総合トップSS一覧SS No.4-088
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 244氏(18スレ目) ナタリア 2005/12/31 2006/01/03

ナタリアの一人。案外不人気な姫の株が0、1セントでも上がれば幸いどす。

こんにちは、私はキムラスカ王国の王女、ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディアですわ。
今、婚約者であるルーク・フォン・ファブレのご自宅にお邪魔致しております。 行方不明のルークを案じるが余り、
彼のお母様―――つまり私の叔母様にあたる方が病に伏せられたという事で、多忙でどうしても行けない父の代わりに私が参った次第です。
と言いましても、数日前に彼から届いた伝書の旨を聞いてすっかり安心なされたのか、既に快方に向かっているらしいですわ。
先程、少しお話をしてきましたが、存外元気そうでした。
何でも、今日ルークが帰って来るから元気の無い顔を見せたくないそうですわ。やはり、優しいお母様ですわね、あの人。
さて今、丁度ルークのお部屋の前にいます。周りには誰もいません。ルークのお出迎えに追われているのでしょう。
そんなところに私の好奇心が湧いてきました。
・・・ルークのお部屋って、どんな感じなのでしょう・・・
私は誰に見せるでもなく、自分に戒めるように首を横にぶんぶん振りました。
確かに気になる事ですけれど、下手な好奇心で人のプライバシーを暴かないほうがいいでしょう。
・・・・・・あら? 何故私は勝手にドアノブを手にかけているのでしょう。止まりませんわ。あら、あら。
『ナタリアは【暴いてみたガール】の称号を手に入れました』

「ここが・・・ルークの部屋・・・」
大した飾りも無ければ、男の子らしい部屋の様相も見受けられませんわね。
まあ、男の子の部屋と言う物は、女の子らしくない部屋がそれなのかもしれませんけれど。
「・・・・・・」
正直なところ、私、今のルークは好きになれませんの。
王族の自覚に欠けていますし、我がままですし、横暴ですし、
二言目にはウザい、ウザいと・・・7年前までの彼は、これ以上にいないくらい素敵な男性でしたのに。
「ふぅ・・・」
7年前の事件が彼を変えたのでしょうか。記憶に障害があるからと言って、
何も知らない彼を7年間甘やかしすぎたから、彼は横暴に振舞う事が当たり前のように思ってしまっているのですわね。
「・・・・・・」
だから・・・いつかきっと、残りの10年間の記憶を取り戻せたら、彼は元に戻ると思いますの。
真剣に国の事を考えて、真剣に私を愛してくださった、彼に。

気が付けば私はルークのベッドに身を預けていました。
「あ・・・」
フワフワと彼の匂いが浮かび上がります。
(匂いは・・・変わってないんですわね・・・)
更に気がつけば、私の左手はドレス越しに左胸を下から包むように揉んでいました。
何とも言えない切ない感じが全身へ広がっていきます。
「ん・・・ふ・・・ぅ・・・」
揉みしだく度に切なさのようなものがキュッ、キュッと私の胸を締め付けるのです。
分かっていますわ。いけない事をしていると。それでも、止まらないんです。
乳首をキュッと摘まむと、軽い電撃が流れたように快感が全身を伝うのです。止まらない、止めたくない。

いつしか右手も、更なる快感を求めてスカートを捲し上げていました。
「ん、ふぁ・・・ぅ・・・ルー・・・ク・・・!」
僅かに愛液の染み出した秘部を隠す下着に、指を這わせます。
少し力を込めて割れ目をなぞると、指が下着ごと少し中に入ってしまいました。
布繊維が中の肉壁を擦って、快感に思わず嬌声をあげてしまいました。
その間も左手は休まずに乳首を弄り続けており、
すっかり勃起してしまった先端を指で丁寧にほぐすように摘まみました。
いよいよ下着の上からではもどかしくなってきたので膝のところまでずらします。
愛液が下着と割れ目から糸を引いて、窓からの光で少しきらめいた後、細くなって消えていきました。
「あッ!ん・・ぁあ!・・・ルーク!ルークゥ!」
右手の2本の指がキュウキュウと強く締め付ける膣内を押し広げるように入っていきます。指を少し動かすと、クチュッと恥ずかしい音が漏れて、
余計に興奮してしまいました。
今の私の前にはルークの男根が私の膣内を出たり入ったりしている映像が浮かんでいます。
寝そべった私に覆い被さるようにして。いわゆる『正常位』という体位です。
人間が性交渉を行う際はこれが一般なのですってね。家庭教師から聞きました。
残念な事にこれ以外は教えてくれませんでしたが・・・
そして、彼が優しい口ぶりで、「気持ちいい?」なんて聞いてくるんです。
「き、気持ち、イイッ、・・・です・・わぁ・・・」
幻想の愛しい人に返答を返します。実際は誰がいるでもなく、一人喘ぎ声を上げながら秘部を掻き回しているだけなんですけれど。
「俺も気持ちいいよ」彼がそう言います。そう言って、腰を振るスピードを上げるんです。
「ルーク、激しッ! や、あ!あああ!」
指がいやらしい音を鳴らしながら激しく中をかき混ぜ続けます。私は場所もわきまえずに嬌声を張り上げつづけていました。
体がビクビクして、気持ちよくって仕方ないんですの。けれど、それも長くは続きません。
何か、波のようなものを感じるんです。大きな大きな波が押し寄せてくるのを。
――もう、ダメですわ。

「ひああぁあぁぁあ!」
今日一番の快感が全身を駆け巡り、秘部から愛液が吹き出ました。
私はすっかり脱力して、荒い息が整うのを待ちました。
「―――床が、汚れてしまいましたわ」
シーツはほとんど濡れていないけれど、床が私の・・・その・・・愛液が・・・
「ルーク様が帰ってこられたぞ!」
白光騎士団の団員が大声を上げて中庭を横切りました。
驚いて思わず部屋を飛び出して応接室まで走りましたが、部屋の床は濡れたまま、
私自身、秘部の後始末も出来ておらずに、湿ったままに下着を穿いたせいで気持ちが悪いですわ。
ああ・・・どうしましょう・・・

スキット「ヘンな匂い?」
ガイ「おい、お前の部屋、なんか妙な匂いしねえか?」
ティア「この床に落ちてる液体のせいかしら」
ルーク「うわ、ホントだ。メイドの連中は一体何やってんだ」
ジェイド「・・・・・・・・・・誰かは知りませんが、お盛んですねえ」
ルーク「ん、なんか言ったか、ジェイド」
ジェイド「いえ、なーんにも」

終わり


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