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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 321氏(10スレ目) ガジュマ×アニー(未遂) 2004/12/29 2004/12/31

「じゃあ!あとは頼んだよ!!くれぐれもお客様に失礼のないようにね!」
「おう!まかせとけっ!!」
「僕達にまかせれば心配いらないよ!なんてね☆」
ヴェイグたち一行はミナールの酒場でバイトをすることになった。
理由は金不足のため。
「あっ!そうそう、そこのおじょうちゃん。」
「えっ?私?」
とヒルダ。
「ちがうよ!そっちのお・じょ・う・ちゃ・ん、だよ!!」
「なんかむかつくわね・・・・」
「あっあの・・・・私になにか?」
自分の隣でなにかすごいオーラを出してるヒルダを
なだめつつアニーはウエイターに答える。
「最近ウチの店によくあらくれ者が来るんだ。」
「あらくれ者・・・ですか?」
「ああ、ひとこと言うとな。そいつらはかなりの女好きでなぁ・・・・
この前ウチでバイトしてた女の子をいきなり・・・・」
「子供の前だ・・・それ以上言うな。」
ユージーンはウエイターにストップをかける。
「え〜〜?!僕だってそれくらい知ってるよ!子ども扱いしないでよね!!」
「・・・・・まぁそうゆうことだからおじょうちゃん!
じゅうぶん気おつけるように!」
「はっ、はい!!でも私なんかよりヒルダさんのほうが気おつけたほうが
いいんじゃないですか?ヒルダさんすっごく美人だし・・・・」
「あらくれ者もさすがにおばちゃんは襲わないだろ!!」
「ティトレイ・・・それ以上言ったらぶつよ!!」

「へ〜い!ビールお待ちのお客様〜〜!!」
「ああ!!ここだここだ!!」
夕方6時から開店した酒場はヴェイグたちが思った以上に
込んでいて休む暇もなかった。
「ふぅ・・・さすがにずっと働きづめっていうのも疲れるね。」
「開店してからずっと休んでないんだ・・・仕方がない・・・。」
「ちょっと!マオ!ヴェイグ!なに無駄話してんのよ!口を動かす暇が
あったら体を動かしなさい!!」
「はっはい!!」
「あぁ・・・」
「なんかヒルダ、ピリピリしてるね・・・。」
「・・・・・・。」
(バタン!!)
その時ものすごい勢いで、しかも乱暴にドアを開ける音がした。
「けっ!!この店は相変わらずきったねぇな!!」
ドアを開けた主はいかにもあらくれ者といった感じの体の大きな男達だった。
「うん?!おまえ新入りか?見ねぇ顔だなぁ・・・・」
「えっ?あっ!はい・・・・。」
あらくれ者たちは丁度ドア付近にいたアニーに声をかけてきた。
「あっあの?ご注文はなんでしょうか?」
アニーの声は少し震えていた。あらくれ者たちは大きい体に
凶悪な顔をしているからとゆうこともあるが。なにより
あらくれ者の中には彼女の一番の苦手なもの、ガジュマがいたからなのだ。

「おうおうプルプル震えちゃって〜〜かわいいねぇ!!!」
「・・・・・。」
「まぁいい!!ビールだ!!ビールもってこい!!」
「はっはい!かしこまりました・・・・。
その場はなんとか何もおこらずにすんだ・・・・。
「アニー!!大丈夫?!」
ビールのタルがたくさん置いてある倉庫の中マオの声が響いた。
「大丈夫よマオ。」
アニーは無理に作り笑いをして見せた。
「でも・・・あいつらアニーを見る目がすっごくいやらしかったよ!!
ぜったい何かされるって!」
「マオ・・・・おちつけ。」
「ヴェイグだってアニーがあいつらに(ピ―――)や(ピ―――)や(ピ―――)
なことされるのいやでしょ!?」
「マオ!///」
アニーの顔はまるでゆでタコのようにまっかっかだ。
「いっいや・・・それはそうだが・・・・。」
「////」
アニーの顔はますます赤く染まっていった。
「とにかく!!少しでもあいつらにヘンなことされそうになったら
僕に言ってね!!僕のフォルスであいつらなんか黒こげおこげに
しちゃうからさっ!」
「うっうん・・・・。」
笑顔でそんなことを言うマオはある意味あらくれ者より恐ろしかった・・・。

「おまたせしました」 
「おせーじゃねぇか!!」 
「はっはい!すみませんでした・・・・。」 
アニーは今すぐこの場から離れたい一心だった。 
早くこのあらくれ者たちから・・・ガジュマから・・・。 
「じゃ!待たせた分だけたっぷり付き合ってもらおうじゃねえか!!」 
「え?」 
そう言うとあらくれ者たちは無理やりアニーを自分達の輪の中に 
ひっぱてきた。 
「やっやめてください!!」 
「へへ・・・。これなら誰にもジャマされねえな・・・。」 
あらくれ者たちはその大きな体で誰からもアニーを見えないようにしながら 
店の奥の薄暗い席へと連れて行った。 
「お客様・・・。はなしっ・・・・!!!!。」 
あらくれ者たちはアニーが言い終える前にアニーにいきなり 
ビールを飲ませ始めた。 
「あっあぷっ・・・!!やっや・・・んご!!」 
アニーはかすかに目に涙を浮かべていた。 
しかしあらくれ者たちはかまわずアニーにビールを飲ませ続けた。 
「んっ!!んあ・・・・!!」 
アニーはだんだん頭がポーっとしてきた。 

「そろそろいいんじゃねえか?」 
「だな!!」 
そう言うとあらくれ者はアニーの口からビールを放した。 
「ごほっ!!んっ!はぁはぁはぁ・・・・。」 
「どうだい?ビールのお味は?」 
アニーはビールのアルコールのせいでひどく顔が赤く染まっていた。 
そして頭がポーっとして夢心地になっていた。 
「ははぁ!!こいつビールのアルコールでまいってやがる!!」 
「へへ・・・かわいいねぇ・・・。」 
「おい!さっさとやっちまおうぜ!!」 
アニーはほとんど意識を失っていて、もはや抵抗をするのは無理だった。 
それをいいことにあらくれ者たちはアニーの服をぬがそうとした。 
しかもただ脱がすのではなくガジュマの鋭いつめで引き裂いて脱がせた。 
「やぁ・・・・。」 
まだかすかに意識があったアニーは小さく声をあげた。 
しかしアニーはとうとう気絶してしまった・・・・。 

そのころマオとヴェイグはやっと店が空いてきたので少し休息をとっていた。 
「そういえばアニーはどこいったのかな?さっきから姿が見えないけど‥‥。」 
「さぁ・・・?」 
「まさか!!!!」 
「・・・・・」 
マオとヴェイグは忙しくてアニーのことを気にするのをすっかり 
忘れていた。その間にアニーはあらくれ者たちに・・・・。 
「たいへんだよ!!さっきのあらくれ者たちはどこ?!」 
「たしかあの席に座っていたが・・・・いないな・・・。」 
「まさか!!どっかに連れて行かれちゃったのかも!!アニーかわいいから。」 
マオはかなり慌てていた。 
「おちつけマオ・・・・とにかく店の中を探してみよう・・・」 
「うん・・・・・。」 
しかし探すといってもすでに店の中はがら空きだったのでアニーはすぐに 
見つかった・・・・・。 
「おまえたち!!!よくもアニーを・・・・!!!」 
アニーは犯される寸前のところでマオとヴェイグに助けられた。 
気絶していて声をあげれなかったアニーは助けを求めることもできずに 
静かに眠っていた。 
「まっ!待ってくれ!!まだ犯しちゃいねぇって!!」 
あらくれ者たちはひどく怯えていた。なぜなら・・・・。 
「ゆるさない・・・・。」 
マオとヴェイグは完全に我を忘れてまさに今フォルスの暴走が始まろう 
としていたからだ。そのとき・・・・。 
「すみませんお客様。もう閉店の時間ですので・・・・。」 
ユージーンの声だった。 


「まったくお前達!!あんなところでフォルスを使ったら 
どうなるか分かっていただろう?!」 
「だって〜・・・・。」 
「すまん・・・・。」 
結局その場はユージーンのおかげであらくれ者たちは無事にすんだ。 
「あいつら許せないよ!!僕だってまだアニーと・・・・」 
「マオ!!」 
「はぁい・・・・。」 
マオはまだフォルスの暴走が収まりきっていなかった。 
「でもアニー大丈夫かしら?たしかアルコールは匂いだけでもだめだって‥‥」 
「うーむ・・・・。」 
「でもよぅ!!あいつらアニーを犯そうとしてたんだぜ?! 
なのにほっといていいのかよ?!もっとこらしめてやらねぇと!!」 
たにかにティトレイの言うことももっともだった。 
「・・・・これにこりてあいつらはもうここにはこないだろう。それに 
争いではなにも解決しない。」 
「そういうもんかね?」 
「そういうものだ・・・・。じゃあ俺はちょっと・・・・」 
「あれ?どこ行くのユージーン。」 
「・・・・散歩だ。」 


「んっ・・・」 
「目がさめた?アニー。」 
あれから少したってアニーは酒場のベットを貸してもらって眠っていた。 
「うん・・・・痛っ!!」 
「どうしたのアニー!?」 
「なんだか頭がガンガンするの・・・・どうしてかな?」 
「えっ?!覚えてないの?!」 
「なにを?痛っ!!」 
どうやらアニーはあの出来事のことをすっかりわすれていたらしい。 
「まっ!忘れたほうがいいかもね〜・・・・」 
「だから何を・・・・?」 
次の日・・・・・ 
「ほんとーーーーに!すみませんでした!!!!!」 
「ゆるしてください!!」 
「えっ?あの・・・・なにをです?」 
一晩ゆっくり眠ってすっかり頭の痛みもおさまったアニーのところに 
なんと昨日のあらくれ者たちが謝りに来た。しかもそのあらくれ者 
たちの体には無数の殴られた個所がある。そしてその後ろにはユージーン。 
「もしかしてユージーン・・・昨日散歩するとか言って・・・」 
「さぁな・・・・。」 
ユージーンはいたって平凡に答えた。 
「すみませんでした!ほんとーーに!!」 
「あの・・・・なにをそんなに謝っているのか知りませんが・・・ 
その打撲手当てしたほうがいいですね。さぁこちらへ・・・・」 
「くーーーー!!なんてやさしいおじょうさんなんだ!!」 
「姉御と呼ばしてくだせぇ!!」 
「????」 
アニーにはなんのことだかさっぱりわからなかった。


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