総合トップ>SS一覧>SS No.2-093
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
マオちゃん大変身 |
丼兵衛氏 |
ティトレイ×マオ(女体化) |
2005/02/28 |
2005/03/01 |
サニイタウンにて、彼は唐突に口を開いた。
―僕は、ヒトでは無かった―
ヴェイグ達は驚きこそすれども、彼等は以前と変わり無く受け入れてくれた。
だが、ヒトであるかどうかという以前に、マオは重大な悩みを抱えていた。
それも、ひどく厄介な…。
「こんなじゃ…、マトモに見てくれないよ…」
マオは泣きそうな表情で詰襟の胸をはだけ、自分の胸部を凝視していた。
その胸は、かすかにではあるが丸みを帯びて膨らんでいる。
「へぇ、マオちゃんって女の子だったのね」
何時の間に居たのか、部屋の背後でヒルダが意地悪そうな笑みを浮かべてマオの身体を観察していた。
「うわぁ!」
マオは突然現れた人影に飛びあがらんばかりに驚き、反射的に胸を両腕で隠した。
「神獣の子だけあって、身体もフォルスの影響を直に受けるのでしょうか…?」
これ又何時の間に居たものやら、アニーが興味深げにマオの身体を眺めていた。
「アニー、あんたは医者の卵でしょ? どうせならマオの身体を診てみたら?
貴重なデータが取れるんじゃないの」
「僕の、体を?」
「同じ女の子同士なんだから、今更恥ずかしがる事無いでしょ」
「そうだけど…」
「だったらさっさと服を脱ぐ事ね。ほら、モタモタしない!」
もっとも、ヒルダは既にマオの服に手を掛けて無理矢理脱がしにかかっていた。
「ちょ、ちょっと待ってよ!、僕にだって心の準備が…」
マオは慌ててその場から逃げようとしたが、既に背後に廻ったヒルダに背後から
しっかりと羽交い締めにされていた。
「うるさいわねぇ」
「うわぁぁぁ〜!!」
引き千切られるかの如く詰襟の合わせが外され、小ぶりの双丘が露わとなった。
「成長期だけあって、流石に小さいですね」
「お子ちゃまなのよ」
アニーは真顔で、ヒルダは怪しげな笑みを浮かべて、幼い膨らみをまじまじと凝視した。
「見ないで、見ないでよぉ!」
マオは顔を真っ赤にして足掻いたが、却って苛めて下さいと言っている様なものである。
「ほらほら、お医者さんの言う事には従うもんでしょ」
ヒルダは再びマオの身体を羽交い締めに掛かった。マオは必死でもがいたが、体躯の差
もあってかあっさりと押え込まれた。
無防備となった双丘には、バースの形見と思しき金属製の聴診器が当てられた。
「あひぃ!、・・・冷たいよぉ」
「は〜い、息吸ってくださいね」
「あ・・・」
(下手に逆らうと余計酷い事になりそうだな…ここは覚悟を決めた方が良いかな)
アニーの態度が至極真っ当だったので、マオは本当に身体検査をされるだけで済む
と思い、とりあえずはアニーの指示に素直に従う事にした。
「はい、そうですよ。吸ってぇ〜、吐いてぇ〜、吸ってぇ〜」
胸に次いで背中にも聴診器が当てられ、上着を着ようとしたマオにアニーが声を掛けた。
「あ、マオさん、全部脱いでください」
「え、下も調べるの!?」
「そりゃそうでしょ。アンタの可愛いアザラシがどう変化したかも記録しなきゃ」
「でも…流石に恥ずかしいよ…」
「どうせ、風呂にでも入れば自分のと私達のを嫌というほど見るわよ」
「そうです、慣れればどうって事は無いですよ」
「分かったよ、脱げばいいんだろ」
例え男同士であっても、流石にヴェイグやティトレイのオットセイ(ユージーンは
トドであろうか)を見る機会は滅多に無く、増してや他人のソレを凝視するなどという
事は無いなどと思いつつも、抵抗すれば却って事態を悪化させかねないとの懸念から
渋々とアニーの指示に従った。
「・・・やっぱり、何度見ても慣れないよ」
…予め予想出来た事ではあったが、露わにされた秘所の部分に可愛いアザラシなどおらず、
その代わりに縦溝が入った丸裸のデルタ地帯が広がっているだけであった。
「あらら、見事にツルツルねぇ。この分だとまだ“月のもの”も来て無さそうね」
マオの秘所を視姦していたヒルダは意地悪気にほくそ笑んだ。
「それでは、お注射しましょうね」
いつの間に用意したものか、アニーは透明な液体の入った注射器を持っていた。
「え?、それって…」
「栄養注射よ」
「大丈夫、ちょっとチクっとするだけですよ」
優しげな言葉とは裏腹に、マオの二の腕にブスリと針を刺した。
「痛っ!!・・・、一体コレに何の意味があるの?」
「暫くすれば分かりますよ。はい、検診終わり」
「やっとかよ…素っ裸に剥いてまでする事かな」
その時はこれだけで終わるであろうと思っていたマオは、徐々に自分の身体に表れて
きた変化に“栄養注射”の意味をようやく知るのであった。
<数日後>
「ちょっと…お薬が効きすぎたみたいですね」
「ちょっと?、幾らなんでも効き過ぎよ。アタシより大きいんじゃない?」
二人の視線の向こうには、詰襟がはち切れんばかりに膨らんだ豊かな両胸を揺らしたマオが
トンファーを持って素振りに励んでいた。
アニーの“栄養注射”とは、(自分用に使う為の)豊胸用に調合された女性ホルモンであった。
最初は『貧乳だったからイイかも…』と単純に喜んでいたマオも、余りにも胸が膨らんでいく
事に驚き、少しでも脂肪を筋肉に変える為に暇さえあれば素振りを行って調整している…
という訳であった。
「あぁ・・・イイなぁ・・・、女としちゃ星4ツ半って所だぜ」
「だが、元は男だぞ。気持ち悪いとは思わないのか?」
ティトレイとヴェイグがマオの姿を隠し見していた。
「そりゃぁ年はちと若いがな、あのプルプルと揺れる乳にプリンプリンと張った尻!
うぉぉぉ〜〜〜、たまんねぇっす!」
「…理解出来んな」
ヴェイグが呆れて去った後も、ティトレイは妄想を膨らませて辺り一面に得体の知れ
ない草花を咲かせつつあった。
「あのデカイ乳にソーセージを挿んで咥えてしごいてそのままぶっかけて
・・・くぅ〜〜〜我慢できネェ!!」
ティトレイはとうとうマオの居る方へ飛び出し、緑のフォルスで蔦を次々と生やした。
蔦は凄まじい勢いで伸びて蛇の如くうねりながら、あっという間にマオの両腕と両足を
がんじがらめに封じてしまった。
「マオ〜、もう我慢出来ん! ヤラせろ〜!」
ティトレイは鼻息も荒く、マオの着衣を力任せに剥いでしまった。
「ティトレイ、やめて、やめてよぉ!!」
「やめてと言われてやめる馬鹿はいねぇよ!」
勿論、ただ一つの欲求に突き動かされたティトレイがマオの懇願に耳を傾ける筈も
無く、合わせを引き千切られた詰襟から剥き出しにされた、年不相応に豊かに膨らんだ
双丘にむしゃぶりついた。
「あ!・・・や・・・やだぁ・・・」
突然、ティトレイの背後から何かが飛んできて、そのままティトレイの後頭部にさくり
と突き刺さった。
「あだだだだだ!!」
思わぬ背後からの攻撃にティトレイは飛び上がり、後頭部から血を吹き出しながら
辺りを転げ回った。
「・・・がっつくんじゃないわよ、この欲ボケ男」
指にタロットカードを挿んたヒルダが出てきた。どうやら、ティトレイの後頭部への
“ぶちかまし”はヒルダからのものであった様だ。
「そうですよ、フォルスを悪用して押し倒すのはヒトとして最低です」
ヒルダの側からアニーもひょっこり顔を出した。
「…ヒトの身体で新薬の実験するのもヒトとしてどうかと思うけどなぁ。
でも、一応は助かったからいいかな」
蔦に縛られたまま、マオは呟いた。
「・・・い、いやつい、誘惑に負けちまって…。
この通りマオに謝るから決してヴェイグやユージーンには言わないでくれ!。
姉貴に知られたら縁を切られちまう!」
哀れなティトレイは地面に頭を擦り付けん勢いで土下座を繰り返した。
だが、二人の反応は意外なものであった。
「何もアノ事を止めろ、なんて事は言わないわよ」
「ただ、事に臨むんだったらそれなりの準備位はしなければなりませんよ」
そう言ってアニーが取り出したのは、“カレギア軍御用達 突撃壱番”と印刷された
包装に入った男性用の避妊具と錠剤であった。
「え?…、止めに入ったんじゃ、ないの?」
「マオ、アンタがあの中年男にホの字だって事くらい分かってるわよ」
「そっ、そんな事は…」
「隠したって無駄よ。アンタが女の身体になってから、たまに自分で慰めてるって事
位知ってるわよ。喘ぎ声だって聞いてるわ。『ユージーン、僕を抱いて、貫いてぇ!』
てな具合の、よ」
「・・・・・・・・」
恥ずかしさの余りにマオは顔を真っ赤に染めた。
「でも、幾らユージーンとヤリたいからって、最初からあんな丸太ん棒みたいなのを
アンタのちっちゃいアレに突っ込むのは無謀というものよ。
だから、始めは標準サイズで徐々に慣らさないと駄目よ」
「そういう訳でティトレイさん、余り乱暴しちゃいけませんよ」
アニーは未だに頭を押えていたティトレイのズボンをまさぐると、強引に避妊具を装着
した。次いでに、マオの口蓋に錠剤を押し込み、鼻を摘んで無理矢理飲み込ませた。
「…っはぁ!、何だよこれぇ」
「女性用の経口避妊薬です。予防は多いに越した事は無いでしょう」
「それじゃ、せいぜい頑張ってね、お2人さん」
ヒルダとアニーは去り、その後には呆然としたマオとティトレイが残された。
「…って事は、俺はマオの為にも頑張らなきゃならないんだな」
「…するんだったら優しくしてよ」
ティトレイは今度は優しく丁寧に、マオの半ズボンの窓を開いた。
「あ、ちょっと待った!…目隠ししてくれない?。両手が動かせないんだ」
「でも、何でだよ?」
「…ヒルダも言ってたでしょ」
「…俺はあくまで代用って事かよ。傷ついちゃうなぁ」
愚痴を言いつつも、ティトレイは魚の浮き袋で出来た避妊具を付けた剛直をマオの
秘所に当てた。愛液に塗れ、適度に濡れた秘所がくちゅりと音を立てた。
「いじくる必要も無いのか。もしかして縛られて感じちゃったとか?」
「違うよ。僕、ユージーンに抱かれてる所を想像してみたら、自然と…」
「ったく、このエロ餓鬼が」
「か細い女の子を押し倒そうとする変態スケベ男に言われたくありませんよ〜だ」
とはいえ、ああだこうだ言ってはいても事を始めなければ意味が無い。
そう言う訳で、意を決したティトレイはマオの秘所に剛直をするすると沈めた。
「いひぃっ!!」
マオは悲鳴を上げ、身体を仰け反らせた。
プチプチと微かな音がすると共に、秘所から鮮やかな色の血がこぼれた。
「もしかして、処女だったのか?」
だが、マオは目隠しをされたまま、ぐっと押し黙ったままであった。
「…まぁいいや、いくぞ」
ティトレイは一旦剛直を秘所から抜くと、小柄なマオの身体に覆い被さった。
そして、豊かな双丘に顔を埋め、薄い褐色の蕾を吸い上げた。
「しっかし、身体に似合わないデカイ乳だな、こりゃ」
指でつついて柔らかな弾力を愉しむと、馬乗りになって双丘に剛直を埋めた。
「ほら、顔上げな」
マオの頭を上げさせると、唇に剛直の先端を当てた。
「咥えるんだ」
「んっ・・・」
マオはティトレイの要求に素直に応じ、剛直を咥えると先端の辺りを撫でる様に
舐めまわした。
「んっ・・・んむぅ・・・んぅ・・・」
「おおぅ・・・、こりゃぁ・・・、星4つ・・・ってトコだぁ」
ティトレイは、余りの気持ち良さに自分の股間にマオの頭を押し付けながら恍惚の
表情を浮かべた。
「ほら、いつまでも○ン○ンしゃぶってばっかじゃ面白くないだろ」
マオの頭を離させると、仰向けに寝かせてその上に再び覆い被さった。
「うっわ〜、血まみれだな…、でも、今度は痛くないと思うがな」
秘所の辺りを布で血が混じった愛液を拭い、剛直を再びマオの秘所に挿入した。
ティトレイの腰がゆっくりと沈み込んだ。もっとも、マオの小ぶりな秘所では全部
入れる事は出来なかったが。
「ほら、動かすぞ」
ティトレイが腰を動かすと、マオの豊かな双丘が小刻みに揺れた。
「あぁ、ユージーン、ユージーンっ・・・!!」
「おぉぉ・・・、締め付けも・・・貝の具合も、星四つ半・・・だぁ」
たまらず、ティトレイの剛直は白濁液を吐き出した。
「コレの味にも慣れなきゃな」
ティトレイは抜き出した剛直に被さっていた避妊具を外すと、中身の白濁液をマオの
顔に振りかけ、唇に塗り付けた。
「・・・うげぇ、苦いよぉ」
「大人の味ってもんだ。ユージーンのは濃くて多そうだから慣らさなきゃ大変だぞ」
目隠しされながらでも明らかに顔をしかめているのが分かるマオの仕草を見て、
ティトレイは愉快そうに笑った。
「ね、マオちゃんがアンタに惚れてるって事、本当でしょ?」
「それは分かった。だが、俺はマオを我が子の様に思っている。増してや劣情を持って
抱くなとという事は…」
隠れて様子を伺うヒルダとアニーの側には、苦虫を噛み潰した顔のユージーンが居た。
彼は事の一部始終を目撃していたのである。
「でも、マオだってああいう風に頑張ってるんですから、少しは考えてみては?」
「・・・分かった」
ユージーンはその一言だけをやっと発して、深刻そうに考え込みながらその場を去った。
「しかし、本当にマオにユージーンの子を産ませるつもり? 愉しむ位なら別に構や
しないとは思うけど、子作りともなると話は別よ」
心なしか、ヒルダの表情は曇っていた。だが、アニーは意に返さずこう答えた。
「本当はマオさんがヒト並に妊娠出来るかどうかも見てみたいのですが、今は大切な
使命がありますから。それが終わったら…」
「・・・アンタって、見かけによらず結構鬼畜よね」
「マオさんは厳密にはヒトではありませんから。これも医学の発展の為です」
アニーは真剣な表情を崩そうとはしなかった。
[完]
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