総合トップ>SS一覧>SS No.4-071
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
メロン談義 |
271氏(17スレ目) |
エロ無し |
2005/12/20 |
2005/12/30 |
「メロンよりスイカの方が良くないか?」
街から街への移動中、ふとガイが真剣な面差しで問う。
「な、何だよいきなり」
「まあ聞いて驚け。世の中には“スイカップ”って言う伝説のバストが有るんだ。
見る限りティアは相当の巨乳で美乳だし、メロンにしておくのは勿体ないと思ってな。
それに“メロンカップ”じゃ語呂が悪いだろ?どうせ形容するならそっちの方が良いと思うんだが」
「…別にカップ付ける必要無えだろ。まあ、確かに良い胸してるとは思うよ。スイカは行き過ぎだけど」
「男の浪漫が分からない奴だな。ものの例えだよ、大きさを表せれば良いんだ」
「でもスイカはなぁ…何か固そうだし」
「メロンも似たようなもんだろうが。そうだな、この二つ以外なら何が良いと思う?ルーク」
「俺かよ?!いきなり振られて思いつく訳ないだろ?」
「お前の理屈でいけば、野菜系は固いものばっかりだしな」
「そうだよな。あ、肉まんとか桃まんとか良いんじゃないか」
「ああ、それ良いかもな。サイズに難有りだが、何より柔らかそうで美味そうだ!」
「決まりだな!」
背後から迫る殺気には一向に気付かないまま、呑気な男二人の楽しげな声が響く。
「二人共、随分と楽しそうですねぇ」
「何だよ。ジェイドも参加したいのか?」
「遠慮させて貰いますよ。この中で唯一の回復術を持つ、ティアの不興を買う事は避けたいのでね」
「は?」
「…あなたたち、命が惜しくないようね」
「「 !!! 」」
地の底から響くような低音の声と、辺りを漂う殺気に足がすくむ。
振り向けばそこには阿修羅の如き…いや顔は普段通りに無表情なのだが、
その代わり全身から只ならぬ威圧感を放つティアが腕を組んで立っていた。
「ティ、ティア?!!」
「本当に最低。こんな時に何を考えてるの?」
「ご、ごごめん!!ちょっとした悪戯心で」
「もう知らない!」
その後街に辿り着くまで何度か敵に行き会ったが、件の二人はHPが二桁になるまで回復もフォローも一切貰えなかったと言う。
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