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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
決戦前夜の初体験 ゴメス氏 ロイド×プレセア 2005/09/10 2005/09/10

ある日の夜・・・。
夜空には、丸くくっきりとした月が浮かんでいた。

―ここはフラノール。年中雪に包まれた町。
ロイド一行は、この町の宿で決戦前夜の一晩を過ごしていた。


「・・・っ!」

ある一室で、ピンクの髪をした一人の少女がベッドから飛び起きた。
頬を冷や汗が伝う。

「・・・また・・・あの夢・・・。」

少女―プレセア・コンバティールは呟く。


「・・・誰か、起きてないかな・・・。」

悪夢を見たための恐怖。忘れさせて欲しくて、人の温もりを求める。
プレセアは、誰か起きている人を探そうと立ち上がった。
そしてドアの方に歩み寄り、そっとドアノブを回す。
廊下に出てみると、ひんやりとした空気がプレセアを包む。
今は真夜中なのだ。冷えるのも当然である。

まずプレセアは、コレット、しいな、リフィルという順で部屋を訪ねる事にした。

そ し て

コレットの部屋―寝言とわずかな寝息が聞こえた為断念。
しいなの部屋―「あっ・・・ゼロスぅ!」「っイクぞ!」という声が・・・した為断念。
リフィルの部屋―ノックしてみたものの、返事がなかった為断念。

プレセアは女性陣を頼るのを諦め、男性陣を頼る事にした。

ロイドの部屋を訪ねてみる。
寝息・寝言ともに聞こえない。起きているのだろうか・・・。

―コンコン。

「・・・はい?」
「あの・・・プレセアです・・・入っていいですか?」
「ああ、いいぜ。」

ガチャ。

ドアを開くと、机に向かうロイド。木工細工作りだろうか・・・。
ロイドは木材と道具を置いてプレセアに視線を向ける。
彼は、暖かな笑顔で迎えてくれた。先程までの恐怖が和らいでいく。

「・・・どうしたんだ?プレセア。」
「・・・悪夢を、見ました。」

ロイドはそれを聞くと、ベッドに座るよう手で指示した。
言われるままにベッドに腰掛けるプレセア。

「それで、不安になったのか?」
「・・・はい。ミトスに、敗れる夢でした。決戦の前なのに、こんな・・・。」

ロイドは、どんどん涙目になって行くプレセアに歩み寄り、そっと抱き締める。

「ロイド、さん・・・?」
「・・・プレセア、大丈夫だ。俺が此処にいる。コレットもジーニアスも先生もゼロスも
しいなもリーガルも・・・みんながいる。絶対に勝てる・・・いや、勝つんだ。」

ロイドの優しさに触れ、求めていた温もりを手に入れたプレセア。
恐怖が無くなって、代わりに安心感が生まれるのを感じる。
その安心感と共に、プレセアの中に暖かい何か・・・安心とは別の感情が湧き上がる。

『またこみ上げて来た、暖かい気持ち・・・これは・・・』

プレセアのこの感情は、ロイドと話すごとに、ロイドと接するごとに、日に日に
大きくなっていたものだ。
だが、彼女には良く分からない感情の1つ。
気になって気になって、この間リフィルに相談してみたのをプレセアは思い出した。

『・・・プレセア。それはね、<恋心>というのよ。』
『コイゴコロ・・・ですか?』
『そう。ジーニアスやリーガル、ゼロスと接する時には生じず、ロイドと接する時のみ
生じる感情なのでしょう?』
『はい・・・。』
『恋心というのはね・・・ある1人の異性を愛するという心なの。』
『愛する・・・ですか?私がロイドさんを?』
『ええ。貴女はロイドを愛し、そして絶対にあの子は貴女を愛しているわ。』
『そうなのですか・・・?どうすれば良いのですか?』
『その前に1つ確認しておくわ。貴女はロイドに何をされても許せるわね?』
『・・・はい。あの人になら・・・。』
『そう。なら教えてあげるわ・・・。』
『今、言おう。リフィルさんに教えてもらったあの言葉を。』

プレセアは勇気を出して、ロイドの腕の中で彼を見上げる。視線が交わる。
・・・が、逸らしてしまう・・・。
やはりロイドへの気持ちを自覚した今では、少し恥ずかしいようだ。
でも決心して、再び見上げた。

「ロイ、ド、さん・・・。」
「ん?どうした、プレセア。」
「あの・・・私は・・・ロイドさんの事が、好きです・・・。」

暫しの沈黙・・・。

「・・・ああ、俺もプレセアが好きだ。だって仲間だもんな!」

ドテーーーーーーーーッ

プレセアは心の中で盛大にずっこけた。
そうじゃない。仲間としてじゃない。異性として好きなのに・・・。

そして、彼女は言い方を変えて想いを伝える事にした。

「違うんです。私のロイドさんに対する気持ちは、仲間としてじゃなくて・・・。」
「・・・言わなくていいよ、プレセア。」
「・・・え?」

ぽかん、とするプレセア。
ロイドはそんな彼女に微笑みかけて、言葉を紡ぐ。

「『仲間としての好き』じゃないって分かってた・・・イジワルしてゴメンな。
・・・俺も、プレセアの事を愛してる。」
「ロイドさん・・・!」

ロイドはプレセアをきつく抱き締めた。
プレセアも彼の背中に恐る恐る腕を回す。

「・・・なあ、プレセア。決戦前夜の想い出・・・作りたいな。」
「・・・え?」

プレセアはロイドを見上げる。
彼の頬は、僅かに赤く染まっていた。

「決戦前夜の・・・想い出・・・。そうですね。私、ロイドさんとなら・・・。」

プレセアも同じように頬を染め、笑ってロイドに告げた。
ロイドは一瞬驚いたように目を見開いたが、恐る恐るプレセアをベッドに押し倒す。

「プレセア・・・。」

二人、顔を近づけて口付けを交わす。
舌を絡ませて、深く。互いの唾液も混じり合い、淫らな音。

くちゅっ、ぴちゃっ・・・ちゅくちゅくっ

口付けをしながらロイドはプレセアの服を脱がせ、幼い乳房をこね回す。

「ん・・・ちゅ・・・はっ・・・」
「・・・ふぁ・・・あん、ロイド、さん・・・。」

プレセアからは甘い吐息が漏れる・・・。

「んふっ、あぁっ・・・。」
「プレセア・・・気持ち良いか?」
「ふぁっ、は、い・・・。んんっ・・・くぅ、ひぅぅ・・・。」

ロイドはプレセアの乳房を執拗に舐め回し、時には舌先で突起を刺激する。
手先が器用であるロイドは、こっちでも器用らしい。
プレセアの唇からは、絶えず淫らな・・・そして何処か切ない喘ぎ声が漏れる。

ぴちゃ れろ・・・
ちゅる・・・じゅるるるるるっ

「ひぁうっ!?あ、ぁぁぁぁっ!くはっ、きゅうっ!」

プレセアが、激しく、悩ましい声で喘ぐ。
ロイドが胸の突起のみを口に含み、思いっ切り吸い上げたのだ。
プレセアの下着には、既にシミが出来ていた。

「プレセア・・・シミ、出来てるな・・・。」
「あ・・・い、言わないで、くださいぃ・・・。はふぅ・・・。」

プレセアは涙目。ロイドは妖しげな笑みを浮かべる。
そして、プレセアの下着をゆっくりと下ろしてゆく。
そこはぐっちょりと濡れ、洪水のようだった。

「プレセア、すごい濡れてる・・・。」
「・・・そ、それだけ、気持ち良かったんです・・・。」

頬を赤らめて俯くプレセア。
ロイドはプレセアのヴァギナを目で犯していたが、しばらくするとそこに
指を近づけ始めた。そして指先で割れ目をなぞる。

「プレセアのって、結構甘いような苦いような汁だな・・・。」
「ふあぁぁっ!?何、言って・・・ていうか、何で、舐めてるんですかぁ・・・。」

ロイドは、いつものクールなプレセアと違った、まるでウサギのようなプレセアに
どうしようもない愛しさを感じた。そして・・・ヴァギナに顔を近づける。

「プレセア・・・。」
「え・・・?あっ・・・ダメです・・・そんな所、汚・・・っひぁっ!?」

ロイドのヴァギナへのキスにより、プレセアの体に電撃のような快感が流れる。
舌先がヴァギナの割れ目を伝い、つぷっという音と共に中に挿し込まれる。

「ひぃんっ!あ、うぁぅ!あん、はあ、あ、やんっ!」

ロイドは舌先をヴァギナに挿し込んだ状態で、激しく舌先を動かす。
じゅぶっ、ちゅぷっという淫らな音が響く。

「あはっ・・・ん・・・あう、あぁぁぁぁぁぁっ!」
「(イッた・・・か?)プレセア・・・溢れてきてるぜ・・・?ちゅっ・・・。」
「はぁ・・・は・・・ぅ・・・。」

プレセアが絶頂を迎えたのを確認したロイドは舌の挿入を止め、最後に
ヴァギナに軽いキスを落として離れた。
プレセアの全身は真っ赤に染まり、もう悪夢の恐怖は快感にかき消されていた。
そんな彼女を見て、ロイドはズボンと下着を脱いで自身をさらす。
一瞬プレセアは驚いたようだが、すぐに微笑んで手を伸ばした。

「ロイド、さん・・・私・・・快感を・・・お返し・・・します・・・。」
「へ・・・?プレセ・・・アっ!?」

プレセアはロイド自身を小さな手のひらで包み込み、ゆっくり前後に動かした。
ロイドがプレセアに与えた快感と同じくらいの快感が、プレセアからロイドに与えられる。

「うぁっ、プレセア・・・!何処で・・・覚えたんだっ・・・?」
「いえ・・・適当です。気持ち良いですか?」
「はっ・・・あっ・・・ああっ・・・!」

「くすっ・・・じゃあ、これはどうですか?」

プレセアは、美しい笑みをたたえながら手をペニスの根元の方に移動させ、舌先で
ペニスの先端をチロチロッと突き、刺激する。

「く、うぅっ・・・イイ・・・プレセア・・・っ!」
「ふふっ。もっと、気持ち良くします・・・っ!」

プレセアは口を開け、ペニスの半分までを口内に含む。
そして舌で舐め回しながら顔を前後に移動させる。

「あっ、ぁぐっ!くは、ぁ!」
「ぐちゅ、れろ・・・じゅっぽ、じゅぽ・・・。」
「・・・っは、イク・・・イきそうだ・・・プレセアぁ!」
「・・・。」

プレセアはロイドのその言葉を聞くと、ゆっくりと唇を離した。

「(え?寸止め?)」

とロイドが思っていると、プレセアは怖いくらいに笑顔で

「じゃあ、イかせてあげますね。」

と言った。
そして・・・ペニスを出来る限り口の中に含み、一気に顔を手前に引いた。

「うぁぁっ!?あ、はあぁ!」
「くちゅ・・・・・・じゅるるるるるるるるるるっ!!!」

プレセアは妖しい笑みで仕上げに取り掛かった。
先端を思いっ切り吸ったのだ。

「うああぁっ!?イクっ!プレセア・・・プレセアーーーっ!」

・・・ロイドはプレセアの顔面や頭に精液を放った。
プレセアは嬉しそうに微笑んでそれをすくい、飲み込む。

「・・・苦い、です・・・。」
「あ、ああ・・・そりゃ、当たり前だろうな・・・。」
「・・・あ、・・・ロイドさんの、まだ、元気ですね・・・。」

プレセアのその言葉を聞いて、ロイドは挿入のことを思い出した。

『ここで挿れなきゃ、男がすたる!』(?)

というわけで・・・。

「・・・じゃあ、プレセア。本番に行くか。」
「・・・はい、そうです・・・ね・・・。」

ロイドは再びプレセアをベッドに押し倒し、未だ愛液の溢れるヴァギナに
そそり立ったペニスをあてがう。

そして、一気に挿入した。

プツンっ

処女膜が破れる音。
結合部から溢れる血液と愛液が混じり合う。

「っ!ふぁぁぁっ!痛い、イタイ・・・ですっ!はっ、あ!」
「力を抜けるか・・・?大丈夫だ・・・すぐ、気持ち良くする・・・!」
「はい・・・はいっ!んぁっ・・・はぁ・・・ふぅぅっ!」

涙を流して痛がるプレセアを安心させ、ロイドはゆっくりと腰を動かし始める。
しばらくするとプレセアの表情は痛みから快楽に変わり、微笑んでいた。

「締め付けてくる・・・プレセア・・・愛してるっ!」
「はいぃ・・・私も・・・愛してます!あんっ、きゃふっ・・・ロイドさぁ・・・ん!」

二人は、素晴らしい笑顔で互いを抱き締め合う。

「ロイドさんっ、ロイド・・・さんっ・・・!イッちゃいます・・・あぁぁっ!」
「俺も、だ・・・プレセア・・・一緒に、イクぞ!」

「あぁぁぁぁぁぁっ!!!」

  その後・・・

二人はベッドで毛布をかぶりながら寄り添っていた。
その表情はぼーっとしているが、満足感と快感にひたっているらしい。

「結局・・・中に出しちゃいましたね・・・。」
「・・・ああ・・・。・・・ゴメンな・・・。」
「いえ・・・いいんです・・・もし子供が出来ても・・・嬉しいですから・・・。」
「プレセア・・・。」

頬を赤らめて寄り添って、笑ってそんな可愛いことを言うプレセアを、ロイドは
抱き締める。きつくきつく。逃げてしまわないように。

「・・・ふふ・・・。ロイドさん・・・もう、怖くないです・・・。」
「・・・?」
「私達・・・絶対に、勝てます・・・。たとえミトスが強くても、勝てます・・・。不安も、
全部吹き飛びました。あなたの温もりが、全部吹き飛ばしてくれた・・・。」
「・・・プレセア・・・。・・・そうだな。絶対に勝てる。未来がある限り、俺達は・・・
生きていける・・・よな・・・。」

そう言ってロイドは眠りに落ちた。
プレセアも微笑んで共に眠る。

もう悪夢なんて見ない。隣に、愛する者の温もりがある限り―・・・。

〜FIN〜


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