総合トップ>SS一覧>SS No.3-060
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
ワンダーランド |
トット氏 |
ロイド×コレット |
2005/08/25 |
2005/08/25 |
ふしぎふしぎ。
ここはふしぎの国。
ロイド・アーヴィングは、迷っていた。いや、正確には、迷わされた、だろう。
「ここ……どこだよ…」
ウサギの彼女を追いかけて、井戸に落ち、そしてたどり着いた、メルヘンの世界。
「コレットは、どこに行ったんだよ…」
と、どこかで、かちゃかちゃと陶器の音が聞こえてくることに、彼は気付いた。
ふしぎに思い、彼は音の方向に歩き出すと、そこにいたのは…
「コレット……」
彼女はうつろで何も写さない、真紅に染まる瞳で、カップの中の紅茶を見ていた。
表情は無く。頭からは、白い毛皮のウサギの耳が生えており、手には、時計を握っていた。
彼女は、呟く。
「この時計は一年ごとにしか進まない…それなのに、私の時は、進まない……」
ロイドは、無言で彼女に近寄った。
「コレット…もう、良いんだよ。お前の時間は、俺が進めるから。」
きらり、と怪しげな輝きを放つ、彼女の胸に付く輝石を彼は手袋をした手で撫でた。
そしてそれに、光沢のある、金の首飾りをそっとつけた。
「ロイド……?」
彼女の頬に、赤みが差し、瞳には、ゆっくりと光が戻り、紅い瞳は、蒼い瞳に。
ロイドは、彼女に対して、微笑みを向けた。
「お帰り、コレット…もう、時計なんて見なくいいからなもう、
生き急がなくていいから。」
彼女は、ウサギの耳を垂れさせて、彼の背中に手を回し、その胸に顔をうずめた。
彼女のタキシードは、既に脱がされており、谷間の無い、控えめな双丘が露わになっていた。
「ロイド……私…ウサギなんだよ?」
コレットは、潤んだ瞳でロイドを見た。
「コレット…お前は、ウサギなんかじゃなくて、一人の、大切な女の子だ。」
ロイドは、そう言うと、彼女のふさふさした耳を、包み込む様に撫でた。
「ありがとう、ロイド……」
手袋をした手で、コレットは、彼の頬を撫でた。
ロイドは、その露見している彼女の胸に、キスを落としていく。
「ひ…あぅ……」
彼女の、ウサギの白い肌は、みるみる紅く熱くなっていく。
「は、恥ずかしい、か……?」
そんな彼女の反応を見て、わずかにロイドは頬を赤らめて訊ねた。
「うん…ちょっと恥ずかしいけど、怖くないよ?」
コレットは、苦笑いを浮かべた。
彼女は初めての行為で怖いのだろう。だが、ウサギの自分を受け入れてくれた彼に対しての、
絶対的な信頼は、紛れも無いものであって、
そして、自らを求める彼に対して、純潔は捧げるつもりでいた。
それだけ、自分を追ってきてくれた彼のことを彼女は慕っていた。
けなげなコレットに、ロイドは、守ってやりたいという衝動と、愛したい、
という衝動に駆られた。
「好きだ、コレット……」
そっと、クツを脱がし、ズボンを下ろすと、ラビットシンボルを思い出させる、
ウサギの足と、尻尾用の穴が開いた純白のショーツがロイドの前にあらわれた。
本当に愛しそうに、ロイドは彼女を抱きしめ、ショーツに隠れている、
低部をしたで、まるでキャンディを舐めるようになめた。
「ロイドォ……」
コレットの体は、小刻みに震え、口はまるで、陸に上がった魚のように、パクパクとさせていた。
敏感な彼女の反応をロイドは見ると、もっと、喘がせたい、という欲望が渦巻いた。
程よく湿ったショーツを、するすると脱がすと、コレットは羞恥で顔から火が出そうだった。
そして、指でクリトリスを弄ぶと、感じるのか、大量の愛液が溢れかえってきた。
それを、一すくいして、ロイドはペロリ、と舐めた。
「駄目だよ、ロイド…そんなとこ、汚いよぉ、、、」
喘ぎつつ、ロイドに言うコレットに、彼は笑いかけて、
「汚くない。コレットは、綺麗だよ…」
と、言うと、ロイドは怒張した剛直を、彼女の秘所にあてがった。
「コレット、いいか……?」
ロイドが尋ねると、コレットは小さくうなずいた。
ずぶずぶと、ロイドの剛直は、彼女の秘所に飲み込まれる。
「あ、、いた、、ああん!」
と、普段のコレットからは到底想像が出来ないほどの、甲高い声が上がる。
「大丈夫か、コレット…」
その処女特有の狭さに、即座にロイドは果ててしまいそうになるが、
自分のことより、コレットのことだ、と言わんばかりに、彼女の頬を右手で包み込み、
彼女を心配した。
「だいじょぶ、だよ…ロイド、続けて、いいよ…?」
そういった彼女を瞳からは、止まることを知らないかのごとく、涙が洪水のように流れていた。
出来るだけ、早く終わらそう。そう思ったロイドは、やわやわと、動き始める。
コレットの中は、きつく、そして暖かく、彼はその快感におかしくなってしまいそうだった。
そして、それは、痛みが引いてきたコレットも同じだった。
「ロイドぉ、ロイドぉ!!」
何度も愛しい彼の名前を呼ぶコレット。
その表情は、とても艶かしかった。
ストロークは、どんどんと早まっていき、より早く絶頂を迎えようと、二人の
全神経は、接合部に集中していると言ってもまったく過言ではなかった。
「く、ああああ!!」
ロイドが中で自分の欲望を出してしまいそうになり、二人が同時に昇天したと同時に、
彼は己の剛直を、コレットの秘所から抜くと、
ビュルッという音がして、コレットのウサギ耳が、ウサギの尾が、
彼女の全てが精液で埋もれ、その姿は、とても綺麗にロイドには見えた。
「ロイド…」
彼女の秘所からは、血が耐えることなく溢れてきていて、
それが、とても痛々しかった。
ロイドは、彼女を抱きしめた。
「コレット…これからも、俺と一緒にいてくれるか…?」
抱きしめたまま、彼は耳元で囁くと、コレットは、小さくうなずき、
「うん……私は、ロイドがそばにいれば、それだけでいいから。」
と、彼を抱き返した。
ふしぎふしぎなアリスの世界。
ウサギは自分の居場所にいつまでもいたいと願いました。
…それは、愛しい君の隣。
おわれ
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