総合トップ>SS一覧>SS No.4-084
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作者名 |
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作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
949氏(17スレ目) |
ルーク×ナタリア |
2005/12/28 |
2005/12/30 |
(ルーク…ルーク――)
「ん…んんっ―……うるさい」
「ルーク!起きてくださいまし」
「いでっででで…ってナタリアか」
飛び起きた瞬間、視界一杯に広がるナタリアの顔を驚きつつも…目をそらす。
「つねるなよ」
「つねりたくもなりますわ。私、何度もお呼びしましたのよ!しかもその態度気に入りませんわ」
隣に座り呆れたように、刺すような視線をナタリアは向けてくる。
「大体、何で俺の部屋に居るんだ…」
今はティアにも、ナタリアにも会いたくない…俺はっ
「貴方、最近ティアと何かありましたの?この間、貴方が帰ってきたと喜んでいたのが嘘のよう、とても落ち込んでいましてよ」
「それは…」
「なんですの?」
「………」
「……今日の所は帰りますわ。これ以上ティアを悲しませたら、私容赦いたしませんわよ」
「ナタリア、ま、待ってくれ…あの」
立ち上がるナタリアの腕を掴むと強引に引き寄せる。
「ナタリア、俺…俺ッ」
「ルーク!?何を…」
「俺、ティアがすきなんだ!」
「…まあ、呆れた。そんなことは本人の前で―」
「分かってる、だけど…」
「ルーク…きゃっ!」
引き寄せたままベットに倒し込む。そっと頬に触れ、そして形のいい唇を指でなぞる。
「けど、お前に触れたくて堪らないんだ…俺はルークだって、そう認識てるけど…アッシュなのかな?はは…」
「ルーク、放しなさい、ルーク!」
「あ、ご…ごめん」
「…私だって、貴方がアッシュだったら…そう思ったら切りがありませんわ。私はもう吹っ切っりましたわ。けれど、貴方がそれでは私は…」
「ナタリ…」
発した言葉を飲み込むようにナタリアが口を塞ぐ。言葉を、息を吸い尽くすと、そっと唇を離す。
「今だけ、アッシュになりませんこと…それで貴方が済むのなら、私は構いませんわ。私も、アッシュが欲しいですわ…」
「ナタリア…」
長く、深い…口付け。それを合図にルークは器用に上着を脱がすと、胸の双丘の突起に口をつけ、舌で転がす。
「ル…アッシュ」
そのまま服を全部脱がすと綺麗なティアとは違う肢体がより自分を煽った。
乳房を揉みしだきながら舌でゆるゆると秘部までなぞる。
「あっ…」
隠れた突起を舌でなぞると、ナタリアは短い嬌声を上げる。何度も執拗にそこを刺激すると熱い液体が無尽蔵に溢れ出し、唾液と舌で卑猥な音を立てる。
「いい…か」
「きて…アッシュ!」
限界を当に過ぎたいきり立った自分のモノを秘部にあてがう。ゆっくりと確実に飲み込んでゆく。
(くうっ…)
先端を飲み込まれただけで果てそうになる…このまま全てを、全てを
「アッシュ…?」
「……きない」
入っていた部分を一気に抜くとナタリアが悲鳴を上げる。なにやってんだ俺…
「ごめん、出来ない…俺、やっぱりあいつじゃないから出来ない」
「ルーク…」
「お前のこと傷つけちまったな…ごめん、ごめん…一人にしてくれ」
「ルーク…私は…」
「ごめん、ごめん…っ」
ナタリアが自分から離れていく事を背中越しに感じる。本当にバカだ俺は…こんな気持ちで抱こうとするなんて。
「私は、気にしませんわ…むしろ望んだのは私ですから」
一言残すと、ナタリアは部屋から出て行った…
「くそっ…」
――……
「何で、ナタリアが泣いてルークの部屋から出てくるの…」
反射的に隠れてしまった。見つかってはいけないそんな気がして…
「ルーク…」
どうしたらいいか分からないままティアは立つ尽くしていた…
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