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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
アニスのおくちでしてあげる☆ 52氏(21スレ目) ルーク×アニス 2006/03/10 2006/03/11

……ッ……クチュッ……
静かな部屋に響き渡る、淫靡な水音。
「んふ……ん……どぉ? ルーク……」
「ん……もう……ちょっと……」
「もぉ……ルークったら、わがままなんだからー……」
俺の股座で頬を膨らませるのは、年端もいかねぇ黒髪の少女。
名は、アニス・タトリン。
こんな小さなガキが、ふぉんます……何だらっていう導師の警護役なんて
大層な役目を任されてるってんだから、世の中わかんねーぜ。
「……もういい加減出してよ……あたし、お口疲れてきちゃったじゃん……」
「悪ぃ……もう、少しだけ……」
「ホントにあと少しだけだからね……? ん……んちゅ……」
アニスは悪態つきつつも、俺のものを執拗に舐め続ける。
激しく屹立する俺のそれは、今にも爆発しそうなくらい膨れ上がっているものの、
あと一歩のところで絶頂へ結びつかない、もどかしい状況にあった。
(……しかし……)
いくら自分で抑えきれないからって、こんな小さなガキの口を借りなきゃならないなんて……
ホント、自分が情けなくて嫌になるぜ。

……彼女に初めてしてもらったのは、ほんの1・2週間前のことだった。
いつものようにティアに超振動の特訓を受けた後、ほどよい疲労感からベッドにもぐった俺は、
そこで初めて下半身の異常に気づいた。
……後で聞いた話だと、特訓による一時的な血中音素(フォニム)の活性化が原因らしいけど……
とにかく、俺のものがどうにも抑えきれないくらい膨張してしまってたのだ。
こんな情けない症状……ティアにはもちろんのこと、誰にも打ち明けるわけにはいかない。
仕方なく、夜も更け皆寝静まった頃を見計らい、何とかひとりで処理しようとしてたところを、
運悪くトイレに行くところだったアニスにばっちり目撃されちまったっていう寸法である。
『あれぇ? ルーク……ひょっとして欲求不満?』
『ば……バカ言え!! そんなんじゃねーって……いいから早く寝ろよ』
『へーぇ……ふーん……』
『……な、何だよ……アニス』
『……ルーク。よかったら、あたしが手伝ったげよっか』
始めは何を言い出すんだって思ったぜ、正直。
おめーみたいなガキが、一体何をどう手伝うつもりなんだって……
だが気がつけば、アニスががっちり俺のものを握りしめてて……
そのまま何のためらいもなく、俺のものを、口に……
……あの時のことを思い出すと、未だに顔が火照ってしまう。

「ん……んんっ……えろ……ちゅ……」
アニスはその小さな口で、なおもしつこく俺のものを攻めたてる。
(……それにしてもよ……)
俺の鈴口から裏筋にかけてのライン、そして雁首のくぼんだ部分……
それらの特に敏感な個所を的確に探り当てては、その小さな舌でちろちろと刺激するアニス。
刺激が弱いわけでもなく、かと言ってすぐに逝けるほど強力な刺激でもなく……
すごく絶妙な舌遣いで、俺のものを丹念に舐め上げるのだ。
「……相変わらず思うんだけどさ……お前……毎回妙にうまくねーか?」
「そ、それは、さー……」
俺の言葉に、アニスがにわかに言葉を濁す。
「……いっつも、こーやって、させられてたから……」
「? させられてたって、何を……?」
「……その……モースの奴に、さ……親の借金のカタに……」
「うげっ」
あのボテ腹オヤジが、アニスみたいなガキにされてよがっている図……
想像するだけでそれは、俺を萎えさせるには十分すぎる光景だった。

「……」
心はすっかり萎えきってるのに、未だ下半身だけはうるさく自己主張してるのが、我ながら情けない。
「もぉ!! どーだっていーでしょ!! そんなこと!!!」
「あ!! ってて……いーから歯たてんなって!!!」
「ふんだ!! ルークが変なこと聞くからだよ!!!」
俺は慌てて、俺のものに噛みつくアニスの頭を無理矢理遠ざけた。
途端にアニスが、しゅんとした表情になる。
「……もういいだろ、アニス……」
このままアニスに抜いてもらっちゃ、俺もあのオヤジと変わりねーじゃねーか……
俺は情けなさのあまり、思わずアニスに言葉を漏らしていた。
「ルーク……」
「後はいつもどおり、自分で何とかするからさ」
「……」
アニスは黙りこくったまま、こちらに目を合わせようとしない。
「……やだ」
やがてアニスが、不貞腐れたように声を出した。
見るとアニスは、苦虫を噛み潰したような、やるせない表情を見せている。
「ルークは……あたしが……最後までするんだもん」
「アニス……」

アニスは急に、俺の胸倉につかみかかってきた。
「……悔しいんだもん!! ルークはいっつもティアティアって!!!
 こーでもしなきゃ、ルーク……あたしのこと全然見てくんないじゃん!!!」
「お、おいアニス……少し落ち着けよ」
「どーせあたしは……モースに……好き放題やらされてたもん!!!
 ルークみたいな貴族のおぼっちゃんにはつり合わない、傷だらけの中古女だもん!!!」
「だっ……誰もんなこと言ってねーだろーが!!!」
俺はだんだん、腹の中にむかむかするものが膨らんでくるのを感じた。
それは何だ? モースの奴が、アニスの女としての価値まで損ねたって言いたいのか?
アニスの女としての価値は、そんなことで損なっちまう程度のものってことなのか?
「う……うぅっ……ひっく……」
俺の胸元で嗚咽するアニスに、俺はそっと声をかける。
「……もうそうやって、自分を貶めるのやめろよ……」
「……」
「お前がモースの奴に何させられたか知ったこっちゃねーけどよ……
 んなことで傷つくほど、もろいもんじゃねーだろ? お前のプライドは……」
「……」

「だからよ……ほら……」
顔まで昇ってくる恥ずかしさに耐え、俺は更に言葉をつなげた。
「やってけよ……ほら……お前の、気のすむまで……」
「ルーク……」
アニスはこくっと頷き、再び俺のあそこに顔を近づけた。
「ん……んん……んちゅ……ちゅ……」
先ほどのじらすような動きとは違い、口内で俺のものを愛撫するアニス。
俺の肉棒に絡まる、たっぷりの唾液。
その感触に、俺は全身丸ごと暖かいものに包まれているような安らぎを感じる。
「んはぁ……ん……んぇろ……んく……ん、じゅる……っ」
アニスは更に唾液たっぷりの舌を裏筋あたりに当て、そのまま唾液ごとゆっくりと引き抜いた。
舌の表面がざらりと肉棒をなぞり、ざわざわとした快感の波が押し寄せる。
(さっき弱点を舌先で攻められたのもよかったけど……)
アニスは唾液をじゅぼじゅぼ言わせながら、口の中でゆっくりストロークを繰り返している。
(こうやって……口の中で愛撫されるってのも、また……)
口の中で絶え間なく襲いかかる快楽の波に、俺は徐々に我慢がきかなくなってきていた。

「んふ……あ……ルーク……」
ふとアニスが、こちらに訴えかけるような目を向けた。
「あんまり……出さないでよ……しょっぱいじゃん、これ……」
「あ……」
あまりの心地よさに、いつの間にか溢れてしまったんだろう。
口を離したアニスの舌から、俺のガマン汁がたらたらとだらしなく垂れ落ちている。
「し、仕方ねーだろ!? アニスが悪ぃんだからな」
「へーぇ……あたしのせいにするんだー……
 こーんなチビガキに舐められて感じてるくせに……ルークったらサイテー」
「わ、悪かったな……こんな最低な野郎で」
確かにこんな年端もいかねーガキにくわえさせてる地点で、文句を言えた義理じゃねーよな。
「……どーせ出すなら、さ。ほら、こんなんじゃなくて……」
「わーったよ。さっさと出して、さっさと終わりにしてやるよ」
「……その言い方も、どーかと思うんだけど」
愚痴を垂れつつも、アニスはみたび俺のを口に含んだ。

「ん、んんっ、ちゅ、ちゅぶ……っ」
先程よりも更に早いストロークで、俺のものを愛撫するアニス。
今までのただ感じさせるだけのフェラチオじゃなく、ただひたすら俺の子種を誘い出すための、
強く激しいストロークだ。
「ん、んく……あ、アニス……」
あまりの力に、思わずあそこが根元からひっこ抜けてしまいそうな、そんな感覚。
「んんっ、んふんんっ、んぁ……はぁ……っ、ん、んちゅ……っ」
見るとアニスも、顔を紅潮させ、苦しそうに目元に涙を滲ませている。
アニスが俺のために、こんなに一生懸命に頑張ってくれている……
そのことが、俺に更なる興奮を呼び起こした。
「んふぅ……アニス……ダメだ、もう、出る……っ!!!」
「んんっ!? ん、んんんっ……」
俺の言葉に、アニスが肯定とも否定とも取れぬうめき声を上げる。
だが、アニスがどう答えようが、これから俺のやることはもう決まっている。
アニスが俺のから口を離さぬよう、後頭部をぐっと押さえつける俺。
「ん、んんっ……る、るーく……っ!!!」
そのまま腰を浮かせ、アニスの喉元深くにあそこをねじ込み……

どくっ、どくっ……!!!
「!!!! ん、んふぅぅっ!!!!」
俺はアニスの喉元目がけ、俺の想いを存分に吐き出していた。
口内にどろどろしたものをぶちこまれる感覚に、涙目で必死に耐えるアニス。
「ん……んぇぇ……けほ、えほっ」
あんまり喉の奥まで突っ込んでしまったのが仇になったのだろう。
ひとしきり出した後、アニスは俺のものから口を離し、ひたすらむせこんた。
「んもぉサイアク……あんな喉の奥にぶちこむなんて……」
「わ、悪ぃ……アニス……」
正直逝く瞬間、アニスのことを気づかう余裕なんて全然なかったしな。
「んふふ……」
アニスは自分の手に吐き出した俺の精液を、いやらしい笑顔で見つめている。
「……ぁんだよ、アニス。気色悪ぃな……」
「べっつにー? これを植えれば、未来のファブレ公爵夫人の座はあたしのものーだなんて、
 これっぽっちも考えてないもーん」
「じゅーぶん考えてるじゃねーか!!!」
ったく、油断も隙もあったもんじゃねーな……
「何よぉルーク? そんなに不安だったら、こーすりゃいーんでしょ?」
「ちょ、ちょっと待てアニス!!」
俺の制止も聞かぬまま、アニスは掌にたまった精液をべろりと舐めとってしまった。

「う、うぁ……にっがー……」
精液のあまりのまずさに、思わず顔をしかめだすアニス。
「ちょ、バカアニス!!! ほら、さっさと吐き出せって」
「ん……んくっ……もう、飲んじゃったもーん」
額に脂汗を滲ませながら、アニスが作り笑顔を浮かべる。
ったく……一体何のつもりなんだよ、アニスの奴……
「んじゃ、おやすみルーク☆ また抜きたくなったら、またアニスちゃんが抜いたげるからねー♪」
「わーったわーった。せいぜい楽しみにしとくよ」
そのままアニスは、妙な笑顔を残したまま部屋を去ってしまった。
「……」
後に残されたのは、心地よい疲労感。
始めはお互い戸惑いながらの行為だったけれど……
いつの間にか、お互いすっかりこの状況に馴染んでしまった俺たちがいる。
「……ま、案外悪くねーかもな。こういうのも……」
俺はベッドの上で目を閉じながら、早くも次の超振動特訓はいつだろうかとか、
そういう下らないことに想いを巡らせていた。

(終わる)


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