総合トップ>SS一覧>SS No.2-095
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
ホケンタイイク |
215氏(11スレ目) |
リフィル×ロイド |
2005/03/02 |
2005/03/02 |
「はぁ…」
リフィルは読んでいた本を閉じ、大きなため息をついた。
全身が火照り、身体の奥が疼く。
最後にセックスをしたのは何時のことだったか。
「こんなになったのも……」
遡ること3時間前。
「せーんせー♪俺さまチョーお勧め!テセアラ一売れてるおんもしろい小説があるの!
読んでみない?」
「あら……貴方が本を薦めるなんて珍しいじゃない?」
「でひゃひゃ、俺さまが真面目に読んだ唯一の本ですもの!
ほらほら、きっと面白いから!」
「……ソコまで言うなら、読んであげるわ。貸してくれるのかしら?」
「も〜ちろんもちろん!じゃ、後で感想聞かせてくれよな〜!でひゃひゃひゃ…」
表紙にはタイトルは無かった。
内容は、道具屋の娘を中心としたごくありふれた小説であった。
途中までは。
中盤で、実は火の車の経済であった道具屋の主人が実の娘を奴隷商に売り飛ばしてしまう。
その先からの娘の運命は実に悲惨なものであった。
…という話の、いわゆる官能小説と呼ばれるジャンルの小説だった。
読み勧める途中で、何度も読書をやめる機会はあっただろう。
しかしリフィルは、久々に性的な芸術に触れた興奮のあまり「もう少しだけ、もう少しだけ」と、結局最後まで読破してしまった。
おかげで彼女の火照りはとれず、淫らで邪まな感情が次から次へと浮かんでくるのであった。
「………これから…ロイドの補習だって言うのに……」
旅の最中であろうと、彼女は彼らの教師である。行く先々でも勉強は教え続けていた。
今日行ったテストでは、ロイドは当然のごとく非常によろしくない結果を招いた。
それゆえ、「今日は徹夜でお勉強!夕食の後、私の部屋に来なさい!」などと、彼女は言ってしまったのだった。
(…………疼きが、収まらない…)
右手を股間に伸ばそうとしたそのとき。
「先生、勉強しに来たよ…」
ロイドがノックもせずに扉を開けた。
「きゃああ!?ろ、ロロロイド!女性の部屋に入るときはノックのひとつくらいしなさい!」
「あ……ごめん、先生」
「全くもう…エチケットについても教えなきゃならないようね…さ、机につきなさい」
ロイドは既に入浴後らしく、簡素な部屋着に身を包んでいた。
「じゃあ、まずは数学。この問題からやってみなさい…」
数分たち、彼女は自分の視線の先にロイドの横顔しかないことに気付いた。
火照りは収まるどころか、尚ひどく彼女の身体の奥を滾らせていた。
問題を解くのに必死なロイドの表情に可愛らしさを見出しながらも、一流の剣士として成長した逞しい彼の横顔に惹かれていた。
部屋着の隙間から覗く彼の胸板には毛は無く、美しかった。その綺麗な彼の体を撫でてあげたい、という欲望に駆られる。
久しく男に触れず、そして触れられていない彼女の身体の疼きは、最早耐えられぬほどに膨れ上がっていた。
(もう、我慢できない…)
「ねえ、ロイド?」
「ん?どうしたんだよ先生?」
「数学なんかよりもっと有意義なこと、勉強しないかしら?」
自分でも何を聞いているのか意味が分からない。しかし、ここまで来たら最後まで行くしか。
「え、それってどういう…んむっ!?」
リフィルはロイドの唇に自分の唇を重ね、無抵抗な彼の口腔に自らの舌を滑り込ませた。
ロイドは完全に混乱し、顔を真っ赤にするだけで動けずにいた。
彼の舌を舐め、吸う。右手を部屋着の隙間に滑り込ませ、胸板を撫で回す。
「………んっ……むぅ………んぐ…」
長い間二人の口は繋がっていた。
リフィルのほうから口を離すと、輝く銀の糸が二人をつなぎ、そのうちにぷつりと切れた。
椅子の真後ろに有るベッドに、無抵抗のロイドをゆっくりと横たえる。
未だに何が起こったかわからぬロイドは顔を耳まで真っ赤にして目を白黒させる。
「まずは……ここはなんていうのかしら?」
ズボンの股間に有るボタンを外し、中のものを引きずり出す。
ロイドの一物は張り裂けんばかりに怒張していた。
「せん…せ……なに…?」
「言ったでしょう?数学よりも有意義なお勉強よ…。丁度明日は保健体育のテストもあるし…ね?」
まずは人差し指でくすぐるように刺激を与える。ゆっくりと裏筋を撫で、そのまま睾丸まで指を滑らせる。
指先で睾丸に触れて、やさしく手のひらで包み込み、揉み解す。
開いている手で陰茎をきつく握り、長いストロークを時間をかけて扱く。
「ぅぅぁああ!あくっ…先生、駄目だって……」
「あら…私じゃ不満?」
「いや……そうじゃなくって…」
顔を赤らめ、視線をそらす。その動作がたまらなく可愛らしい。
「私に不満無いなら別に良いじゃない。ほら、私に任せて…っむぐ」
「ふああぁぁっ…!そんな…やっめぇ…」
リフィルはロイドに構わず、彼の大きな竿を咥えこんでそのまま頭を上下させる。
歯を立てないように注意しつつも舌を絡ませ、ロイドに刺激を与え続ける。ぷちゅぷちゅと淫猥な水音が狭い部屋に響く。
「ああ…せんせっ……俺もう…」
「んむ、ちゅぱっ…くちゅ、ぢゅるっ、ぷちゅ…ぷぁは。良いのよ、私のお口にお出しなさい?んむぅ…」
「っ、あ、くは、出るっ…うぅう!」
びくりと大きく脈動したロイドの陰茎はリフィルの口の中に白濁をぶち撒ける。
口を離した彼女の顔をも、何度も脈動を繰り返して白く塗りたくっていった。
「はぁっ、せ…先生……ごめ…なさい」
「良いのよ…。凄く濃くって、美味しいわ…」
そういうと、口の周りの精液のみを舐めとる。頬や額、鼻先に白濁を塗ったまま、リフィルは彼に微笑みかけた。
涙目になったロイドの象徴は完全に力を失わず、臨戦態勢のままでいた。
「ロイド…貴方は、女性の裸は見たことあるの…?」
「いや……ほとんど…」
リフィルは悪戯っぽい笑みを浮かべると、彼の膝に座りなおす。
「じゃあ……よく見ておきなさい。これが大人の女の人よ…」
するすると衣擦れの音を立ててローブを脱ぎ、シャツを脱ぐ。下にあらわとなったのは、可愛らしい模様のブラだった。
ブラをも外し、透けるような白い肌の上半身がすべて露になる。形良く豊満な二つの乳がぷるんと揺れる。
「触ってもいいのよ…?」
リフィルの申し出にすぐさま反応したロイドは、両方の胸を強く鷲掴みにする。
「ふあぁ!…痛いわ…!そんなに強くしたら、ダメよ…」
「あっ……ごめん…先生…」
リフィルは彼の手を取り、ゆっくり胸に這わせる。
「こうよ…ゆっくり、優しく。そして時々強く揉むの…んっ…そぅ、上手よ…そして、乳首も…抓るの…はぁうっ!」
指先の器用なロイドだけあって、リフィルの喜ぶツボをあっという間に心得てしまった。
強弱をつけ、乳首を抓る。そのうちに舌での愛撫も加わり、リフィルの喘ぎ声は大きくなっていった。
「じゃあ、次は…こっち」
ロイドの上から身体をどけると、するするとズボンを脱ぐ。現れた彼女のパンティはしっとり湿っていた。
「この下に女の子の…一番大切な部分があるのよ…分かる?」
股を開き、彼の顔をそこに近づける。ロイドはゆっくり彼女の陰部に鼻を埋めた。
「…あぅ、んくぅ!は…あ!もっと、ゆっくり…あぅう!?」
リフィルの言葉とは逆に、ロイドの動作は激しくなる。パンティの上から唇や舌で刺激を与え続ける。
「ひゃぁあ!やめ、強すぎ!ロ、ロイドぉ!止ま…ひゃあぅぅ!」
「ぷぁは、先生、俺…もう…!」
パンティを横にずらすと、薄い銀色の茂みの奥にてらてらと妖しく光る裂け目が見える。
そこに目掛け、ロイドは秘部に自らの欲望を突き立てた。
そのままぐいと腰を突き出すが、焦る気持ちが強く、上手に入っていかない。
「あれ…お、おかしいな…それっ…それっ!」
「あん!ロイド、待っ…ひゃうんっ!」
何度も失敗し、その度に亀頭がリフィルのクリトリスを刺激し、甘い声を漏らさせる。
「はぁ、はあっ…。ロイド…こっち。このまま、ゆっくり…」
リフィルは両手で竿を掴み、自分への入り口へ誘導する。
「いっ…行くよ、先生…」
「早く、早くきてぇ…ロイド…んくううぅぅぅ…!」
ロイドが徐々にリフィルに入り込む。
根元まで入り込むと、二人はもう一度唇を重ねた。
そして、ロイドの腰がゆっくりと前後運動を始める。
「んっ!…んん!、んむう!う…んぅむ…!うんん!」
塞がれた口から漏れる喘ぎ声に、ロイドの動きは段々と激しさを増していった。
遂に耐え切れず、互いの唇を引き離す。
気付けば、ロイドだけでなくリフィルの腰も大きく動き、互いが互いを求め合っていた。
「はあっ、先生、先生、先生っ!」
「ふぁ、あひぅ!ロイド、名前で…名前で呼んで…あぁ、ロイドぉ…!」
「先生…俺、もう出そう…リフィル…リフィル先生…!」
「私…も、イク!あん、もっと、もっとぉ強くぅ!イク、あうぅ、んあはぁ、イクうぅぅ!」
リフィルが登り詰めたのと同時に、ロイドが彼女の中で爆ぜた。
リフィルの秘部からは白い露が流れ、肛門を撫でて垂れ落ちた。
リフィルは荒い息を上げるロイドの顔を抱き寄せ、耳元で囁く。
「…もう一回、付き合ってもらえるかしら…?」
ベッドの上で愛し合うロイドとリフィルの様子を、わずかに開いたドアの隙間から覗いている男がいた。
彼は地団駄を踏み、怒りの眼差しに涙を浮かべてその様子を見ていた。
「チッキショオォ!ロイドのヤツめ!
先生が具合よくなったところで俺さまが美味しく召し上がろうと思ってたのにぃ〜〜!!」
「ゼロスくん…何をしているのですか?」
突然の声にゼロスは驚き、振り返った。
「ゲ!プレセアちゃん!…あ〜〜、俺さまはね、保健体育のオベンキョしてたの。
プレセアちゃんこそ、こんな時間に何してんの?」
ゼロスの後ろに立っていた少女は、にっこり優しく微笑んでいた。
「奇遇ですね。私も、明日のリフィル先生のテストに備えたお勉強の相手を探してたんです。
私の記憶には無かった教科なので、予習が必要だと判断しました」
「へぇ…プレセアちゃんが知らない教科ねぇ。で、何の教科よ?俺さまでよければ手伝うぜ?」
「たった今ゼロスくんがお勉強していた、保健体育です。例えば、これとか」
「んぎゃっ!!」
リフィルとロイドの行為に恥ずかしくも立ち上がっていた一物を、プレセアが信じられない握力で握る。
「さ、お勉強しましょう。私の部屋でいいですよね」
「痛い痛い痛い痛い!プレセアちゃん、離して!助けてぇ!!」
ゼロスは悲鳴を上げるが、プレセアはそんなことお構い無しにそのまま引きずって部屋に入った。
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