総合トップ>SS一覧>SS No.3-010
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カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
バツゲーム? |
サボり魔氏 |
リッド×ファラ |
2005/03/28 |
2005/03/29 |
セイファートリングが吹き飛び、リッドとファラ・チャットはインフェリア、キールとメルディ・フォッグ
はセレスティアへと飛ばされてしまった。あの時、リッドの真の極光術とシゼルの闇の極光術をフリンジさせ
る事によって生まれた強大なエネルギーによってグランドフォールは防がれたが、要であるオルバース界面が
消失してからインフェリアとセレスティアは徐々に距離を離していっていた。
チャットは一緒にインフェリアに飛ばされたバンエルティア号を修理した後、中継地点を経由しなくてもセ
レスティアに行ける様に船を改造し始めた。セレスティアより科学が発達していないインフェリアに不満があ
るらしい。リッドとファラもセレスティアに残してきたキールたちを心配しながらも、自分達には何もチャッ
トを手伝う事が出来ない為とりあえずラシュアンに戻って旅に出る以前の生活をしていた。
「お〜〜〜い!リッド〜〜〜〜」
あの日、旅が始まった時と同じ場所からファラが叫んだ。
(この声は…)
呼ばれてリッドは見上げた。ラシュアンの高台にある物見やぐらからファラが身を乗り出して手を振っていた。
「やっぱりファラか…」
あの日旅に出たときと全く変わらない幼馴染にリッドは苦笑した。やぐらから降りてきたファラにリッドはと
りあえず尋ねた。
「で、どうしたんだ?まさかまた空の色がおかしいとか言うんじゃねえだろうな?」
皮肉たっぷりの言葉にしかしファラは笑顔のまま首を振った。
「じゃあどうしたんだ?…ま、何とやらは高いところが好きだって言うけどな。」
リッドの口から更に皮肉が飛び出す。今度のはさすがに馬鹿にされてる事が分かり、ファラは頬を膨らませた。
「もう!掌底破!」
機嫌を悪くしたままリッドに掌底を放った。それを飛び下がってリッドはかわした。
「も〜怒ったからね!リッド!久しぶりに勝負よ!負けた方は今日一日勝った人の言う事を何でも聞く事!」
怒りに任せてリッドを指差し、ファラは勝負を申し込んだ。それにリッドは不敵に笑みを浮かべたまま、
「いいぜ?もしおれが勝ったらうまいオムライスを腹いっぱい食べさせて貰うからな♪」
と言い手頃な太さと長さの枝を拾い構えた。
「武器を使うのは無し!組手なんだからあくまで素手で勝負よ!」
武器を使われると勝てる見込みが無い事を想定してファラは言った。その言葉にさすがのリッドも不満を浮か
べる。
「おいおい…そりゃちょっとハンデが大きすぎないか?」
拾った枝を放り捨てリッドは尋ねた。
「問答無用!エターニアを救った英雄さんの実力はその程度なの?」
今度はファラが不敵な笑みを浮かべながらじりじりと間合いを詰める。
「おもしれえじゃねえか…あとで後悔しても知らねえからな!」
その挑発に乗せられて素手で構えたリッドは一気に間合いを詰め、その勢いのままパンチを繰り出した。パン
チはファラに難なくガードされるが、その勢いのままファラの後ろに回りこみ更にパンチを放つ。空破絶掌撃
をアレンジした攻撃だ。さすがにそのすばやい動きに対応し切れなかったファラは背中にまともな一撃を受け
た。しかし前に跳ぶ事でその威力を半減し、最低限のダメージで事なきを得る。
「もう!女の子にはもっと優しくしなさいよ!」
悪態をつきながら反撃だと今度はファラがリッドに向かって突進する。カウンターを狙ってリッドがパンチを
打つが、そこはレグルス道場で鍛えたファラ難なくかわしてさらにカウンターの掌底破をリッドの腹に打ち込
んだ。
「ぐぅ!」
まともに衝撃を受けリッドの口から呻き声が上がった。しかしそこでファラの攻撃は終らない。
「飛燕連天脚!」
腹を蹴り上げ、空中にリッドの体を浮かしたままに自分も跳び、追い撃ちの蹴りを放つ。
「鷹爪落瀑蹴!」
本来最後に空中で宙返りしながら蹴りを放つのを中断して急降下しながら蹴りを放つ。
「ちょ!待…ぐぁあ!」
容赦なく繰り出される攻撃にリッドは慌てて止めようとするが聞こえていないかファラの蹴りがまともにリッ
ドの腹を捕らえた。
「殺劇〜」
「スト〜〜〜〜〜ップ!」
着地と同時にとどめの一撃を放とうとするファラにリッドは息苦しいのを我慢しながら叫んだ。
「参った…参ったからもうやめてくれ〜…」
情け無い声を出しながらリッドは降参を宣言した。
「もう?最近ちょっとなまったんじゃない?」
降参の言葉を聞いてようやく手を止め、ファラはこれからなのにとつまらなさそうに尋ねた。
「あのなあ…ゴホ!…あれだけのハンデがありゃ勝てるわけねえだろ…」
咳き込みながらリッドは必死に訴えた。しかしファラの表情は明るい。
「だってそれくらいしないとリッドには勝てないもん。」
悪びれた様子も無くファラは言い切った。
「で・も、約束は約束だからね♪今日一日は私の言う事聞いてもらうんだから♪」
勝てたことがよっぽど嬉しかったのか声を弾ませながらファラは言った。それに引き換えリッドの表情は重い。
ダメージでまだ動く事が出来ないのか、集中的に狙われた腹をさすりながらため息をついた。
「もうちょっと待ってくれよ…まだ痛みが取れねえんだから…」
「はぁ!」
言い訳をつけて休もうとするリッドに治癒功を放つと、ファラはにこっと無邪気に微笑んだ。言外に「これで
痛みは引いたでしょう?」と目が言っている。
「…わかったよ…」
泣きそうな声を出しながらリッドは立ち上がった。
「ほら!時間は限られてるんだから!」
元気よく言うとファラはラシュアンの村へと歩いて行き、肩を落としながらリッドはその後をついていくのだ
った。
ファラの家に着くととりあえず食事となった。夕飯を作らさせられる事を覚悟していたリッドだったが、意
外にもファラが作った。今日の夕食はリッドが希望していたオムライス。ファラの真意が読めないまましかし
おいしそうにリッドは平らげた。
「…あ〜うまかった。で、一体ファラはおれに一体何をさせるつもりなんだ?」
十分にファラのオムライスを堪能したリッドは楽な体勢をとりながら尋ねた。
「ん〜〜〜…気になる?」
にやりと微笑むとファラの雰囲気に圧されながらリッドは頷いた。それを確認したファラはリッドを寝室へと
招き入れた。
部屋に入ったファラはそのままうつ伏せにベッドに寝そべると、顔だけを入り口で戸惑うリッドに向けた。
「ん〜〜…さっきの組み手で当たったところが痛いなぁ…」
わざとらしく自分の背中に手を回しながらファラは言った。
「そんなもんお前の治癒功で治せばいいじゃねえか。」
ため息をつきながら答えるリッドにファラはまた頬を膨らませた。
「それじゃ意味が無いの!ほら、リッドは負けたんだから素直に言う事聞いて!」
子供みたいなファラにリッドはまたため息をつき、仕方なしにファラに近づいた。
「痛!」
打ち込んだ場所を確認しようとファラの背中に軽く触れると、そこがちょうど痣になっている場所でファラは
痛みに声を上げた。
「悪い。服越しだから中がどうなってるか分からなくて…」
と言ってもリッドには治療系の技は使えない。ファラを治療するには直接患部に触らないといけないのだ。
「分かった。」
そう言うと、ファラは寝そべったまま腰のリボンを解き、スカートを捲し上げた。
「お、おい!」
格闘技を攻撃手段に扱うファラらしい男が穿くボクサータイプの白い下着が露わになり、リッドは慌てて目を
そらした。
「ほら、これで痣も見えるでしょ?」
自分のしている事に気付いていないのかファラはリッドの気を知らないで尋ねた。仕方なしに出来るだけ下着
を見ないように背中の痣を確認する。しかしそこには痛がるような痣は無く、少し赤みを帯びたあとがあるだ
けだった。
「なんだ…大げさに痛がるから酷いかと思ったらそんなことねえじゃんか…これなら唾付けときゃ治るぜ。」
傷は大した事無いと安堵のため息をついた。
「背中なんて舐められないよ。リッドが舐めて。」
ファラの言葉にリッドは耳を疑った。目を合わせないまま言ったファラの耳は真っ赤になっている。しかしそ
んなファラの気持ちに気付かないリッドは、眉を顰め顔を赤くして言われた通りに背中に舌を這わせた。
「ひゃう!」
痛みによる痺れがリッドの舌の感触をより強くファラに伝え、ファラは思わず声を上げた。声に驚いて舐める
のをやめると、リッドは訝しげな表情を浮かべたままファラの顔を覗き込んだ。
「一体どうしたんだよ…今日のお前変だぞ?」
鈍感なリッドの言葉にファラはまた頬を膨らませた。
「ホント!リッドって鈍感!」
腹を立てたファラは体を反転させて仰向けになると、リッドを抱き寄せ眼前の唇を奪った。戸惑い硬直するリ
ッドの口を舌で開かせてむしゃぶりつく様に舌を絡ませた。
「…っぷ…これだけ態度で示してるのにどうしてわかってくれないの?」
唇を離すとそう問いかけ、目を潤ませ訴えた。考えもしなかった事実にリッドは言葉を失った。
「私はずっとリッドの事好きだったんだから。」
驚いて何も答えないリッドを再び抱きしめ、唇を合わせた。されるがままのリッドの口内に再び舌を侵入させ
ると今度はリッドもそれを受け入れ、舌を絡めた。
唇を離すと透き通った糸でリッドとファラの舌が結ばれていた。
「リッド、大好きだよ。」
見つめ合ったまま、頬を赤らめ、しかしはっきりとファラは笑顔で言った。
「ああ、おれもだ。」
それにリッドも微笑んで答え、リッドとファラは三度目の口づけをかわした。
「んん!んちゅぅ…」
お互いを求めるような激しい口づけをしながら、リッドの手がファラの胸に服越しで触れる。はじめは遠慮が
ちな触り方だったがファラが抵抗しないのを確認してだんだんと大胆に弄り始めた。ファラも胸を触られる快
感に身をよじらせながらもその手をリッドの下腹部に滑らせ、ズボン越しからモノをさすった。唇を離すと、
無言でリッドはファラの服を巻くり上げ、やや強引に脱がせた。強引な脱がせ方のため、ファラの腕は上に持
ち上げられ、捲し上げた服から腕が抜けないままリッドは服を押さえ込みその白い首筋に吸い付いた。
「ん…はぁ!」
強く吸われすぎて軽い痛みが走りファラは体を反らせた。リッドの唇が移動するとそこにはくっきりと赤い痕
が残されている。ラシュアンの綿で出来たスポーティなずり上げるとそのままリッドの舌は胸の谷間を這いな
がら通り、腹へと向かっていく。その後をついていくようにリッドの両手が双方の胸を昇るように滑り、再び
撫で回すように胸を愛撫し始めた。服を押さえていたリッドの手が離れ、ようやくファラは服から両手を引き
抜いた。リッドの舌はへそを通りながら更に下降し、股の間に顔を突っ込むと愛液で透けたショーツ越しに秘
部を刺激し始めた。敏感な部分を攻められ、快感を堪えようとするようにファラはベッドのシーツを握り締めた。
秘部を鼻先で押し付けたり、舌で嘗め回したりしながら胸を揉んでいた手を下腹部に滑らすと、下着の両端を
掴み、膝元までずり下げた。ファラの秘部は髪と同じ色で生い茂り、その秘部は水晶霊の河の如く潤っていた。
農業と日々の鍛錬により全身に無駄な贅肉は一切無く、その美しさにリッドは息を呑んだ。怒涛とも言える激
しい愛撫が中断されるとファラはようやく体を起こし、リッドの服のベルトを解いてパンツごとズボンを引き
下げた。露わになったリッドのモノは既に立ち上がっており、その大きさにファラは生唾を飲み込みしゃぶり
ついた。
グチュ!ズチュル!
卑猥な音を立てながらファラの口がリッドのモノを咥え込み、吸い上げ、嘗め回した。尿道に吸い付けば手で
陰茎を擦るのも忘れない。お互いが初めてのはずなのにその行為は熟練の夫婦の営みの域まで達していた。
「ファラ…おれもう…」
モノを咥えるファラにそう言うと四つん這いのままリッドに尻を向けファラもリッドを求めた。
「ファラ!」
名前を呼びながらモノを秘部にあてがうと、リッドは一気に腰を突き出し根元までモノを突き入れた。
「あぁん!」
秘部の奥で軽い痛みが走った。ファラの処女膜が裂けた痛みだが、それほどきつい物ではない。裂けた直後で
もすでに痛みよりも快感が勝っている。それを知ってか知らずかリッドの腰は激しさを変えずに抜けるギリギ
リまで引き抜いては今度は根元で腰とファラの突き出した尻とぶつかって音が鳴るくらい勢いよく突き入れた。
パン!パン!パン!
「あん!はぁん!ひゃん!」
家の外に漏れそうなぐらいの声でファラは喘いだ。そして一度モノを引き抜くとリッドはファラを仰向けにし、
ファラの膝が彼女の肩に当たるぐらい腰を持ち上げてモノを突き入れた。仰向けにされ、そこまで腰を持ち上
げられたためにファラの目からも挿入が良く見え、二人はさらに昂っていった。
「リッド〜!リッド〜!」
腰を振られながらファラはリッドを求め、首に手を回すとまた口づけを交わした。腰と同じくらいの激しさで
お互いの口の中に舌を這いまわらせ、舌を絡め合わせた。唇を離すとリッドはファラの尻を鷲掴みにし、膣口
を閉めさせる。口が閉まる事により更にファラの声が大きくなった。ファラの手は自身を更に高める為か自身
の胸を弄り乳首をつまみ上げた。
「リッド!イッちゃうよ、リッド〜!」
限界に達しファラはリッドの背に手を回し叫んだ。
「ファラ!おれも…いくぞ!」
リッドもそれに答え囁くとファラを抱きしめ何度目かの口づけを交わした。ファラが限界を越え、リッドの背
中に爪を立てる。それに答える様にリッドも激しく腰を振り、
ドビュルルゥ!
ファラの腔内に精液を放出させた。それと同時にファラの体が反り上がり、小刻みに震えると糸の切れた人形
のように崩れ落ちた。
「はぁ…はぁ…」
「はぁ…はぁ…」
お互い肩で息をしながらリッドはまだ立ち上がったままのモノを引き抜くとファラの横に転がった。並んで寝
転がりながらしばらく見つめ合うと、二人はお互いを求めるように口づけを交わした。しかし、そんな恋人気
分をぶち壊すかのように今度はファラが馬乗りになると、先の行為でリッドにされたようにファラはリッドの
首筋に舌を這わせ、胸元に吸い付いた。
「おいファラ…ちょっと待て…」
ファラの行為に驚きリッドが制止の声を上げる。
「まだまだだよ!うん、イけるイける!」
胸元におそろいの印を付けるとリッドのモノを指で弾きファラは妖艶な笑みを浮かべながら答え、モノを咥え
込んだ。
「イけるっておい!…うぁあ!」
射精したばかりで感度が敏感になり、口答えできないままにリッドは悶えた。
その後、ファラの底なしの体力と精力は夜明け前まで治まることなく、リッドから精気を奪っていった。
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