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札か翼か |
860氏(6スレ目) |
ロイド×コレット×しいな |
2003/10/12 |
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「ひどい・・ひどいよロイド!私を・・・騙してたなんて・・・・!!」
そこは、とあるホテルの一室であった。
「ロイド・・・・あんた、見損なったよ!!」
今まさに少女達の手は、一人の少年に振り下ろされようとしていた。
「まっ、待ってくれっ!!冗談だったんだ!別にそんなつもりじゃな・・・・」
・・・・その轟音は、天まで響いたと言う・・・・・。
なんで、こんな事になったんだっけ・・・・
今日も俺達は、重い足取りで階段を上る。
「えっと・・・。ここだっけ。」
ガチャ。
慣れた手つきで部屋のカギを開けると、沈黙を破るようにため息が聞こえてきた。
「はぁ〜。今日も大変だったね、ロイド。」
「ああ。特に、あのドラゴンの炎なんてきつかったよな。」
「まったく、僕の魔法がなかったらどうなっていた事か・・・・」
そこに、先生のかつが入る。
「そこ!静かになさい!!今日はもう、みんな疲れてるんだから、ゆっくり休んで
明日に備えないといけません。」
「・・・はーい・・。」
俺達は、渋々自分達の部屋に帰っていった。
それからしばらくは剣の手入れや、ドワーフの誓いの暗唱をしていたが
寝る前になり、俺はすっと立ち上がってトイレへと向かった。
コッ、コッ、コッ、コッ、コッ・・・
廊下に足音が響く。
こうして、一人で歩いていると・・・・?!向こうからも足音が聞こえてきた。
コッ、コッ、コッ、コッ、コッ・・・
・・・一体誰だろう・・?
コッ、コッ、コッ、コッ、バタッ!!
「ひゃっ?!」
・・コレットだ。向こうから歩いてきたのはコレットだったのだ。
「・・大丈夫か?」
「あ・・うん。えへへ・・・だいじょぶだよ。ありがとロイド。」
「どこ行こうとしてたんだ?」
「んっと・・ちょっとトイレ・・・。」
俺もトイレだったので偶然だな、と思ったが、よく考えると夜中に立ち歩く理由なんて
トイレぐらいしかない。
「俺もトイレ・・なんか寝つけなくてな。」
「うん・・・。私も。」
少しの間沈黙が続いた。
「って言うか、今更だけどなんだけどさ、神子とか天使とか言っても
普通にトイレとか行くんだな。」
「当たり前だよ!天使も神子も、アソコの作りは人間と一緒だもん。」
コレットが愚痴っぽく言う。
「アソコって、どこだよ?」
「ロ・・・ロイドのエッチ!」
コレットも、言う時は言うなぁ・・・。
「・・コレット、トイレの後でいいから俺の部屋に来てくれないか?」
「えっ・・別にいいけど、なんで?」
「なんでも。」
それだけ言うと、俺はさっさとトイレの中に消えていった。
トイレを終えたコレットは、ロイドの部屋へと向かっていた。
「こんな夜中になんだろ・・・?ロイドがせっかく呼んでくれてるんだから
なんでも嬉しいけど・・・。」
「・・コレット遅いなぁ・・・何してんだろ?」
そこにタイミングよくコレットが入ってきた。
「ロイド・・入るよ?」
「ま、とりあえず座れよ。」
そう言って俺はベッドを指差す。
「うん。」
ベッドが特有の音を立ててきしむ。
「ねぇロイド、話って・・・何?」
もうこの際、思い切って言ってしまおう・・!
「なあコレット・・・俺のコト、どう思ってるんだ・・?」
「えっ・・。そ、そりゃあ・・好きだよ・・?」
急な質問に戸惑ったようだが、コレットはすぐに答えてくれた。
「・・そう言ってくれるのは嬉しいんだけどさ・・・・
その好きっていうのは、どういう意味で・・・?」
「どんな意味って・・・・いろんな意味で好きだよ・・。」
コレットは恥ずかしい台詞を二度も言わされ、気が滅入ってるようだ。
「・・そのいろんな意味の中に、こういう意味は含まれてるのかっ?!」
俺は慣れない手つきながらも、コレットに何も言わせない内にと
できるだけ早く上着を脱がした。
「・・・?!」
コレットは驚いただけで、特に反抗の意思は示さず、俺になすがままにされた。
「どうなんだよコレット?!嫌なのか?!それとも・・・」
じれったくなって、俺は再び問いかけた。
「・・言ったよね?いろんな意味で大好きだって・・・!」
わっと!!急に抱きつかれて、俺はバランスを崩してベッドに横たわった。
結果としてこうなったから良かったものの、もしコレットが嫌がっていたら・・
・・・考えただけでもゾッとする。
「コレット・・。」
もともと好き同士で、こういうコトが嫌じゃないと解った俺達に、
もはや言葉はいらなかった。
初めてのキスに心を震わしながらも、俺は少しずつ顔を近づけていった。
コレットの透き通るような瞳がどんどん大きくなってゆく・・・
うわっ!!俺は湿った感覚に、思わず声を上げそうになった。
同じ唇でも、自分と同じ物だとはとても思わせないやわらかさ・・・
俺はコレットから自分に何かが流れ込んでいるという事に夢中になり、
唾液を吸い込んでは流し込んだり、舌を出し入れしたりを繰り返した。
とうのコレットはと言うと、相変わらず反抗もしないで俺に身を任せている。
(・・これは、俺にやりたい様にやらせてくれていると取るべきか、
あまり積極的じゃないと取るべきか・・・)
いずれにしても、嫌がっている訳ではないので、俺は気兼ねなくコレットの口内を
舐めまわした。
「ああ・・・ロイドぉ・・いいよ・・・・」
俺の舌の動きに合わせて、コレットも少し呻いたりしていたが、
慣れてきたのか、どんどんコレットの反応が薄くなっていく・・・。
俺は、コレットの反応が薄くなっていくのを見てキスを止めた。
お互いの唾液が糸を引く。・・運命の糸・・・なんちゃって。
さてと、いろいろ興奮もしたけど、初めてのキスなんて案外こんなモノなのかもな・・・
「・・・ふっ、ふぇっくちっ!!」
!!・・目の前でいきなりくしゃみをされ、俺は驚いた。
「あ・・・ごめんね。唾・・・かかった?」
「いや、別にそんなのいいよ。(さっきまでは舐めあったりしていたのに、
今更かかったぐらいで何を・・・)」
そう思いながらも、手はすでに胸を触っている。
「・・嬉しいよ。ロイドも、私のコト好きでいてくれてるとは思ってたけど、
こういうコトする関係とはどこか違うんだろうなぁって、諦めてたのに・・・!」
「俺がコレットの事、好きじゃない訳ないだろ?!」
「ロイド・・・ありがと。」
改めてそんなコトを言われてしまうと、こっちも照れてしまう。
「でも、私なんかでいいの・・?」
虚ろな瞳でそんな風に言われると、一体何か俺がしたのか?!と思ってしまう。
「・・俺は、コレットだから好きだぜ。・・女の子としても、もちろんいいよ。
えっと・・・ほら、可愛いし?それに、人間としても好きだ。見てて気持ちいい。
優しいし、真面目だし、もしコレットが男だったとしても、
ジーニアス以上の親友になれたと思うぜ!」
・・うっわぁ〜、恥ずかし〜・・・。
「そ、そう?それなら全然いいんだけど。でもね、私にはなんかさぁ・・・
・・・その・・女の子としての魅力?・・みたいなのが足りないかなって・・」
「・・胸のコトか?そりゃ、ゼロスみたいにただデカイのが好きって奴もいるけど・・
それが全てじゃねぇしな。」
俺はキッパリと言い切った。
「ロイドは・・・しいなみたいなのは好きじゃないの・・?」
「しいな?!バカ言えよ。デカイだけじゃねぇか。なんか若さってモノがしいなには
感じられねぇっつーか・・・論外だよ、論外。」
思えば、俺のこの発言が後の不幸を招いたんだよな・・・。
「そう・・なんだ。良かったって言ったらなんか、しいなに悪いみたいだけど・・・」
「コレット・・・俺が好きなのは、お前だけだ・・・!」
・・ハッキリ言って50%嘘だ。もちろん本命はコレットな訳だが。
そして俺はコレットの発展途上な胸をいじくり回す。
「う・・・ううん・・・」
嫌というのではなさそうだが、コレットは刺激に耐えているようだ。
「コレットの胸・・・ちっちゃくて可愛いぜ?」
コレットは、ほんの少しだが笑みを浮かべた。それを見て、俺もどんどん刺激を強める。
「・・・くぁ・・・あ・・・」
コレットは、困ったような嬉しそうなような顔で、すっかり酔いしれている。
初めは距離を縮めたいとか、こういうコトもしてみたい、みたいな理由で
コレットを誘ったわけだが・・・
「・・ロイドぉ・・・夢・・みたい・・。」
ハッキリと言おう!今の素直な気持ちを・・。もっとコレットを壊したい!!
ころあいを見計らって俺は手を止める。
「ロイド・・・もう満足したの・・・?」
コレットは物足りなさそうだったが、俺は早く下に行きたいので軽く頷いた。
「じゃあコレット・・・下・・・行くよ?」
急にコレットはドキッとしたような顔をした。
「・・あのねロイド・・・そのコトなんだけど・・・・」
「なんだ?恥ずかしいのか?」
「えっと・・恥ずかしいのは恥ずかしいんだけど・・そうじゃなくって・・・」
「そうじゃなくって?」
・・今だから言える事だが、俺はこの時デリカシーのない質問をしたなぁ・・・・。
「・・ホントはしたいんだけどぉ・・・今日は無理なの。」
「え?なんで?」
「ロイドには、わかんないと思うけど・・・」
「俺にはわからない?」
「いや・・・んと・・・ほら、『あの日』ってやつかな・・。」
「???・・・・あの日ぃ?」
コレットは、さすがにイラついてきた様だ。
「ロイド・・・学校で習わなかった!?・・・女の子の・・・体のしくみとか・・。」
「いや、しくみって言われても・・・悪いけど多分、俺寝てたわ。」
「血・・出てるの。」
「血!?おい大丈夫かコレット!どうしてもっと早く言わないんだよ?!
ほら、どこだ?俺に見せてみ・・・」
「生理なのっ!!」
コレットの顔は真っ赤だ。
「あーあ!!そう言やぁ、そんなのもあったっけな。」
あっさりと答えられて、コレットはびっくりしている。
「なんだ、そんな事心配してたのか?んなモン気合があればどうにでもなるだろ。」
「・・いや、どうにでもって・・・・?」
「もう俺は迷わないっ!!」
俺は一気にコレットの下着を脱がした。
「ひゃああああ?!」
そこに居るのは、まだ幼い秘所をさらけ出され赤面した少女と、悪魔と化した俺だった。
そして俺は、うっすらと赤く湿った布を引きはがした。
「だ・・だから!!無理なんだって・・・・ひゃっ?!」
俺は秘所に触れた。
「うう・・・あ・・・ダメぇ・・・・」
血が出てる所を見られるのが恥ずかしいらしく、コレットの理性と性欲が葛藤している。
「もういいじゃん。そんな、今更恥ずかしがる事もないだろ?」
「・・・まあ、それはそうかも知れないけどぉ・・・・・」
コレットは涙目で俺を見つめる。
俺は更に激しく手を動かす。
「・・はうっ?!だ、だ、だめ・・・・・ひゃん?!」
コレットは、かなり感情が高ぶってきたらしく、抵抗をやめ迫り来る快感に身構えた。
俺は一気にスパートをかける。普段から巧みな剣技で養われた俺の腕は、正確かつ迅速に
コレットの秘所をなでる。
「・・・わ、私・・・もう・・くぁ・・ひゃあああああ!!」
次の瞬間、コレットの秘所から血と液の混ざったのが飛び散った。
白い肌に、唾液、精液、血を垂らしてコレットは急におとなしくなった。
「・・・はぁ、はぁ・・・・・ふぅ。」
「どうだったコレット?嫌だった?」
「・・ううん。ありがと。ロイドが無理にでもしてくれたから・・・・・」
「そっか。・・・じゃあ、今日はもうこれで止めにするか。」
「・・・うん!」
そして俺達は抱き合って眠りについた・・・。
「ロイド!!コレット!!一体今、何時だと思っているの?!」
そこには、顔を歪めたリフィル先生が立っていた。
「えっと・・9・・・」
「12時ですっ!!まったくいつまで寝ているの?!」
「・・・すいません・・。」
「もうみんな、昼飯すませちまったよ。」
みんなかなりご機嫌ななめだ。
「みんな・・ごめんね。私は昼食いらないから・・・。」
「いや、食べときなよコレットちゃん。別に、俺様は待ってやるぜ?」
俺達はさっさと昼食をすませ、宿から出た。
「なんだコレットちゃん?今日はなんかやけに嬉しそうだな。」
ドキッ!
「えっ?!そ、そうかな・・・。」
「・・もしかして昨日はロイドくんと、あ〜んな事やこ〜んな・・」
そこに札がもの凄い勢いで飛んできた。
「破魔濤符っ!!」
「ひっぎゃあああ?!」
ゼロスが吹き飛ぶ。
「まったく!!コレットやロイドは、あんたとは違うんだからね?!
変な事吹き込まない!!」
「・・・いてて・・・冗談でしょーがよ!冗談!!」
・・・助かった・・。
俺達はまた宿に入った。
「はぁ〜・・・俺様くたくた・・・。」
「よく言うよ!二軍だから戦ってないクセに!」
「・・うっわ〜・・・ひっでぇ。システム的な所をついてきやがったよ・・。」
「まぁまぁ二人共落ち着いて、ね?歩いたり走ったりしてるだけでも疲れるし・・・。
喧嘩してたら、また疲れるよ〜?」
「それもそうだね。こんなバカ相手にしてても、時間の無駄だからね。」
「バカ?!それは俺様の事か?!」
「あんた以外に誰がいるのさ?」
「だ〜か〜ら〜・・・・二人共・・・。」
そして夜。
俺は昨日のコレットとやった事ですっかり慣れてしまったのか、一日たっても
興奮が冷めず、今日も何か・・・・と思っていた。
「なあ、コレット。」
「え?何、ロイド?」
「え・・あ・・いや、何でもない。」
コレットの顔を見ると、昨日の恥ずかしがっている所を無理矢理したのを思い出し、
とてもじゃないが『今日も』とは言えなかった。
俺は、少し物足りないが仕方ないと思って部屋に戻った。
部屋に入ってしばらくしてから、ふいにノックが耳に飛び込んだ。
「ロイド・・居るかい?あたしだ。入るよ?」
「ん?しいなか。入れよ。」
しいなは、何かヘドロのような物の乗った皿を運んできた。
「な、な、なんだ?!そのドロドロしたのは・・・?」
しいなは、少し呆れたような顔をして答えた。
「・・リフィル先生の新作料理だよ。あたしも、やめといた方がいいって
言ったんだけどねぇ・・・。」
「えっと・・・で、まさかソレを・・・俺に?」
「他のみんなも、涙を飲んで食べたよ。・・あたしもね。」
俺にグイグイと皿を突き出す。
「う・・うっ、うええっ!!・・・はぁ、はぁ・・・・」
「どうだったかい?地獄の味は?!」
しいなが、満足げに言う。
「・・・今一瞬、味を感じれなかった頃のコレットがうらやましくなったよ・・。」
「だろぉ?・・どうやったらこうなるんだろうねぇ?」
「・・さぁ?・・・って言うかコレ、酒入ってねぇか?」
体中がポカポカする。
「入ってるよ。リフィル先生が作ってる所見たから。
・・・あ〜あ。なんだかあたし、眠くなってきたよ。このままココで寝ようかな・・。」
「えっ?!ちょっとしいな?」
急に言われ、俺はすぐさま聞き返した。
「なんだい。きのうはコレットと同じ部屋で寝てたのに、あたしは駄目なのかい?」
「・・・いや、駄目っていう訳じゃ・・・って言うか、コレットと一緒に寝た事、
知ってたのかよ。」
「知ってるも何も、あんたは寝ぼけてたから覚えてないだろうけど、
あんた達を起こしに行ったのはあたしだよ?」
そう言えば、そうだった気がするなぁ・・・
「まあ、あんた達のコトだから、ゼロスの言ってたようなコトはしてないと思うけど。」
「あったりまえだよ!んなコト、する訳ねぇじゃん!」
俺も演技派だな・・
「・・とか言ってあんた達も、あと何年も経ったら、そういうコトするように
なるんだろうけど。」
「そういうコトって?」
あくまで潔白を装う。・・・だが、帰ってそれが事態を悪化させた。
「・・あんたって、ホントに子供だねぇ。
・・・ようするにさ、いろいろ体をむさぼりあったりするんだよ。」
酒が効いているのか、そう言うとしいなは俺に乗っかってきた。 昼間ゼロスに『変な事吹き込まないで!』と言っていたしいなからは想像できない。
「ちょっ、ちょっとしいな?!」
「冗談だよ。」
そうは言うものの、しいなの爆乳は、確かな重力で俺にその存在をアピールしている。
あんまりグイグイ押してくるもんだから、俺もついつい悪ふざけをしてしまう。
俺もすっかり酔ってしまい、震えた手でしいなの胸をソッとつかむ。
「・・こういうコトか?」
・・俺が悪いんじゃない!酒が悪いんだ!!
「・・!!きゃっ?!ロ、ロイド?!」
「しいなが、俺に胸押し付けてくるからついつい・・・でも、しいなはこういうの
慣れてそうだな。」
手を休めずに言う。
「な、なんでだい?!」
「いや、こんだけデカけりゃ、男が寄って来るんじゃないかな〜と思ってさ。」
「・・寄って・・来た事は来たけど、全部追い返してやったさ。
そういうの、好きじゃないからね。」
「そう言うわりにゃあ、今はあんまり嫌がってないなあ?俺だったらいいってコト?」
・・酒だ!全て酒のせいなんだっ!!
「いや・・そら、ロイドならまだマシだけどさ・・・。」
「へぇ〜。そうなんだ。」
「でっ、でもっ!あんたにはコレットが居るじゃないか?!」
しいながムキになって言う。
「コレットぉ?!・・別に好きじゃねぇよ。」
「えっ・・・?!」
しいなが驚愕の表情で俺を見つめる。
「天然なトコあるし、何より、16であの胸はないだろ?!
見てて和みはするけど、女って感じじゃないな。」
「そう・・なのかい?」
「ああ。やっぱ、しいなみたいに女の魅力ってのがないとな〜・・・」
自分でも、こんな嫌らしい事よく言ったな、と思う・・・。
「でも、あたしは胸ぐらいしか・・・」
「何言ってんだよ?スタイルだっていいし、なんて言うか大人の物の見方?
みたいなのができるって言うかさ・・・みんなは、しいなの胸胸って言うけど、
俺は案外しいなは、中身の方が濃いと思うぜ?」
・・くっ!!酒の力がここまで強大とは・・・!!
「ホ、ホントに?!」
今まで胸の事ばかり言われ、それがコンプレックスとなっていたしいなには、
今の一言がかなり効いたらしい。
「・・ちょっと・・・ぐらいなら、胸・・・触ってもいいんだよ・・・?」
そう言われ、俺は堂々としいなの爆乳をわしづかみにした。
俺はこの時激しく、『肩もみ券』ならぬ『胸もみ券』があったらいいのにな、と思った。
始めは『ちょっとだけなら』と言っていたしいなだが、俺にもみほぐされていく内に
すっかり快感を味わい始めている。
「・・うわ・・ああ・・・・ロイ・・ド・・激し・・・きゃあ?!」
「どうだ?そんなに嫌なモンじゃないだろ?」
「・・・ま・・・まあね・・。」
しいなは、少しくやしそうに笑みを浮かべた。
俺は、コレットの時にじらされた分早く下にいきたかったので、
胸はそれぐらいにしておいた。
「さあ、下に行こ・・待ってくれ!」
俺は気づいた。俺は昨日コレットとしたのだ。今ここでしいなとやれば、
初めてじゃないと解ってしまう!!・・・・・いや、待てよ。
そういや昨日は、コレットが生理だったもんだから、イかせただけで
そこまではしていなかった。
「どうしたんだいロイド?」
「えっ・・別に何でもない。じゃ、やろうか・・・いや、やっぱ待ってくれ!」
・・・確かにしいなも嫌いじゃないが、初めてやるのがしいなってのは、ちょっとな・・
やっぱ本命はコレットな訳だし・・(その割には、よくもあんなにコレットの
悪口が思いついたもんだなと、我ながら思う。)
「おっ、俺ちょっと今日は体の調子悪くてな・・入れるのはまた今度な!」
「別にいいさ・・・。こうしてられるだけでも・・。」
「じゃあ、いくぞ!」
そう言って俺は激しくなでまくった。だが、残念なコトに俺はこの時酔っていたので
これから先の事はあまり覚えていない・・・。
とにかく俺達は、体をむさぼりあって、疲れてそのまま寝てしまった。
「・・イド!!・・な!いった・・・・思って・・」
「ん?」
「ロイド!!しいな!!一体今何時だと思っている?!」
そこには、しかめっつらをしたリーガルが立っていた。
「んっと・・10・・」
「12時だ!!特にロイド!!二日連続とは・・・」
ハッ!!この時しいなはこの風景を思い出した。・・おとついも・・・!!
ハッとしたのは、しいなだけではなかった。
な・・なんで?!これじゃまるで・・・・しいなと?!
ロイドとリーガルが喋っている間に二人はいろいろ考えたが、まさかと思った。
いや・・・だけど、ロイドはコレットは好きじゃないって言ってたし・・・
で、でもっ!!ロイドは私だからこそ好きなんだって言ってくれたもん・・!
そうは思っても、確かめずにはいられなかった。
「ねぇ、しい・・」
「コレット!」
二人が声をかけたのは同時だった。
この瞬間、二人の脳裏に嫌な予感が浮かび上がった。
「ま、まさか・・」
「ち・・違うよね?!」
それから二人は、全てを洗いざらい話した。
ロイドが、コレットの事を女って感じじゃないと言った事や、
しいなの事を若さが感じられないと言った事も。
・・・そして俺は地獄へと招待された。
「ねぇロイド・・。ちょっと、話があるんだけど・・。」
にっこりと笑うコレットの瞳は、正気じゃなかった。
「ん?なんだコレット。」
「後でいいから・・・私の部屋に来てくれない?」
この時、今度は向こうからお誘いって訳だ、と喜んでしまった自分が情けない。
「ああ。いいぜ。今すぐにでも行くよ。」
ガチャ。
何も知らずに魔界の扉を開いてしまった俺の前には、鋭い眼光を光らせた
しいなが待っていた。
コレットがドアをそっと閉める。
俺は、この何か普通じゃない空気に初めて気がついた。
「ど・・どうしたんだ・・・?二人そろって・・・・」
しいなが、俺に現状を話したが、後ろでコレットが天使術を唱えているのが気になって
はっきり聞き取れなかった。・・・だが、そろそろ薄々気づき始めていた。
この後の俺の運命に。
そして今に至る。
死にはしなかったものの、しいなとコレットには一切口をきいてもらえなくなった。
二人とも恥ずかしくて誰にも言わなかった事が不幸中の幸いだ。
・・・・くそ!もうこうなったらプレセアしかいねぇか!
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