総合トップ>SS一覧>SS No.2-045
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
大人の階段昇るキミ |
ボロ氏 |
ゼロス×キャロ |
2004/09/16 |
2004/09/17 |
「・・・ほんと全然コドモなのよフリオって!」
目の前の銀髪ショートヘアの少女は頬を膨らませ
幼馴染みの少年への日頃の不満をぶちまけていた。
かれこれもう小一時間にはなるだろうか、我ながら良く耐えてると自分自身を誉めてやりたい。
「ねえ、聞いてるゼロスさん!?」
「きーてるきーてるって、それで?」
なんでこんな事体に陥ってるんだろうか?俺は2時間程前に記憶を巻き戻してみる事にした。
このキャロと言う名の少女はなぜか連れてこられた異世界で出会った少女。
どこぞの女神様に神託されて「なりきり師」という職業として世界を異変から救うのが使命らしい。
そもそもなりきり師ってーのは………ぶっちゃけどうでもいいやな、んな説明。
確かそう、あれは晩飯時の事だった。
キャロの幼馴染みであるフリオっつーガキがキャロのシチューに木彫りの蜘蛛を入れた事が発端だった。
フリオは元々手先が器用な事に加えて、やはり手先が器用でアホなイタズラが好きなロイドとウマがあってしまい
悪のりに拍車がかかっていたのだろうということは安易に想像できた。
その結果が半狂乱、女のヒステリーは恐ろしい…
そして宿屋の一室に立て籠ってしまったキャロを説得する大任を押し付けら…もといまかされた。
そこまでが事のあらまし。
で、今に至るってわけだが…マジいつ終わるのかね、これ。
てけとーに聞き流してはいるが同じ話題がループしてる様にも思えて来る。
そろそろ逃げたい、逃げてもいいかな、やっぱにげ…
そんな事をぼんやり考えていると背中になんだか温かい塊が覆いかぶさって来た。
「えと、キャロちゃん?」
「はぁ…フリオがゼロスさんみたいに大人だったら良かったのに」
キャロが背後から俺にそっと抱き着いて、きた。
「…あのなキャロちゃん、そんな風に簡単に男にひっつく娘も大人とは呼ばないっつーの。」
15歳と言えば体は立派に大人、背中に当たる二つの膨らみがそれを証明していた。
なんとなく、イケない考えが俺さまの頭の中でムクムクと鎌首をもたげてくる。
ついでに股間のイチモツもムクムク…
「ええ〜?じゃあどんな風になったら大人って言えるのぉ?」
俺さまはふっとキャロの腕を降りほどき、正面から抱きすくめる形に体勢を変更した。
そして俺は彼女の瞳を凝視し右手でそっとぷにっと滑らかな顎を上に向けさせる。
「………教えてあげようか?」
「え?」
そのまま稲妻の速さで俺はキャロの唇を塞いでやった。
「ん…んん…!」
驚いて一瞬硬直した後、小さな力で抵抗らしきものを見せてはいたが
さくらんぼみたいなかわゆい唇を舌で舐りあげるようになぞり舌先を尖らせて突いたり転がしたりするうち
微かに緊張が弛んだ隙をついて速やかに俺の舌はキャロの口腔内に侵入を開始した。
軽く吸い上げつつ、歯の根を舐め上げ粘膜を持った生き物の様に舌と舌を絡め合わせる。
「ん…あふ…は……あん……」
これだけでもう、小さくはあるが喘ぎ声を発し始めた。
唾液が微かにぴちゃりと水音を立てふいと離した舌先に一瞬糸を作る。
「あ…やだぁ…」
「やめちゃだめ?」
キャロの頬は上気し、瞳は潤んで熱を持ち、確かに「女」として目覚め始めた事を感じさせた。
「言っておくけどこっから先はやめてって言っても止まらなくなるぜ…この意味、わかるよな?」
ズルイかもしれないが俺さまは和姦しかしない、相手の同意を得ない事には絶対に最後まで進めはしない。
半拍程間を置いて、キャロは小さく、だが確かに首を縦に振った。
「よーしよし、イイコだね…だいじょぶ、俺さま優しいから」
そして1枚ずつ、彼女の衣服を剥いでいった。
徐々に露になる肢体は若さ故のハリと弾力と僅かに混入する女の匂いとが絶妙にブレンドされ
この年代にしか存在しない不思議な魅力を放っていた。
太すぎず細すぎず、大きすぎず小さすぎず適度な肉付きの締まった肉体。
「綺麗だぜ…キャロちゃん」
思わず本音がこぼれ落ちた。
「や…ハズカシィよぉ………」
耳朶を舌で弄びながら手は緩やかな曲線を描く双丘を優しく撫で回す。
「ひゃっ…ふぁ、んん………ぁふぁ…ん…」
舌先に力を込めて尖らせ、耳の奥を軽く突くと
全身が軽くビクンと痙攣し一際大きな嬌声が上がった。
「はぅっ!や…やだそこだめ変!!」
「今のに弱いのかい?」
ぎゅっと目を瞑って快楽の波に乗ってしまうのを必死で堪えているのが良く分かる。
「いいんだよキャロちゃん、それが気持ちいい時の普通の反応だからね」
喋る言葉の隙間にも首筋に、肩に、鎖骨に、軽いキスを投下して行く。
その度に体は小さく震え、鼻で抜ける甘い吐息が零れて行く。
連続するくちづけが双丘の頂きに到達し、唇で舌で、時には軽く歯を立てて吸い、舐り、擦り上げる。
「ひゃぁん!なんだかおかしくなっちゃいそうだよぉ…あっ…んぁっ……」
「いいぜ、おかしくなっても…キャロちゃんには一杯気持ち良くなってもらわないと後が大変だからな」
脇腹、臍、徐々に徐々にくちづけの位置を下ろして行った。
そしてついに、うっすらとした茂みに覆われたクレパスに辿り着いた。
「え…あ、や、やだそんな汚い所だめぇ〜!」
事体に気付いたキャロが太股を固く閉じてしまった。
「汚くなんかないっての、ココが女の子にとっても俺達野郎にとっても…
一番重要なトコロなんだからさ、綺麗なんだよすっごく」
「でもぉ………」
顔を真っ赤にして必死に抵抗してみせるキャロ。
ユデダコのようなおでこに軽いキスをしてもう一度唇を重ねた。
2度目のディープキスは辿々しいながらも、彼女の方から俺を求めて舌を絡ませて来た。
片手で頑な太股に刺激を与えつつ敏感なポイントを責め立てる。
「はぁん…ぁ……あふ…」
ようやく緩み始めた太股の隙間から指で微妙に湿り気を帯びた筋をなぞり上げた。
「ひぁ…あっ…んふ………」
ぴっちりと閉じていた入り口がゆっくりと緩み、ぴちゃぴちゃと跳ねる様な水音を立て始めた。
程よく濡れたクレパスがすんなりと俺の指に侵入を許した。
「あっ…あっ…ひゃぅ……っ!動いてる…ゼロスさんの指、あたしの中で動いてるよぅ…」
壷の内部を探る様に、溢れ出る愛液を掬いとる様に徐々に指の動きを加速させていった。
「あったかくてヌルヌルで、きもちいいいぜキャロちゃんのここ」
グチュグチュと卑猥な音を立てて俺の指を生き物の様に絡めて離さない。
柔らかなクレパスの中心にある核を空いた指で下から上へ撫であげた。
「きゃぁっ!!」
今までで一番大きな嬌声をあげブルっと震えて息を吐いた。
「やっぱ女の子はココが敏感だなあ…ほら、こんな風にしたらどう?」
2本の指で中心部の突起を摘み、愛液で滑る指でねっとりとくねらせてみた。
「うひぃ!!やだホントにおかしくなっちゃうよぉ!んはっあぁ………ヒィッ!」
一瞬全身が硬直し、直後に激しく震えて弛緩していく。
「これがイクってやつ、いわゆるエクスタシー」
言いながらクレパスから指を引き抜いた。
抜く際に敏感な部分を刺激したのかヒクっと体に震えが走る。
全てが初めて受ける刺激と快楽に最早思考回路は麻痺しているのだろう
瞳はトロンとして焦点が定まっていない。
荒くなった呼吸が落ち着くのを待って、彼女の掌をすでに屹立したソレに宛てがわせてみる。
「え…?ウソ、これってこんな風になっちゃうの…?」
驚いて目を見開いた、しかし視線は俺のモノを不安そうに見つめている。
「そう、オトコノコはみんなこうなる…こいつが、これからキャロちゃんの中に入る」
「え、ええ、えー…ウソこんなおっきいの…?」
更に不安さを隠せないキャロを再びベッドに横たえさせて唇を重ねる。
そして今だ蜜溢れる秘所に先端を宛てがい…
「大丈夫、力を抜いて」
キャロがキツくないように充分加減しながら、彼女を貫いた。
まだ誰も迎え入れた事がないそこは、充分な広さを備えてはいなかった。
「やっ…いたい!…いたい…よぉ」
「まだちょっと厳しいみたいだな…もう少し慣れるまでこのままでいようか?」
弱々しくうなづくキャロの涙を親指で掬って、子供をあやす様にポンポンと頭をはたく。
「そろそろ大丈夫かな…と」
言ってもう少しだけ奥に迫ってみた。
「うん…まだ痛いけど…さっきよりは平気よ」
「そっか、じゃあゆっくり行くから…なるべく力抜いてな」
ゆっくり、ゆっくりと最奥まで貫いた。
キャロの口から漏れる吐息は、いまだ苦痛の色が濃い。
「ホラ…全部入った…ぜ?」
「ほんと…?」
「ああ、ホントだ…すげえ、気持ちいいぜキャロちゃんの中…」
マジで、初めてである分を差し引いてもいわゆる「名器」と呼ばれる範疇に値するかも知れない。
俺は勝手に動きだしそうになる腰を抑えるのに神経を使っていた。
「ね…もう平気だから…動いていいよ、ゼロスさん」
「そか、じゃあ…行くぜ?」
それでも普段よりは勢いを落として、目一杯まで引き抜いてはまた貫いた。
「ひ…っ!うぐ…」
シーツを力一杯握りしめてまだ苦痛を堪えているようだ。
苦痛を和らげてやりたくて、耳朶をはみ唇を合わせる。
漏れる吐息に次第に甘美な物が混ざりはじめる頃には俺自身にも限界が迫っているようだった。
俺は加減する事も忘れて若い肉壁を自身で擦りあげる。
「キャロ…俺……そろそろ……」
「あぅ…んあ…………ゼロス、さん…ゼロス…さん………っ!!」
「くぁっ!」
ぎりぎりのタイミングで引き抜き、キャロの滑らかな白い腹部で一斉に弾けた。
弾ける寸前、聞き取れなかったかも知れない程か細い声で
「フリオ」と呟いていた事は聞かなかった事にしておく、多分本人も意識してなかったし。
手早くシャワーを浴び、着衣を整えて何事も無かったかのように食堂に戻る事にした
「キャロ!!」
食堂に入るとキャロの幼馴染みのガキが血相を変えて飛んで来た。
「ごめん、キャロ…ホントにやり過ぎたっていうか…
なんて言っていいのかわかんないけどオレが馬鹿だった、本当にごめん!」
両手を合わせて拝む様に謝り倒すフリオに
「今回は許してあげる、でも次になんかやらかしたら…お仕置き、だからね?」
と静かに、ちょっと妖艶な微笑みすら讃えて一言。
壮絶な説教マシンガンか鉄拳制裁が飛んで来ると予測してたであろうフリオは鳩が豆鉄砲食らったような顔になって
「なんかキャロ、いつもと違う…………?」
頬を微かに赤くしてぼそっと呟いた。
「そう?アタシは前からこんなもんでしょ?」
そういってこっそりこっちにべろを出してウインクをくれたのであった。
将来悪女の素質満点だぜ、キャロちゃん?
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