総合トップ>SS一覧>SS No.4-047
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
最初で最後の最悪な夜 |
腹黒堕天使氏 |
ゼロス×しいな |
2005/11/26 |
2005/11/29 |
「はぁ〜凄い雪だねぇ」
しいなは窓辺に腰掛け外を眺めながら熱い紅茶を飲んでいた。
今は大怪我をしたアルテスタを助ける為医者を呼びにきた後でロイド達と宿で留守番をしていた
コンコン
誰かがドアをノックした
「開いてるよ〜」
そう言うとドアが開き一緒に留守番をしていたゼロスが入ってきた
「どうしたんだい?」
「退屈だから遊びにきたんだよ」
ゼロスは中に入りドアを閉め、しいなが外を眺めてる隙に即座に鍵をかけた
「おぉ!美味そうなの飲んでんじゃん俺様にもくれよ」
「いいよ、今入れてくるよ」
しいなは立ち上がり棚からカップを出すと備え付けられていたポットからお湯を注ぎだした
(今のうち)
しいなが背を向けてる間に今度はしいなのカップの中に白い粉を混ぜた
「そういやロイドの奴一人で出かけたみたいだぜ」
「へぇ〜こんな雪の中どこ行ったんだろうねぇ」
しばらくの間2人は他愛もない会話をしていた。
暖かい紅茶を飲み宿屋の名前が彫ってある一口サイズのチョコを食べながら思い出話などに花を咲かせていた
「ん・・・なんだか眠くなってきた」
だが1時間ほどしてしいなは強烈な睡魔に襲われた
「んじゃ寝てていいぜ、俺様が片付けておくからよ」
「そうかい・・・じゃあ頼むよ」
しいなはそのままベットに倒れるように飛び込みそのまま眠ってしまった
「無防備っつーか無用心っつーかもう少し警戒しろよな・・・」
ゼロスはカップを片付けると寝ているしいなの顔を覗き込んだ
「部屋に男を入れてそのまま眠っちまうなんてよ、なんかあっても責められないぜ」
実はゼロスがしいなのカップに入れた白い粉は睡眠薬で、
そんなものを盛られたことに気づかなかったしいなはそれを飲んでしまったのだった
「んん・・・」
「よう!起きたか」
しいなが目を覚ますとゼロスはまだ部屋にいた。だがなにか様子がおかしい
「今の自分の状況をよ〜く考えてみるんだな」
「今の・・・えぇ?」
しいなが体を起こそうとしたら腕に絞めつけられるような痛みが走った
「な!なにこれぇ!」
なんと、しいなの両腕がベットに縛り付けられ帯は解かれ上着も脱がされていた
「おいおい暴れるなよ、そんなに暴れたらお肌に傷がつくぜ」
「ゼロス!あんたの仕業だね!どういうつもりだよ!」
「どういうって“いいこと”するつもりだけど」
「なに言ってんだい!早く解いておくれ!」
「嫌だね」
ゼロスはしいなの腰に手を伸ばしスパッツに指をかけた
「観念して一緒に楽しもうぜ」
「嫌ぁ・・・」
しいなの体が小刻みに震えている。ゼロスはわざとゆっくりと下着と一緒にスパッツを下ろしていった
「可愛い形してんじゃないの〜」
無理矢理足を広げ秘部に顔を近づけると恥ずかしさからかそこはヒクヒクと動いていた
「ゼロス・・・どうして・・・」
しいなのか細い声が聞こえた
「いつもの威勢はどうしたんだよ、アホ神子!とか言って蹴っ飛ばすくらいしてみろよ〜」
ゼロスはしいなの腹の上に跨ると笑いながら短剣でサラシを切り裂いた
「やっぱお前の胸はすげ〜な〜」
「や!」
しいなの体がピクンと反応した。ゼロスがしいなの胸を掴みピンク色の突起物を口に含んだ
「生まれ変わったらお前の赤ん坊にでもなろうかね〜毎日こうやって吸ってられるんだからよ」
勢いよくしゃぶられ舌先で転がされ甘噛みされたそれはピンと立ち徐々に固くなってきた
「感じてるんだろ?気持ちいいって言えよ」
「やめて・・・こんなことしたくない・・・」
震える声で懇願するもゼロスは聞き入れず黒く生い茂っている草むらの中に顔を埋めた
「あ・やあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ピチャピチャと大きな音を立てて湧き上がる汁を舌で舐めている。汁はドンドン量が増えていった
「やぁん!やだ・・・やめっあっあぁぁぁぁ」
シーツはまるで漏らしてしまったのではないかと思われるくらいビショビショになってしまった
それもゼロスが絶妙な舌使いでしいなをイかそうとせず寸前で止めていたからだ
「はぁん!あっふうん!」
今までに感じたことのない衝撃にしいなは気が狂いそうになりゼロスが下の口に大きく固いものを当てていることにも気づいていなかった
「おらぁ!」
「あーっ!」
しいなは頭の中が真っ白になった体の中に走る強烈な痛みと股の間にある異物感
「あぁ・・・」
そのことに気づいたときにはゼロスのモノは根元まで埋まっていた
「しいな、お前たった今女になったんだぜ」
ゼロスが意地悪そうな顔でしいなの顔を覗き込みそのまま唇を奪った
「ん・・・」
腕が拘束されているしいなは逃げることもゼロスを押しのけることもできず自分の意思とは無関係に全てを奪われてしまった
「まだまだ終わらないぜ、むしろお楽しみはこれからだ」
互いの体を繋げたままゼロスは体を起こししいなの両足を脇に抱えた
「ほらほらほらほら」
「あ!あぁぁぁぁ!」
腰を激しく左右に振るとグチャグチャという音と共にしいなの喘ぎ声が部屋に響く
「こんなの序の口だぜ」
「うあぁぁぁぁぁぁ!」
上下に腰を動かしピストン運動をすればしいいなの胸も上下に揺れている
「そろそろフィニッシュだぜ」
「やあぁぁぁぁん!」
ゼロスは何度も何度も入り口近くまで抜き奥まで激しく貫き続け、しいなはその痛みに耐えるしか術はなかった
「なんでこんなことしたんだい・・・」
疲れて横で寝ているゼロスにしいなは尋ねた。いくら女好きのゼロスでもこんなことをする男だとは思ってなかった
だからしいなも口先では色魔だ歩くワイセツ物だと貶しても心の中ではゼロスを信じていた
「なんでだろうな・・・」
しかしゼロスは答えず天井を見つめたままなにかを考えていた
「あんたなんか嫌いだよ・・・」
「そうかい」
そこで会話は止まった。ゼロスは泣いているしいなを自分の厚い胸板に抱き寄せた
「俺様は恨んでも子供は恨まないでくれよ」
しいなの耳の声でゼロスは聞こえるか聞こえないかの小さな声で囁いた
「この・・・バカ野郎!」
それから数日が経ち世界は一つに統合され両世界がマナを搾取しあう関係は壊された
そしてこの日ゼロスの葬儀が行われた。フラノールでの翌日ゼロスは仲間を裏切り救いの塔で戦い息絶えた
「あたしは絶対にあんたを許さない・・・」
自分の心も体も全てを傷つけそのまま逝ってしまった男をしいなは許すことができなかった
「この償いはあんたの子供にしてもらうからね」
真新しい墓標に軽く蹴りをいれ、少し大きく膨れたお腹を擦りながらしいなは墓地を後にした・・・
〜お終い〜
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