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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
ある少年の悲劇 720氏(10スレ目) リフィル×ジーニアス 2005/01/18 2005/01/18

 ジーニアスは焦っていた。
否、焦っているの表現は適切ではない。
どちらかと言ったら飽きれていると言った方が良いだろう。
なぜなら…
「素晴らしい! 素晴らしいぞここは!」
目の前には遺跡モードを発動させた姉がいるからである。
しかも、二人っきりである。
「はぁ…なんでこんな事になっちゃったんだろう。」
一人世界に入っている姉を横目に頭を抱えるジーニアス。

 そもそも、何故このようなことになったのかというと…
遺跡に来た。
そこで落とし穴に嵌り、ジーニアスとリフィルが落ちた。
そして、今に至るという理由である。
 
 甚だ簡潔な説明であるが、詳しく説明するとエロまでかなり時間が掛かってしまうので割愛させていただいた。

 「おぉ!」
先ほどから落とし穴に落ちたというのに楽しそうなリフィル。
所狭しと駆け回るリフィル。
まぁ、落とし穴の中なのだから狭いのであるが…
その眼は爛々と輝いている。
それを見て抱えていた頭を、さらに深く抱えるジーニアス。
「どうやって脱出しよう…」
遥か上にある天井を眺めながらジーニアスは壁に背をついた。
”ゴトッ”
ジーニアスの背中で何かが押される音が聞えてきた。

”プシュッ”
その直後、壁からガスが噴出してきた。
「なっなにこれ!」
「むっこれは!?」
慌てふためくジーニアスを尻目にリフィルはそこを凝視する。
「ジーニアス! 嗅ぐな!」
直後リフィルが口を抑えて叫んだ。
「えっ、えっ…」
しかし、悲しいかな時既に遅しである。
そのガスを大量に吸い込んだジーニアスはその場に倒れ込んだ。
「ねっ姉さん…体が…」
「どうやら体を麻痺させるガスのようだな」
淡々と状況を説明するリフィル。
「安心しろジーニアス、命に別状はない」
「安心しろたって…体が動かないんだけど…」
辛うじて動く首をリフィルの方へ向けて呟くジーニアス。
「ふむ…それなら好都合だ」
ジーニアスを見つめるリフィル。
好都合…その言葉を呟いたリフィルは淫靡な笑みを浮かべている。
「…好都合?」
何のことなのか解らないと言った表情でリフィルを見つめる。

リフィルの白い手がジーニアスの股間へと伸びる。
「ねっ姉さん!…っつ!」
驚きの声をあげるジーニアス。
目の前にいるのは優しくも厳しい姉ではなかった…
ただ、淫靡な美しい女性である。
「どうやら、ガスの成分は発情もしてしまうようだな」
「発情ってそんな…くっ!」
淡々と説明をする間もリフィルの手はズボンの上から優しく撫で廻している。
 「さて、そろそろ…」
ジーニアスのズボンに手をかけ…
”ズルッ”
一気に脱がすと、そこには幼さを残しつつも隆々としている若茎が存在をアピールしていた。
「ふふふ…可愛いな」
リフィルはそう呟くと、裏筋を指でつつっと撫でた。
「くっ!」
初めて他人に触れられた感触に声を漏らすジーニアス。

リフィルはそれを見て満足そうな笑みをし、両手で優しく若茎を包み込んだ…
”シュッ……シュッ……シュッ”
優しく前後に擦りだす。
「やっやめ……て…姉…さ…」
涙目で懇願するジーニアス。
しかし、リフィルにはそんなこと耳に入らない。
”シュッ…シュッ…シュッ”
徐々にスピードを速めるリフィル。
その瞳にジーニアスは映っていない。
ただ、無言で若茎を見つめるのみである。
「うっ…あっ…うっ…」
リフィルが前後に擦る度にジーニアスはうめき声を挙げる。
その瞳からは大量の涙をこぼしている。
”シュッシュッシュッ”
最初の優しい愛撫は無く、ただ激しく擦るリフィル。
動かない体を震わせるジーニアス。

「そろそろだな、ジーニアス?」
「ねっ姉さん…」
”シュシュシュシュシュシュシュ”
達する瞬間が近いと感じ取ったリフィルはスピードをさらに速める。
”ビュッ! ビュッ! ビュッ!”
若茎から飛び出す白濁色の汁がリフィルの顔を汚す。
それを左手で拭うと恍惚とした表情を見せるリフィル。
それとは、対極的に呆然としているジーニアス。
ジーニアスは『遺跡モード』を発動させた姉の手によって精通を果たした。
”シュッ…クチュッ…”
「うっ……あっ…うっ……」
残った右手は若茎を離さす未だに擦られている。
前後に擦る度にジーニアスの若茎から残った汁が飛び出す。
 名残惜しそうに右手を若茎から離すリフィル。
そして、その場に立ち上がると…
「さて、そろそろ私も…」
自らの衣服に手をかける。
「姉さん……もう止めてよ…」
「中途半端は良く無いぞ。 私が男にさせてやろう」
ジーニアスの一言はあっさりと却下された。

その時…
「二人共、大丈夫〜?」
羽を生やしたコレットが降臨した。
落とし穴に落ちた二人を救出するために降りて来たのである。
しかめっ面をするリフィル。
反対に、ジーニアスには文字通り天使が降臨したと思ったであろう。
しかし、コレットは二人を見た瞬間固まった。
衣服を脱ごうとしているリフィル。
方や、下半身丸出しのジーニアスである。
「おっお邪魔しました〜」
顔を真っ赤にして上昇していくコレット。
「そっそんな…」
ジーニアスは上昇して行くコレットを涙目で見送った。

 その後、ジーニアスとリフィルの行方を知る者はいない…


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