総合トップ>SS一覧>SS No.4-092
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作品発表日 |
作品保管日 |
清らかな乙女、剥奪 |
371氏(18スレ目) |
クレス×ミント |
2006/01/01 |
2006/01/03 |
「…あれからもう、2年もたったのですね…」
母親の墓の前で、2年前に思いを馳せる女性がいた。
魔王――ダオスを倒してから、もう3年。
二十歳になった彼女は、どんな男性でも虜にできる美しさだった。
「…やっぱり、ここにいたんだ。ミント」
そんな彼女が思いを馳せる男性が、一人いた。
それが今、彼女に話しかけた男性――クレスだ。
彼女――ミントは、クレスに向かって微笑んだ。
「はい。…綺麗なお花をもらったんで、供えに来たんです」
その言葉に、クレスは眉を少しだけつりあげたように見えた。
「もらったって…誰に?見たこともない花だけど…」
「商人の方ですよ。今朝来ていたの、御存知でしょう?」
確かに、トーティスには毎朝、商人がやってくる。
だが、こんなところにわざわざ来る人間が、こんなに珍しい花を渡すか?
クレスはそんなことを考えていた。だが口には出さず、
「綺麗だね」
とだけ言って、微笑んだ。
「…ところで、クレスさんは何故ここに?」
「あ、そうだ。協会に、ミントと話したいって人が来たんだ」
「え…本当ですか?」
大変、というと、ミントはすぐその場を後にした。
場に残った、メリル・アドネードの墓をじっと見つめた。
(…やっぱり、チェスターに相談するか)
直後、彼はすぐにその場をあとにした。
村につくと、子供を外に追いやったチェスターが目に留まった。
「よぅ、クレス。どうした?うかない顔してよ」
チェスターもクレスが目に留まり、からかうように話した。
「あ、チェスター。その…君に、話があるんだ」
「話?ちょうどガキどもを追っ払ったところだから、別にいいぜ?」
「じ、実はさ…」
そういうと、クレスはごそごそ…とチェスターに耳打ちをした。
すると、チェスターは腕を組んで考えた。
「まあ…時間の問題だろうな。どうだ?今夜にでも」
なにを、とクレスは呟いた。
「あいっかわらず鈍い野郎だな…だからよ…」
チェスターが耳打ちすると、クレスの顔はたちまち真っ赤になった。
「そ、そんなことっ!! できるわけが…」
「いいんだぜ?俺はお前が、【ミントが他の人にとられると思うか】
って聞いてきたから、早めにお前のものにすればいいと思っただけだぜ?」
それは、とクレスが言うと、チェスターはニッと笑った。
「ま、お前が考えればいいことだ。せいぜい、がんばれよ〜」
そういうと、チェスターは自分の家に帰っていった。
その場に残されたクレスは、静かに協会を見つめていた。
(…今日の夜、ミントの家に行こう)
その夜、クレスは私服に着替え、ミントの家へと行った。
女性だからと、協会の隣に一つ、ミントの家を作ったのである。
こじんまりとしているが、人一人が暮らすのには十分である。
そんな彼女の家の前にたったクレスは、異変に気付いた。
「…んっ……ス…さんっ……」
中から、ミントの声が聞こえる。だが、喋っているという感じではない。
心配になりクレスは、窓にかかるカーテンの隙間から、
そっと部屋の中を覗いてみた。
(こ…これはっ!)
そこには清らかな乙女がすべきことではないことが映されていた。
スカートをめくり、下着を取り、割れ目に指を当てたがう乙女がそこにいた。
クレスはその姿に釘付けになり、さらに顔を近づけた。
「あぁっ…レス…さん…ぁひっ…ぅんっ……!」
割れ目に移動されている指の速度は次第に早くなり、
それはクレスにも十分わかった。
「ぁん…クレ……ん…!あぅ、あんっ…んんぅっ…!」
と、クレスは、ミントが誰かの名を呼んでいることに気がついた。
(ミント…誰を呼んでるんだろう?)
そして直後、自分が何故ここに着たかを思い出し、ドアの方へと戻った。
コン、コン。
はっ、とした彼女は、すぐに行為をやめ、
脱ぎ捨てた下着は着る時間がなくベットの下へと隠した。
「どっ、どうぞ…」
法衣のしわを整えた彼女は、慌てながらもいった。
まもなくドアがあき、その顔をみてミントは微笑んだ。
「クレスさん!どうしたんですか?こんな時間に…もう10時を回っていますよ?」
壁にかけられた時計を見て、ミントは不思議そうに言った。
だがその視線はクレスの顔を見ていない。
クレスがその視線にあわせると、それはクレスの股間であった。
そのとき、ミントの顔がひきつり、クレスはミントの足を見た。
つぅ、と、透明な液が、ミントの足をつたって、床に滴り落ちた。
「こ、これはっ…」
ミントがあせっていると、そんなことには構わずクレスは言った。
「…ミント。前から黙ってたんだけど…」
え、とミントは呟いた。
そのミントのそばにクレスが歩み寄った。
「クレスさん…?」
クレスは一呼吸置くと、ミントを見つめた。
「…君が、好きだ」
その言葉に、ミントは目を白黒させた。
そして、少々の間があき、ミントは口をあけた。
「…私も…クレスさんが、好きです」
すると、クレスはにっこりと笑った。
「…じゃあ、さ。これからする、っていうのは…嫌、かな?」
「え、えっ…?な、なにをですか?」
その言葉に、クレスはふっ、と笑った。
そして――ミントをベットに、押し倒した。
「…こうすれば、わかるかな?」
「く、クレスさ―――んむぅっ……!」
焦るミントの口を自らの口で塞ぎ、舌同士を絡めた。
くちゅ…くちゅり、くちゃ…
口内で、唾液がまざりあうのがわかり、ミントは顔が赤くなった。
「んぅっ…ぁん……あんぅ……」
(熱い…あぁ、クレスさん…クレスさん……!)
あれから5分ほどたっただろうか。
クレスは口を離し、間にはいやらしく銀の糸が光った。
「ははっ。ミントったら…いやらしいんだから」
怪しく笑うクレスに、ミントは顔を真っ赤にさせた。
「い、いやらしいだなんて―――」
「…ミント?僕…さっき、見ちゃったんだよ?」
そういうと、ミントのスカートに手をあてた。
「清らかな乙女が、あんなこと…しちゃ駄目だよね?」
そういうと、スカートをめくった。
「だ、駄目―――ッ!!」
そこには、下着を身に着けてないミントの秘所が、丸出しとなっていた。
「オナニーなんかしちゃって…駄目だよ、こんなに濡らしたら…」
そういうと、クレスは秘所に手を当てた。
「――っ!」
途端、ミントの体がびくっ、と跳ね上がり、愛液がとろり、と零れた。
「ほら、やっぱり…いやらしいんだから」
そういうと、秘所に顔を近づけ、割れ目に舌を運んだ。
ぴちゃっ
「ひぁぁっ!!」
ミントが悲鳴に近い声をあげると、クレスの顔に透明な液が散った。
それをなめとると、舌をさらに動かした。
くちゅっ、ぐちゅっ…ぐちゅりっ…ぐちゅ、ぐちゅ…
「ひあぁっ!ふぁあぁっ!あひぃっ、ふぅんっ!!」
ミントは完全に壊れ、秘所からは大量の愛液が飛び散った。
そして、クレスは舌を引っ込めると、自分の服を脱ぎ捨てた。
―――勿論、下着もである。
クレスは、自分のそそり立つ肉棒を、ミントの顔に押し付けた。
「…ミント。今度は、僕を気持ちよくさせてよ…」
グロテスクといえようそれを、ミントは口に含んだ。
ぴちゃ、ぴちゃっ…くちゅ、ぐちゅり…
舌で肉棒をなめ回す音が、部屋中に広がった。
「ああ…気持ちいいよ、ミント…っ…僕、もうっ…」
「……ぁふぅ…ん…! んぅっ!?」
クレスは肉棒をミントの喉深くに押し込むと、自らの精液を口内にぶちまけた。
「ミント…全部、飲むんだ…っ!」
根元まで加え、ミントはそれから出てくる液を精一杯飲むしかなかった。
(ぁ…熱…い……喉が、焼けそう…っ)
だが、それでも。吐き出すことがゆるされない今、全てを飲み込んだ。
クレスは肉棒を抜き、満足そうに一息ついた。
「けほっ、けほっ…!」
「ミント、よく飲んだね。ご褒美を、あげるよ…」
そういうと、ミントをベットへ寝そべらせた。
そして、まだ濡れている秘所に、再びそそり立った肉棒を当てた。
だが、肉棒は中には入らず、そこでとまっている。
「く、クレスさん…?」
「ミント?ほしいときはどうするか、教わらなかった?」
ミントの表情は固まり、なにも言おうとはしなかった。
「…やめても、いいんだよ?」
「そ、それはっ…!」
その表情を見て、クレスは言った。
「じゃあ、『おねだり』してくれるかな?」
「…く、ください…クレスさん、のを…」
ミントは小さい声でいうが、クレスはまだいれていない。
「…これくらい?」
そういうと彼は、亀頭のみを秘所へと入れた。
「ひゃあぁぁっ!!」
見る見る内に、クレスの亀頭は愛液まみれになり、クレスは薄く笑った。
「満足?抜いてもいいかな…―――」
「ま、まってぇ!」
ミントは必死に叫んだ。
「く、クレスさんの、熱いを…私の中に入れてくださいっ!」
「よく言えました…」
微笑むと、クレスは秘所にずぶり、と肉棒を差し込んだ。
「あぁあぁぁっ!」
「きつ…でも、処女じゃないんだ。コンドームでもあるのかな?」
「い、言わないで―――あぁっ!」
クレスは腰を深く沈め、ミントはただ叫ぶだけしかなかった。
ずぶっ、ずぶっ、ずぶずぶ、ずぶりっ!
「あんっ!ひぅっ!あっ、ひぁんっ!あぁっ!!」
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
肉棒を沈める度に声をあげ、肉棒を沈める度に彼女はイった。
そして、クレスにも限界が来た。
「ミント…イくよっ!!」
そういうと、彼はミントの腰をつかみ、一段深く肉棒を押し込んだ。
「くださいっ!クレスさんの精液を、私の中にっ!ひぁ、あぁあっ!!」
その言葉と同時に、二人は果てた―――。
一ヶ月後、彼らは結婚した。
それからというもの、行為も毎日のように繰り返した。
半月後。医者に見せると、赤ん坊がいることが判明した。
そんなとき、チェスターがクレスに言った。
「…なあ、クレス?もしかして、あの日の夜がキッカケか?」
するとクレスは図星だろう、「あ、あはは…」と、乾いた声で笑った。
「やっぱりかよ、おい…」
チェスターは苦笑したが、二人の幸せは誰よりも望んでいたのだから、誰よりも嬉しかった。
「あ、今日はミントと病院にいくんだ。じゃあね、チェスター!」
おぅ、と呟くと、チェスターは笑顔でクレスを見送った。
その二人の顔には、幸せがいっぱい満ちていましたと、さ。
完
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