総合トップSS一覧SS No.2-036
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
タイツで遊んだ勇者ども 丼兵衛氏 リッド&スタン
×クレス(女体化)+その他
2004/07/19 -

 「おい、又してもこんなモンを何処から持って来たんだ?」 
赤毛の快活そうな青年が、紫色の液体が入った瓶を手に取りながら問いかけた。 
「前に買ったやつの残りがまだあったから、勿体無いから持って来たんだ」 
ヤマアラシのような立派な金髪を揺らした青年が、複雑な顔をしながら答えた。 
「で、一体誰に使うつもりなんだ?」 
剣士風の朴訥そうな青年が不安げな顔をしながら呟いた。 
                 * 
この"紫色の液体"は、いわゆる古代文明の遺産と言えば聞こえが良いが、早い話 
がハロルド・ベルセリオス博士特製の性転換薬であった。 
ひょんな事からこの薬を手に入れた3人…リッド・ハーシェル、スタン・エルロン、クレス 
・アルベインはこれが性転換薬とは知らずに(それも3人一度に)飲み、女性も 
羨む程の美女(?)に変身してしまった、という訳である。 
結局、ホテルの一室が吹き飛ぶ程の大騒動を起こした挙句に、メイド服を着せられて 
野次馬(勿論、その中には彼等の仲間や友人が大勢居たのは言うまでも無い)の前に 
晒されるという散々な目に遭っていた。 
薬も全て爆発で吹き飛んだものと思われたが、スタンが彼の実家に残りが置いてある 
のを偶然見付け、捨てるのも勿体無いので再び2人を呼び寄せた…という訳であった。 

前の苦い事情もあってか、今度は人が殆ど来ないリーネ村はエルロン家の裏山にある 
"道場"(山の資材管理用倉庫を改装したオンボロの掘っ立て小屋)に集まっていた。 

「前は3人いっぺんに飲んで失敗したからな。今度は誰か1人が飲む事にしよう」 
「で、何をやるつもりなんだ?」 
「何をって…、ヤル事は一つだけだろ?」 
「でも、一体誰が?」 
「スタン、お前が一番女性っぽいから良いんじゃないのか?」 
「俺が?、まさか髪が長いだけでか?」 
「そういえば、リッドが変身した姿を見た時、上着から下乳がはみ出してて結構…」 

3人共、どちらかと言えば女顔だった上に、仮に変身したとしても見てくれが悪いという 
訳では無かったので、一概には決め様が無かった。 
無論、3人の内2人がマイティ・コングマンとフォッグであれば直ぐに決まったであろう事 
は言うまでも無い。 
もっとも、スキンヘッドかガハハ風味の筋骨マッチョ大女を好む物好きでもあれば 
話は別であろうが、リッドに言わせればその手の希少な嗜好の物好きを探し出すのは 
"ラシュアンの風車が止まる"位の確率であろう…との事であった。

「こうしていても到底決まりそうも無いな」 
「…じゃ、クレスに決めようか」 
「え、僕が!?」 
突然の事に、クレスは目を白黒させて2人を見つめた。 
「そりゃ、この中でお前が一番小柄で女顔に近いからだよ」 
「それに、タイツ姿だから体の線が出そうだし…じっくり見てみたかったんだよな」 
「そんな理由で?、無茶な…」 
クレスはそれ以上抗弁する間も無く、スタンとリッドに身体を押さえ付けられた。 
「論より実行、って事だな。クレス、ここは剣士らしく覚悟を決めるんだな」 
「すぐに気持ち良くしてやるから、とっとと大人しくしろよなぁ〜」 
「待て、僕としても心の準備が・・・・」 

リッドがクレスの背中から羽交い締めにし、スタンが無理矢理クレスの鼻をつまんだ。 
流石にクレスは暫く抵抗していたのだが、苦しくなって口を空けた途端に見るからに 
毒々しい紫色の液体を直接喉に直接流し込まれ、そのまま気を失ってしまった。 

「う・・・・う〜ん、あ、声が変だ」 

クレスは目を覚ますなり、直ぐに自分の身体に起こった変化を五感で感じ取った。 
膨らんだ双丘が鎧を内側から圧迫している為か、胸の辺りが息苦しかったが、その代り 
に下半身がいつもタイツ越しに股間を圧迫している"モノ"が綺麗さっぱり消失していた 
ので、逆に開放感があってすっきりしていた。 
もっとも、臀部自体は女性らしい膨らみと丸みを帯びていたので、心なしか艶かしい印象 
を帯びていた。 

「やっぱり、男の時はどうって事は無かったけど、女の全身タイツは何だかやらしいな」 
「身体の線がくっきり出るからな。で、一体これからどうする?」 
「というよりも、もう始めてるじゃないか。少しは待って居られなかったのか?」 
クレスが呆れたといった表情を浮かべた。 
それもその筈、リッドはクレスの身体を背中から抱き寄せ、タイツ越しにぴっちりとした臀部 
と太股をゆっくりと撫で回していた。 
スタンはスタンで、鼻息を荒くしながらクレスのなだらかな股間に顔を突き出し、指で割れ目 
をなぞっていたりしている始末であった。 

「一度コレやってみたかったんだよな…」 
そう言うなり、リッドはクレスの鎧の隙間から両手を器用に滑り込ませると、鎧の中で 
窮屈そうに変形していた乳房を揉みしだいた。 
「ちょっと、きついな、あ・・・・あぁ・・・・あぁん」 
「お、クレスちゃん結構良い声で鳴くなぁ〜」 
「あぁ・・・、それらしい声を出さないと雰囲気が出ないだろう」 
「…つくづく真面目な奴」 

3人がお楽しみの最中、"道場"のドアの隙間越しに中の痴態を熱心に覗いている2人 
の人影があった。 
用事でクレスを呼びにエルロン家に寄ったクラース・F・レスターとチェスター・バークライト 
である。 
"道場"に3人が居るとスタンの妹であるリリス・エルロンに言われて裏山の奥に辿り着いた 
時に、小屋の中から微かな喘ぎ声が聞こえ、怪しいと思った2人はドアを開けずに僅かに 
空いていた隙間からこっそり覗いて…という次第であった。 

「あいつらも好きだなぁ…。わざわざ女体化しなくとも、あいつらならば女なんぞ…」 
「いや、女のクレスも結構可愛いぞ。あの色気は本物の女どもには到底真似出来んな」 
「ならば、俺達も恩恵に預かろうか?」 
「おいおい、俺はそこまで悪趣味じゃ無いぞ。お前だけ行け」 
「俺もオカマは御免だ。例えペタンコでチンチクリンだろうが真っ当な女の方がいい。 
それよりも、お前ミラルドさんとはまだなんだろう?。練習がてらにクレスを抱いた 
方が良いんじゃないのか。いい加減"尻に敷かれマン"の称号を返上したいだろ?」 
「…そんな事"スケベ大魔王"のお前に言われたくは無いわ」 


「うわぁ…、タイツの染みがどんどん大きくなってる」 
スタンは延々と股間の割れ目を指でなぞっていたのだが、リッドの胸の愛撫も効いて 
きたのか割れ目からねっとりとした透明な愛液が湧き出し、今では指で擦る度に股間 
から湿った音を立てるまでにタイツの生地から染み出していた。 

「スタン、指だけじゃなくて舌も使え」 
「分かってるよ、それにしてもタイツの感触が何とも…」 
スタンは両足の付け根を両手で掴んで持ち上げると、M字型に開かれたクレスの臀部 
に顔を埋めてそのまま股間を舐め始めた。 
「ああっ・・・・ひぃ・・・」 
スタンの舌使いに感じたのか、クレスは可愛らしい嬌声を上げて身悶えした。 
「おや、スタンの舌がそんなに良かったかな。じゃ、俺もサービスするかな」 
リッドはクレスの両胸を下から持ち上げる様に掴み、硬くなってタイツに浮き上がった 
乳首を器用に指先で摘んでコリコリと絞り上げた。 
「んぁ!、あぁ・・・・イィ・・・・」 
「ぷわっ!、な、何だ?…」 
胸の愛撫に絶えられなかったのか、感じ過ぎたクレスは割れ目から思い切り潮吹きを 
して、スタンの顔中に愛液をぶちまけてドロドロにしていた。 

「へぇ、クレスちゃんはおっぱいが感じ易いんだな」 
リッドは何か思いついた様で、ニンマリとかなり厭らしい笑みを浮かべるなり、何時の 
間にやら脇に置いてあった小ぶりのナイフを手に取った。 
「スタン、クレスの鎧を取ってくれないか?」 
「いいけど…一体何を企んでるんだ?」 
「ま、鎧脱がしてからのお楽しみって事で」 

暫く後、クレスは鎧を脱がされた風体でぐったりとしていた。 
黒い艶のあるタイツで形で整えられている形の良い張りのある双丘が、散々刺激を 
与えられて勃起した乳首を立ててクレスの両胸の頂上から突き出していた。 

「クレス、ちょっとタイツを切らせてくれよ」 
「…派手に切ると危ないし、修繕出来なくなるから程々にしてくれよ」 
「なに、やりすぎたらきちんと弁償するさ」 
「リッド、何処にそんな金があるんだ?」 
「スタンが自慢の金髪を売って新しいタイツを買うってさ」 
「んな訳無いだろっ!!」 
「冗談だよ、冗談…」 

そうこうしている内に、リッドの持つナイフはクレスの左胸の脇から滑らかに胸部の 
真横を横断し、タイツの黒い布地から肌色の乳房がぷるんと飛び出した。 
「スタン、髪代の代わりだ。最初にクレスのおっぱい舐めていいぞ」 
「そうか?、それじゃ、いただきまーす…」 
「歯を立てるな、ん・・・・んぅ・・・・」 


「おぉ!、クレスの乳、結構良い形してるなぁ!」 
「確かに、かなりの美乳と見えたな。アーチェのもあれ位量がありゃなぁ…」 
チェスターとクラースの2人はまだ覗きを続けていた。 
おまけに、心なしか先程よりも熱心に覗いている風でもあった。悲しき男の性である。 

「アタシのが一体何だってぇ?」 
部屋を覗いている2人の背後から、唐突に甲高い女性の声がして2人は一瞬固まった。 
慌てて振り向くと、アーチェ・クラインの小柄な姿があった。 
「アーチェ、大声出すんじゃない、静かにこっちへ来い」 
チェスターが静かに喋るように小声で注意を促した。 
「え!?、道場の中で何か起きてるの?」 
「ここから覗けば分かる。決して音立てるんじゃないぞ」 
アーチェは膝を付くと、ドアの隙間から中の痴態を観察した。 
「うっひゃ〜、こりゃ凄ぇ事になってますわ! しかも、クレスが女役?」 
濡れ場真っ最中の痴態に興奮したのか、鼻息を荒くしたアーチェが2人に問いかけた。 
「女顔のせいか、女になっても結構可愛いんだよな…」 
「しかも、かなりのナイスバデェときたもんだ」 
チェスターはまだしも、クラースはオヤジ言葉丸出しである。 

「攻めの男2人も結構立派なモノ持ってて、かなりそそるわねぇ…」 
スタンとリッドの(アレの)値踏みをする辺り、"清く無い乙女"のアーチェらしい。 
ともあれ、"尻に敷かれマン"と"スケベ大魔王"の鼻息はアーチェ以上に荒かった。 
あれ程まで『オカマじゃ萌えない』などと女体化したクレス(攻めのスタンとリッド) 
を散々こき下ろしていたにも関わらず、今では2人の下半身には立派な三角テントが 
立っている有様である。 
もっとも、アーチェにしても、息を荒くしながらもじもじと桃色のハーレムパンツの股間 
を太股で擦り寄せている始末であった。 

「フヘヘ…、こんな面白いもんを秘密にするのは勿体無いわね」 
「アーチェ、一体どうするつもりだ?」 
「もっとギャラリー呼んで来るわ。グヘヘ…」 
思い切り懈怠な笑みを浮かべたアーチェは、道場前から小走りで去っていった。 

「・・・・んっ・・・・ん・・・・僕・・・母さんになった・・・気分だ・・・」 
「…ふへふ、ひほひひひふぁ(クレス、気持ち良いか?)」 
「…ふぁ、ひょうほうふっへるははは(ま、両方吸ってるからな)」 
スタンとリッドは切り開かれて露わとなった双丘を舐め、音を立てて吸い上げていた。 
暫くしてから、リッドが乳首から唇を離して顔を上げた。 
「スタン、クレスに鎧着せるからちょっとどいてくれ」 
「ん…分かったよ。でも何で?」 
「クレスにも楽しみを分けてやらなきゃ不公平だからな」 

リッドは、剥き出しになった双丘の上から直に鎧を被せた。 
ひんやりとした金属の感触が圧縮された剥き出しの双丘からクレスの全身に電流の 
様な快感として伝わってきた。 
「ああっ・・・・ひぃ!!」 
クレスは身体を震わせながら2度目の昇天を果たした。 
「どうだ、結構感じるだろ?」 
「・・・・あぁ。胸が直に圧迫される感触が何とも…」 
こうしてクレスが余韻を楽しんでいる最中にも、スタンはM字に開かれたクレスの臀部 
に再び顔を埋めていた。 
ただし、今度は右手にナイフを握っていた。 
「うわぁ…クレスのココ、さっきよりも濡れててぐちゃぐちゃだよ」 
スタンは愛液塗れとなった股間を見物しつつ、タイツの割れ目を指で突ついていた。 
「スタン…、もしかしてもうヤリたいのか?」 
「まぁ、これだけ濡れれば大丈夫だろうし…、クレス、どうする?」 
「ん・・・、僕はいいよ…」 
スタンは股間の割れ目に沿って、濡れたタイツに縦の切れ目を入れた。 
「で、どっちが先にしようか?」 

「おおっ、遂に本番か!!」 
「散々焦らせやがって…おぉ!」 
「あぁ〜、もう濡れて来ちゃった…」 

チェスター・クラース・アーチェは、尚も道場の戸の隙間から覗き見を続けていた。 
小屋の中で繰り広げられている痴態をずっと覗き続けたお陰ですっかり興奮し切った 
この3人にはもはや恥も外聞も関係無くなったのか、片手が股間へと伸びて『自家発電』 
の準備を整えていた。 
彼等の他にも、アーチェの誘いに乗ったものか方々から"道場"を覗く人影があちこちに 
見うけられた。 
3人にとって運の悪い事に、偶然にもリリスの誘いでリーネ村にバカンスに来た連中が 
揃いも揃って来てしまったのである。 

「スタン君も、ああ見えて結構進んでいたのだな」 
「まぁ、俺もあの年頃はの頭の中はあの事で一杯だったからな」 
「しかし、女体化しているとはいえ、何故相手がクレス殿なのか…」 
「下手な女よりもよっぽどキレーな兄ちゃんだから、かな?」 
ウッドロウ・ケルウィンとジョニー・シデンとレイシス・フォーマルハウトがのんびり 
駄弁りつつも、丁度良く道場の壁に空いていた穴から覗いていた。 

「スタンさん・・・、余りにも不潔過ぎます…」 
「スタンの奴もかなり悪趣味だな。もし、俺様で良かったら相談に乗ってやるぜ」 
これまで性行為自体を見た事が無かったフィリア・フィリスは、目前で繰り広げられて 
いる痴態に少なからず衝撃を受け、複雑な感情ながらもしっかりとフィリアを口説く 
マイティ・コングマンが窓の陰に隠れていた。 

「お〜、これがおとなのせっくすというものかぁ」 
「服はともかく、鎧を着たままというのが変わっているがな」 
「しかし、あの方々はかなり変わった性的嗜好をお持ちの様で…」 
メルディが始めて見る光景に、興奮した口調でおでことエラーラを壁に擦り付けながら 
凝視し、マリー・ビンセントが無邪気な風で興味深げに覗く中、チェルシー・トーンが 
何とか大人風を吹かそうとしていた。 

一風変わっていたのは、リオン・マグナスとキール・ツァイベルとフォッグが3人1組 
となって、何処から入ったものなのか道場の屋根裏に侵入して天井から覗いていた。 
「…汚らわしい。スタンの奴め、あれ程までに卑猥な行いを犯すとは・・・」 
「物事には限度と言うものがあるだろうが…」 
「おいおい、そんな堅ェ事言ってちゃアレのままだと思うがな」 
「なら、貴様は例え男女でも抱くという事か?」 
「まぁアレだ、ああいうべっぴんなら大歓迎って事だなぁ!」 
「馬鹿、大きな声を出すな」 

要するに、クレスとスタンとリッドは彼等に包囲されたも同然であった。方々から 
3人の織り成す痴態をしっかりと視姦(及びネタとして自家発電)されてしまっている 
事も気付かず…。 


「クレスちゃ〜ん、もうすぐお前の濡れ濡れお○ん○に俺達の逞しい○ん○んを入れる 
からなぁ〜」 
四方八方から熱い視線が集中する中、リッドは怪しげな口調で喋りつつクレスの両足の 
太股を持ち上げて、露わとなった己の剛直を切り開かれて開帳された割れ目にぴったり 
と押し当ててていた。 
「おいリッド、一体その口調は何なんだ?」 
「いつも、ファラとナニをする時はこう言う決まりにしてるからな」 
「…って事は、ひょっとしてリッドはファラさんと経験済みなのか!?」 
「何度もヤッてるよ。スタンはあんなに綺麗な子が周りに居るのにまだなのか?」 
「あぁ…、中々きっかけが出来なくて…」 
「じゃ、クレスに稽古を付けて貰って術技を覚える事だな」 
「剣術ならぬ"棒術"だな」 
「そう言えば、アレ自体はデッキブラシに似ている…」 
「いい加減始めてくれないかな。この体勢で焦らされるのは苦しいんだ」 
流石に長話に痺れを切らしたクレスが催促した。 
両足を持ち上げられ、剛直を付けられたままの格好で待たされていたのであるから 
当然の要求であろう。 
「ゴメン。じゃ、早速いただきまーす、っと!」 
「んあっ!!」 
秘所がかなり濡れていた為か、リッドの剛直は案外すんなりと受け入れられた。 
だが、リッドはピストン運動がし難いのか、クレスの腰を掴んで自分の腰に押し付けていた。 
「んぅ…、鍛えてるだけあって結構締まりがキツイ…」 
「ん・・・もっと・・・掻き回して・・・・」 
リッドが腰を打ち付けてクレスが艶やかな声で喘ぐ度に、道場中に空気の弾ける湿った 
音と、クレスの鎧が床に当たって擦れるくぐもった金属音が規則的に響いた。 

「リッド、いい加減クレスの鎧を外さなくていいのか?」 
「俺はこのままの方が燃えるからいいけどな。剣士様をチョメチョメ、ってな」 
「クレスの方はどうなんだ?」 
「んぅ・・・僕は・・・どちらでも・・・いい」 
「じゃ、このままでいいな。クレス、今度は後背位でヤルから後ろ向いてくれよ」 

割れ目からリッドの剛直が抜かれると、クレスは丁度リッドに下半身を向けた格好で 
四つん這いになった。 
女体化した為か丸みを帯びた臀部は、タイツの生地に染み込んだ愛液で黒光りし、 
一層卑猥な姿を曝け出していた。 
「よし、後ろから入れるぞ」 
リッドがクレスの腰を両手で掴んでしっかりと抱え、再びピストン運動が始めた。 
「あっ・・・あ・・・あん・・・・」 
「スタン、ずっと待つのも辛そうだからクレスちゃんのお口で一発抜いて貰えよ」 
「え!?、わ、分かったよ…」 
スタンはズボンの奥で既に立っていた剛直を取り出すと、クレスの顔前に突き出した。 
「ん・・・・」 
「ウホッ!」 
クレスは目の前に突き出された剛直の先端を、器用に舌で撫でてから口内に含んだ。 
「んっ・・・ん・・・んん・・・・」 
「クレスちゃん、スタンの○ん○んはおいしいかな〜」 
「ひょっほひょっひゃい(ちょっとしょっぱい)・・・・」 
「うひっ・・・、クレスっ、結構舌使いが、上手い・・・・」 
スタンはたまらず、やや黄色く濁った白濁液をクレスの口内と顔にぶちまげた。 
「はぁ…舌使いが上手すぎる…」 

「うん・・・、アミィちゃんが僕と…」 

「な、何ぃ!…」 

思わぬクレスの告白(?)に叫びそうになったチェスターの口を、慌てたクラースと 
アーチェの手が窒息しかねない位に塞いだ。 
「チェスター、気持ちは分かるがここは静かにしてろ」 
「だがなぁ、アイツが俺の妹と隠れてヤッてたなんて初めて聞いたんだぞ!」 
「クレスもガチガチの朴念仁かと思ってたけど、隠れた所でしっかり済ませてたのね」 
「ひょっとすると、アミィさんがクレスを押し倒したのかも知れんな」 
「おっ、俺の妹がそんな事をする訳がっ…」 

チェスターが取り乱したり、クラースやアーチェが驚くのも無理は無い。 
クレスは彼の人となりなどから、仲間達にその手の事とは無縁の超堅物と思われていた。 
だが、実は密かに友人の妹と密通していたなどとは、クレスと付き合いが長いチェスター 
ですら気付かなかった程の衝撃的な事実であった。 

「それにしても、ここにはミントさんやファラさんやルーティさんは居ないのね」 
「彼女達がこの場に居たら、あの3人はとっくに血祭りに上げられてるぞ」 
お金と結婚していると専ら評判のルーティ・カトレットはともかく、ミント・アドネードとファラ・ 
エルステッドはそれそれクレスとリッドの恋仲と称される女性であった。 
クラースの言う通り、もしミントとファラが小屋の中の痴態を見たのであれば逆上して大惨事 
となりかねない事は確かであった。 

「はぁ・・・あぁぁ・・・あああぁん!!」 
「そら、中にいっぱい出すぞぉ…!」 
リッドはピストン運動を止めて剛直から白濁液を放出するな否や、クレスは嬌声を上げ 
て身体を震わせ、リッドの身体に押し倒された格好で床に崩れ落ちた。 
「う〜、こりゃいい!。まだまだ出るぞ…」 
余程気持ちが良かったのか、抜いてからも剛直からは白濁液が飛び出し、黒タイツで 
覆われた臀部に白い染みを形作っていた。 

「・・・僕も、気持ち良かった…、アミィちゃんやミントとした時よりも…」 
「え!?、それじゃ、ミントさんとも?。経験して無いのは俺だけかよ!」 
結局は、童貞を保っていたのはスタンのみであった。 
「…そうだよ。けど、女の体の方がいいかも知れない…」 
女性の性の悦びに目覚めてしまったものか、全身が白濁液に塗れた姿のクレスは上気 
した表情を浮かべながら、自分で鎧の隙間に手を差し入れて胸を揉んでいた。 
「真面目そうな顔して、俺よりも進んでたとはな。おまけに凄ェ好き者と来たもんだ。 
とんだ淫乱剣士様、って所だな」 
事が済み、早くも縮み始めた剛直をズボンの奥に仕舞い込みながらリッドが呟いた。 

「所で、俺はまだ済んでないんだけど…」 
スタンはまだ口で抜いてもらっただけでまだ本番には至っていなかった。 
「どうする?、このまま2回戦といくか?」 
「だけど、こうもドロドロじゃな…」 
「じゃ、お前ん家の風呂で身体洗ってから…、否、いっその事身体洗いながらヤルって 
のはどうだ?」 
「じゃ、そうしよう。けど、家でリリスや爺ちゃんに見つかったらどうしよう」 
「剣術の練習中に巨大芋虫に出くわして、粘液ぶっかけられたとでも言えばいいだろ」 
「あ、そうか。クレス、何とか立てるか?」 
「…ごめん、ちょっと足が萎えちゃって…、手を貸してくれないか?」 

リッドとスタンがクレスの身体を起こそうとした時、"道場"の床の丁度真ん中の部分 
が、何か物凄い力で殴りつけられている様な音と共に軋み出した。 
3人が何事かと思う隙も無く、床の真ん中の木材が凄まじい轟音と共に吹き飛んだ。 

「あ・・・、ファラ・・・さん?」 

リッドは、突如床から出てきた人影を見て腰を抜かした。 
何と、ぶち破られた床から木屑と埃に塗れたファラが、怒髪天を突かんばかりの鬼気 
迫る形相で這い上がって来た。 
「りっどぉ〜、今の事、ゆっくりとアンタの身体に問い糺したいんだけどねぇ〜」 
全身から怒りのオーラをたぎらせ、両手をボキボキと鳴らしながらズシズシと足音を 
響かせて近付いてくるファラの姿を見て、リッドは(大魔神…)を一瞬連想したが、 
その直後に両目から夥しい火花が飛んで意識が途切れた。 

一方、スタンは泣きながら両手にフィリアボムを持っている恐ろしい格好のフィリアに 
詰め寄られていた。どうやら、頃合を見計らってコングマンがけしかけたものらしい。 
「スタンさん…、その不埒な行い、神に代わって御仕置き致しますわ!」 
事の次第によっては、スタンもろとも自爆しかねない程の勢いであったが、スタンは 
意表を付いた行動を取った。 

「フィリア…、俺…女の子が苦手で、こうすれば少しでも慣れると思って…」 

スタンはフィリアに近寄ると、フィリアの身体を囲む様にそっと抱いた。 
「あ…、スタンさん…」 
さっきの義憤は何処へやら、フィリアは顔を赤らめてスタンの胸に身体を寄せた。 
「ふぃ・・・ふぃりあちゅわん・・・・」 
窓の外では、これまでに無い位に打ちひしがれたコングマンが地面にへたり込んだ。 

「ありゃ…、スタンも結構落とし方を上手く心得てるねぇ」 
「それに比べてリッド君は…」 
「余計な火遊びは大火傷の元、という事か」 
ジョニー、レイシス、ウッドロウは尚も冷静に高みの見物に興じている様であった。 

「ワイール!、あの二人仲直りしたみたいだな!」 
「この分だと、もっと深い仲になりそうだな」 
「『虎穴に入らずんば虎子を得ず』という訳ですね」 
メルディ、マリー、チェルシーはやはりというのか、どこかピントが外れていた。 

「よりによって、男女と姦通した後に女性をたぶらかすとは…」 
「まぁ、あの2人は似た者同士だからな。ある意味お似合いだ」 
「おいおい、お前達もまだ見る目が甘いな。女を宥めた上に落とした手際はアレだぞぉ」 
キール、リオンは衝撃で落ちてきた天井裏の埃を払いながら皮肉を飛ばし、フォッグ 
がそれに対して突っ込んでいたが、天井にいた為かいち早く真下の異変に気付いた。 
「おい、何かきな臭くないか?」 
「それに、煙の様ないがらっぽさが…まさか!?」 
不幸にも、彼等が感じ取った兆項が示していた通りの事態が進展しつつあった。 

「・・・ふぁふぁ、ひぃふぁ、ひふぁへへ・・・・」 
ファラの鉄拳制裁で殴られ過ぎて、原型を留めぬほどに腫れ上がった顔のリッドは太い 
ソーセージ並に膨れ上がった唇をパクパク動かして必死に何かを伝えようとしていた。 
だが、未だに怒りの収まらぬファラは容赦無くリッドをボコボコに叩きのめしていた。 
「あぁ!?、今更命乞いなんて、大の男がする事かゴルァ!!」 
「ひふぁいふぁふ!、へぇふぁふぁにふぃふぁ!」 
「…何?!、背後に火が上がってる?」 

ファラが振り返って見たものは、愛の炎ならぬ本物の炎に包まれたまま抱擁している 
スタンとフィリアの姿であった。 

「スタンさん…何だか身体中が熱いですわ」 
「うん…、特に背中と足元が…?」 

流石にこの熱さは異常だと思ったスタンが下を見ると、足元に転がった三角フラスコ 
から割れてこぼれた薬品が引火し、スタンの背中にぶら下がっている布切れとフィリア 
の修道服の裾に火が燃え移っていた。 
その上、床にこぼれた薬品が辺りで燃えている。 
「おいっ!、フィリアっ、服が燃えてる!!」 
「あっ、キャ―――!!、スタンさんもっ!!」 
2人は文字通り火が付いたように騒ぎ出し、自分の服に付いた火を必死で揉み消した。 

「あいつ等…鈍感にも程があるぞ。自分の尻に火が付くまで気付かんとは」 
「俺達もこのままじゃ燻製にされちまうぞ。キール、クレーメルケイジは?」 
「いつも持ち歩いている訳が無いだろ!」 
これは、外に居たクラースにしても同じであった。 

「おい、このままじゃ小屋が丸焼けになるぞ。クラース、ウンディーネを召還しろ!」 
「…すまん、指輪を外してきちまった」 
「ったく、指輪無しじゃ単なる変な格好した役立たずの三十路オヤジだってのに! 
いいわ、アタシが行ってくる!」 
そう言うなり、アーチェはドアを蹴破って中に突っ込んで行った。 

「幾らなんでも“役立たずの三十路オヤジ”は無いだろ・・・・」 
29歳で居候同然の身という、クラースにとっては痛恨の一撃であった。 
「そんな事より、アイツ1人だけで大丈夫かよ!?」 
「俺達も助けに入るか…お?」 
破られた出入り口から、背中から煙を上げたスタンとフィリアが凄まじい勢いで村の 
ある方向へ走り去って行った。 
「スタンはともかく、フィリアがあんなに早く走る姿は始めて見たな」 
「…それよりも、私達も村に戻って助けを呼んだ方がいいのでは?」 
「バイバ!、クレーメルケイジ持って来てウンディーネかセルシウス呼ぶね!」 

クラースとチェスターは火の手が強くなる小屋から少し離れて様子を伺っていたのだ 
が、煤だらけの姿となったファラがリッドの襟首を掴んで出てきたり、屋根の上から 
リオン達が這い出て来たが、アーチェとクレスが出てくる気配が無かった。 
「もうそろそろヤバイんじゃないか!?」 
「そうだな…、俺達も突っ込むか・・・?」 
その時、小屋の出入り口から3人の人影がクレスを抱えて飛び出してきて、物凄い早さ 
で森の中に消えていった。 
「おい…ありゃ一体何なんだ?」 
「1人はアーチェらしかったが…あとの2人は何処から来たんだ?」 
                  
その後、小屋はメルディ達が持って来たクレーメルケイジから召還したウンディーネと 
セルシウス、指輪から召還されたウンディーネの力によって小火で鎮火された。 
スタンとフィリアは村の池に頭から飛び込んで火を消し、散々な体で這い上がっていた。 
「あ、フィリア…服が透けて・・・」 
黒焦げとなったケーブを脱ぎ捨てていた上に、夏用の生地の薄い白服が水に濡れて透け 
肌に密着していた為に、身体全体の線がくっきりと浮き出て裸同然の姿と化していた。 
しかも、下着まで白を着用していた為に双丘の形はおろか、乳首の淡い桃色や股間の 
淡い黄緑色の彩りまで浮き出ている始末であった。 
「…スタンさんならば、幾ら見られても構いませんわ」 

マリーの言った通り、騒ぎを受けてフィリアも覚悟を決めて勝負に出た様であった。 
これも、自然の摂理を犯させまいとする神の意思なのであろう…多分。 

                  * 

「すずちゃん、バカ3匹を見張っていてくれた報酬よん」 
ウンディーネ同士が火事を消し、セルシウスがあたり一面に氷を巻いて延焼を防いで 
いた頃、エルロン家の洗面場ではルーティが煤と埃塗れの姿の藤林すずにメロンと果物 
の詰め合わせを渡していた。 

「あの秘薬をスタンさんの家に置いたのは、ルーティさんなのですか?」 
「ま、そういう事ね。それにしてもあいつ等、見事に引っかかってくれたよね〜」 
ルーティは手持ち式の映像記録機のディスクを確認しながらほくそ笑んだ。 
どうやら床の下で3人の濡れ場を隠し撮りして、それを闇で高く売る算段であった様である。 

「事前にすずちゃんにあの3人を密偵して、予めあの床下に4人で隠れてたとはねぇ… 
それにしても、クレスちゃん、こんなにグチョグチョになっちゃってぇ…グヘヘへ」 
風呂場では、水着に着替えたアーチェがクレスの身体を抱き抱え、鎧を脱がされて剥き 
出しとなった胸や粘液まみれで艶々と光る臀部を揉みしだいて弄んでいた。 
「クレスさん、アミィさんとの事、お風呂場でゆっくりと身体に伺いますからね…」 
水着姿のミントが、快感で呆けたクレスの顔をタオルで優しく拭いていた。 
だか、ミントの表情や口調は優しいものの、どこか殺気を帯びた恐ろしげなオーラを漂わせて 
いた。 
「男の子が可愛い女の子になるなんて…、こりゃ覗かずにはいられないわ!」 
風呂場の窓では、何故かリリスが興奮気味に風呂場を覗いていた。 

「さて、クレスちゃんのナイスバディをご開帳と行きますか」 
『第2部:女剣士様の全て』と記された新しい記録用ディスクを映像記録機に入れた 
ルーティが風呂場に入っていった。 

                                      [続く?]


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