総合トップSS一覧SS No.4-053
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
冷たい風が吹く夜だった ゴメス氏 触手×コレット 2005/11/30 2005/12/03

ヘイムダールには、冷え切った風が吹いていた。
真ん丸い綺麗な月は残念ながら見えず、村は真っ暗な闇に包まれていた。

・・・宿屋の外にある階段に腰掛け、ある一点をじっと見つめている金髪の少女・・・コレット。
彼女の視線の先には、茶色い髪をした少年・ロイドと、ピンク色の目立つ髪をした少女・プレセアがいた。
唇を噛み締めてコレットは俯く。

―何でロイドは、プレセアなんかを選んだの・・・―

コレットはそう思っていた。
表面は輝く笑顔でも、内面はプレセアに対する嫉妬と憎悪で黒々と染まっているのだ。
ずっと大好きだった人が、途中からパーティに入った人間に奪われたら、きっと誰でもこうなるだろう。
だが、これを表面に出せない・・・コレットの様な人だったら、ストレスに押しつぶされてしまう。
イライラが募って、コレットはモンスターの事も忘れてチャクラムも持たず、ただストレスから逃げたくて。
彼女はトレントの森に逃げ込んでしまった・・・。

冷たい風がコレットの頭を冷やす。
しばらく走ってやっと彼女は気付いた。自分の入った所がどんな危険な所なのか。

「・・・あ・・・!トレントの森・・・!どうしよう・・・帰らなきゃ!」

反転して後ろを向き、走り出そうとしたコレットの右足に、何かが絡まる。
当然彼女は転んでしまう。

「きゃっ!・・・な・・・いやっ!」

恐怖と寒さでガタガタ震え、泣いて怯えるコレットを見下ろしていたのはアルラウネ。
そしてコレットの足に絡まっていたのは、アルラウネの触手だった。
アルラウネは続いてコレットの両手と左足を拘束し、空中に持ち上げた。
コレットが天使術を詠唱しようと羽を出すと、すぐさまアルラウネは彼女の口に触手をねじ込む。

「んーっ・・・んんーっ!んむ・・・んんん〜っ!」

もがくコレット。
しかしアルラウネの力は強く、触手は振り解けなかった。

「〜♪〜♪〜♪」

アルラウネが不思議な葉を使って音を出すと、木の陰や上などからアルラウネが大量に出現した。
それを見て目を見開き、体を先ほどよりも強く震わせ、打開策を考えようとするコレット・・・。

だが恐怖に埋め尽くされた彼女の頭では、何も考え付く事は出来なかった。

・・・そんな中、拘束しているのとは違う、もう1人のアルラウネがコレットに歩み寄る。
そして何本もの触手を器用に扱い、コレットの衣服を取り払った。
・・・次の瞬間、全てのアルラウネの触手が、一斉にコレットに襲い掛かった。

(食べられる・・・!)

ぎゅっと目を閉じて死を覚悟するコレット。
・・・しかし、彼女が感じたのは痛みや気持ち悪さではなく、胸やヴァギナ、尻などに触れる冷たい感触だった。
瞳を開いてみれば、緑色の触手がたくさん、自分の体中を這い回っている。
乳首を突っついたり、胸全体を捏ね回したり、太股を撫で上げたり、ヴァギナの割れ目をなぞってみたり・・・。

「んぅっ・・・!んふっ、むぅうっ、ふぅぅぅっ!」

想像以上の快感がコレットを襲う。
気持ち悪さが、少しずつ快感に変わっていくのが分かった。
コレットの脳内でアルラウネ達の触手はロイドの手や舌に変換され、
それが余計にコレットの快感を増幅する。
彼女のヴァギナから、だらだらと愛液が垂れて来ていた。

くちゅ、くちゅ・・・つぷぷ・・・ズルッ

アルラウネは触手を何本か絡ませてペニスの様な物を形成し、それでコレットのヴァギナをいじる。
割れ目をなぞるだけでなく、先端を挿れて、抜いて・・・という行為をくり返す。

コレットの手足を拘束していたアルラウネも我慢できなくなったのか、口にねじ込んでおいた触手を抜いて、
乳房を捏ね回した。それがたまらない気持ち良さを生み出して、コレットは嬌声をあげる。

「あっ、あっ・・・ん!いいっ!気持ち良いのぉっ!もっと、もっとして・・・ロイド!」
「コレット!」

コレットが『ロイド』と言った瞬間、ロイドとプレセアが駆けつけてアルラウネの触手と本体を斬った。
支えを失ったコレットは、どさっと言う音と共に地面に落ちる。

「ロ・・・ロイド・・・。」
「コレット・・・お前、そんな淫乱だったんだな・・・。」
「ちょっと、軽蔑しました。」
「ち、違っ・・・!」

コレットがロイドとプレセアを見上げて、激しく首を振って否定する。
二人の視線は、彼らの体を冷やす風よりも冷たかった。

「ま・・・俺は淫乱なコレットも良いけど、モンスターに犯されて感じる様なコレットにはお仕置きが必要だよな?」
「はい、ロイドさんの言うとおりですね。・・・というわけで、覚悟してくださいね、コレットさん。」
「え・・・!?」
「・・・さて、充分濡れてるから、前戯は良いよな。」
「では、早速やりましょうか。」
「ああ。」

戸惑うコレットを無視して、ロイドとプレセアはサクサク話を進めていく。
ロイドはズボンを脱いで自身を晒し、プレセアは斧を引きずってコレットの後ろに回り、斧を置いてから彼女を膝立ちにさせた。

「え・・・え?何・・・?何、するの・・・!?」

コレットは、ロイドの行動は分かったが、プレセアの行動は理解できなかった。

疑問が多すぎて混乱するコレットを再び無視して、ロイドはペニスをコレットのヴァギナにあてがう。

「いくぜ・・・。」

一言言うと、一気にコレットの中へペニスを突き入れた。
ブチッという音と共に、コレットとロイドの結合部から鮮血が溢れ出す。

「きゃあぁぁ・・・むぐっ」

大きな声を出さない様にと、ロイドがコレットに口付ける。
コレットは痛くても痛くても、今ロイドと繋がっていられるだけで幸せだった・・・が。
彼女は、今自分の尻の辺りにある木の感触が気になっていた。

「さて、行きましょうか・・・。覚悟してください、コレットさん。」

プレセアの声。
そして、コレットは自分の尻に木が入ってくるのを感じた。
斧の柄だ。

「んぅ!・・・んん、ぅ・・・!」

痛い。でも、気持ちいい。
ロイドはペニス(腰)を、プレセアは斧を容赦なく動かす。
クチャ、グチャ、という音や、ズリュッ、ズリュ、という音が聞こえる。

「・・・ふぅぅん・・・。」

ロイドが唇を離し、片手でコレットの背を抱き、もう片方の手でコレットの乳房を捏ね繰り回す。
そして・・・ロイドの腰を振る動作が激しくなる。

パンパンパンパンパンパン!

二人の腰がぶつかり合い、大きく響く音を奏でる。
コレットは前も後ろも激しく突き上げられて、もう失神寸前だった。

「あぁぁぁぁっ!あっ、あんっ!いい・・・ロイド、ロイド!感じる!ロイドもプレセアも・・・好きだよ!」
「くぅっ・・・よく締まる・・・。お仕置きもラストスパートだ!」
「はい、ロイドさん!」

ロイドの号令で、更にプレセアの動きが速くなる。
固い斧の柄でアナルを突き上げられて、コレットはどうしようもなく感じていた。

そして・・・。

「・・・イくぞ!しっかり飲めよ!」
「うぐっ!?」

ロイドは射精寸前でペニスを抜き、コレットの口に突っ込んだ。
コレットの口内に溢れる精液。
苦くても、ロイドの為にとコレットは全部飲み干す。

「・・・ごくんっ!・・・は、ぁ・・・ロイドの、美味しい・・・。・・・私も、イきたい・・・。」

そのコレットの言葉を聞くと、ロイドはプレセアに目配せをして斧を抜かせる。

「ああ、良いぜ・・・。イかせてやるよ。その代わりプレセアもイかせてやってくれよな?」
「それでは、お願いします・・・コレットさん。」

ロイドはコレットを仰向けに寝かせ、彼女の細く白い足を持ち上げ、ヴァギナに軽く口付ける。
プレセアはスカートを捲り上げて、愛液の滴るヴァギナをゆっくりとコレットの口に近付け、密着させる。
下着は付けられていなかった。

「お前のも全部飲んでやる・・・。」
「全部、飲んでください・・・私のも。」

ロイドはコレットの中に、コレットはプレセアの中に舌を挿れ、激しく中をかき回す。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!

「あぁん!あはっ、ぁ!イイです、コレットさん!」
「っ!」

コレットはプレセアに快感を与えつつも、ロイドが与えてくれる快感も感じていた。
そして、余りに上手いロイドのテクニックに、すぐに絶頂を迎えた。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
「!ごくっ、ごくっ・・・。・・・ふぅ・・・。美味いぜ、コレットのエロい汁もな。」

ロイドはコレットの愛液も全て飲み干し、プレセアの様子をちらりと見やる。

「あん・・・イくっ!イっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
「んっ・・・!・・・くっ、こく、ごくん・・・。」

プレセアも結構速いタイミングで絶頂を迎えた。
コレットもしっかり、一滴も残さずに飲み干すことが出来たらしい。

「はっ、ぁ・・・。」

ニヤニヤ笑うロイドに、微笑んでいるプレセア。
コレットも二人の笑みに答える。

三人の、そしてトレントの森の夜は、まだまだ続くのだった・・・。


<おしまい>


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