総合トップSS一覧SS No.4-006
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 792氏(15スレ目) ジェイ×ノーマ 2005/10/13 2005/10/14

「かーっ!やっぱ姉さんは、グラマーじゃのー」
「いきなりどうしたんだよ…」
ウェルテス内のセネルの家にて、モーゼスがいつものように本能剥き出しのコメントをする。
そんなモーゼスに対し、溜息まじりに言葉を交わすセネル…。
「ワレには分からんか?あれは…男のロマンじゃ」
「………」
訳の分からないモーゼスのロマンを小耳にはさみつつ…
セネルは旅の身支度を整えていたのだが…
「セの字!」
何やら深刻な顔をしてモーゼスが名を呼ぶものだから…
思わず動いていた手が止まる…。
「な、何だよ?」
いつになく深刻な顔を近付けてくるモーゼス。
セネルは、何を言われるのかと、身を構える。
「…そのぉ…ワレは嬢ちゃんとどこまでいっちょるんじゃ?」
「!?」
耳元で問うモーゼスの言葉に異常なまでに反応するセネル…。
深刻話だと思っていたのだから無理もない…。
いや、モーゼスにすれば深刻な話なのかもしれないが。
「ワレら二人で暮らしてたんじゃろ?当然…何かしらはあったじゃろ…」
「当然って…。お前と一緒にするな!俺とシャーリーは…そんな関係じゃない!」
セネルは照れからか、モーゼスの訳の分からない質問にむきになって否定する…。

「…コソコソと二人して何をしてるんですか?」
「!?」
突然、後ろで声がしたものだから、体が飛び上がるくらいの驚きをみせる二人。

「ふぅ。何じゃ、ジェー坊か」
「あなたに何だとは言われたくありませんね。
そんなことより、一体何の話です?」

ジェイは、二人があまりにも深刻な顔をしていたので、何か重要な話でもしていると思ったのだろう。
好奇な目で話の内容を尋ねてくる。
「ジェー坊には、まだ理解できない話じゃ」
「?おかしな事を言いますね。モーゼスさんに理解できて、僕に理解できないものなど、この世に一つもありません」
自信気に言い切るジェイ。
そんな彼の姿を見て、モーゼスは頭を掻きながら仕方なしに話を続ける…。
「ほんなら…ジェー坊は、もう済なのか?」
「はっ?」

済?


「女と契りを交わしたか…っちゅーことじゃ!」
「な、な、何を言ってるんですか!」
モーゼスの言葉に赤面するジェイを見て…
「クカカカッ…ほーじゃのー。ジェー坊のちっこい体じゃ不可能な話じゃったのー」
とモーゼスは笑う。
体の事を指摘されるのを、特に嫌うジェイ。
いつもは冷静な彼であっても、モーゼスの言葉は腹が立つものに違いなかった。
「バ、バカにしないで下さいよ。僕にだってそれくらい簡単です。」

「おっ、おい!」
今まで二人のじゃれあいに一歩置きつつ、様子を伺っていたセネルは、いつもの冷静さを失っているジェイに、声をかける…。
しかし、ジェイは聞く耳持たずといった感じに、モーゼスとの話を進める。
「ほー。ほんなら誰かと簡単に済ませてもらおうかのー。ほしたら、もう、ちっこいとかバカにせんわ。」
「望む所です。」
モーゼスに上手くのせられたな…。
心の中で、セネルはそう思ったが、自分に火の粉が回るのはごめんだというのが正直な所。
その場は、何も言わないでいた…。


                □    □    □


我ながらバカな事を言った…。

ジェイがそう思うまでに、時間はかからなかった。
しかし、冷静ではあるものの、負けず嫌いなジェイ…。
おまけに、あのモーゼスとの張り合いである…。
このまま、何もしなかったら、あの下品な笑い声で笑われるに決まっている…。
いつもバカ山賊とバカにしているだけに…モーゼスに馬鹿にされるのだけは我慢できない。
ジェイは、そんな思いから、不服ながらも覚悟を決めていく。

しかし…誰かと簡単に済ますと言った所で…一体誰と行えば良いのだろうか…。


ここはやっぱり、グリューネさん?
いやいや…さすがにグリューネさんと自分では、体の差がありすぎる…。

では、クロエさん?
…きっと怒られますね。

シャーリーさん?
身体的には良いのですが、セネルさんにどやされます…。

……。


                □    □    □


日付も変わろうとしている頃、ジェイは、ある部屋を訪ねていた。
昼間は賑やかな町でも、深夜ともなれば、人一人として出歩いておらず、静まりかえっている。
しかし、灯台の町だけあって…いつまでも明かりが燈している。そのため、町の雰囲気は明るい。


−コンコン−

「……ぐぉぉ」
「…………」
部屋をノックしたものの、中からの応答はない。
無理もない…。
就寝時間の真っ只中である今この時…
おまけに自分達は、毎日これでもかというくらい魔物との戦闘を行っている…。
そんな中、訪問されるなどと誰が思うか…。
…万一に供えているのはウィルぐらいなものだ。


モーゼスに馬鹿にされる以前に自分のこんな行動の方が馬鹿げている。
ジェイはそんな考えたから、自分の家へと帰ろうとしたその矢先、ガチャと音を立てて、宿屋内のある一部屋のドアが開かれた。
「の、ノーマさん」
部屋からは、ボサボサ頭のノーマが現れ、眠い目をこすりながらも、突然の訪問者に対応しようとしていた。
「ふぁぁ〜。?ジェージェー?どったの、こんな時間に?」
旅の途中でも、一度寝てしまうと起きないノーマが、あんな小さなノックの音で起きてくるとは、正直意外であった…。

「よく、気付きましたね」
「えっ?あぁ〜!まっ私、凄腕ハンターだし?野宿する事も多かったからね。ちっちゃな音にも敏感なのよ!」
「その割には、いつも起きませんけど。」
「…ぅっ。…ってかぁ、こんな時間に一体何なのよぉ」
今更ながら状況に気付いたという感じにノーマは、ジェイの突然の訪問理由を尋ねてくる…。
それに対して、ジェイは言葉が出てこない。
覚悟を決めての訪問だったはずなのに....。
ノックをした後の、しばしの沈黙が彼の決心を揺るがした。
むしろ、部屋からノーマが出てこなくて正直安心したぐらいだった。
今更、どうしろと言うのだろうか。
「................。」
「ん?.....何?この沈黙。」
こんな時間の訪問である。
ただ事ではないと、いつもお気楽なノーマでさえ思ったものだ。
しかし、ジェイからの返答はない。
「....だぁ〜も〜!何なのよぉ〜!用がないなら明日にしてよぉ〜!疲れてんだからさ」
「いえ....あの....。」
そう、ノーマの言うとおり、このまま帰ってしまえば良い。
先程、モーゼスとこんな約束をした事が馬鹿げているのだと思ったばかりではないか。
ただ....こんな時刻に、ウェルテスまで出向き....ノーマにも会う事が出来た。
このまま何もしないで帰るとなると...何となく気が引ける。

「........えっとですね....。」
「...............?」
「......そのですね......。」
「.....だぁから〜何さ!....っまさか!?」
ノーマは、何を思いついたのか...ジェイから距離を一歩置き、部屋のドアに身を隠すように立つ。
「........ノーマさん?」
「まさか!!ジェージェー!私の貞操を奪いに....。」
「...........。」
「.....って....いつものツッコミがない。」
いつもお気楽なノーマだが、時々鋭い所をつく。
彼女の言う通りであったのだから、突っ込むも何もない...。
「.....マジ?」
ジェイはコクリと頷く。
ノーマはそんなジェイの返答を見るやいなや...
いつものオーバーリアクションと共にズザーッっと後ずさりする。
「ちょっとジェージェー!どったの?こんなのジェージェーじゃないじゃん」
確かに....。
自分らしくないと自分でも思うものだ。
「ってかぶっちゃけ、そんなちっちゃい体でできんの?」
「.........。」
やっぱり、ノーマを相手にして正解だとジェイは思った。
彼女なら、今からするであろう行為をしても後腐れなさそうである。
おまけに、あのバカ山賊によく似ていて、自分の腹が立つ言葉をよく知っている。
彼女相手なら、あれやこれやと考えなくても良さそうだ...。
「全く。やっぱりノーマさんは、モーゼスさんと頭の中身が同じなようで。」
「はっ?モースケ?って....おわっ」
いつの間にか、ジェイが自分の目の前に来ていたものだから、ノーマは驚いて、後ろへと尻もちつくように座り込んでしまった。
そんなノーマに覆い被さるように、ジェイはノーマの肩の上に手を置き、顔を近づける。
「大丈夫です。今に体の大きさなんて気にならなくなりますよ。」
「ちょ、ジェージェー.....んんっ」
ノーマの顎をくいっと上に向かせ、唇を重ねる。
そのまま、温かな口腔に舌を滑り込ませ、ノーマのそれに絡めると、華奢な体がビクッと跳ねて硬直した。
その動きで、ノーマの太股深くまでスリットが入っているスカートが捲れ上がる。
元々、彼女の内股での正座は、足と足の間に隙間ができやすいのだが、スカートが捲れ上がった事により、三角帯は丸見えとなる。
といっても、部屋の電気はついておらず、灯台からの明かりのみが二人を照らしているため、はっきりと見えるわけではないのだか。
「.....んん......んあっ」
自分のスカートの状態に気づいたのだろうか。
ノーマは、唇をジェイに奪われつつも、必死で手を下に伸ばして、スカートを元の状態へと戻そうとする。

「.....ぷはっ......。」
ジェイは一旦、唇を解放すると
「意外です」
と耳元で口にする。
「........あぁ?」
「ノーマさんって露出した格好をしているのに、意外と、恥ずかしがり屋なんですね。」
そう、スカートを元の状態に戻すいじらしさもあるが、
唇を解放した後のノーマの顔がドンドン朱色に染まっていくものだから。
「緊張してるんですか?」
「.....だぁも〜腹立つ〜。このガキ!」
「ふふっ。してるんですね。」
モフモフ族以外の人間を愛しいと感じたのは初めてかも知れない。
ジェイは、ノーマの首筋に唇をあてると、チュッっと吸い上げる。
「のわっ.....うっ...うおっ」
「.....あの....もう少し可愛い声出せないんですか」
「な、何だとぉ〜ってちょっとぉ!あっ」
ジェイは、ノーマの背中に手を回し、彼女の着ている黄色いワンピース?のボタンを外す。
彼女の白い肌が露わになっていく。
「ちょっと、ジェージェー!冗談はここまでにしよ?ねっ?」
ノーマは、この自体を何とかして止めようと必死にジェイに訴えるものの、
今更ここでやめられるわけがない。
「もぅ無理です。」
「何で!!!!」
「一応、僕も男ですから....抑えがもうききません。」
「えっ.....うおっ!」
ジェイの下半身に目をやると、半ズボン越しにその存在を主張していた。

「.......ノーマさん、両手挙げて下さい」
「.....えっあぁ〜うん....。」

「........ノーマさん。
 僕もそうですけど、あなたも大分興奮しているんじゃないですか?」
「えっ.........」
自分の体に目を向けるノーマ。
今、彼女を纏っているものは、下肢の白い布地のみであった。
露わとなった乳房の突起は、プクッと膨らみを帯びており、ジェイの言うとおり彼女が興奮している様を表しているようだった。
バサッとノーマは、乳房を両手で覆い隠す。
両手で覆い隠せてしまう自分の胸が憎たらしくも感じたが...
今は、両手で隠せるくらいの胸の大きさで良かったと感じてしまう。
「ジェージェー!ホントに怒るよ!...大体、何で私と、こんな事する気になったのよ」
そう、ノーマは肝心な事を聞いていなかった。
何事にも無関心なジェイが、何故いきなりこんな行動に出たのか。
大方、想像はつくが。
「それは....。」
「どうせ、モースケとくだらない張り合いでもしたんでしょ?全く、そんなんで私の貞操はあげられないっての!」
「............。」


「ひゃっジェ.....ぅんんっ」
ジェイは、ノーマの言葉を遮るかのように、ノーマの耳、首筋、鎖骨にチュッチュッと唇をあてていく。
先程も言った通り、もう抑えがきかない。
ノーマの白い肌を見て、先程よりも更に興奮してしまっている。
「ちょ....だめ......はっ...」
腕の力が抜けた頃を見計らい、ジェイは胸を隠すノーマの腕を外すと、乳房に手を埋める。
「柔らかい....。」
ジェイが耳元でそう呟く。
決して大きくはないノーマの乳房。
しかし、弾力があり、とても触り心地が良い。
ジェイは、片手でノーマの乳房をやわやわと揉みしだき、一方で背中をなで回しながら、耳元に唇をあてがう。

乳房をいじられ、ジェイの吐息を耳元で感じ、
ノーマは秘部がじんっと熱くなるのが分かった。

ジェイは、ノーマの乳房に顔を近づけ、その突起を口に含むと
「あっあぁ!ちょ...あぁ」
先程よりも大きな声を洩らす。
ちゅぱ....
自分の乳頭が吸われている。
そう考えるだけでも....。
ノーマは、また秘部がじんっと熱くなった。
それと同時に、熱い汁が滴れるのが分かり、ノーマは両足をすり合わせるように、足をもじもじと動かす。
ノーマのそんな様子に気づいてなのだろう。
ジェイは、ノーマを仰向けに押し倒し、彼女の足の間に自分の膝を割り込ませると、その中心をグリグリと押しつぶすように動く。
「うぁぁっはっ....。」
「あれ、ノーマさん、何か染みが出来てますけど?」
ジェイが悪戯っぽく笑うと
「....な...だ、だってさ....。」
そう言うだけでノーマは黙りこくってしまう。
いつもの彼女とのギャップが、ジェイの−愛しい−という芽生え始めたばかりの感情をふくらませていく。
ジェイは、ノーマの胸の突起を口に含みながら、彼女の秘所に手を宛うと、布地の上から割れ目をなぞるように動かした。
ぐちゅ...ぐちゅ...
布地の上からも、彼女の愛液の音がする。
「あっだ、だめだめ!!...あっ」
布地を剥がそうとするジェイに、せめてもの意地として、ノーマは必死で抵抗する。
しかし、力のない意地は、あっという間に崩され、彼女を纏うものはもぅ無くなってしまった。


「.....ノーマさんって...綺麗だったんですね。」
ジェイは、ノーマの生まれたままの姿を見て、自然とそう呟く。
「....何だとぉ...。い、今更気づくなっつーの....」
力無く突っ込みを入れると、ノーマももう観念しように....
というよりも、早く触って欲しいといった感じに....
目をつむり、もじもじと体を動かす。
ジェイもそんなノーマの気持ちに応えるように、自分の着ている衣服を脱ぐと、一度、彼女の体をギュッと抱きしめ、唇を重ねる。
ノーマの乳房が自分の胸板で潰れるのを感じ、女性の体を感じていた。

小さいながらも胸板は厚いジェイの体...。
ノーマもまた、ジェイを男性なのだと実感した。

「えっちょちょっと....や、やだ...」
ジェイは、唇を放すと、ノーマの両膝を立たせ、左右に大きく開かせる。
ノーマの声などもう耳に入らなかった。
目の前にある彼女の秘所に目が釘付けになり、
愛液で艶めかしく輝いているそこにジェイは自然と唇をあてていた。
「きゃん!!...ぁああ」
ズズッと音を立てて、彼女の汁をすくう。
「あっだ、だめ...あぁぁ」
ノーマは頭を左右に振りながら、迫りくる感覚に耐える。
ぐちゅ.....ずずっ
「あぁぁぁぁぁっ」
ジェイが中心の蕾を吸ってみせると、ノーマは軽く達したらしく...体をビクビクっと痙攣させた。

「...はぁぁ...はぁ...はぁ...。」
肩で息をするノーマ。
目は潤み、体は火照り...妙に艶めかしい...。
ジェイは、自分のものをノーマの秘所に宛うと、ゆっくりと彼女の中に埋めていく。
「.....ひゃ...あぁぁっそ、そんないきなり....いっ....いた....うあぁ...」
「っ...せ、狭い....。」
狭い肉の壁を掻き分けていくその快感は、のめり込まれそうなくらいのもので....。
彼女の中に自分をズズズっと押し進めていく...。
「い、いたっ...」
ノーマの言葉を聞かずに、自分を押し進めていくジェイ。

「ちょ...ちょっとジェージェー!痛いってば!」
「も、もうちょっとなんで我慢して下さい。」
「いっ....う、うぁ....」
「ふぅ....はっ入った....。」
半ば強引ではあったが、ノーマの中に、自分のそれを根本まで埋めることが出来た。


「いたっ」
次に痛いという言葉を発したのはジェイであった。
「ジェージェー!ゆっくりしてよ!」
そう、ノーマがジェイの頭をコツンと叩いたからだ。
と言っても、力などほとんど入っていなかったが。
「ご、ごめんなさい。....まだ痛みますか?」
「う...う〜ん...。何か...よくわかんない。」
ジェイは、ノーマの痛みを少しでも和らげようと、ノーマの首筋、鎖骨、胸へと唇を這わせる。
すると、どろっとノーマの秘所から、愛汁が滴るのが分かった。
「ん......ん....。」
「少し..動きますね。」
ぐじゅ....ずぶっ
「ぅあぁぁっ....あっん....あっ」
一層の愛撫が効いたのだろうか...。
先程まで、痛みの声をあげていたのノーマも、快楽の声を洩らし始める。
その声に圧されるように、ジェイは、ノーマの腰を自分に引き寄せると、一気に貫く。
ぐじゅ....ずぶっ
「あぁぁ...あぁ...はっ...あぁ」
ジェイの腰の動きに合わせてノーマが声を漏らす。

「の..ノーマさん...ぼ、僕...もぅ....」
何かが込み上げてきているのがジェイは分かった。
ノーマの胸に顔を埋めるようにしてジェイは倒れ込むと、彼女の体を押さえつけ、自分の下肢を強く押し付ける。
ずぎゅ....ずぷ.....
込み上げる射精の疼き...。
それが一層深くなったとき....ノーマの膣がぎゅーっと締まるものだから....
「はっ...はっ....の、ノーマさん..っ」
「ジェッ....あっあっ.....あぁぁぁぁっ」
ビュビュっとジェイが白濁を放つのと同時に
ノーマの体がビクっと痙攣し、絶頂へと達した。


                □    □    □


――――ドタドタドタ

翌朝、大きな足音でジェイは目が覚めた。
この態度のでかい足音というか...
偉そうな足音というか...。
「おら、シャボン娘!いつまで寝とんじゃ!」
やっぱり....。
ジェイがそう思う人物が、宿屋内にあるノーマの部屋のドアを勢いよく開けた。
「......おはようございます。モーゼスさん」
「................。」
モーゼスの目に映ったのは、上半身裸のジェイの姿。
その隣には、未だ布団にくるまって寝ているノーマの姿。
「ワ......ワレラ....マサカ....。」
ジェイは、カタコトのモーゼスにニコっという笑顔を向け、
「どうしたんです?理解出来ない話だとかあれだけ人の事、馬鹿にしておいて、まさか...自分はまだなんて事は言いませんよね?モーゼスさん?」
と、ある意味酷な言葉を放つ。

「ヒュ、ヒュ、ヒュオォォォォォ」
突然、モーゼスが大きな声を叫び出して、部屋中をかけずり回るものだから...
「な、何!奇襲?」
とノーマまで目を覚ます。

彼女が目を覚ました先に見たものは
「ワレにもやらせ!」
と獣のような目をしたモーゼスであり...
「うわっ!ちょ、ちょっとモースケ!」
ノーマは手でタンマの形を取り、軽く拒否をする。
それと同時に、
「駄目です!」
ジェイが大きな声で、モーゼスを強く拒否する。

「ジェ、ジェー坊?」「ジェージェー?」
そんなジェイの姿に、二人は....いや、ジェイ自身驚きを見せる。

ただ...何となくノーマに触られるのは嫌だった。
そうか....
何故、相手をノーマに決めたのか...。
何故、彼女を愛しく思ったのか....。

彼女なら、後腐れないと思ったから...。
違う。
彼女なら、あれこれ考えなくても済むと思ったから...。
違う。
いつもの騒がしい彼女と昨夜の彼女ではギャップがあったから...。
違う。

「ノーマさん。もしかしたら、僕は...あなたのことが好きなのかも知れません。」
そう...。
だから、相手をノーマに決めたんだ。
だから、愛しく思えたんだ。


「はっ?.......ってか今更かよぉぉぉ〜」



END


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