総合トップ>SS一覧>SS No.2-091
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
将軍様が妄想しる |
たっちゃん氏 |
エロ無し |
2005/02/19 |
2005/02/19 |
私ことミルハウストは、ここラジルダで起きた暴走を鎮めるために来ている。とりあえず今は暴動もひとまずおさまり、私は宿で暇をもてあましていた。
そんな時、部下の一人がラジルダでのみ作られるというあるものをもって来た。どうやら昂った心を鎮めるための薬らしい。
「……なるほどな……では、それをそれぞれの種族の長に飲ませておいてくれ。その……何とか錠を」
「鎮魂錠です」
「そう……鎮魂錠剤を。あの二人、今もなお極度の興奮状態にあるからな」
私は部下にそう指示するとベッドに深く腰をかけ一息つく。そして少しの間物思いにふけった。
(鎮魂錠……ちんこんじょう……か……読み方の都合とは言え、なかなかにいかがわしい響きだな)
駄目だ……たまに物思いにふけるとロクな事を考えない。第一、私はこんなキャラでは無いはずだ。
だがしかし、部屋の中には本も無いためやはり物思いにふけるしかないのが哀しいところではあるのだが。
(うむ……しかし今思えばあのときの陛下はある意味でご乱心されていたのかもしれないな……あの時にこの鎮魂錠さえあれば、もしかしたら)
過ぎてしまった事を今更どう思ってもしょうがないのだが、これを見るとそんな考えがふと頭をよぎってしまう。未練……なのだろうな。
(……私の自前鎮魂¥でも使えば、陛下の乱心は静められただろうか?)
何となく視線を己の股間に集中させる。が、当然ソコには何の変化も見られない……と言うか、私は何を考えているのだろうか。
(ぬぅ……私とした事が……何故あの時に自前鎮魂¥の白濁液剤を、陛下に与えるという考えが浮かばなかったのか……そうしておれば陛下はあんなことにはっ!!)
そうか……そうだったのだ。私が自前の鎮魂♂tを用いて陛下をお止めすれば、あんな事にはっ!!
一方その頃。
「っ!?」
「どうしたんだ?クレア」
「い、いえ……ちょ、ちょっと寒気が」
「そうか……なら俺の上着を……」
「え?いやその」
クレアの体に入っているアガーテは、原因不明の寒気を感じていたそうな。
終る
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