に熱い液体が撒き散らされる。それがなにかは考えたくもない
「次は俺の番だな」
横から男の声がする。右腕を抑えていた男がしいなに覆い被さった
抵抗する気のなくなったしいなは涙を零していた
「しいなー!どこだー!」
微かに仲間の声が聞こえた。空耳だろうか
「しいなー!返事してー!」
いや空耳なんかではない、確かに仲間の声が聞こえる、だが今のこんな姿は見られたくない
「マズイな、この女はどうする?連れて行くか」
「いや惜しいが置いておこう、見つかったら殺される」
「そうだな」
囚人達も気づいたようだ。彼らはしいなを置いてその場を去った
「旦那も早く来い」
「あぁ・・・」
リーガルは立ち止まり振り返った。あられもない姿で蹲り嗚咽する娘が目に入る
一度は性欲に勝てず手にかけてしまったとはいえ、その姿を見ると罪悪感が込み上げてきた
「あっちから声が聞こえる、泣いてるみたい」
遠くから仲間と思われる者の声がする
「すまない」
一言そう呟くとリーガルも姿を消した
「ここがトイズバレー鉱山だ」
数日後なんの因果かリーガルは捕まえる予定だった神子達と行動を共にしている
もちろん手にかけた娘も一緒だ
「しいなどうしたの?」
「あ・・・暗い所はちょっと・・・」
あの日以来しいなは暗い場所に恐怖を感じるようになっていた。しいなは鉱山の入り口で立ち止まり小刻みに震えていた
「じゃあエレカーで留守番しててくれる?」
仲間達もしいなに身に起きたことを知っているため気を使っていた
リーガルはなにも知らない振りをしているが、それが自分のせいであることは承知している
「いいよ、1人はもっと嫌だし」
「無理するなよ」
仲間達はしいなを囲むように歩き出した。リーガルは後ろからその光景を眺めていた
『私はどうするべきか』
あの日しいなを手にかけたのがリーガルだとは誰も知らない、だが知れば間違いなくリーガルは殺されるだろう
『やはりなにもしないわけには・・・』
しいなと接するたびに罪悪感の増していたリーガルは責任をとることを決意していた
そして世界が統合された後レザレノの会長とミズホの次期頭領の婚姻が決まったが会長の顔には無数の殴られた痕があったのを仲間達は見逃さなかった
〜終わり〜
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