総合トップ>SS一覧>SS No.4-067
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
290氏(17スレ目) |
セネル×クロエ |
2005/12/17 |
2005/12/17 |
「クロエ、自分でやってみせて」
さんざん舐めて煽って、イく寸前で口離し、そう言い放つ。
快感に翻弄されて、まともな思考力を手放したクロエは、手で自身の性器を擦りはじめる。
「気持ち良いか?」
「っ、く」
擦る手が早くなる。俺の唾液で濡れたそれを、撫でるのを見てまた興奮した。
クロエは性欲に嫌悪感とかありそうで、なのに身体はやらしいのな。
指を一本入れてやる。他人から加えられたその刺激であっけなくクロエは果てた。
「う、あ」
びくんびくんと震えて愛液を零す。それを掌で受け止めてやった。
「…」
「舐めて御覧」
口許に手をあてる。嫌そうにそれでもぺちゃりと舐めるクロエのその表情にそそられる。
「ハ…つーか俺の舐めて」
欲情。そんなモノに左右されて。
もう立ち上がったのをズボン下ろして差し出すとクロエはすぐにしゃぶりついた。
「うわー…やらしー」
クスリなんてそんな簡単に効くわけないと思ってたけど訂正するわ。すげーすげー。効くんだね。
リミッタ−外してやったらやらしい女だなクロエは。
「…う、…ッン」
唾液と舌で、一生懸命俺のなんとかしようとしてんのが可愛らしかった。
「へへ…気持ち良いよ」
顔を離させる。見上げる視線にとびっきり甘く笑い掛けて。
「射れてあげっから」
「え…」
一回イかせた後だから全身スゲエ敏感になってるんだな。触って、撫でて、んでも性急に。
充分濡れそぼっているが、無駄にローションなんか使って。
ひんやりとした液体の感触に身体がびくんと震える。
「あーいーのいーの。気持ちイくなるから」
指にたっぷりつけて目的の箇所に押し込んで。グリっと動かしてやる。
「ア」
「きもちんだ?クロエはやらしーな」
そもそもなんでこんなことしてんのかというとまあ痴情のもつれというか、やろうやろうと誘いかける
俺にこいつがそんなセックスの事ばかり考えてるなよとか言ったからなんだけどな。
やらしてやろーっつってんのにその言い種はなんなんだよ。と、かるーくお仕置きを。自分だってどんだけやらしーのか
解らせてやろうと。クスリはジェイから買いました。あいつ、すんげーふっかけてくんだよな。
しかも“何ですかあなたそれ飲んで自分で腰振るの”とかって。
ヤダヤダ俺はそんなクスリでぶっとぶのなんかまっぴらだね。快感は知覚したいじゃん。俺には必要ないんだ。
ローションが体温であったまって、ソコがこれ以上に無いって程ぐちゅぐちゅになる。やらしい。
「まあなクロエ、わかるか?愛ゆえに愛欲が湧くんだよ」
こんな状態のクロエにそんな事語りかけても仕方ないんだけどさ。
ベッドをぎしりと軋ませて、クロエの上にのしかかる。手で握って先端あてがって、ぐ、と腰沈める。
「は…ッ」
「どうだ?ほら、入ってるぞ」
「う…」
震えるその目蓋にキスして。はじめはゆっくり、でも性欲には勝てずどんどん強く腰動かして。
汗が落ちる。クロエはその慣れない感覚に戸惑ってたけど、直ぐに快感に攫われた。シーツとか握りしめてんの。
あー、きもちいいんだなーって。
涙が溢れたのでそれも舐めてやった。これは多分きもちくて泣いてるわけで。ああ、かわいらしい。
その間も腰は止めずに。結合部から溢れる濡れた音。シンとした部屋に響いて。
キスしたら懸命に答えてきて。そんでうわごとみたいにセネル、って名前よんできたので、頭撫でてやった。
俺に抱かれてるって事は自覚してくれててよかった。嫌じゃん、他の奴の事とか考えてたら。
「好きか?」
主語のない言葉に、それでもクロエが頷いてくれたのが嬉しかった。冬の夜の真夜中の話。
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