総合トップ>SS一覧>SS No.2-055
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作品発表日 |
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無題 |
353氏(9スレ目) |
アリシア×リーガル |
2004/10/27 |
2004/10/28 |
「後は〜・・・・リーガル様のお部屋だけね。」
箒を片手に軽く伸びをする。
アリシアはブライアン家で働くメイドの一人として主に雑務をこなしていた。
年齢のわりに小さな体を黒のメイド服に包み、淡紅色の髪は二つに纏めている。
まだ幼さを残す横顔は、美人と言っても差し支えなかった。
「・・・・仕事!仕事っと!」
軽く腕をまくり、目的のドアの前で立ち止まった。
こんこん
・・・・ドアを軽くノックする。
中から返事はなく、部屋の主が留守である事を告げていた。
アリシアは血管の透き通るような細い腕をドアノブに掛け、部屋に足を踏み入れた。
「・・・・失礼します。」
掃除のために部屋に入ったアリシアだったが、殆ど掃除の必要が無い程リーガルは綺麗好きな男だった。
当然、そこにはいつもの様に小奇麗な部屋がある・・・はずだったのだが・・・・
「・・・あれ?」
唐突にアリシアは足元に落ちている謎の本に気がつく。
普段のリーガルならば読んだ本はきちんと本棚に整理している筈だ。
・・・・今日に限って忘れているのはどういう事だろう?
首を傾げながらもアリシアは自分の仕事を忘れない。
床に落ちた本を拾い上げ、はたきで埃を落とす。
「リーガル様も忘れる事があるんだ・・・・。」
本棚に戻そうと何気なく本のタイトルを見たアリシアは、ふいに顔を赤らめた。
『小さな女の子は好きですか?part4〜ピンクの髪の毛〜』
「なっ・・・」
あまりのショックに声を失う。
「これってまさか・・・」
パラパラとページをめくる。
幼女のあわれもない裸体が、フルカラーのページにぎっしり詰まっている。
定価350ガルド!!
・・・・・高いのか安いのか良く解らない値段である。
普段は紳士なリーガルの意外な一面にアリシアはただ呆然と立ち尽くす。
「・・・リ、リーガル様にこんな趣味が・・・・」
キィ・・・背後のドアが開く音がした。
「・・・・・どうしたアリシア?・・・・ああ、部屋の掃除か?すまんな。」
突然声を掛けられて飛び上がる。
部屋の主人――リーガルブライアンはいつものように老成した立ち振る舞いでそこにいた。
とっさに本をメイド服の中に押入れ、慌てて後ろを振り向く。
「りりりリーガル様、今日はお早いですね??」
「ああ、今日は仕事が早く片付いたのでな・・・何をそんなに慌てているのだ?」
「・・・・何でもありません。何でも・・・!!」
そう言うが早いが、アリシアは脱兎のごとく部屋を出て行った。
普段は落ち着いている彼女の奇妙な行動に、リーガルは腑に落ちない表情を浮かべたが・・・
・・・・ドアの前に落ちている本を見つけて、驚愕に目を見開いた。
夏の斜陽が、アルタミラの海を真っ赤に焦がしていく。
ベンチに座ってそれを眺めながら、アリシアは一人嘆息した。
「・・・・リーガル様も・・・・お若いですし・・・そうよ・・・・若いんだし・・・・。」
自分でも言ってる意味が良く解らない。
潮の香りが僅かに鼻をくすぐり、アリシアは小さなくしゃみをした。
「・・・ここに居たのか・・・・」
急に後ろから声がした。
声の主はもちろんリーガル。
「・・・・ずず、あれ?リーガル様、何故こんな所へ??」
「そなたに用があって来たのだ・・・」
自分が何かしたかなぁ・・・と小首をかしげながら、アリシアは後ろに向き直る。
「・・・えっと、何でしょうか??」
沈みかけた夕日が、二人の影を映し出す。
「その・・・・、あ〜。お前は見たのか・・・?」
「・・・はい?えっと、あのぅ・・・・何をですか?」
リーガルは呆れた様に目をつぶり、首を左右に振った。
「お前は意外と天然なのか・・・・?それは良いとして・・・・本だ。部屋に落ちていた本!」
「・・・本!?あ、あれ?」
慌てて服の中を探るが、当然例の本は無い。
冷や汗が頬を伝わる。目の前にいるリーガルの顔は見事なくらい真っ青だった。
「だ、大丈夫です!安心して下さい!!誰にも言いませんからぁ!!」
「・・・・・」
「私、私は口は堅いほうなので・・・・え?ちょっと、駄目ですよリーガル様!?そっちは崖!!」
今にも身を乗り出さんばかりの勢いで、リーガルは転落防止用のロープによじ登る。
「すまん、もう生きているのが嫌になった。」
「ちょっと、困りますよ!これじゃ、まるで私が殺したみた・・・しっかりして下さい!!!」
アリシアの悲痛な叫びが届いたのか、リーガルはロープに足を掛けたまま踏みとどまった。
「・・・・私、リーガル様の事尊敬してます!
だから、少しくらいリーガル様が変わった趣味を持っていても・・・・」
「アリシア?」
「・・・はい?」
「フォローになってないのだが・・・・?」
何時の間にか日は沈み、二人の間に冷たい潮風が吹きぬけた。
アリシアがお茶を入れる音だけがする以外、室内は静寂に包み込まれていた。
「どうぞ・・・・」
彼女はそう言って、黒い液体の入ったマグカップを差し出す。
受け取ってカップを傾ける。夜風にさらされて冷えた体が、温まっていくのを感じた。
「・・・リーガル様?私の顔に何か付いてます?」
何時の間にかアリシアの顔を覗き込んでいたらしい。
怪訝な顔をして見つめ返してくる彼女は、薄暗いランプの明りの下で妙に艶っぽく見えた。
・・・・ごくり。
思わず生唾を飲み込む。
不本意な展開ではあるが、これはアリシアに自分の気持ちを伝える良い機会なのではないだろうか?
「ア、アリシア・・・・・?」
上ずった声で名前を呼ぶ。
「はい、なんでしょうか?」
・・・気まずい沈黙が流れる。
普段は緊張などしない性格だが、頭の中が混乱して上手く声が出ない。
「・・・・・・私は・・・お前が好きだ。」
意を決してリーガルは口を開いた。
昼間の出来事でアリシアのリーガルに対する高感度は果てしなく低くなったに違いない。
しかし、意外にも彼女はその薄い唇を僅かに緩ませ・・・微笑んだ。
「・・・・はい、私もリーガル様の事・・・・・大好きです。」
温かいものが、胸に満ちた。
「ふぃーふぁる様、ひもひひいれふか?」
リーガルの息子を小さな口で咥え込みながら、アリシアは舌ったらずな声で聞いた。
常人より大きめなリーガルの愚物に戸惑いながらも、チロチロと器用に舌を這わせていく。
娼婦顔負けのアリシアの奉仕に、リーガルのそれは早くも脈をうち始めていた。
「・・・く、・・・アリシア・・・どうしてそんなに上手いんだ?」
唾液を唇から滴らせながら、アリシアは真顔で答えた。
「リーガル様が迫ってきたら、こうしろと言われてましたので・・・・練習して・・・・」
「誰に!?」
「・・・・ジョルジュさんです。」
怒りに震えるリーガルと、それを不思議そうに見つめるアリシア。
「・・・・・あの、何か私・・・いけないことをしましたか?」
不安そうな顔で尋ねるアリシアに、リーガルは我に返る。
「・・・い、いや。特に何も無いが・・・・」
「良かった。」
そう言うとアリシアは再びリーガルの股間に舌を這わせる。
唾液と先走り汁が混ざり合い、アリシアのメイド服に滴って染みをつくる。
柔らかいアリシアの両手で優しくしごかれ、リーガルは情けない声を漏らす。
「・・・・くぁ・・・・」
リーガルの息遣いが徐々に荒くなっていく。
アリシアもそれに合わせ、より激しくリーガルに刺激を与え続ける。
「・・・・アリシア出そうだ!」
リーガルの陰茎は大きく脈を打ちながら、アリシアの顔に大量の精液を放った。
「う〜、べとべと・・・」
アリシアは顔いっぱいに浴びた精子を拭いながら、半分泣きそうな顔で言った。
普段の彼女とは違う淫らな姿に、リーガルの中に残っていた理性が崩れさる。
そんな事には気が付かず、アリシアは唇を尖らせながら文句を言う。
「いきなり顔に出すことないじゃないです・・・きゃっ!?」
突然目の前が暗転して、気が付くとベットの上に押し倒されていた。
アリシアは混乱して体を起こそうとするが、覆い被さったリーガルの体がそれを邪魔する。
「・・・・リーガル様?」
「アリシア・・・・すまん。もう我慢できん・・・。」
そう言うとリーガルはメイド服のスカートを捲くり上げる。
必死に腕を伸ばそうとするが、アリシアの細腕ではリーガルの腕力に敵うはずも無かった。
「え?ちょっとまっ・・・」
アリシアの静止を無視して下着を脱がせる。
薄く毛の生えた割れ目は先ほどの行為のせいかすでに濡れていた。
「・・・・入れるぞ?」
その言葉にアリシアは戸惑ったような表情を浮かべるが、すぐに恐怖で瞳を一杯にする。
・・・沈黙が部屋を満たし、満月の明りが二人を照らす。
アリシアは覚悟を決めたように小さく頷くと、甘えるようにリーガルの厚い胸板を抱きしめた。
着痩せして見える彼女だが、触れ合った部分からは予想に反して柔らかい弾力が伝わってくる。
リーガルはそそり立つ自らの分身を、アリシアの小さな花弁に押し当てた。
「はぁぁぁぅ・・・・・!!」
・・・予想以上の痛みに、歯を食いしばる。
結合部分からは生々しく血が溢れ、乾いた喉からは掠れた喘ぎが溢れ出た。
ぎゅっと瞑った目尻から、涙が筋となって頬を流れる。
「リーガルさまぁぁ!!ぃ・・痛い!!」
「・・・っく、アリシア・・・少し我慢してくれ!」
もはや欲情が最高潮に達したリーガルは、狂ったように腰を振る。
グチュグチュ・・・
卑猥な水音が響き渡り、アリシアは焦点の定まらない瞳から涙を流す。
「・・・・り・・・が・・・さま・・・・」
縋り付く様に広い背中に爪を立てる。
痛みのあまり全身が震える。だらしなく開いた口からは涎がすじを引いて垂れた。
「・・・・アリシア・・・出すぞ!!」
腰の動きが一層激しくなる。
痛みと快楽で、アリシアの意識は徐々に薄れつつあった。
「あっ!あぁ!っ・・・」
「・・く・・・・出る!!」
激しく全身を痙攣させながら、アリシアは意識を失った・・・・
「アリシア・・・アリシア・・」
優しく声を掛けられて、目を覚ます。
「・・・リーガル様?」
カーテンの隙間からは光が漏れ、夏草のすっぱい香りが開いた窓から入ってくる。
寝癖でぐちゃぐちゃになった髪を弄びながらアリシアは小さく欠伸をした。
「・・・昨晩はすまなかったな・・・私としたことが、すっかり興奮してしまい・・・・」
申し分けなさそうに頭を下げるリーガルに、アリシアは大きくむくれてみせる。
「絶対に、許しませんから・・・。」
「アリシア?」
ぷいっと横を向いて、絶対にリーガルと目を合わせないようにして言った。
「・・・痛いっていったのに。・・・優しくしてくれたって良いじゃないですかぁ!!!
・・あの本の事、皆にいっちゃいますからね〜!!」
アリシアはそう言い捨てると、拗ねた子供のように布団を被った・・・・。
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