総合トップ>SS一覧>SS No.3-018
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
169氏(12スレ目) |
キャロ×フリオ |
2005/04/06 |
2005/04/06 |
黒水晶を巡る一連の戦いの日々も、サナトスとの決着をつけることで落ち着いてきたある日。
これは、各世界の英雄たちが、揃って認めた少年少女の恋のお話。
「じゃあ、漆黒の坑道に行ってくるから」
「紫晶石と赤晶石だぞ?間違えたら承知しねーぞ!?」
「分かってるって」
いつまでも子供扱いしないでくれよな、などとボヤきつつ、フリオは剣を手にとった。
ラストフェンサー。
英雄リッドの武器であり、なりきりしであるフリオが彼に認められ、授かり受けた武器である。
フリオは工房を出たところで、キャロに会った。
彼女もサナトスとの一連の戦いに自ら身を投じ、なりきりしとして獅子奮迅の活躍を見せていた。
「またポルポルさんのお使い?」
「何だキャロか。あれ、親方がな?仕事をがすがす押しつけてくるからな・・じゃ、行ってくる」
まったなー、とか言いながら駆けていくフリオ。その背を見つめながら、キャロはぼそりと呟いた。
「・・・いつになったら素直になれるのかな?」
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