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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
名シーン改造編〜水の楽園〜 860氏(6スレ目) ロイド×コレット 2003/09/30 -

俺達は、ついにロディルを倒した。
「ざまあみろ!豚が!」
「ぐ、ぬぅぅぅぅ・・・!!か、体が朽ちていく・・・・!」
「さっさと逝け!」
ブシュウッ!!
「がはあっ!!・・・ただでは・・・死なんぞォ!」
ポチッ。
「な、なんだ?!この水は!」
「・・まずい!逃げるぞ、ロイド!」
「よしわかった!」
タッタッタッタッタッタ・・・・
むこうから誰か歩いてくる。
「ボータ!なんでここに?!」
「ロイド、ここは我々に任せて早く脱出しろ!」
「で、でもボータ・・・!」
「お前達がいては足手まといだ!早く行けっ!!」
「・・・わかった。」
タッタッタッタッタ・・・ツルッ!!
「大丈夫か、コレット?」
「うん・・・。こけただけだから・・。」
「・・・・。ロイド達、そろそろ行っただろう。・・フ・・さらばだ・・ロイド!」
ウイーン!
ボー太は、悲しい顔でドアを閉めた。
そこにいるのは、自ら死を選んだボータと、部下の三人だけ・・・のハズだった。
「ボータ?!何をするんだ!!」
「・・我らは使命を果たした。私にかまわず逃げろ!」
「お前を見殺しになんてできない!!って言うかドアを閉めといて何が逃げろだ!」
「・・なに?!お前達はもう部屋から出たハズじゃあ・・!!」
「出る直前に閉まっちゃったの!!」
「・・・すまない。お前達まで巻き込んでしまって・・・!何とかお前達だけでも!」
そうこうしている間にも、次々と水が押し寄せてくる。
「・・あそこに隙間がある!あそこまで泳いでいこう!」
水が・・・冷たい。それに、服が体にまとわりついて非常に泳ぎづらい。
恥ずかしいが、背に腹は変えられない。俺は服を脱ぎ捨てた。
「・・・?!ロイド・・・・?!」
「仕方ないよ。泳ぎづらいし。コレット、あんま・・・見ないでくれよ!」
「み、見ないよぅ!!それに、下半身は水に漬かってるんだから見える訳ないよ・・。」
「あっ、そうか・・・。コレットも・・脱い・・・・だ・・方が・・・。」
俺の言葉は震えていた。
「で、でも・・・・////。」
「だって、コレットがさっき言ったみたいに下は見えないんだから別に・・・」
「え・・・うん・・けど・・・」
「・・・あっ、そうか・・。コレットは女の子だもんな。上もだめなのか・・・。」
「や、やっぱり私、我慢して脱ぐ!だってこんなトコで、世界を救うためでもなしに
無駄死にしたくないし、せっかく私ロイドのおかげで死にたくないって思えるように
なったんだもん!」
そう言うとコレットは、そそくさと服を脱ぎ始めた。
「ロイドこそ・・・・見ないでよ。」
普段ならドキドキしている所だろうが、今はそんな余裕は無かった。
「とりあえずさっきの隙間に行こう!」
俺はできるだけコレットの方を見ないようにしながら泳いで行った。
だが、泳ぐ速さを落としても、後ろからついて来ているハズのコレットの泳ぐ波が
いつまでたっても感じられなかった。
「・・・コレット?なんで来な・・・!!」
見るとコレットは、苦しそうにもがいている。
「わっ、ひゃっ!いや、きゃっ!!ロ、ロイ・・・げほっ、げほっ・・・・」
「コレット!!大丈夫か!?」
俺はいそいでコレットの所に泳ぎ寄った。
そしてコレットを抱きかかえる。
「一体・・・何があったんだ?!」
「・・こほっ、こほっ・・・そう言えば私、神子だからってほとんど村の外に出して
もらえなかったし、泳げないの・・・。」
「お前なあ・・・そんな大事なコト忘れるなよ〜!」
「エヘヘ・・・ごめんね。」
その時のコレットの顔はどこか悲しそうだった。
「・・・じゃあもうロイドとはお別れだね・・・・。」
「・・・?!」
「泳げないんじゃあ、こんなトコから生きて帰れっこないよ・・・。
今まで私に生きる希望を与え続けてくれて、本当にありがとう。
私の分まで生きてね・・・ロイド・・・!」
コレットの顔は、涙と水でびしょびしょだった。
「・・何言ってるんだ!そんなコト、できる訳ねェだろ・・・!
俺には・・・コレット、お前が必要なんだ!」
俺はコレットの体を抱きしめて、猛スピードで泳ぎだした。
「ロイド?!私を抱いたままじゃ・・・」
「こんな所で死んでたまるかよ!・・正義と愛は、必ず勝つんだろ?!」
「・・・・うん!」
そして俺達は、ついに隙間にたどり着いた。
「はあ・・・・はあ・・・。」
二人は腰を下ろした。
「ありがと、ロイド。もう私、あんなバカな事二度と言わないよ・・!」
「約束だぞ!」
「うん!」
正直言って、これから先のコトを考えるよりも、今のコトを考えるべき状況だ。
俺は、これからどうしようか話し合うために、ゆっくりと顔を上げた・・。
次の瞬間俺は固まった。
今は水もないので、下だって丸見えだ。
「コ、コレット・・・顔、上げていいかな・・?」
「え・・あ・・いいよ。」
コレットは一瞬戸惑ったものの、俺に助けられたコトや今はそんな事を言っている
場合じゃない事に気づき、すぐに頷いた。
「私達、どうなっちゃうのかな・・・」
「絶対に、生きて帰る!」
「・・そだね!絶対に生きて帰らなきゃ!・・・でも、こんなコトになるんだったら
もっとロイドと・・・」
言いかけてコレットはハッとした。
「コレットも、そう思ってたんだ・・・。」
「えっ・・・?」
「いやな、言おうかとも思ったんだけどさ、コレットはそういうの嫌かなって・・・」
「わ、私別に嫌じゃないよ!ロイドとなら!」
「そっか・・・。でも今はんな事してられないよな・・・
その目標を達成するためにも、こんなトコで死ぬ訳にはいかねェな!」
「うんうん!」
「じゃ、ずっとここに居ても始まらねぇしな。また水に入るから、しっかり俺に
つかまってろよ!」
「わかった。」
もうコレットから恥ずかしいという感情は消えうせていた。
・・・・・・・・・。
「・・・くそ!出口がどこにも見つからねェ!!」
はっ!!この時コレットは気づいた。自分には羽があり、飛べる事に。
ロイドを見殺しにはできないが、少なくともロイドにつかまらなくても
自分一人で大丈夫である。
「どうした?コレット。」
「・・!ううん・・・なんでもないの。」
だが、コレットは言わなかった。何故ならば、黙っておけばロイドに
抱きついていられるからだ。でも、やはり自分のわがままのせいでロイドの
負担を大きくするのに気が引けて、コレットは聞いた。
「ロイド、だいじょぶ?しんどくない?」
ロイドは、ここで『しんどい』とでも言っては、またコレットが身を投げ出そうと
するだろうと思い、無理に笑顔を作って答えた。
「俺なら全然平気さ。俺の泳ぎのすごさは村一番だって、お前もよく知ってるだろ?」
それを聞いて安心したコレットは、今までよりも強くロイドに抱きついた。
むぎゅっ!
コレットのやわらかい胸がロイドの体に押し付けられる。
「コレッ・・・ト・・?」
「ロイド・・もう、離さないかも・・・!」
ロイドは、そんなコレットにキスをした。
コレットは不意打ちに戸惑うも、すぐにロイドに唾液を流し込んだ。
「やりやがったな、コレット!」
ロイドもやり返す。
普段なら遠慮気味になるが、水のせいでもともとビショビショな上に、
絶体絶命と、二人の歯止めは無くなった。
ロイドは無言でコレットの胸に触れる。
「・・ひゃあ!・・・あ・・ううん・・・」
コレットが僅かに反応する。
そんなコトはおかまいなしに、ロイドはもっと下に手を伸ばす。
「・・・!!きゃあっ!・・そ・・・そんないき・・なり・・・う・・あ・・。」
水中に居るので体勢的にも入れられない分、ロイドは激しくコレットの秘所を
揺さぶった。
「ひゃあああああっ!!!ロ、ロイ・・・いや・・・だめ・・・!
だ、だめぇ!!わ、私もう出ちゃ・・・わわわわわわわわわっ!!!」
コレットは水中に出して、幸せそうな笑みを浮かべて水に浮かんだ。
結局コレットしかいい気分にはなれなかったが、コレットの感じる姿や綺麗な体も
見れたので、まあいいか。とロイドは思った。
「ふぅ〜・・・。これからどうすっかなあ。
まずは出口を見つけないコトには・・・・・」
ドォーン!!
激しい轟音とともに聞き慣れた声が聞こえてきた。
「ロイド!!大丈夫?!」
「コレットちゃん!無事だったか!」
みんなが助けに来てくれたのだ。
「いやあ、遅れちまってごめんよ。この扉、なかなか開いてくれないんだよ!」
そして俺達はレアバードで脱出した。

それにしても、さんざんだったよなあ、コレット!」
「もう、本当に大変だったよね、ロイド!」
「そう言う割りには、なんか嬉しそうじゃないかい?」
「「別に〜♪」」
それから俺達は、毎晩同じ部屋で寝るようになった。めでたし、めでた・・・
・・ああ、そういやボータはなんかいつの間にか逝ったんだって。
じゃ、俺は今夜も忙しいんで、このへんで〜♪


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