総合トップ>SS一覧>SS No.5-061
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作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
テイルズオブアニーリバース |
65氏(21スレ目) |
マオ×アニー |
2006/03/10 |
2006/03/11 |
あれは焔の塔でマオが聖獣フェリアの力を授かってからキョグエンを経てノルゼンにいた時の事でした。
わたし達は次の聖殿の場所である「雲海に突き立つ高き塔」を探すために、ノルゼンで交代で聞き込みをしていました。
その日はヒルダさんとクレアさんが外に行ってしまい、わたしが一人で宿屋の女部屋に留守番として残ったんです。
久しぶりに一箇所に滞在している事もあって、わたしは旅の前から愛用していた父の医学書を取り出して机に向かっていました。
そうしたら日が沈み、夕方になる少し前にドアをノックする音が聞こえました。
「はーい、どなたですか?」
読んでいた医学書を閉じ、立ち上がってドアにそう問いかけると、
「ア、アニー…」
聞き覚えのある少年の返事がありました。
「マオ?」
おそらくマオも隣の男部屋の留守番をしていたのでしょう。
ドアを開けるとわたしの予想通り、マオがそこに立っていました。
「どうしたの?」
「う、うん…入ってもいい?」
「いいわよ」
わたしはマオを部屋に入れましたが、その時からマオの様子が少しおかしいと思っていました。
マオは焦っている様子でわたしの横をすり抜け、素早くベッドに腰掛けました。
わたしはマオが座っているベッドの対面にある椅子に座ってマオと話をする事にしました。
「どうしたの、マオ?何かあったの?」
そう問いかけても、マオは俯いてもじもじするばかりでなかなか答えてくれません。
「マオ…?」
「う、うん…アニー、あのね…あの…ボク…その…」
「もぅ、なんだかマオらしくないわ。いつもはもっとハキハキしてるのに」
わたしが呆れかけたその時、マオが顔を上げ泣きそうな顔でこう言ったんです。
「アニー…ボク、病気になんだ!」
「なんですって!?」
ビックリしました。だって部屋に入る前にマオに会った時は、とても元気そうだったのに。
「それでボク、どうしてもアニーに診てもらいたいんだヨ!」
「ど、どこが悪いの?」
マオの言い回しに少し引っかかりながらそう尋ねると、マオはまた下を向いてしまいました。
「マオ…困るわ、それじゃあなんにもわからな…」
「ここが悪いんだ!ここが腫れてるんだヨ!」
マオが突然、下を指さしながら叫びました。
「えっ…きゃあ!」
わたしはマオの指の先を見て、思わず悲鳴をあげてしまいました。
なんとマオのズボンの股間の部分が今にもはちきれんばかりに膨らんでいたんです。
「こ、これは…」
「この前からここが腫れて痛いんだ!ボクって病気なのかな?」
「え、えーっと…」
わたしは返答に困ってしまいました。
どう見ても勃起です、本当にありがとうござ(ry
こうやって目で見るのは初めてだけど、医学を志していたのでこれがどういう現象なのかは知っていました。
「アニー…」
その時、小さな箱に入れられて捨てられた子犬のような目でわたしを見つめるマオに、わたしは不覚にもときめいてしまいました。
そしてわたしは決心しました。
「大丈夫、マオ。わたしが治療してあげる」
今思えばどうしてあんな事を言ったのか…きっとわたしもそういう事に少し興味があったんだと思います。
「それじゃあまずは、患部をちゃんと見せてくれる?」
「う、うん…」
消え入りそうな声で返事をしながら、マオは恥ずかしそうにズボンを下ろしました。
「………うわぁ…」
わたしは初めて見るそれを見て、思わず感嘆の声を漏らしてしまいました。
「思ってたよりグロテスクで大きい…これが男の人の…」
「アニー?」
「あっ!ご、ごめんなさい!つい声に出しちゃって」
気がついたらマオが真っ赤な顔をしてわたしを睨んでいました。
普段はあまり見ないマオの表情に、わたしはより一層、愛しさを感じました。
「えっと…触ってもいいかしら?」
「ええっ!?…うん、いいヨ」
マオがうなずいたのを見て、わたしは思い切ってそれを鷲掴みにしました。
「うっ…い、痛いヨ、アニー!」
「………」
わたしはそれには答えず、夢中でマオの治療法を考えました。
(えっと…こういうのはたしか、射精をさせれば治まるって書いてあったわ)
そしてわたしはゆっくりと手でマオの陰茎を擦り始めました。
「うぁ!ア、アニー…!」
マオが身悶えしています、カワイイ…
わたしはもう無我夢中で手を動かしました。
「あっ…あうっ…アニー…ああっ!」
しばらく部屋にマオの喘ぎ声だけが響きました。
しかしそれだけ頑張っても、マオはなかなか射精には至りませんでした。
「はぁ…はぁ…ダ、ダメみたい…」
わたしは疲れてしまい、そう言いながらとうとう手を止めてしまいました。
「ア、アニー…なんか前よりビンビンになっちゃったんですけど」
マオは本当に苦しそうでした。わたしは申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
(落ち着いて!落ち着くのよ、アニー!こんな時、たしかお父さんの本には…)
「マオ…」
「な、何?」
「次は…口でするわ」
「口って…ええっ!?」
わたしの治療法にマオが驚いている間に、わたしはかがんでマオの陰茎に顔を近づけました。
「うっ…」
ツーンとした臭いが鼻を刺激し、わたしは一瞬躊躇ってしまいました。
しかし次の瞬間、意を決してそれを口いっぱいに頬張ったんです。
「ア、アニー、汚いヨ!うあっ!」
マオはわたしを引き離そうとしましたが、手に力が入らないようでした。
わたしは必死でマオの陰茎を吸ったり舐めたりしました。
「あっあっ…アニー…はあっ…はっ…」
今度は部屋にマオの喘ぎ声に加えて、いやらしい水音が響き渡りました。
「あうっ…はっ…あっああっ!あ、アニー!ボク…ボク…もうっ」
わたしはマオの射精が近い事を感じ、口の動きを早くしました。
「あ、アニー、アニー!ボクもうダメだヨ!な、何か出ちゃう!出ちゃうヨ!」
さすがに口に出されてはかなわないと思ったので、わたしは顔を離しました。
「うあああああっ!」
マオはずっと我慢をしていたんでしょう。
マオの陰茎から凄い勢いで白濁とした精液が飛び出し、それは顔を離すのが遅れたわたしに降り注ぎました。
「うー…!」
わたしの髪や顔、胸や手に降りかかったそれは目にも入ったみたいで、凄く染みました。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
精液が入らなかった方の目でマオの方を見ると、荒い息遣いをしてベッドに倒れこんでいました。
「マオ…大丈夫?」
「はぁ…はぁ…気持ちよかったー」
よく見るとマオは恍惚とした表情をしていました。
わたしはその時、これが射精をした後の男の人の顔なのかなって思いました。
わたしの必死の治療の甲斐もあって、マオの病気(?)も治り、マオはお礼を行って部屋を出ようとしました。
「アニー、今日はほんとにありがと。あのね…」
「なあに?」
「ボク、アニーの事を見てると時々こうなるんだ。…また来てもいい?」
わたしはしばし逡巡しましたが、答えました。
「ええ、もちろん。苦しくなったらいつでも言ってね。でもみんなには内緒よ」
「ありがと。ボク、アニーのこと大好きだヨ!」
〜続く〜
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