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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
名シーン改造編
〜呪われし血と少女〜
860氏(6スレ目) ジーニアス×プレセア 2003/09/30 -

俺達は今、コレットを助け出すために飛竜の巣に向かっている。
レアバードで到着!
「コレット!」
「来ちゃだめ!」
「えっ?!」
「フォッフォッフォッフォ!まんまと来おるとは!」
そこには、嫌な顔をしたロディルが立っていた。
「ロディルッ!!コレットを返せっ!」
「もうこんな、できそこないの神子などいらんわ!まとめてココで死ね!」
「うるせェ!!なんでコレットばかりこんな目に・・・・!
コレットは何も悪くないのに・・・!」
「フォッフォッフォ!世界再生にも失敗し、仲間を危険にさらす愚かな神子がのぅ!
出て来い!我が飛竜よ!こやつらを屠り殺せ!」
ギシャアアア!!
「コレットを・・・侮辱するんじゃねェッ!!」
ドシュウッ!
俺は、一撃で竜を倒した。
「ちっ!ロディルには逃げられたか!それよりコレッ・・・体が!」
「あれよ!コレットの下の魔方陣がコレットのマナを私たちに放射しているんだわ!」
「コレット、そこからどくんだ!」
「だめ・・・結界にしばられてて動けないの!みんな・・ごめんね。私のせいで・・!
私、ロディルの言う通りホントに愚かな神子なのかも・・・・。」
「順番を取り違えてはだめです!コレットさん!世界再生に失敗した神子が
悪いんじゃなくて、神子に世界再生を求める仕組みが悪いんです!」
プレセアが、必死で体を動かす。
「ていっ!!」
パリーン!次の瞬間、コレットの周りの結界が消えた。
「ありがとうプレセア!!」
だが、プレセアは倒れてしまい、コレットの言葉は届かなかった・・・。
「プレセアちゃんっ?!」
「とにかく、ここから脱出しましょう!」
とりあえず俺達は、近くにある導きの小屋を目指した。
「プレセア、おーいプレセア!」
返事はない。
「先生、プレセアを診てくれ!」
リフィル先生が、プレセアの額に手を当てる。
するとその瞬間、プレセアの服が破れ、白い肌がむきだしになった。
「!!いけないっ!これは・・・!!」
「先生!プレセアの身に一体何が?!」
「コレットの周りを囲んでいた魔法の結界を壊したせいで、結界のエネルギーが
プレセアの体内に入り込んでしまったのよ!それで、今私の手が触れたショックに
よってそのエネルギーが暴発して服が破れた・・・このままではプレセアは・・・!」
リフィル先生は、滅多にみせない不安そうな表情を見せた。
「姉さんっ!!なんとか・・・なんとかならないの!?」
「プレセアの体内から結界のエネルギーを抜き出す事ができれば・・・」
「僕がやる!・・僕が、プレセアから結界のエネルギーを吸い出してやる!」
「えっ、でもそれじゃあ今度はお前が・・・・・」
「そうよジーニアス!そんな事をすれば、あなたの体が・・・・
って、ちょっと待って!エルフは、魔法を使えるだけあって魔法のエネルギーに
対しては平気だったハズよ!そしてジーニアスはそのエルフの血を引いている・・!
ジーニアスなら、魔法の結界のエネルギーを取り込んでも大丈夫かも知れないわ!」
ジーニアスが、心持ち嬉しそうな顔をした。
僕の中に流れていたエルフの血が初めて役に立つんだ!
「姉さんもああ言ってくれてるし・・・僕、やるよ!!」
「で、でもジーニアスは平気でも、服は破れちゃうんじゃ・・・?」
「そうね・・。服は間違いなく破れるでしょうね・・・。」
「でも・・・!!服なんかいくらでもある。プレセアの命には代えられないよ!!
それに、プレセアは意識を失っているんだから、僕の服が途中で破れたって
どうってコトないよ!」
「よし!がんばれ、ジーニアス!」
ところが、ジーニアスはなかなか始めない。
「・・ロイド、応援してくれるのはいいんだけどさ・・・・」
「ん???」
俺はジーニアスが何を求めてきているのか全く解らなかった。
「ほ、ほらロイド!好きな人とキスするんだもん・・ジーニアスだって見られてたら
恥ずかしいんだよ!私達は、あっちの部屋で待っときましょ!」
コレットが、まるでジーニアスの気持ちが解るかのような言い方で言った。
ははーん。きっと、コレットの場合の相手は俺なんだろうな♪
俺はそんな事を考えながら、コレットに促されるままに部屋から出て行った。
・・ったく、ロイドの鈍さもあい変わらずだなぁ・・。
さて、いつまでもこうしていても始まらない。
「・・・行くよ、プレセア・・・!」
僕は心の中でそう小さく呟くと、プレセアの上に乗っかった。
はうっ!!そう言えば、プレセアは服が破れて裸だったんだ・・・!
既に知っていた事だが、緊張のあまりすっかり忘れてしまっていた。
「あ、改めて見ると、プレセア・・・すごいなあ・・・。」
おっと!こうしてる間にもプレセアは苦しんでるんだ!こんなコト考えてる
場合じゃない・・・!
僕はさっさと済ませてしまおうと、プレセアの湿った唇に唇を重ねた。
・・・う、うわっ?!やわらかい・・!
まだ12歳の少年にとっては、その一つ一つが新たな体験だった。
さてと、エネルギーを吸い出すとは言ったものの、一体どうやればよいのだろう。
普通に吸い込めばよいのだろうか。
スゥーーーー・・・・
口の中に液体だけではなく、何か言いあらわせない物が入ってきた。
「これが・・・エネルギーなんだろうか。」
恐らくそうだろう。
「まだまだ吸い出せるな・・・一体どれ位の量のエネルギー何だろう?
プレセア大丈夫かなぁ・・・。こんなにエネルギーを
吸い込んでいたなんて・・うわあああああ!!」
ジーニアスの服が次々と破れていく。
・・そうだった。僕は服が破れる事を覚悟でやっているんだった。
あの時は『プレセアは意識を失っているんだから、僕の服が途中で破れたって
どうってコトないよ!』などと言っていたが、今考えると、それはすなわち
二人とも裸状態になるという事を意味していた。
考えれば考えるほど恥ずかしくなってくるので、なるだけ何も考えないようにして
僕はエネルギーを吸い取り続けようとした・・・が、無理だった。
全身に異性の肌を感じて、動じない男が何処にいようものか。
興奮したりして震えている内に、お互い濡れてきた。
こ・・・これがウワサの・・・?!
少年には、それが何なのか理解できるまでに数秒かかった。
早く・・・早く・・!
そう祈ってジーニアスは、より一層激しく吸った。
だが、その早まった行動が、少年を窮地に落としいれる事になった。
「う・・ん・・・?」
プレセアがようやく意識を取り戻した。
少年の心は一瞬歓喜に満ち溢れたが、すぐに凍りついた。
僕は裸だ。プレセアも裸だ。二人とも濡れてしまっている。
そして・・・プレセアは状況を理解していないっ!!
天才の頭の回転がいくら速くとも、ジーニアスが全てを頭の中で整理するよりも
プレセアの悲鳴の方が先だった。
「きゃ、きゃああああああっ!!」
しばらくプレセアの頭は混乱していたが、みんなに説明してもらってようやく
状況が把握できたようだ。
「ジーニアス、さっきはごめんなさい。助けて・・・くれたんですね。
私の事・・。」
「・・・い、いいいいいや、あれしか方法が無かったとはいえ、僕の方こそ・・・・」
   それからしばらくの間、ジーニアスがプレセアと一緒に寝たがらなくなったのは、
           言う間でもない事である。


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