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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
少年の悲劇(R) 720氏(10スレ目) 眼鏡の女の人×マオ 2005/01/20 2005/01/20

 これは、3人がミナールに来た時に起こった出来事である。
「ここは一体何所?」
マオは一人走っていた。
港・畑・宿屋という具合に……
「まったく、皆あんなに迷子になっちゃ駄目だよって言ってたのに!」
読者の皆さまにお願いがある。
迷子になったのはお前だろ! という突っ込みはやめてあげて欲しい。
何故ならそれが、マオクオリティーなのだから…
そんなことはさて置き、マオは迷子になった二人を探してミナールを走り回っていた。
「ここかな?」
マオは目の前に立ちはだかる巨大な建造物に目をやった。
そこは…
ミナールの図書館である。
それが、マオ坊やの悲劇の始まりであった。

「うわ〜ここなんだろ…」
キョロキョロと周囲を見回しながら図書館へと引き込まれて行く。
既に、マオが言う所の迷子の二人は頭の片隅に追いやられてしまったようだ。
「そこの少年!」
「えっ!?」
突如マオの耳に叫び声が入ってきた。
目の前を見ると一人の女性が立っていた。
何故か仁王立ちで。
「…誰ですか?」
「私は自由を愛する女である!」
何故か偉そうである。
心無しか胸を張っているように見える。
「で、何の用ですか?」
正直相手をするのもかったるいと思ったマオではあるが、それはあんまりだと思い話し掛けた。
「簡潔に言おう! 私の好みだ!」
「え…むぐっ!」
そう言うや否やマオの唇を塞ぐ。
軽いキスなどではない。
ただ、欲望のままの濃厚なキス。
マオの唇をむしゃぶりつくすキスである。

「む…ぐ…」
荒々しいキスをマオは唇を堅く閉ざし拒む。
女はそれを察するとマオの唇を舌先で刺激する。
右端から器用にマオの唇を撫でる。
マオは思わず唇を緩めてしまった。
”ずにゅ”
それを見逃さず、女は笑みを一つ浮かべると口の中に舌を挿入した。
絡み合う舌と舌。
クチュクチュと誰もいない図書館に淫靡な音だけが響く。
 女は一しきり舌を絡めると今度は上顎、歯茎と縦横無尽にマオの口の中を侵食する。
「…うむ!?」
突如マオが体をビクンと振るわせた。
女の手がマオの股間を擦ったからだ。
”スリスリスリ”
舌を絡ませながらもマオの股間を擦る。
空いた手で器用に衣服を脱がせる女。
「プハァ…」
そこで、唇を離す。
「酷いよ! こんなことをして!…うぐっ!」
唇を離した瞬間に声を荒げるマオ。
しかし、その言葉は最後まで話すことは敵わなかった。
女はマオの乳首を舌先で転がす。
「私は自由だ。つまり坊やをどうしようと自由なのよ」
「うぐっ!」
そう言うとマオの乳首を噛む。
それに思わず悲鳴をあげるマオ。
右手はマオの幼い茎を擦り挙げていた。

 「さて、そろそろ良いわね」
擦る手を止めて、マオの幼い茎を見る女。
まだ、皮を被っているが、ここにあるぞと強調する茎。
「うふふ…」
それを満足そうに見つめるとほお擦りをする。
「なんで…こんなことを…止めてよ」
涙目で懇願するマオ。
しかし、返ってきた返答はお約束である。
「私の自由よ」
と…
「それに、ここをこんなにしても説得力ないわよ!」
事実その通りである。
マオ自信も初めての快感に流されそうになっている。
「う…」
図星をつかれたマオは言葉を詰まらせる。
「気持ち良いこと教えてあげるから」
そういって、舌先で器用にマオの皮を剥く。
「うぁ!」
初めて味わう刺激に体を仰け反らせる。
「さて、いただきます…」
女はそう言うとマオの茎を舌で刺激しはじめた。
「う…あ!」
初めて外気に晒されたマオの亀頭は非常に敏感になっていた。
「いいわ〜その表情…」
そんなマオの反応に上機嫌な女。
鈴口から始まり、カリ首、裏筋、袋と丹念に舐め取る。
様々な所を刺激する度に表情を変化させるマオ。
それが、女の興奮を高めていく。

「ここがいいのね?」
一番敏感な反応を見せたカリ首を重点的に刺激する。
「あ…やめてぇ…」
徐々に顔を紅潮させるマオ。
「だ〜め」
マオにはその反応が女をより昂ぶらせるだけだとは気付かない。
気を良くした女はマオの茎を頬張る。
唾液と舌にまみれるマオの茎。
思わず顔をしかめるマオ。
「じゃぁ行くわよ!」
それを見て満足そうな笑みを見せると…
”ジュ…ジュ…”
顔を上下に動かす女。
上下に動かす度に舌で擦られるマオの茎。
マオの表情を見ながらゆっくりと女は上へ下へと顔を動かす。
その度にマオは体を震わせる。
”ビクン”
「ムグ!」
突如、マオの体が大きく仰け反った。
女はマオの限界が近いのを感じ取ると激しく顔を動かしはじめた。
”ジュポジュポジュポジュポ”
「う…うぁ〜〜〜!」
”ドクン、ドクン、ドクン”
女の口の中を満たす体液。
「ん…コク…コク…」
嫌な顔せずそれを飲み干す女。
”ズジュー”
「ん!」
最後の一滴までマオの体液を搾り取る。

 「…ぷはぁ」
満足そうに茎から口を離す。
「ごちそうさまでした!」
その場にへたり込むマオを尻目に上機嫌である。
「本当なら、お礼に坊やを男にしてあげたい所だが!」
唐突にいつもの口調に戻る女。
「本番をやる気分ではない! するもしないも私の自由である!」
最初の同じように仁王立ちする女。
違うのは口の端からマオの体液が少し垂れているくらいである。
ついでに、なんか艶々している。
「ひ、酷い…」
そんな自由を愛する女を見ていると沸々と、ある感情が湧いてきた。
そう…怒りである。
「あんたなんて…あんたなんて…」
マオの周囲には怒りのオーラが見えている。
それに気付いた自由を愛する女は徐々に表情が変わっていった。
恐怖である。
「最低だ〜〜〜〜〜〜!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
マオの炎のフォルスが暴走した。

 こうして、ミナールは崩壊した。
それゆえ、ヴェイグはクレアを助け出すことも叶わず、リバースの物語も終焉を迎えたのであった。

南無三…


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